牙狼Xバイオ・番外編

(第13章)ビップの冒険

(第13章)ビップの冒険 『静かなる丘』の繁華街の繁華街のアリー・ストラグが襲われた ゴミ箱近くの壁の穴の中に一人の若い女性が迷い込んでいた。 彼女は日本人で20歳の若い女性で勿論、人間では無い。 彼女は人を喰らう魔界の住人の魔獣ホラーだった…

(第12楽章)魔人フランドールの必殺仕事人

(第12楽章)魔人フランドールの必殺仕事人 ニューヨーク市内にあるキリスト教の教会。 ちなみにこの教会はチェルシー地区の外れに位置していた。 そしてその教会の中で一番大きく広い礼拝堂の多数の椅子が 並んだ四角い奥のイエスキリストが磔にされた石…

(第11楽章)魔人フランドールの必殺仕事人(序曲)

(第11楽章)魔人フランドールの必殺仕事人(序曲) 再び秘密組織ファミリーの本部に当たる大きな屋敷。 ジョン・C・シモンズは自室に幻想郷の魔人であり、 MSS(魔人保安警察)の一人、魔人フランドールを呼んだ。 魔人フランドールはジョンに「依頼…

(第10章)英傑(後編)

(第10章)英傑(後編) 「うっ!ぐあっ!何故だっ!何故だっ!ぐおおおっ!負けるかあっ!」 ウォスカは歯を食いしばり、意地を張り、一歩一歩、歩き始めた。 同時にウルトラマンスコットが放った グラ二ウム光線は徐々に短くなって行った。 次第にウルト…

(第9章)英傑(前編)

(第9章)英傑(前編) 「大変!」 再びアンダーソン家では。 母親のエミリー・アンダーソンは 息子のスコット少年の部屋のテーブルに置かれた手紙を トーマスおじさんとヨハネスお爺ちゃんに見せた。 2人は手紙を無言で読んだ。 手紙にはこう書かれていた…

(第8章)霊魂

(第8章)霊魂 向こう側(バイオ)の世界。 翌朝、ニューヨーク市内の人気の無い 裏路地にひっそりと建っているアパートの一室。 BSAA隊員のクエント・ケッチャムは大欠伸をしたあと 黒いソファーから目覚めた目覚め上半身を起こした。 烈花法師はテー…

(第7章)断罪の裁き

(第7章)断罪の裁き マンハッタンにある秘密組織『ファミリー』の本部に当たる大きな屋敷。 屋敷の主であり、秘密組織『ファミリー』の長である ジョン・C・シモンズは芳賀真理を自分の部屋に招いた。 そして彼は真理に優しくこう語りかけた。 「6年前の…

(第6章)シューティム・アップ

(第6章)シューティム・アップ ニューヨーク市内の人気の無い裏路地にひっそりと建っている アパートの戸口に一人の女性が立っていた。 その女性は若く黒い服を身に纏い、白い肌をした 深い胸の谷間と生脚を露出させていた。 ちなみに彼女が着ているのは魔…

(第5章)生と死と。

(第5章)生と死と。 ジル・バレンタインの自宅はニューヨークにあるごく普通の2階建ての家だった。 そして家の中にある大きなリビングには毛布が敷かれていた。 更にその毛布の上には黒い毛の大きな老犬がゴロンと寝ていた。 黒い毛の大きな老犬の名前は…

(第4章)天使の様な悪魔の子。

(第4章)天使の様な悪魔の子。 一人の女の子が公園の滑り台を滑って遊んでいた。 そこにごく普通の一人の一般的な私服を着た 中年男性のトーマス・アンダーソンが現れた。 「おじさんだーれ?」 女の子は滑り台から立ち上がり、トーマスに向き直った。 ト…

(第3章)七夕 『2016年7月7日より』

(第3章)七夕 『2016年7月7日より』 ここは天上高い、かの有名な天の川に掛るカササギの大橋。 その橋の上では古のしきたり通り、織姫と彦星が再び会おうとしていた。 だがそんなロマンティックで感動溢れる織姫と彦星の再会に水を差すように カササ…

(第2章)歌声

(第2章)歌声 閑岱の温泉に浸かり、露天風呂を満喫した 鈴とクリスは帰りの森を散歩していた。 その時、少し開けた広場に巨大な四角い黒い物体が置いてあるの気付いた。 「なにかしら?」 鈴はその不思議な黒い物体に好奇心をそそられたのか? 草木を掻き…

(第1章)温泉

牙狼Xバイオハザードクロスオーバー・番外編 (第1章)温泉 閑岱のとある小屋。 朝食を食べ終わったジルは急に邪美に誘われて 朝から女同士で温泉に入っていた。 「ふうーいいお湯ね!」 「なっ!此処の温泉は天然なのさ!」 「へえー凄い!リラックスでき…