(第8章)都市伝説『ツィフェミの亡霊』(後編)

(第8章)都市伝説『ツィフェミの亡霊』(後編)


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のぴはヌーンレイスをおびき出す為に夕方近くの太陽が落ちる時間を

待って何の躊躇いも無くその自ら自殺用に使った首吊りロープと

結婚指輪をしっかりと赤とオレンジ色に燃えた火炎の中に投げ入れた。

そして指輪が高熱に晒され自らの首吊り用のロープが

燃えて灰化して原型を残さずに崩れ去ったころ。

おびき出されたヌーンレイスが「キイイッ!」と鳴き声を上げて姿を現した。

ヌーンレイスは茶髪の短いボブヘアの髪型。髑髏の顔。

何よりも印象的なのが下顎が完全に消失していて上顎の白い歯が並んでいた。

細長いピンク色のカメレオンのような舌を上下にくねくねと動かしていた。

また頭部に緑色の葉っぱと白い花のついた冠をかぶっていた。

前身は白骨化しており、骨の胸のあばら骨が丸見えとなっていた。

細長い緑色の骨に覆われた細長い両腕に鋭い10対のかぎ爪を伸ばしていた。

彼女はふらりふらりと真っ赤な薔薇の模様のついたドレスを翻して体を回転させた。

「キシャアア!」と甲高い悍ましい叫び声を上げるや否やのぴに激怒した様子で

一直線に向かって作戦通りに狙い違わず襲い掛かってきた。

すかさずのぴは背中の赤い鞘からシュッと銀色に輝く両刃の長剣を素早く引き抜いた。

彼女は両手でしっかりと構えた。「ごめんね」と彼女は小さくつぶやいた。

のぴは予め『ヌーンレイス』対策の為に刀身にたっぷりと縫っておいた

悪霊のオイルの効果を期待しつつも素早く両手で銀の剣を構えた。

のぴは無言で眼にも止まらぬ素早さで上下左右に次々と銀の剣を振るい次々と

ヌーンレイスの身体をスパスパと切り裂いて行った。

のぴに銀の剣で切り裂かれたヌーンレイスは悪霊のオイルにより苦しみ始めた。

彼女はのぴの全身を引き裂くような

甲高い悍ましい絶叫で周囲の広場の空気を震わせた。

しばらくヌーンレイスは甲高い悍ましい絶叫で激しく喚き散らして暴れ回った。

のぴはヌーンレイスの憎悪と憤怒の反撃の

鋭い爪の猛反撃を後退させながら回避を続けた。

しかしすぐにヌーンレイスは即座にさらなる反撃に転じた。

突然、ヌーンレイスは姿を消した後に周囲にまるで

閃光弾のような強烈な光を発生させた。

のぴはこの不意打ちによって一時的に視界が真っ白になり、怯みそうになった。

その隙にヌーンレイスは3体の分身を生み出してのぴの周囲を取り囲んだ。

彼女達は捕食の為の悍ましい儀式の為に自分自身の分身を作り出し。

獲物となるのぴを取り囲んで気味の悪い滑稽な踊りを始めた。

そしてヌーンレイスはあの似非フェミニストの一般社会福祉法人ガルボの女性代表や

ほかの似非フェミニスト女子大生や共産党社民党議員や弁護士達にしたように

彼女の生命力を奪って自分の中に取り込もうとしていた。

しかしのぴはすかさず右手を地面に向けて屈むとピンク色の

Zの形をした小さな印を円形に展開した。これは魔法の罠の『イヤーデン』と言い。

この小さな印の円形の中に入ったヌーンレイスは非物質化して

のぴによる物理的な銀の剣の攻撃を回避してすり抜けさせて無効化させようとした。

しかし残念なながら『イヤーデン』の効果により、非物質化した

ヌーンレイスの分身体や本体は4体全てに強制的に実体化させられてしまい。

意味はなくなくなった。更にヌーンレイスはせめてもの抵抗として地面の埃を

バアン!バアン!と蹴り上げて舞い上がる土埃で彼女の両目を一時的に

使えなくして方向感覚を失わせようとした。

のぴは舞い上がった埃のせいで眼に入った埃で痛みを

感じてうっかり目をつぶってしまった。

その隙をついてヌーンレイスは右腕を振り上げてのぴの身体を引き裂いた。

鋭い爪で右肩を切り裂かれて血を出して細長い傷を負った。

彼女は右肩の激痛で大きくうめき声を上げた。

しかしそれが自らの位置を知らせてしまうと言う失態を

犯してしまった事をヌーンレイスは気づいてしまった。

のぴはすかさず素早く若干涙目のまま

その右肩に痛みが走った方角に向かって切り裂いた。

すると「ぎいいええっ!」と痛みで叫ぶ声が彼女の耳に聞こえてきた。

それによりのぴは正確にヌーンレイスがそこにいる事に気づいていた。

さらにのぴは銀の剣を上下左右に振ってヌーンレイスの実体化した

全身を切り続けて悪霊のオイルの効果で更にダメージを与えて行った。

ようやく目の痛みは治まり瞼を開けられたのでのぴはすぐにイヤーデンの効果が

切れてしまっているのに気付いた。その結果、またしても非物質となって

ヌーンレイスはふらふらと周囲を彷徨いつつものぴの銀の剣と

悪霊のオイルの攻撃から逃れていたのですぐに彼女はイヤーデンを設置し直した。

そして再びヌーンレイスは魔法の罠の『イヤーデン』の効果で実体化させられたのを

見計らい、さらにのぴは悪霊のオイルをたっぷりを塗った銀の剣でどんどん切り付けて

悪霊のオイルの効果で追加ダメージを与え続けた。

だがまたしてもヌーンレイスは非物質化してのぴの

銀の剣と悪霊のオイルの攻撃から逃れていた。

しかもヌーンレイスはそのままイヤーデンの魔法の罠の範囲外から出て

遠くから分身を作り出して彼女は疲労を感じたのを見計らって

また取り囲んでのぴの生命(いのち)を吸い尽くす機会を虎視眈々と狙っていた。

彼女はそんな危険な状態になるまでおとなしく待っている訳は無かった。

そしてのぴはすかさず次の一手を放っていた。

のぴは鎧の腰についている革袋から何かを取り出して遠くに投げた。

それは彼女の手を離れて遠くへと飛んで行った。

そして飛んで行った何かは大きな放物線を描きながら分身した

ヌーンレイスの輪の中心に着弾する前にパアン!と大きく破裂した。

のぴが投げたのは『月の粉』である。

そして炸裂した『月の粉』は破裂後に空中に大量の白い煙と白い粉が周囲に散った。

すると『月の粉』の効果により、一時的に非物質化させて変身能力を無効化させた。

しばらくヌーンレイスは非物質化できずに分身も本体も

弱点も剥き出しながら彷徨っていた。同時にのぴはその隙を狙って一気に踏み込んだ。

素早く再び両手で銀の剣を自由自在に振るい。

左側と右側や腹部や背中を次々と分身のヌーンレイスの分身を切り裂いた。

やがて次々とヌーンレイスの本体は

大量の土埃を舞い上げてのぴの視界を塞ごうとした。

のぴは両手で顔を覆って土埃の攻撃から逃れた。

しかし両手で覆っていた為、視界がなくなり。

その隙を付いてヌーンレイスは鋭利な爪でバサッ!バキッ!

と音を立ててのぴの白い肌の右頬を2か所切り裂いた。

そして切れたのぴの白い皮膚からじわっと赤い血が滲んできた。

更にもう一撃の鋭利な爪はのぴの緑色の鎧を何か所か切り裂いた。

鎧が爪で切られる度にパチン!パチン!とオレンジ色の火花が散った。

しかしすぐにのぴは反撃の為に右手で銀の剣をクルクルと

回転させるように振った後に両手で構えた。

続けて銀の剣を上下にバン!と振り下ろした。

同時にヌーンレイスの分身の1体を一刀両断した。

更にもう1匹のヌーンレイスの分身を右斜めに

銀の剣を振るい、右側に袈裟懸けに切り裂いた。

残り3匹目の分身体と4匹の分身体を左側に袈裟懸けに切り裂いた。

最後に残りの切り裂かれた4匹の分身は一斉に断末魔の甲高い悍ましい

絶叫の後にほぼ同時のタイミングで一気に膨大な量の真っ白な炎を

全身から吹き出しながら一気に完全に消滅して行った。

続けて最後に残った本体のヌーンレイスに

のぴは銀の剣を両手にしっかりと構え直した。

そして大地を蹴って全速力で走りながら

身体を左側にコマのように華麗に回転させた。

のぴは両手に構えた銀の剣で本体のヌーンレイスの実体化した

霊体を水平に華麗に一文字に切り裂いた。

とうとうヌーンレイスは「きゃああああああ!うあああああっ!」

と最後の断末魔の叫び声を上げて真っ赤に輝く大きな炎を本体の全身から吹き出した。

その内、みるみる赤い粒子となり最後にか完全に消滅した。

「はあはあは・・・・これで消えたわね。完全に・・・・」

のぴは息を切らして呟くとヌーンレイスが完全に消滅した場所に落ちていた

錬金術に必要な材料の『アメジストの粉』『満たされた粉』『幽鬼のエッセンス』

『太陽の聖環の証』『赤きエッセンス』そして・・・・。

『ヌーンレイス討伐の証』を手に入れるとヌーンレイスを倒して彼女の苦しみ

と怒りと憎悪と悲しみ悪霊の縛りから解放した事を告げて報酬を貰いに再びあの

AVビデオを販売する会社と芸能事務所に戻った。

そして再び木村と恵に会った。そして2人と応接間の椅子に座って

のぴは静かにゆっくりと落ち着いた口調で報告した。

「もうヌーンレイスの彼女は倒したわ。きっと天国で彼と共に一緒に

きっと幸せに暮らしている筈よ!少なくとも私はそう願っている!」

のぴは真心を深く込めて木村と恵に伝えると2人は静かに涙を流した。

それから仕事を終えてのぴはその

AVビデオを販売する芸能事務所と会社の建物から出た。

彼女は自分のスマートフォンを取り出して例の似非フェミニスト

団体ガルボについてもう少しネットの検索で調べてみた。

どうやらこの似非フェミニスト団体ガルボはとあるAV女優の

二人が出演するAVドラマの『似非フェミニストの団体を題材にした

アダルトドラマのDVDの発売をなくして販売日をなくしてせっかく撮影して製作した

商品の販売を停止させるような活動を繰り返していたようである。

そしてその成果は『ファンザ』や『Uーネクスト』が販売を停止させたようである。

現在もアマゾンでは現在は1位のベストセラー商品となっているものの。

似非フェミニストの一般社会福祉法人ガルボの活動家やそれを援護して支援する

不特定多数の人々による不適切なコンテンツとして報告が続々とあり。

ただ『不適切な商品情報』の報告を押したせいで販売停止の危機に見舞われていた。

それからすぐに『現在在庫切れです』との表示が現れ、商品は購入不可となっていた。

まさか?売り切れか?それとも圧力によって本当に販売停止となったか?

商品を買った人達のX(旧ツイッター)の投稿者の情報によると。

商品を購入後の現時点ではキャンセルされておらず。

すでに他のX(旧ツイッター)の複数の投稿者の情報によると

商品自体が検索に引っかからなくなってしまったようだ。

あと星5つ高評価が星2つと低評価に改悪されていた。

のぴはとうとう連中の汚いやり方にすっかり呆れた表情をした。

やれやれ。今はその問題の似非フェミニストの一般社会福祉法人ガルボ

ヌーンレイスにやられて全滅こそしたけど。

他の団体のCOLABO(コラボ)の信者達はこんな悍ましくも悲しい真実も知らず。

あるいはわざと完全無視して沈黙してまた他のAVのDVD販売停止の為の

狂ったデモを繰り返し続けるでしょう。

そしてまたあのヌーンレイスになって悪霊種になるか。

あるいは悪霊とは全くの別種の危険極まりない

怪異になったAV女優やグラビア女優なんかの関係者による

似非フェミニスト団体の襲撃事件が今後も起こり続けるでしょうね。

ちなみに怪異の方はファウスト法師と名乗る老人と怪異医と協力して

どうにか怪異に臨む結末を与えて浄化して

成仏させてこれ以上の犠牲者はもう出ないわ。

ただ・・・・他人に自分の居場所を奪い取られて自殺してしまい。

人生に絶望して凶暴な幽鬼達かあるいは怪異達が出現し続けるかも知れないわ。

少なくとも他の幽鬼達『似非フェミニストの亡霊』。

あいつらがAV女優やグラビアアイドルや他の女性達の居場所を奪い続ける限り。

第2。第3。第4のヌーンレイスが登場してもおかしくないわね。

きっとまた同じ過ちは繰り返されて同じ悲劇が怒り続けるかも知れない。

それはそうと。冴島鋼牙や『おこさまぷれーと』のみんなは元気にしているかな?

みんなに会えるかな?会いたいなあー久しぶりに・・・・。

彼女は太陽が沈み行く大空を見上げて優しく楽しそうに笑って見せた。

それからまたスマートフォンを見直すと今度は例のAVドラマのDVDは

アマゾンの販売ページから完全に消失してしまい。

『検索ワード』にすら引っかからなくなってしまったようだ。

するとのぴは苦々しい表情をした。

「ああ。本当に腹立つわね!

また販売再開されるかも注文済みの商品が届くか分からない。

ああ。まるでAV女優やグラビアアイドルを非人間種族として

平然と差別しているあの『永遠の炎のカルト教団

みたいなやり方で腹立つわ!もう最高裁判で訴えた方が

いいよ!ああもう!腹立つわ!とのぴはその場で地団太を踏んだのだった。

 

(第9章に続く)

(第7章)都市伝説『ツィフェミの亡霊』(前編)

(第7章)都市伝説『ツィフェミの亡霊』(前編)

 

とあるアダルト(成人向け)のDVDやゲームを販売する会社と

AV(アダルト)専門の女優や男優や声優が所属する大手の芸能事務所。

するともう一人のDVDの販売員の女性の『恵』は震える声で話を始めていた。

「毎日の大体、この日から始まって午後になると白い長い衣服を纏った

幽霊が現れるんです!その幽霊は下顎が無くて長い舌がスルスルと伸びていて。

凄い甲高い声で叫び回るんです!私も見ました!

凄く怖くて!鋭い爪を振り回して!

しつこく襲ってきたので無我夢中で逃げたんです!

太ももをひっかかれて本気で死ぬかと思いました!」

『恵』はスカートの太ももの白い肌を見せると確かに非常な鋭利な爪で

三列に切り裂かれた深い深い傷跡があった。

男性プロデューサーの丸山は

「アルソックの警備員やガードマンも

襲われて大けがしていると恵から聞いた。」と説明した。

さらに続けて恵みは「まるで何かを探しているか?

誰かを探している様子だった。」と付け加えて説明した。

のぴはさらに2人に質問した。

「なるほどね。じゃー幾つか質問するね!

とにかく幽霊の正体を突き止めないとね。

まず最初の質問ね。最近結婚直前に何か事故や事件で非業の死を遂げた者は?

誰か思い当たる人はいますか?」

すると男性プロデューサーの『木村』は思い出したようにこう口走った。

「ああ!もしかして?3年前。

いや関係無いな。あれは普通の病死だ。

えーと。んーんっ!よし!思い出した2日前にうちの芸能事務所の

AV女優の『田村恵さん』!確か結婚直前に

あの例のフェミニスト団体の近くの空き地の大木で首を吊って自殺した。」

「彼女が何故?自殺したか教えてもらえますか?」

「恵は・・・2日前に結婚を予定していた。それで・・・・・・。

あの例のフェミニスト団体。詳しくは名前はなんだったっけ?

性被害者を救済して加害者の男性に重い処罰を与えるとか?

なんかカルト教団みたいな連中で我々AV業界やアイドルや

グラビアアイドルの業界を目の敵にしている

とんでもない連中に彼女は絡まれていたんだ。」

「なるほど。続けて下さい」と丁寧な口調でのぴは言った。

「その彼女と結婚するハズだった男性はごく普通の一般男性だった。

でも彼女は元々はフェミニストでそのフェミニスト団体に所属していた。

それで最初こそは私達を当然目の敵にしていました。

でもまた大学生で世間との交流がうまく行かずにフェミニストのせいで

自分自身が生き辛くなるのが嫌だったそうです。

そして一般男性と出会って恋をしてセックスを経験して彼女は一般男性の

優しさと誠実さに惹かれてとうとう結婚する事になったそうです。」

「だけど。彼女が自殺しちゃった理由は?」

「いじめです。そのフェミニスト団体から裏切者や不誠実な女や

名誉男性扱いされて彼女のX(旧ツィッター)アカウントに大量の誹謗中傷や

過去の写真を掘り起こして顔や容姿の事を悪く言うような書き込みが増えたんです。

さらに彼女の自宅には仲間だったフェミニスト達の執拗な嫌がらせ電話や

差別主義者と罵る電話が膨大に来るようになって。

それで彼女は精神的に追い詰められてしまって。

更に私達の事務所や芸能事務所にも

彼女に関する物凄い嫌がらせや彼女を悪く言う内容の電話が来るようになって。

とうとう彼女は体調が崩しがちになり。

AV女優を辞めざる負えなくなってしまって居場所を奪われて。

そして家に引き籠った挙句に自殺を・・・・・・・・」

「不誠実なのは恋人や裏切った恋敵ではなくそのフェミニスト団体の人達ね。

うん!このまま放置すれば大変な事になるかもね」

のぴは両腕を組んだ。

「それともう一つ質問。

結婚指輪はどこにあるか分かりますか?

あるいはベールでもいいわ!

多分、遺体はちゃんとお葬式でお墓だと思うから。

それが必要になるの。彼女を止める為にね。」

「結婚指輪なら。彼を追って自殺してしまった婚約者の男性が所持していました。

私がどうしようもなくて遺族に黙って保管していました。」

そう言って木村は自分の事務所の棚からその彼女が生前指に

嵌めていたであろう金色の結婚指輪をのぴに渡した。

「ありがとうなんとかするわ」と言ってのぴは彼女の金色の結婚指輪を受け取った。

すると恵は「じゃ!知っているんですね!」と聞いていたので。

「ええ新聞で読んだわ!その恵さんをいじめていた

200人余りの例の似非フェミニスト所属の関係者の大学生や弁護士の男性。

全員不自然な死に方をしたってね。彼女の犠牲者達よ」

すると恵も木村も顔面蒼白になってしまった。

「彼女。田村恵さんは今幽霊。

しかもただの幽霊じゃなくて悪霊化しているわ。

白衣の女にね。彼女の正体は『ヌーンレイス』と呼ばれているわ。」

「ヌーンレイス?」と木村は首を傾げた。

「そんな名前の幽霊なんて聞いた事も」と恵は首を傾げた。

「『ヌーンレイス』は幽霊なんだけど。

悪霊の一種で元々は郊外にしか現れない。

照りつけの激しい夏のこの日に太陽が最も高い位置に来ると

白い長い髪の衣服の女の幽鬼が出てくる。それがヌーンレイス。

彼女は結婚直前に非業な死を遂げた若い少女や女性の魂が悪霊になったものよ。

彼女は悲しみと怒りで完全に正気を失っているわ。

不誠実な恋人や裏切った恋敵を探して歩き回っているけどこの

『ヌーンレイス』は自分を精神的に追い詰めて自殺に追い込み。

AV女優の仕事を辞めさせられて全ての人生を奪い取られた復讐の為に

そのフェミニスト関係者達を殺して回っているのかも知れないわね。」

とのぴが言った時、ふと木村は思い出したようにスマートフォン

取り出して指でタップしてヤフーのネットニュース記事を表示してのぴに見せた。

『AV辞めさせ達人のM氏でネット上で話題となった謎の70代の富豪と

思われる日本人男性がミイラ化した変死体で発見される。』

起業が無理なAV女優の一般的な就職の世話をさせており。

このM氏の事を投稿した郡司真子氏によると。

『M氏はセカンドキャリアとしてビジネスを

成功させたりと新たな被害者を生むから確実に足抜けさせて

アダルト業界の広告塔にさせない事が最も重要だ』と語られており。

またM氏との妻とのパートナシップは強固で元出演者に性的な要求をする事など

一切なかった。出演者が性的自傷から回復する為に性以外の人として大切にされる

体験が重要だと言うどこか胡散臭い富豪の身に一体何があったのか?

彼は日本の都内からアメリカ合衆国の別荘に妻と旅行していた。

その別荘の居間の床でミイラ化して

倒れていたのを発見してニューヨーク市警に通報した。

ちなみにそこは日本で目を付けた元AV女優の福祉や教育事業で成功した

30人の女性らが現場にいたが全員無傷で無事だったと言う。

意思の固まった人に事業計画を書かせて4桁を投資した彼女らは

現場で白い長い髪の女性の幽霊を目撃したと全員、口を揃えて。

ニューヨーク市警のシェリル刑事に訴えた。

更に『長い髪の女性の幽霊がM氏の生命を奪って殺した。』とも主張した。

そして防犯カメラの映像にも長い髪の女の幽霊がM氏の生命を奪って殺害する

一部始終がネット動画で公開されており、その映像をのぴは確認した。

「間違いないわ。M氏を殺したのは間違いなくヌーンレイスよ。」

また闇サイトで性被害に関係する痴漢行為と盗撮行為とレイプ犯罪を

録画した映像を違法な収入源にしていた事を長い髪の幽霊は現れた

芳澤かすみ氏の訴えに応じて物的証拠を隠していたとある壁紙と

コンクリートの壁を破壊して引き裂いた後に消え去ったと言う。

そして性犯罪の物的証拠の数々はそこで発見され、犯罪が発覚した。

のちのこの一連の性犯罪に関わった弁護士は

現在ニューヨーク市警により任意の事情聴取を受けており。

同弁護士は容疑を否認しているようである。」

「この弁護士とM氏の妻は未だに容疑を否認して垢消しをして逃亡中です。

でもM氏の妻とM氏と共謀して性犯罪を犯していたのは確かです。」

のぴは「なーるほど。事情は分かったわ」と納得した表情で返した。

その時、いきなり近くの外の建物のある方角からうーうーうーうーと

パトカーのサイレンの音が響いてきた。
そして何事かとのぴと恵と木村は事務室の窓から外を見た。

すると近くの建物にぴーぽぴーぽーと赤いサイレンが

しばらく鳴り響いた後に聖ミカエル病院の救急車が停車した。

さらにのぴが窓から看板を見ると

『一般社会福祉法人ガルボ』と書かれているのが見えた。

「どうやらヌーンレイスの襲撃かもね。」とのぴ。

「あのーもう警察の方や救急隊員がいるみたい」と恵。

「まさか?あの建物の中にいた人達はもう・・・・」と曇った表情を木村はした。

「ええ・・・女性代表も全員、

あの職員もスタッフも利用者も全員に生きていないわね。」

のぴは憂鬱な表情でそう答えると「ありがとうございます。」と初めて礼を述べた。

続けて彼女は恵と木村に「もう行かないと」と告げると外へ出て行った。

のぴは救急車やパトカーが『一般社会福祉法人ガルボ』の玄関に停車していて

大勢の警察官やレスキュー隊員が急いで正確に迅速に動いている

様子を確認すると建物の裏に回って鍵を見つけて開けた。

のぴは警官やレスキュー隊が現場に踏み込む前に

内部に潜入して『ヌーンレイス』の犠牲者を調べた。

犠牲者となった女性代表を中心に20人余りの

似非フェミニストの女子大生や共産党社民党の女性議員や

その他女の壁になった無職の女性達が大きな玄関の居間に倒れて全員死んでいた。

のぴはまずは似非フェミニストの一般社会福祉法人

ガルボ所属の1人の女性の遺体を屈んで調べた。

「ふむ。死ぬ前にヌーンレイスを見て酷く怯えたようね。」

彼女は横向きに倒れていた。また別の似非フェミニストの女性の死体を調べた。

「あの似非フェミニストの一般社会福祉法人ガルボの女性代表の遺体と

同様にカラカラに乾いているわね。

どうやら他の遺体も全て同じような状態のようだ。

そして一般社会福祉法人ガルボの代表の女性のカラカラに乾いた遺体をよく確認した。

「蒼白だけど血は失っていないし。もう完全にミイラ化しているから

ヌーンレイスの仕業で間違いないわね。文字通り捕食されたのね。

そして立ち上がるとのぴはざっとこの建物で死んでいる

一般社会福祉法人ガルボの女性代表を含む20人の遺体を見てこう結論付けた。

「全員共通して肌が異常に白くひび割れている。

あらゆる特徴はヌーンレイスのもの。

しかも私を避けているから持ち物を使わないと。

まー!とにかくヌーンレイスをだれもいない空き地におびき寄せないと。

この結婚指輪と自殺用のロープを薪にくべて燃やせば怒って出てくるでしょう」

のぴはあのヌーンレイスが襲った似非フェミニストの一般社会福祉法人ガルボ

女性代表や多くの女性達や大学生や共産党社民党の議員や弁護士達の男女の生命を

悍ましい儀式の方法で奪ったヌーンレイスが残した自ら自殺用に使った

首吊りロープとあの彼女の結婚指輪を放火したのだの大騒ぎに

ならないように誰も人目のつかない広い空き地の場所で

その辺の薪を集めて文字通り焚火にしてその場に座り込んだ。

 

(第8章に続く)

うちの地元の新聞もNHKもどこのテレビ局でも報道したり公表しないから代わりに私が公表するわ。暇空茜氏の東京都の国家賠償勝訴。

 

「こんにちは。私は魔人フランドール。

最近、暇空茜氏が東京都の知事と一般社会福祉法人

COLABO(コラボ)やその他の怪しい団体に

日本という国に暮らす大勢の東京や多くの人間たちが

収めた税金が不正に利用されている問題で。

暇空茜氏は東京都に対して情報開示を行い。

その後団体名が公表されたものの

1か月後に東京都は団体名が公表

できないことを理由に不開示を決定しました。

一部の人間達からは公表している団体を理由に情報開示を拒否するのはおかしいと疑問の声が上がりました。

結果的に暇空茜氏の弁護団「勝利できる見込み」

があるとして国家賠償訴訟の裁判を起こし。

ちなみに暇空茜氏はほぼ関わっておらず

弁護団のみで行ったそうです。

結果は国家賠償請求裁判で見事勝訴した。

またカルピスの扇動者たちは相変わらず意味不明な言動

と特論を繰り返してネットの中に

閉じこもっているようです。

現実から自己逃避して虚構の世界に

閉じこもる愚かな人間の烏合の衆のことは置いといて。

ほぼ100%の確率都庁の東京都が負けた時の彼らの言い訳はいかなるものか?私は聞くのも楽しみである。

また未だに現実(リアル)のニュース業界では

自分たちの権力と私利欲の自由な

権利を奮えなくなって都合が等しく悪い為に

過去に国家賠償訴訟で敗北した時も現実(リアル)の世界でニュースになっている事例があるのにも関わらず。

まさにXファイルの影の政府のようにことごとく

この都合の悪い真実を報道せずに

闇に葬ろうとしているようだ。

しかし「どんなに巧妙に隠していても

いつかは真実は明るみに出る。」と

相棒の右京刑事の名言があるように何十年かかっても時は残酷に過ぎ遅かれ早かれ、暇空茜氏や多くの支援する人々や真実を求めて理不尽に抗う者達の手でいずれは

全てが暴かれることになるだろう。

この世界のオタクたちやキャラクターを

守るための反逆の戦いは今後も続くだろう。

私はそれを静かに見守り。

決着の行方を最後まで追い続けたいと思う。

以上である。魔獣新生多神連合が人柱の

魔人フランドールの手記からの抜粋より。

 

参考用のへなちょこおのニュースチャンネルWBBC問題。


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(第6章)シリアルキラー(連続殺人鬼)とペルソナ覚醒

(第6章)シリアルキラー(連続殺人鬼)とペルソナ覚醒

 

ニューヨーク市警近くのアパートメントの

シェリル・モリス・メイソン刑事の自宅部屋。

シャワーを浴びてシャワー室から出たシェリル刑事はSCP財団専用の

電話回線から連絡が来ているのに気付いてスマートフォンの電話に出た。

「やあーシェリル君!厄介な事になった。」

「厄介な事とは?」

「例のSCPの調査の為に現地に連れてきた調査隊とDクラス職員が『ダゴン密教団』

の深き者ども(ディープワン)とショゴスの襲撃を受けて壊滅した。

さらに調査中のSCPとDクラス職員が強奪された。」

「なんですって?SCPの種類とDクラス職員の名前は??」

『SCP200124-雪代アニマと言う名の赤き女神ー』

Dクラス職員は『菊鹿ゆい』。2日前に雇用した新人の女性職員だ。

彼女はアメリカのニューヨークで自分が製作した吸血鬼を題材とした

強烈な過激な描写と胸の大きさやお尻の大きさと言った女性らしい魅力的な

振る舞いをする官能小説を書いていた有名な小説家だったが。

ある日、権力が強くて立場が上の過激派ポリコレの活動家の大物女性プロデューサー

によってキャラクターを黒人(元は白人)の俳優や女優にされて原作とは

全く異なる展開にほとんどが描き変えられて重要な場面が大幅にカットされて

全く意味不明なちぐはぐのストーリーにされた。挙句にテレビで放送されて。

しかもそのプロデューサーは『男性を不快にさせる為に原作を書き直しました』

と笑いながらバラエティー番組で話して原作者や司会者を唖然とさせた。

3日後にその彼女のテレビドラマの番組に関わった

元凶のプロデューサーと脚本家とスタッフ20名が次々と失踪。

のちにニューヨーク各地の公園や広場で美しく綺麗に化粧が施された

プロデューサーと脚本家とスタッフ20名の切断された頭部が

昔の日本の江戸時代の『晒し首』となって発見された。

当時は熱狂的なファンの犯行と思われていた。

しかしとある過激派ポリコレの活動家の政治資金パーティに参加した

数名の女性が『晒し首にしたポリコレ仲間の肉を利用して料理した

食事の味はどうでしたか?不快に思いましたか?おいしかった?』

という内容の不審なメールが全ての参加者に送られていた。

その直後に小説の原作者がニューヨーク市警に

『自分が彼ら彼女ら殺した』と自首した。

さらに過激派ポリコレの活動家の政治資金パーティに参加した数名の女性達に

自ら首を切断して殺害した元凶のプロデューサーと脚本家とスタッフ20名の

首から下の残りの身体の肉を食材とした料理を過激派ポリコレの

活動家達に振舞った事も自供した。

あとは勿論、とんでもないニュースになったのはここで書くまでもないだろう。

このニュースの報道により、実際にその肉料理を口にした過激派ポリコレの

活動家達は精神的ショックで正気を失って発狂したので

全員無事に精神病院へ処置入院された。

この連続殺人事件の犯人であるシリアルキラー(連続殺人鬼)の

『菊鹿ゆい』はアメリカの最高裁判で死刑判決が下された。

そして文字通りの死刑囚となった『菊鹿ゆい』はDクラス職員として

SCP財団の刑務所に収監されるに至る訳である。

またガニバリズムを経験しており、かなりの危険人物と認知されていた。

だからSCPも危険だが。彼女も危険人物である。

「はい!はい!分かりました!すぐに!行方を調査します!

何か分かり次第すぐに報告を!えっ?2日前に目撃情報が??

短い金髪に短めの眉の黄色のTシャツを着た日本人の成人男性といたのが目撃証言?」

「ああ。目撃者は佐倉双葉という名前の日本人女性だ。」

「はい!在倉双葉さんですね!えっ?有名なハッカー??彼とは知り合いと・・・。」

それを知ったシェリル刑事は「ますます厄介な事になりそう」と頭を抱えた。

また近くの電話機からSCPの調査中のオブジェクトの中間報告書が

ファックスが送られてきた。シェリル刑事はファックス用紙を取り、読んだ。

『SCP調査中間報告。SCPオブジェクト。オブジェクトクラス『黄』。

(有害であるが制御する方法がある程度確立されているもの。

多くの場合セーフ及びユークリット、ケテルクラスのオブジェクトに該当する)

リアランスレベル(ファイルの機密性)レベル5(重要最高機密)。

収容クラス未設定。錯乱クラス・阿弥陀(財団が深刻な影響に対して

戦いを挑む状況において使用されることが含まれる。

影響が宇宙規模に及び可能性が高い。)

リスククラス(SCPオブジェクトの影響は

身体・精神・周辺環境の多岐に及ぶ危険性の指標)コーション

(オブジェクトから微弱、あるいは明確な影響が観測され危険性も認識される。)

副次クラス・なし。SCP200124-雪代アニマと言う名の赤き女神ー。

オブジェクトクラス・セーフ。(現時点で確実な収容方法が確立されているが故意に

活性化させない限りは異常性を発現しないクラス。

ただし厳重に管理された核爆弾であり、それ自体が安全ではない)

人型のオブジェクト『女性の姿をしたオブジェクト』。

オブジェクトが分泌する体液には『生命の実』と呼ばれる未知の物質が含まれており。

それを投与すると本オブジェクトと同様に丸い両乳房と

ピンク色の乳輪と屹立した乳首と子宮近い腹部辺りそれぞれ3つの

オレンジ色に輝く2対の細長い巨大な光の翼をそれぞれ展開させた。

どうやら女性の脊椎に投与させると効果を発揮させるようだ。

生命の実の物質によりこの薬の効果は永続するようだ。

またこの物質の効果に関しては調査中である。

またこのオブジェクトはエヴァの遺産』と呼ばれる地球外の別次元の

どこかから粒子となった事で流れてきた正体不明のオブジェクト群である。

故に未解明の部分が大半である。

どうやら認知的な事象に影響するもの。

DNAや遺伝子の構造に強く影響するもの。

精神的な構造に強く影響するもの。

3タイプがあるようだ。こちらは認知的な事象とDNAや遺伝子の構造に

強く影響するようだ。中間報告は以上である。」読み終えたシェリル刑事は

ファックス用紙を机に置いて片手でイチゴ味のキャンディーを舐めながら。

じゃあ。認知科学の人や遺伝子学者か分子生物学者を現地で調達しないと。

その時、またスマートフォンがコールした。

「もう!今度は何よ!」と怒りつつもスマートフォンの画面を指で押した。

それは『SCP財団の情報部からの動画付きのメールだった。

「彼女はSCP財団の特殊部隊を全滅させたショゴス

謎の未知なる力によって完全に消滅させてしまった。

しかしその直後に意識を失いダゴン密教団の機動部隊によって確保されたようだ。

そして彼らは確保した彼女の能力を誰にも知らせない為に

会議中は『人間』と呼ぶ事にしている模様。

彼女は例のリリスキシファーンにより『ペルソナ能力』と呼ばれる力は

一時的に抑制されているようだ。

薬の効果は永続でもペルソナの力は少しの時間しか制御できないらしい。

監視カメラの映像の動画を送信したので確認されたし。」

すぐにシェリル刑事は監視カメラの映像を指でタップして再生させた。

監視カメラの映像にはすでに皆殺しにされて溶けかけた肉片や腕が大量に

散乱した悲惨な遺体が地面に転がったDCP財団の特殊部隊のなれの果ての山があった。

目の前にはショゴスと言う不定形のスライム状の悍ましい怪物がいた。

「テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!テケリ・リ!」

まるで生き物ののように動く、玉虫色のタール状の泥水がひとつに無数に

寄り集まって太く長いまるで大木の丸太のような長い触手が天空に向かって

200本が花弁のように固まって伸びていて。

しかも玉虫色のタール状の皮膚の表面には大量の眼球と無数の口が

上下左右に不気味に蠢いていてしかも三日月型に笑っていた。

「ひっ!いやああああああああっ!ぎいやあああああああっ!

いやあああああっ!ぎいやああっ!きゃああああああああああああっ!」

菊鹿ゆいはショゴスの全ての眼球で自身の深い深淵を覗き込むような

真っ黒な瞳孔をうっかりと見つめてしまい、瞬時に発狂してしまった。

彼女は顔面蒼白となりまた恐ろしく甲高い声で叫び喚き散らした。

「死ぬ!死にたくないいいっ!いやあああっ!死んじゃううううっ!」

ショゴスは数本の玉虫色のタール状の泥水の

触手を数本を彼女の顔にゆっくりと伸ばした。

そしてゆいの白い柔らかいすべすべの肌を優しくさわっ!と触れた。

途端に青白い顔がますます白くなり、顔面蒼白になり、

全身寒気がしてぞっとなった。

「ひっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ゆいは極限の恐怖で小さな悲鳴の後は無言となった。

私はここで食われて死ぬ!私はここで死ぬ!私は解けて食われて死ぬ!

一瞬だけ彼女の視界が真っ黒に塗り潰された。

その瞬間、ゆいの脳裏に声が流れた。


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同時に激しい頭痛が襲った。

『貴方はちっぽけなネズミだったのよ。幼い貴方は何もできない弱々しい存在』

彼女は両手を頭にのせて「ああっ!ぐあああっ!」

と痛みと苦しみの呻き声を上げ続けた。

『貴方は常に想像。創造と破壊に支配されている。

常に生と死の間を走り回っている。

お前は首をつって死ねと言われたら死ぬのか?』

「ああああっ!いやあああああっ!があああああっ!

ああっ!ああううあがあがあっ!」

『貴方は子供っぽくて肉体は大人。

なぜそうなったか分かるかしら?

何も疑問も持たずにあの若村秀和の言う事や

母親の言うことにほいほい従ったからだよ。

貴方はそのせいで大事なものを失ってしまった!

ゲーム機は遠くに追いやられて貴方の届かない場所へと消え去った。

そして大好きなプレステゲームディスク『バイオハザード0』を

踏み潰されてごみ箱に捨てられてしまった。

母親のせいで無理やりごみ箱に捨てることを強要された。

君は抵抗したが。君は力が足りなかった。

君はただ泣くだけだ。君は無力で何もできなかった。

弱い自分の責めた。君はとうとう母親はNPO法人ひびきの村の

学校の担任の先生に唆されたせいでテレビまで隠されてしまい。

君は人間が本来持つべき喜びや興味を失い。

心は傷つき成長することなく心は退化した。

君はポリコレ。そう過激派のね。

あと似非フェミニスト活動家を憎悪するのは

自身の小説家の大事な仕事や大勢の人々が持つ世界を壊して奪い取り。

精神的に追い詰められて苦しめて居場所を奪い。

命さえも奪うからよ!だから怒りを持ち、

彼か彼女らが潰れてしまう事を望んでいるのよ。

もう貴方は過激派ポリコレの活動家や似非フェミニストが創造する歪んだ心の

現実(リアル)に正直耐えられなくなっているでしょ?

貴方はどうしたい?力が欲しい?欲しいならあたしと契約しましょう!』

すると彼女は力強い声で茶色の瞳を黄色に輝く瞳の色を変えて甲高い声で叫んだ。

彼女はしばらく苦しんだ末にようやく両手を退けながら。

「私は何も救えなかった!何もできなかった!力が欲しい!!

せめて!この現実(リアル)の世界で何も出来なくても!この虚構の世界

(自ら描いた物語)で多種多様なキャラクター達を守りたい!その為の力を!」

するとゆいの脳裏に流れた女の子らしき謎の声は

とても興奮した様子で早口で話し続けた。

『いいよ!いいよ!契約しましょう!そうしましょう!

我は汝!汝は我!さあ!私の名前を言ってごらん!』

「来てええええええっ!エリス・ビオランテきゃああああああああっ!!

彼女がエリス・ビオランテの名前を呼び出したと

同時に大きく地面が上下左右に揺れ始めた。

ショゴスの足元の地面がひび割れ始めた。

続けてバリバリバリバリと地面が持ち上がるように

大きく亀裂が走り、左右に深く割れた。

そして巨大な頭足類のような無数の触手状の細長い蔦と

先端のハエトリグサに似た巨大な顎が無数に存在し。

怪獣王と同じ形のワニを思わせる巨大な細長い顎に口腔内には

無数の小さな牙と巨大な牙を生やしており。

胸部から腹部にかけて巨大な真っ赤に輝くコア(球体)が存在していた。

背中には緑色の鋭利な背びれが3列並んでいた。

ぴぎゃおおおおおおおおん!ぴぃぎゃあああおおおおおおおおん!

エリス・ビオランテは長々とぐぐもった声で吠え続けた。

『マガツマンダラ(全体的に呪怨属性で大ダメージを与え。

高確率で恐怖状態異常にする)』

うああああああああああああああああああああああっ!」

赤い円形の光と真っ赤な文字が浮かんだあとぐるぐると回転し始めた。

それから真っ赤な光の柱が敵ショゴス

超巨大な玉虫色のタール状の身体を包み込んだ。

続けてバチイイイン!と音を立てて一撃で破裂させて瞬殺してしまった。

「なんなの?今の力?怨念の力?なんて力なの・・・・・・・・・・」

シェリル刑事はしばらく監視カメラの映像に釘付けになり、表情は茫然となっていた。

 

(第7章に続く)

(第5章)一般社会福祉法人COLABO(コラボ)と 『集合無意識(ハイブマインド)型生体兵器DOOP(ドォープ)ー 改良型プロトタイプⅡ』?これは血生臭い事件の疑惑??

(第5章)一般社会福祉法人COLABO(コラボ)と

『集合無意識(ハイブマインド)型生体兵器DOOP(ドォープ)ー

改良型プロトタイプⅡ』?これは血生臭い事件の疑惑??

 

アメリカ合衆国ニューヨーク市チェルシー地区の表通り。

のぴが悪霊事件のあったAVの販売する事務所の前に立っていた。

その時、ふと建物の近くに一匹の青い毛並みの猫がいた。

「んっ?猫?猫でも変わった猫だな。」

そう青い毛並の青い瞳のスマートな猫は一瞬だけ私の方を見た。

「この雑誌の10ページの記事を見てみろよ!」

急に猫がしゃべり始めたのでびっくりしてしまい。

慌てて茶色の瞳を見開いて猫の顔を覗き込んだ。

その隙に謎の青い猫はにっ!と笑うと走り出した。

慌ててのぴは謎の青い猫を追跡した。

しかしうまい事、建物の隙間に潜り込み。

あっという間に姿を消したのだった。

のぴは隙間を覗き込んだが誰もいなかった。

その本屋の前に立ってじっと店の方を見た。

今日の雑誌って?これかしら?

のぴは本屋の店頭前の銀色の籠の入れ場にあったその雑誌を手に取った。

続けてちゃんと店頭に入り。

ドル札を支払って買った後に近くのベンチに座って一休みしながら雑誌を読み始めた。

雑誌には今日、ニューヨーク市内のメトロポリタン美術館

とある芸術家の個展が開かれているようだ。

芸術家の名前はえーと『喜多川祐介』という名前らしい。

有名な画家で主に油絵や日本画家を描くそうだ。

あと冴島カオルさんと知り合いだったっけ?

そして個展ではもの凄い評判で美術館前は大行列のようだ。

一番有名なのが自分の妻である喜多川杏氏がモデルの裸婦画の

『生命の泉のカルメンの美女』というタイトルの傑作がである。

勿論、過激派ポリコレと似非フェミニスト達はこの『生命の泉のカルメンの美女』

は性的搾取だと言いがかりをつけて猛烈に批判した。

ついでにそれは一般社会法人COLABO(コラボ)の仁藤夢乃氏と女の壁の女性達や

セブンナイツと弁護士軍団や堀口英利とカルピス軍団が大半を占めていた。

しかしほとんどは真っ当な意見や批判を述べて喜多川雄介画家を庇う人達が大勢いた。

そして本人もテレビのコメントで『自分の芸術は決して間違っているとは思わない。

しかし人間は必ず仮面を被る事で醜い本性を隠しているものだ』

『私はこの絵を通じて人間の美女の自然な性的な美しさと本性を曝け出した

醜さと凶暴な悍ましい異世界を暴き立てたい。今後も絵は描き続ける。』

と続けた。「この人もしかして?」とのぴはいつだったか?

忘れたがあった時にこの夫婦の奇妙な力を感じていた事を思い出した。

それは確か2人の会話を通りすがりに聞いた時だ。

「はあーあの一般社会福祉法人COLABO(コラボ)の代表の仁藤夢乃氏だっけ?

酷いやり方で私達心の怪盗団を潰してきたわね。」

「ああ。まさか?あのパレスが偽物で。

しかも仁藤夢乃氏のパレスがあの何年か前に

潰れた製薬企業のネプチューン社の元営業店内の地下に彼女のパレスが

あるって出した医名の人物の情報はデマだった。

我々はまんまと罠に嵌められて・・・・・」

「現実(リアル)の世界からパレスに侵入させた認知上の存在でもシャドウでも無い。

かつてネプチューン社が極秘裏に開発されていた集合的無意識(ハイブマインド)型

BOW(生物兵器)DOOP(ドォープ)プロトタイプⅡが送り込まれて。

危うく血塗れ。あられもない姿で惨殺をと融合される所だった。

双葉さんとあの真白さんがいなければ・・・・今頃・・・・」

「やめて!マジでゾッとするから!今でもあいつやばいもん!」

「とにかく。仁藤夢乃氏や一般社会福祉法人COLABO(コラボ)の人達と

接触するのはかなり情報を集めて警戒しないと」

「必要なら双葉さんや真白さん。それと私達を救助して貴方の

金属を食べるバクテリアの感染の治療をしてくれたブルーアンブレラ社と

クリス・レッドフィールドとハウンドウルフ隊にもちゃんと頼る事にしよう。

それに壁の音・・・あのズザザザザザザガガガガガガッ!と言う

ザラザラした感じの音や何かを

引きずるような音が未だに耳に引っ付いて離れられん!」

「しばらく一緒にベッドで寝よう!祐介ぇ~っ!」

「ああ。そうしよう。いましばらく金属の壁が恐ろしいと感じる・・・・・」

そう言って2人の夫婦はのぴの横を通り過ぎて行った。

のぴは我に返ったのだった。

また2日前のウィッチャーの世界から帰ってきた直後に

ゲラルドおじさんと一緒にテレビのニュース知った事も思い出した。

『今日未明。ニューヨーク市内のチェルシー地区にあるネプチューン社所有の元営業

店内のまるで例のNーPO88型の海底基地を模した巨大な研究所の地下内部に大量に

この建物内に一般社会福祉法人COLABO(コラボ)の攻撃の為に集まった若い男性と

女性の約2000人余りが失踪したと思われる大量の人骨と女性の所持品が発見され。

現在ニューヨーク市警やブルーアンブレラ社が身元の確認と一般社会福祉法人

COLABO(コラボ)の関係者から事情聴取を行い事件との関連を捜査している。』と。

勿論、COLABO(コラボ)側と一連の全ての失踪殺人事件の関係を完全に否定する

コメントをブログやX(旧ツィッター)とHPで公開したとの事だ。

しかしさらにブルーアンブレラ社は

『研究所内の資料室内で古い資料の束が発見された』と報告し、

その古い資料はネプチューン社の倒産の1年前に密かに製造していたと思われる

『集合無意識(ハイブマインド)型生体兵器DOOP(ドォープ)

ー改良型プロトタイプⅡ』に関する研究書と開発用の設計図を発見しており。

その20枚の10枚程が何者かに持ち去られていた。』と調査報告を公表した。

そして一斉にネットで大勢の不特定多数の医名の人々にネット上に

一般社会福祉法人COLABO(コラボ)の血生臭い事件の関係を疑い始めた。

X(旧ツィッター)上でもそのような話が大量に記事とコメントが投稿されて。

とうとうトレンド入りを果たしたようだ。

勿論、全て『デマ』と決めつけて攻撃のコメントや謎の言い訳や記者会見を行い。

躍起になって団体の正義と善意を正当化して。

自分に疑惑を向ける人々を敵に回し続けた。

のぴも考えるのもくだらなくなり。もうこれ以上考えるのも止めた。

私にはきっと分からないから・・・・と思って・・・・。

それからのぴは改めて目の前の雑誌のページの記事を見た。

のぴが読んでいる雑誌のページの記事には彼のコメントに

『大勢のファンが若い男性と女性達が集まってこぞって

各地でSNSの投稿を通じて拡散していたらしい』とも記事に書かれていた。

そう言えば『日本画家の班目一流斉(まだらめいちりゅうさい)

が会見で犯罪行為を告白した事件が過去に遭ったっけ?

確か代表作の『サユリ』の複製を本物と偽って不正な利益を得たと供述したとか?

現在は詐欺罪の容疑で刑務所にいたっけ?

その裏では彼の歪んだ心を盗み、悪い人間の心を改心させる

心の怪盗団ザ・レミリアスカーレットの仕業だと一時期ネットで大騒ぎしていたっけ?

彼女は思い出しつつも雑誌を読み終えた。

彼女は読書を終えて再び悪霊事件の調査の仕事を再開する事にした。

それと雑誌の裏の広告を見ると別の雑誌の例のオカルト雑誌の

『月刊アヤカシ』の広告があった。

それによるとラインナップには気になる話題として『ロザス王国の末路』

ダゴン密教団』が所有する『裏死海文書儀典』の内容の謎!

生命の実を持つ七欲の大罪のひとつ『色欲の槍アスモデウスの槍!!

そして9本のロンギヌスの槍の儀式の謎!!』

『新たな槍の製造!エヴァの遺産とは?』

と言った話題になりそうな特集が組まれていた。

必要ならこの記者と接触してみようか?

また北川祐介画家と冴島カオル画家の共同の計画で昔の日本の吉原や花街の紀律が

厳しい世界を表現した大きな個展を開く事がニューヨークタイムズ紙で発表されると

似非フェミニストや過激派ポリコレ活動家達が全力で

個展開催を阻止しようとデモ行進をメトロポリタン美術館の周辺で始めたらしい。

そして案の定、スーパフラッパー達と対立して一部では乱闘騒ぎになっているらしい。

祐介氏の妻の喜多川杏は記者に対して一般論の正論を堂々としゃべった。

『研究されて事実が分かると困るし。その結果や事実を知るのが怖いんでしょ?

自分がその美しい女性達の話を聞いていると自分がみじめになるから』と

爆弾発言であるコメントを発表してたまたまテレビ番組のワイドショーに

出演していた夫の喜多川祐介やコメンテータ達を焦らせていたりしたっけ?

のぴはとりあえず今までの考えている事は保留とした。

それから例のAVの販売する事務所と芸能事務所が

確かセットで入っている雑居ビルの建物を見上げた。

その時、雑いビルの建物の隣で営業している電気屋

街頭テレビには速報ニュースが報道されていた。

その内容によると例の堀口英利氏の心の怪盗団ザ・レミリアスカーレットの

予告状が送られる8日前にもとある一般社会福祉法人BOWD(ボウド)

の代表で『ナショナルMSソサエティ』と言う難病の一つの多発性硬化症

(中枢神経の慢性的な炎症性脱髄疾患)の患者達を支援する非課税の非営利団体

マネージャーも務めている有名な女性活動家であるカリ・クモース氏が改心して

緊急記者会見でCLABO問題とは別の別の不正会計やレシートの違法改ざんを行い

公金を搾取していた事実を告白したらしい。

更に『ナショナルMSソサエティ』のマネージャーの仕事をしていた時に

その団体で60年間ボランティアをしていた90歳の成人女性に

代名詞(プロナウン)を使用するように強要した。

しかしそのボランティアの90歳の成人女性は

『代名詞(プロナウン)と言う意味を全く知らなかった』と言う回答に対して

『あなたは包括性が足りない』と言う理由で団体のボランティアの

彼女を不当に解雇していた事実も告白した。

そしてアイディンティティの表現に必要な代名詞を知らないと

言うだけで包括性が足りないと思い込み、その使い方を悪用していた事実を認めて

90歳の成人女性の元ボランティアに涙ながらに謝罪した。

それから喜多川祐介画家と冴島カオル画家と口論となり、理不尽な理由で

開示請求と損害賠償と名誉棄損で約2人分の12000万円の

損害賠償の裁判を起こしたがこれも全て控訴も取り消されたようです。

この前代未聞の出来事にフェミニスト活動家や

ポリコレ活動家界隈にも衝撃が走っているようです。

現在、セブンナイツの弁護士団はこの心の怪盗団ザ・レミリアスカーレットの

メンバーの全ての身元を警察と協力して解明を進めて開示請求を裁判所に

求める方針であると言う事をマスコミに公表しました。

と女性アナウンサーは説明を続けた後は次のニュースに変わった。

のぴは街頭テレビを観るのを止めるとすぐに以来の仕事にとりかかった。

そしてまずはスマートフォンをポケットから取り出した。

彼女はSNSの依頼投稿の内容を改めてしっかりと確認した。

まずSNAのX(旧ツィッター)囁かれている都市伝説の『似非フェミニストの亡霊』

と言うタイトルの噂で亡霊の正体は『ツィフェミ』らしい。

と曖昧に書かれているもののその『ツィフェミの亡霊』の内容は本当にあった怖い話に

でも投稿してテレビのお茶の間に放送できそうな身の毛がよだつ恐ろしい内容だった。

『とあるアダルト(成人向け)のDVDやゲーム(主に再度リメイクされた

深海探索系成人指定アダルトゲームのDOOP(ドォープ)リバース等や

上記のDOOP(ドォープ)のオリジナルビデオやブルーレイ等のアニメ類)

を販売する会社とAV(アダルト)専門の女優や男優や声優が所属する

大手の芸能事務所をメーカーの会社内である日突然、そこの事務所と

AVビデオを製作と販売をしている事務所と芸能事務所の2か所で

明らかに超常現象と思われる異常な現象が多発していた。

しかもそれはただのポルターガイストによる幽霊の笑い声や物が動いたり。

棚から物が飛び回るようなそんなレベルではなかった。

そして『フェミニストの亡霊』の都市伝説のネットの掲示板の

2チャンネルスレッドのHPが掲載されたX(ツィッター)の

とあるアカウントの情報を見たあの都市伝説に出てきた

『おこさまぷれーと』の緑担当の『のぴ』そっくりのあの分厚い鎧を着た

日本人女性の女騎士がそのとあるアダルト(成人)向けの

DVDやゲームやブルーレイを販売する会社と

大手の芸能事務所のところにふらりと現れたのである。

彼女はその芸能事務所の関係者と芸能プロヂューサーに会った。

「あのネットの都市伝説の掲示板を見て来たの。解決しようと思って。」

のぴがそう言うと丸顔の中年眼鏡をかけた男性プロデューサーは

呆気にとられた様子で彼女の顔を見ていた。

「あのー解決って?つまりこの超常現象をなんとかできるんですか?」

のぴは黙って頷いた。するともう一人のDVDの販売員の女性の

『恵』という名前の人物は酷く怯え切った様子で震える声で話し始めた。

 

(第6章に続く)

 

(第4章)秘密結社ゼーレの遺志を継ぐ深きものども

(第4章)秘密結社ゼーレの遺志を継ぐ深きものども

 

ダゴン密教団』北米支部の会議室。

その会議室にはこのダゴン密教団を支配しているマーシュ家の

深き者ども(ディープワン)の教団幹部の関係者が集まっていた。

幹部の中には会議の議長のオーベット・マーシュの息子である

ジャニス・マーシュ。ラルサ・マーシュ。エイハブ・マーシュ。

ジョージ・マーシュの4人が集まり、黒いモノリス型の椅子の

席に座って会議を進めていた。

「ヨグソトホース!君は神!いや!外なる神の友人であり。

理解のある協力者だった!」とジャニス。

「そして畑内翔太よ!次の儀式が最後の仕事だ!」

「間も無くいずれは巫女となる『おこさまぷれーと』の

OOOによって『アマラ神殿』と『オベリスク』が現れ。

我々の所有するもう一つの『ヤヒロノヒモロギ』

を利用すれば『カグツチの塔』が現れる!」

「ひとつ目は畑内翔太が所持しているが。彼のものでは我らの願いは叶わぬ!」

「しかしそれらの計画は我々が敵対組織に流した偽装の為のカバーシナリオだ!」

それに過激派ポリコレもあの似非フェミニストイスラム国も

異形の存在を必要以上恐れてAVやグラビアアイドルや

白い肌の女性や胸の大きい女性や美しい女性を排他している!」

「もう!リリン(男性や女性)には頼らぬ!」

「その為にはエヴァの遺産』のオリジナルのロンギヌスの槍が必要だ!

「勿論、本物も少なくとも10本必要になるわ!3本は『シジマ(静寂)』

『ヨスガ』『真のヨスガ』の守護神を完全に堕天させる為!

残り7本は生贄の儀式の為にね!」

「とにかく魔王ホラー・ベルゼビュートに知られずによかった。」

「今!用意を進めているところだ!

すでにガシマンテ・エヴァンジェリストにより選ばれし

4人の20代の成人女性の子宮を依り代(よりしろ)に製造中だ!」

「そして4人の20代の成人女性の一人は

ペルソナの『女教皇』のアルカナを持っている。

そして残り3人は純粋な成人女性の人間だ。」

「更にガシマンテ・エヴァンジェリスタにより

4人の必要なリリスの依り代(よりしろ)を誘拐して手に入れた。」

「そしてわざわざ性行為を利用して肉体的接触をして後々処理に面倒となる

レイプ事件に関するショックによる精神異常を起こさずに済むように。

精神と肉体に必要以上負担をかけずに穏便に事を済ませられるように。

我々には新薬となる『リリスキシファーン』がある。」

「これを投与すれば子宮と魂を浄化させられるだろう」

「そうして『リリスキシファーン』のリリスベースの神の物質を

肉体と魂の全身に流し込めば人工のリリスの再現となる。

全ては計画通りだ!ようやく8本のロンギヌスの槍

オリジナルとして黒き月から復元される。」

「そして最後の2本は新しく発見された『死海文書儀典』の記述に従い。

生命の実の力を持つ『七つの大罪のひとつの色欲のアスモデウスの槍』

を製造してしまおう。」

「ああこれで性的暴行罪で連中は訴えれられまい。」

「そうだ!あと要注意人物はまとめておこう!」

「ああ。フィリパ・エイルハートと言う異世界の女魔術師と同じく

異世界の魔法剣士のリヴィアのゲラルド。

そして魔獣ホラーや旧支配者ホラーにとっては憎むべき忌むべき存在!

魔戒法師の烈花。魔界騎士の最高位にして最強の存在の黄金騎士ガロ!

冴島鋼牙!さらに加えてSTAS(スターズ)隊員であり現在は

ハウンドウルフ隊の隊長のクリス・レッドフィールド

そして『ハウンドウルフ隊』と『太陽神テスカトリポカ』『平将門公様』という存在!

ジル・バレンタインとその娘のアリス・トリニティ・バレンタイン。

以上が最も警戒すべき重要人物だ!

少なくとも『心の怪盗団ザ・レミリアスカーレット』

も今後の活躍次第では警戒する必要があるかもやもしれぬ。」

「信者の心を盗み改心されたのではたまったものではないわ!」

「それとあとひとりの御影のぴと言う存在と彼女がこっそりとオリジナルの

『のぴ』の中に残した『神牙因子』。そして彼女のペルソナ達。

「もうきりがないので」

「今回はこの辺にしておこう」

「そしてミソジニストと言うくだらない女性嫌悪主義者。女性差別主義者であり。

一般社会福祉法人CLABO(コラボ)の活動を否定する事に

しか頭に無い現代社会において存在が許されない愚物。

あるいは吐き溜めた湧いたベンジョコオロギとしてしか存在を見ようともしない。

とてつもなく哀れで愚かなでありながら」

「すぐに差別を行い。美しい女性達やAV女優を差別して排他する

なんとも愚かで蟻のように矮小で哀れな弱き人間共!

そして自らの性犯罪の過ちを忘れている。

そう似非フェミニストの活動家は全て自らの愚かさを忘れ同じ過ちを繰り返す!」

「だからこそ現代に法律や常識の壁にはどうにもならない

今の人々を真の差別から救う為に我々人類も異形のものも

旧支配者ホラー・クティーラとその胎内から産まれし

偉大なるクトゥルフとのぴしゅらM6が持つ『リリスの力』と

エヴァンゲリオン量産型の『アダム』の力を借りて変わるしかない。」

「すでに『クティーラ復活計画』の準備は進んでいる。」

「やれやれ愚かな似非フェミニスト活動家やポリコレ活動家のあの連中共

我々の存在を隠すのにとても都合がいいい。」

「あの連中は我々が『暇アノン』の仕業だとデマ情報を流すだけで

あの連中はあっという間に信じ込む。」

「おかげで我々の活動は他の厄介な連中に目を付けられずに済む」

「我々は『暇アノン』という虚構のでたらめのデマを積極的に流したおかげで

世間はカルピス軍団は頭がおかしい常識の無い共産党の連中だから

信用できないとレッテルを張ってくれたおかげで」

「我々が行う性犯罪の真実から目をそむけられるのだ。」

「そして誰も我々が人間と隠れて悪事をしている事に気づく者はいない」

「他の表面だけでただのAV女優やグラビアアイドルや美女の肌が

黒いか白いかのくだらない問題に加えて胸が巨乳や深い胸の谷間に

大きな張りのある丸いお尻のたくさんの女性達やまともに働いている

女性達の居場所を奪うだけの差別行為やかつての映画やアニメや漫画を

貶める事に終始するあまり。最も深く深くただひたすら深淵の恐ろしく醜悪で

おぞましい恐怖と絶望の中に秘められた本来倒すべき最も危険な悪の存在に

全く気付かないばかりか。マッチポンプの為にあえて無視している。

我々のような最も危険な犯罪組織が裏でとても動きやすくなるだろう。」

「そして自らの不正会計や性犯罪をごまかす為に他の誰かのアンフェミ達に

全ての原罪をを擦り付けている。愚かな仁藤夢乃氏とアレックス・パパリオス。

そして。まあ『シジマ』は関係無いか。」

「少なくとも仁藤夢乃氏のCOLABO(コラボ)の連中や

他の似非フェミニストの団体のおかげで我々はネット上の情報操作も

犯罪を隠す事も苦労せずに容易に速やかに行える。」

ただいずれは『シジマ』も『ヨスガ』も『真のヨスガ』も

いずれの思想も全てピンクバスも似非フェミニスト団体も全て邪魔になる。」

「いずれ全て消えて貰わねばなるまい!我々の為にね!」

「当然、COLABO(コラボ』も仁藤夢乃氏も全てな!」

「アレックス・パパリオスにも!裏切りのギルマンと氷川司令にもね!」

「では!会議はここまでにしよう!以上だ!次回の報告を待つ!」

こうして議長オーベット・マーシュの手でようやく会議は終わった。

 

場所は変わって『ダゴン密教団』の地下室の儀式。

とても陰気で長四角の大きな部屋の中央にある儀式の祭壇には。

巨大な円形の輪が描かれた布が敷かれていた。

更に長四角の大きな部屋の中央の床には紫色の奇妙な模様が描かれていた。

また儀式の隣には赤い綺麗な長四角のベッドが4個設置されていた。

そしてベッドの上には4人の20代の成人女性が眠らされていた。

1人目は『新島真(にいじままこと)』。

彼女は茶髪の首筋まで伸びたボブショートヘア。

長四角の茶髪。キリッと茶色の細長い眉毛。

ぱっちりとした真っ赤な瞳と黒い瞳孔。

丸っこい低い鼻。

ピンク色の唇。

ふっくらとした両頬。

張りのある掌サイズの丸い両乳房とピンク色の乳輪と屹立した乳首。深い胸の谷間。

しなやかな細長い腕が伸びて両手首としなやかな両腕も

厚い手枷でベッドの上に拘束されていた。

しなやかな細長い両脚もむちむちの白い肌の太ももと両足首は

やはり足枷で逃げられないようにベッドの上に拘束されていた。

しかしくびれのあるモデル体型のスレンダな

身体とくびれと胴体は拘束されていなかった。

張りのある丸いお尻は身体と腰と

ベッドに挟まれてハンバーグの様に平たく変形していた。

もう2人目は『雪代アニマ』。

金髪のサラサラの首筋まで伸びたツインテ―ル。

大きな真っ赤なリボン。

キリッとした細長い金色の眉毛。

丸っこい高い鼻。

長い金髪の前髪。

ピンク色の唇。

ふっくらとした白い肌の両頬。

張りのあるメロンサイズの大きな両乳房とピンク色の乳輪と屹立した乳首。

深い深い白い肌の胸の谷間。

しなやかな細長い両腕が伸びて手首は両手としなやかな両腕も

分厚い手枷でベッドの上に拘束されていた。

しなやかな細長い両脚とむちむちの太ももと両足首はやはり

分厚い足枷でしっかりと逃げられないようにベッドの上に拘束されていた。

更にむっちりとしたくびれのある高い身長の胴体は拘束されていなかった。

張りのあるメロンサイズのお尻はベッドの上でやはり

ハンバーグのように平たくなっていた。

3人目は『ブロッサム』。

お団子に金髪の長い髪を束ねて右側から顔まで長い金髪の前髪を伸ばしていて。

大きな丸い銀色の緑の大きな眼鏡の奥から青い宝石のような瞳を

虚ろな目でぼんやりと天井に向かってぼんやりとした表情を向けていた。

丸っこい高い鼻。

ピンク色の唇。

張りのある白い肌の両頬。

そしてキリッとした鳥の羽根のような太く長い眉毛。

大きな丸い両耳。

そして張りのある超特大のメロンサイズのバストの122cmの丸い両乳房は

ピンク色の薄い乳輪と屹立した乳首を露出させていた。

むっちりとした白い肌の両脚も両腕の両手もやはり分厚い足枷で拘束されていた。

そしてさらに最後の4人目の日本人の成人女性もベッドの上に完全に拘束されていた。

大きな部屋の中央の儀式の祭壇の巨大な円形の輪が書かれた布と

部屋の中央の床に書かれた紫色の奇妙な模様は真っ黒に怪しく輝く

満月の月の模様が円形の中央にはっきりと浮かび上がった。

更に槍の製造の依り代(よりしろ)となった『新島真(にいじままこと)』

『雪城アニマ』『ブロッサム』他の日本人の成人女性『ゆい』の女性達の

それぞれの丸い両乳房とピンク色の乳輪と屹立した乳首と

子宮近い腹部辺りそれぞれ3つのオレンジ色に輝く

2対の細長い巨大な光の翼をそれぞれ展開した。

それは天井近くまで伸び。

さらに彼女達の身体はオレンジ色の光に包まれた。

すると部屋の中央の床に描かれた紫色の奇妙な模様は真っ黒に

妖しく輝く満月の模様がゆっくりと実体化して部屋の中央に具現化した。

やがてゆっくりと真っ黒に妖しく輝く月の模様はエヴァの遺産の

ひとつである『黒き月』の再現に成功したのだった。

まもなくして『黒き月』は10個の切れ目から急激に分裂を始めた。

やがてゆっくりと分裂した『黒き月』は10本の槍へと変貌して行った。

それらはやがて黒く妖しく輝く槍は徐々に赤く変化して行った。

間も無くして輪郭の無かった8本の槍はゆっくりとはっきりと形造って行った。

それはまさしくエヴァの遺産のひとつである『ロンギヌスの槍』の形に。

ロンギヌスの槍』はDNAを模したような二重螺旋を有し。

先端が二股に分かれた槍である。

全部でコピーどころかオリジナルと同等の力を持つ

ロンギヌスの槍』が本もこちら側(バイオ)

の世界の現実(リアル)に具現化したのだった。

ロンギヌスの槍』は別名『絶望の槍』と呼ばれており

『デストルドのデス(死)の象徴』とされている危険な槍である。

そしてエヴァの世界における『アンチATフィールド』を司る存在である。

つまりこの槍が敵対象に刺さるとATフィールドを消滅させられる。

ATフィールドとは心の壁であり、人間と人間の境目を作る役目を持つ。

『生命』を維持するには大切なものである。

しかしロンギヌスの槍はその心の壁であり、人間人間の境目を消し去り。

ATフィールドを消滅させる事で『生命』の形(つまり個体)が

維持することが出来なくなり、どこからが

自分でどこからが他人なのか分からなくなる。

そして一つに溶け合ってしまう。

勿論、こんなものが敵対している仁藤夢乃氏の『ヨスガ』の守護神や

アレックス・パパリオスの『真のヨスガ』の守護神。

『シジマ』のギルマン・マーシュの守護神などたちまち自分の輪郭を失い確実に

『死』ぬだろう。またこれらは最後の儀式にも利用される予定なので確実である。

それから8本のロンギヌスの槍と2本の奇妙な形をしたアスモデウスの槍の

生誕の儀式に参加した大勢のディープワン(深き者ども)達は一斉に

復唱するように大声でしゃべり始めた。

「よろしい。ロンギヌスの槍の製造は完了した!」

「黒き月を復元し!マテリアルとしてロンギヌスの槍は生成されて完成された」

「これが我々である『クティーラ復活計画』の要となろう。」

「我々は誘拐した『新島真』『雪代アニマ』『ブロッサム』『ゆい』の

成人女性達を人工的なリリスの再現の為に『エヴァの遺産』のNHGの

アダムス戦艦シリーズとヴンダーの代用の依り代とした。」

「彼女達の脊椎からそれを囲うように我々は我々は人間の肉体の一部の

脊椎にリリスベースの物質の含まれた薬品を投与した。彼女達は。」

「生命の実の物質によりこの薬の効果は永続が得られる。

そして人工的なリリスとしての力を与えられたのだ」

「さらに黒き月は神由来の物質を槍に変換できるのだ」

「『はじめに言葉ありき』。そして我々の言霊を現実としたのだ。」

「いずれ我々は『クティーラ復活』とその胎内の」

「偉大なるクトゥルフは再生されて生まれて自由となるのだ!!」

「あとは・・・・『のぴしゅらM6』の『エヴァの遺産』のひとつである

エヴァンゲリオンマーク6』の力を利用するだけだな」

「例の薬品『リリスキシファーン』今後も厳重に保存する事とする!」

それから儀式に参加したディープワン(深き者ども)代表の
ジョージ・マーシュの報告は静かに終わった。

 

(第5章に続く)

(第3章)旧支配者のキャロル

(第3章)旧支配者のキャロル

 

のぴは目にも止まらぬ速さで次々と上下左右にウィッチャーの銀の剣を振り回して

華麗に力士の幽鬼をズバズバと霊体を切り裂い行った。

続けて悪霊のオイルにより、更なる激痛を力士の幽鬼は感じた。

「うぐうあああっ!痛い!なんだ?!幽霊なのに!とても痛い!ぐっ!あっ!」

大きく怯んだ力士の幽鬼にさらにのぴは追い打ちをかけるようにウィッチャーの

銀の剣を振り続けて力士の幽鬼の右側と

左側の胸筋と腹部や背中をテンポよく切り裂いた。

さらに力士の幽鬼が両手を突き出して

高速で上下左右に張り手をのぴに仕掛けようとした。

しかしすぐにのぴは二度、地面をぴょんぴょんと跳ねてしっかりと後退して

距離を取り当たらない場所へと逃げた。それから右側に前転しながらぐるりと素早く

力士の幽鬼の背後に回り込み、両手でウィッチャーの

銀の長い剣の刃でX字に切り裂いた。

続けざまに両手で剣を構えて真上に振り上げて

一気に振り下ろして力士の幽鬼を一刀両断したが。

真っ二つにはならずまだしぶとく現世に留まり続けた。

怒り狂った力士の幽鬼は大声で叫んだ。「おのれえっ!許さんぞ!」と。

力士の幽鬼は大きく吠えた。すると力士の幽鬼は全身を物質から非物質化した。

つまり透明人間になり、目に見えないただの存在になったのである。

しかし冷静にのぴは腰の革袋からすっと何かを取り出した。

続けて彼女は素早く投げた。それはのぴの手を離れて遠くへ飛び。

そして大きく放物線を描きながら透明化した力士の

幽鬼の目の前でパアン!と破裂した。

次の瞬間、ふっ!と非物質化した力士の幽鬼は強制的に

元の物質に戻されて透明化は完全に無効化された。

「うっ!ぐっ!何故だ?!なんだ?この銀の破片は????」

力士の幽鬼は目に銀の粉が入り、涙目で両手で目を擦り、大きく怯んだ。

彼女は更にウィッチャーの銀の剣を構えると。

さらに素早く接近して一気に間合いを詰めた。

力士のの幽鬼はようやく瞼を開ける両手で銀の剣を構えた

のぴが紫色にらんらんと輝く瞳とまるでタコのような細長い縦の黒い瞳孔を向けて

力士の幽鬼を睨みつけ、その表情は正に殺し屋の鬼神よりも恐ろしい凄まじい顔で

こちらに何の躊躇もなく一直線に突進してくる姿に恐怖を感じた。

すかさずのぴは素早く片手の掌を力士の幽鬼に向けるとあの

怪人ガシマンテを攻撃した時のように紫色に輝く炎を放射した。

瞬時に力士の幽鬼は全身火だるまとなり大きく怯んだ。

その隙を狙ってのぴは両手でしっかりとウィッチャーの銀の剣を両手で構え直すと

力士の幽鬼にとどめを刺すべく大きな懐に飛び込み。

鋭利な剣の先端を水平に構えて、勢い良く突き出そうと一歩前進して駆けた。


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しかし急に脳裏に一時的に一瞬だけ彼女自身の内なる魔界(精神世界)の灰色の荒野の

地面の上に転がっている緑色に輝く球体状のコア(核)が

フラッシュバックの後に見えた。さらに太陽の聖環はピカッと緑色に輝いた。

緑色に輝くコア(核)の中から自分を呼び出す声がした。

また内部から黄色に輝くらんらんとした瞳とタコのような黒い瞳孔で

自分をじっと見つめていた。のぴはまるで魅入られたように見つめ返してしまった。

「私はここを出たいの!!『ブロッサム』って人間の女の子!!あの子がいいな!」

と可愛らしい女の子の声がした後に暗転してしまった。

のぴが我に返ると今度は強烈な頭痛と全身の激痛を感じたと同時にドガアアン!と

激しく大きな激突音と共に胸部と顔面に強い衝撃を感じた。

「うぐああっ!」と声を上げて華奢な体はくの字に曲がり、空へと舞い上がった。

そして彼女の身体が放物線を描きながら土俵の外へとはじき出されて行った。

更に彼女の身体はズドオン!と激突した。

彼女は座った状態で意識が朦朧となり、ダウン状態でまったく身動き出来なかった。

「ふん!よくも!私の自慢の肉体と『まげ』に火を付けおって!許さんぞ!

ふふ今月はさらなる特別な特訓と力士に平然と逆らった厳罰として

更に最高の快楽を味合わせてやろう!」

そう言って舌なめずりをしながら

両腕を左右に広げて座って動けない『のぴ』に迫った。

しかし急に『のぴ』は瞼をカッ!と開いた。

その瞳は黄色にらんらんと輝いており、黒い瞳孔はタコの眼のままになっていた。

彼女の歯は人間の歯の形ではなく鋭利な無数の牙に変形していた。

すると続けてバリバリと口を開いたあと目にも

止まらぬ速さで起き上がると力士の幽鬼の懐に飛び込んだ。

「うおおおおおおおおおおおおあああああああああああああっ!!」

またかつてのヴィシュヌ・アバターのよう時のように長々と絶叫し続けた。

ドオン!と言う激突音と共に力士の幽鬼はのぴの思わぬ反撃に不意を突かれた。

結果、そのまま太い両足を左右にもたつかせて両足を滑らせた。

「うおおおおおおおおおおおおおおっ!!」と力士の幽鬼は大声を上げた。

それからうつ伏せにドオン!と力士の幽鬼の巨体は仰向けに転倒した。

そう、自分の体格の倍の力士の幽鬼を軽々とひっくり返したのである。

力士の幽鬼は強烈な力で地面の土俵の上に背中から凄まじい

轟音を立てて叩きつけられた事により、大量の土煙と土埃で

舞い上がった拍子に何も見えなくなっていた。

やがて舞い上がった入道雲のような土煙と土埃は長い間、天空を彷徨っていたが。

やがて消失して視界ははっきりとして行った。

のぴは屈んだ状態のままギロッ!ギロッ!と黄色にらんらんと輝く瞳と

黒いタコの瞳孔を上下左右にぐるぐるとまるでカメレオンのように

世話しなく動かし続けた。グルルッ!ガアアアッ!と無数の牙を剥きだして吠えた。

仰向けに倒れている力士の幽鬼はのぴの異様な姿を見るなり。

強烈な恐怖と絶望と狂気に駆られて顔面蒼白に変わって行った。

のぴは手に持っていたウィッチャーの銀の剣を土俵に置いた。

更に目にも止まらぬ速さで両腕を伸ばすと力士の幽鬼の首を掴んだ。

常人では到底出せないような超自然的な存在に一時的に変化した為かつ

物質的な制約を持たず計り知れない腕力で力士の幽鬼の太い首を瞬く間に締め上げた。

力士の幽鬼は呼吸困難となり、口から白い泡を吹いて

バタバタと体を左右に動かして何とかして抵抗しようとした。

しかしそれは無理であり、たちまち白目を引ん剝いて全身の力が抜けて行った。

やがて間も置かずにボキッ!と言う嫌な音と共に太い首の骨がへし折れるような。

そう、現実(リアル)に折れてしまい。

たちまち力士の幽鬼はそのまましゃべる事も体も動かす事もなく。

白目を引ん剝いて口から泡を吹きだしながら沈黙した。

まっすぐ両腕もまるで糸の切れた操り人形のようにダランとなった。

のぴはそのままブンブンと上下に乱暴に振り回すと一気に土俵に仰向けにズドオン!

と叩きつけた。さらにのぴはハアハアと荒々しく息を吐くと四つん這いになった。

それからのぴは口を大きく開けて無数の牙を剥き出した。

しばらくして眼を細めたあと、グチャッ!と力士の幽鬼の首を

無理やり伸ばすように顔面を掴んで引き延ばした。

それから大口を開けると力士の幽鬼の喉笛に嚙みついた。

ガツガツ!ガツガツガツ!グチュッ!グチュッ!プチュ!パキッ!

彼女は力士の幽鬼の霊体の偽肉を食い千切り、咀嚼して

盛んに口をモグモグと動かして食らい続けた。

バキッ!ズチュッ!パキッ!グシャリ!パキッ!ボキッ!ボキッ!

ゴクッ!と力士の幽鬼の最後の霊体の偽肉の破片を貪り喰らい、飲み込んだ。

彼女はゆっくりと立ち上がるとグオオオオオオオン!と長々と吠え続けた。

そして力士の霊体の偽肉は模倣された

内臓も全て食い尽くされて完全に空洞になっていた。

また肋骨も露出しており。

すぐに原形を留めない肉の塊と化していた。

のぴは正気に戻る頃には自分も全く一部の記憶が抜け落ちた状態で

訳も分が分からず困惑しつつも念の為に土俵のこっくりさんの用紙と

10円玉を置くと『イグ二』を放ち。

紫に輝く炎で10円玉を燃やし尽くして土俵のまわしのロープ燃やし尽くした。

これで形跡も残さず消滅させた力士の幽鬼は二度と現世に戻って来れない。

のぴは仕事を終えて依頼主の中国人の女子中学生のヤンに報告した。

のぴは倒した力士の幽鬼の討伐の証を一応見せた。

続けてのぴは礼を言うヤンに『聖ミカエル病院で精神科に入院中の

女子中学生3人に合わせて欲しい』とお願いした。

そしてヤンの案内により。聖ミカエル病院の精神科医

アシュリー・グラハム立会いの元で実際にさっき倒した

力士の幽鬼に性被害を受けた3人の女子中学生との面会に成功した。

勿論、3人のベットのある病院の中にのぴが入るとまずは自分が貴方達を襲った

力士の幽鬼を倒した事を記憶のない部分は伏せた上で大体の概要を説明した。

3人の女子中学生は喜びと申し訳なさで全員ベッドの上に目を向けてしまった。

やがてのぴは女性達にこう約束するように持ち掛けた。

『もう二度と他の一生懸命自分のやりたい事に打ち込んでいる

人をバカにしてはいけないのと。こっくりさんを二度とやらない事。いい?

この2つの約束をこれから守れるかしら?

男性を嫌悪尻憎悪したりしない事も含めてね』

すると3人の女子中学生は黙って頷き。一斉にすすり泣いた。

3人の女子中学生は大人になっても約束する事をお互い誓い合った。

そしてまだすすり泣いている3人の女子中学生の1人が涙目でのぴの顔を見た。

「全て私のせいなんです。私が悪ふざけで相撲の事を馬鹿にしたから・・・・」

しかしもう一人の女子中学生も体を乗り出して涙目でのぴに訴えた。

「私もですっ!私がふざけて変な相撲をして怒らせたから!」

「いや!違うよ!私が裸でデブとデブがぶつかり合う奴だとか言うから・・・・」

とさらにもう一人の女子中学生はそう反論した。

のぴはぴしゃりと「みんな悪い事をしました!いいですね!」

まるで先生のように鶴の一声で言うとすぐに3人は黙り込んだ。

続けてのぴは「とにかく貴方達を襲った力士の幽鬼も体格差のある

男性が貴方達に性的暴行を加えた事はやり過ぎだし。

そして貴方達を性的暴行をして屈服させた成功例から味をしめて。

あの場所に居座って好奇心で入って来た女子中学生達に

性的な暴行をするようになったのは当然、力士の幽鬼も悪い事をしました。

でもそうなる原因は貴方達が面白半分でこっくりさんをした事と

相撲と言う名前の日本の伝統文化を軽視して無知な

偏見から軽はずみでバカにしたのが根本的なものだよ。

いい?もう一度言うけど

『人が一生懸命に努力して自分のやりたい事に

打ち込んでいる人を馬鹿にしたりしちゃ駄目』よ。

そうやって他人の仕事を貶めて居場所を奪う事をしたら。

またあの力士の幽鬼の時みたいに怒った相手に痛い目に遭う事になる。

過激派ポリコレや似非フェミニスト活動家の人達がAV女優やAV業界を

貶めて馬鹿にした結果、自分の発言にブーメランが刺さるようにね。

いずれその人達も遅かれ早かれ痛い目に遭うだろうから。もう2度としちゃ駄目!!」

「わかりました・・・」

「今後も気おつけます。自分の発言で他人を傷つけないようにします。」

「今回は本当にありがとうございました。約束します!」

3人の女子中学生はのぴにゆっくりと頭を下げた。

そしてのぴはきちんと今後の約束を守るように厳しく説教した後に

担当医のアシュリー・グラハム氏にもう一礼をして彼女達の病室を後にした。

のぴは聖ミカエル病院から出るとポケットからスマートフォンを取り出した。

スマートフォンの画面を見て色々届いたDM(ダイレクトメール)の内容を確認した。

スマートフォンの画面のDMやおこさまぷれーとの個人アカウントとは

別の依頼用のDMや情報提供のツイートが載っていた。

主なものは以下の通りである。

『怪人ガシマンテの群れがグランドセントラル駅のホームに出現。

早く倒して欲しい。

怪人ガシマンテの群れによる人間に化けて道具を使えて知恵を

付けた個体が電車の中に乗り込んで10代の少女と成人女性に

痴漢行為をした後に電車から女性と人間に化けて降りた

怪人がガシマンテによって恐らくどこかグランドセントラル駅の

どこかにある自分の巣に連れ去っていて。現在毎日平均約6人の失踪者が出ています。

私の友人の女子大生の『ゆい』も失踪しました。

どうか怪人ガシマンテの巣を探して行方不明になった友人を探して下さい。

待ち合わせ場所はグランドセントラル駅の3番ホームの駅で待っています。』

『怪人ガシマンテに友人が攫われました。助けて下さい。』

「うーん怪人ガシマンテの依頼がここ最近、日に増して増えているわね」

のぴは指でスマートフォンの画面を上下にいじりながら。

その怪人ガシマンテもリヴィアのゲラルドおじさんが言うようになんだっけ?

『死鬼(しき)』でモータードとかいう奴は

家に忍び込んで老人を殺して子供を攫うとか?

それで何か子供の頭蓋骨とかで力を得て自信を得ていたとか?

とにかく地面にチョークか何かで魔方陣を書いて道具を扱う位、できるらしい。

あとは火をおこして鍋を使ったり、頭のいい奴だった。

きっとその怪人ガシマンテの1体もそんなところかしらね?

『大人のおもちゃとカメラを扱える』と言う情報から察するにそうでしょうね。

じゃ!その個体は強敵かもね。準備しないと。逆にやられないように入念にね。

それからのぴはスマートフォンの画面に瞬く目を通していると。

X(旧ツィッター)のトレンドに『似非フェミニストの亡霊』という題名が挙がり。

それを指で押すとそのトレンドとなったネームタグから次々と

『似非フェミニストの亡霊』!AV販売会社に現れる!!』

『似非フェミニストの亡霊』死んでも他人に迷惑をかける!!』

『似非フェミニストの亡霊』関係者の太ももをひっかく!』

等々のツイートがリストとなって続々をポストされた。

更にある動画にはとあるAVを販売する会社の事務所にて真っ暗な中。

誰もいないはずの部屋で呻く甲高い叫び声が急に部屋に響く様子が撮影された

動画がアップされていた。しかも事務所の奥には緑色の鬼火らしきものが見えた。

一瞬なので分からないが。それは何らかの悪霊に見えた。

のぴは興味を惹かれてその実際に悪霊の被害に遭っている

とあるアダルト(成人)向けのDVDやブルーレイを販売する会社へ行って

その悪霊がなんなのか?自分の目で確かめる事にした。

それは彼女の精神が大きく成長した証でもあった。

のぴはその場所へ向かう途中の電気屋の街頭テレビをふと見ると

番組の途中のニュース速報が流れていた。


www.youtube.com

『番組の途中ですがニュース速報です!

長い間、日本で活動停止中のだったあの一時期話題となった

『心の怪盗団ザ・レミリアスカーレット』が活動を再開したとの情報が入りました!!

情報によると元メンバーの2人と共に新しく再結成されたチームと手を組み活動を

再開しました。今日未明に予告状が現実(リアル)の人物に送られたようです。』

ニュースのキャプチャー画面には真っ赤な長四角の手紙に

『心の怪盗団ザ・レミリアスカーレット』のロゴマークがあり。

そして切り貼りした手作りのプリントの文字を

スタジオの女性アナウンサーはゆっくりと読み始めた。

若い女性の純粋に高校野球を応援する行為を冒涜し。女性の品位を損ない。

自分の正しさばかりを他人に押し付け。他人の主義主張を悪と決めつけ。

異なる他人の意見を否定し続け、真実を捻じ曲げ続け正義を押し付け。

自らの嘘を利用し、弱き女性やオタク。

反逆するものから示談金と称して大金を巻き上げる歪んだ正義の欲望を頂戴する。

以上。自らの虚像を並べ立てて歪んだ正義の大罪人堀口英利殿。

心の怪盗団ザ・レミリアスカーレットより』とあります。

今回はあの堀口さんのようですね。」

のぴはテレビの画面をぼんやりと眺めつつも確かどこかで

元メンバーの2人を見たような・・・・・・。なんとなくそんな気がしたのだった。

のぴはあれこれ首を左右に捻りながらなんとか思い出そうとした。

それから気が付くと例の悪霊事件のあったAVを販売する会社の事務所の前にいた。

 

(第4章に続く)