長編ゴジラシーズンⅣ

(終章)生と死の戦いは終わらない!

おはようございます。 畑内です。 ゴジラの自作小説のシーズン4はいよいよ完結です。 (終章)生と死の戦いは終わらない! それから凛と蓮は2人だけで神社を出て、 東京湾の地平線に沈み行く夕陽が見れる丘の芝生の上に座っていた。 蓮は座っている凛に向…

(第83章)アルカードKを探せ!

こんばんわ畑内です。 あと一つでゴジラの自作小説 (シーズンⅣ)は完結です。 (第83章)アルカードKを探せ! 長野先生の部屋の金色のドアノブに 「仕事中!立ち入り厳禁!」 と書かれていた。 部屋の中では長野先生がベッドに眠りながらヘッドホンで何…

(第82章)つかの間の休息

(第82章)つかの間の休息 網走厚生病院から千歳空港に向かってバスで 移動中だった凛達一行に意外なトラブルが待ち受けていた。 網走市から千歳空港に移動中の間、 外は物凄い大吹雪になり、バスに整備されていたテレビでは、 ほとんどの東京行きの飛行機…

(第81章)ジェレルの悪夢

おはようございます。 畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第81章)ジェレルの悪夢 洋子は長野先生の話を聞いてしばらく呆然としていたが、 ふと我に返って休憩室のドアの方を見ると、 いつの間にかガーニャとジーナとサミー、 MIBの仲間、洋子…

(第80章)人工種族ノスフェラトゥの悲劇とMWM社の真の権力者

(第80章)人工種族ノスフェラトゥの悲劇とMWM社の真の権力者 洋子は自分の正体と真実を突き止めるべく新たな決意を胸に長野先生と会っていた。 長野先生は洋子の言葉に心を動かされ、ようやく重い口を開き、 宇宙人の正体と真実について語った。 「あ…

(第79章)さらに拡大するMWM社の陰謀

おはようございます! 畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第79章)さらに拡大するMWM社の陰謀 元FBIの男女と洋子の両親の話を聞いていた 洋子は居てもたってもいられず外へ飛び出し、 両親の前に立つと 「ママ!パパ!あたしは真実が……知り…

(第78章)激変する環境と人間社会

(第78章)激変する環境と人間社会 凛は茶色のソファーに座っている山岸に 「大丈夫?折れた右腕?」 山岸は包帯で巻かれた右腕をさすり 「うん!ちょっとゴタゴタして…骨が少しズレてくっついちゃったみたい。 今!担当の医師や原田先生に大目玉を食らっ…

(第77章)真冬の戦いから翌朝……

(第77章)真冬の戦いから翌朝…… サンドラとゴジラの長きに渡る闘いから翌朝、 凛はベッドから眠そうに眼をこすり起き上がると、カードを使い朝のテレビを付けた。 ニュースで日東テレビの音無杏奈がサンドラとゴジラの戦いの後の現場を取材していた。 「…

(第76章)凛の本心と後悔の念

こんばんわ畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第76章)凛の本心と後悔の念 危険を感じたアヤノの呼びかけでスピードアップした 車はまるでレースカーの如く「ブウウウン!」という空気を切り裂くような音を立てた。 幸い高速道路は、怪獣出現で市…

(第75章)小惑星676162

こんばんわ畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第75章)小惑星676162 車の中でアヤノが蓮の部屋から押収したパソコンの画面の背景は 真っ暗で真ん中の青い大きな文字には 「全世界が一つの舞台、そこでは男女も問わぬ、人間すべて役者にすぎ…

(第74章)止められない反乱!

(第74章)止められない反乱! 山岸は咳込みながら頷き、洋子に支えられフラフラと立ち上がり、レベッカの方を見た。 レベッカは心臓近くをアヤノに撃たれ、断末魔の声と共に 「G塩基を持ち…反乱を起こしたあたし達の仲間が… X星から…ここに来るわ…窓の…

(第73章)悪魔払い

こんばんわ畑内です。 ゴジラの自作小説を送ります。 (第73章)悪魔払い 手術室に入ってから数時間後、病室のベッドで うっすらとジェレルは意識を取り戻し、目を開けた。 そしてベッドの布団をめくり、腹にある巨大なガーゼを見た。 しばらくして3人の…

(第72章)レベッカ最後の抵抗

(第72章)レベッカ最後の抵抗 テロリストの一人のレベッカが何人かを人質に立て籠っていると聞き、 テレビ局の山根優香は朝のニュースの撮影の準備をしていた。 すると後ろから後輩の女性アシスタントがコーヒを2つ持って優香の方に歩いて来た。 そして…

(第71章)凶悪犯は救えるのか?

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第71章)凶悪犯は救えるのか? 地球防衛軍は現存する限りの台数の火龍やランブリング、 エクレールに詰め込みを終え、すでに北海道網走市内に到着していた。 分厚い雪雲の隙間から、怪獣化したサンド…

(第70章)形態を維持するか?それとも失うか?

(第70章)形態を維持するか?それとも失うか? サンドラの体から飛び出した暁色と青黒い色の 総数16本の触手は好き勝手な方向にビシャビシャと動き回り、 不気味に蠢いていた。 ガーニャはその様子を見た瞬間、顔面蒼白になりかすれた声で 「なんだ……こ…

(第69章)グレックス

3日も遅れましたが……明けましておめでとうございます。 今後も特撮映画ジャーナルをよろしくお願いします。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第69章)グレックス 再びガーニャの意識は凛と蓮がいるどこか良く分から無い空間に立っていた。 凛は踵を返して…

(第68章)MIB・メン・インブラック

(第68章)MIB・メン・インブラック レベッカは長野先生を見て 「やっぱり!MIBだったのね!」 凛が 「先生が……MIB??」 山岸が 「あの都市伝説は本当だったんだ!」 レベッカは 「人を殴ってあたしを救ってどういうつもりかしら?」 長野先生は…

(第67章)歴史の闇に生まれつつある兵器と怪獣世界

(第67章)歴史の闇に生まれつつある兵器と怪獣世界 轟天号内でニックは、網走市内に発生した弱エネルギー反応の分析を進めていた。 その結果、この弱エネルギー反応は電磁波を遮断するAサイクル波と、 発明家の鳥居哲夫と言う人物が開発した痴漢防止機の…

(第66章)壊滅したX星の居住区

おはようございます。 お久しぶりの畑内です。 メリークリスマスが過ぎましたが…… ゴジラの自作小説を載せます。 (第66章)壊滅したX星の居住区 網走厚生病院の広場。 電話の男の意外な回答に神宮寺博士は、動揺と寒さに震える顔で 「それは?どういう事…

(第65章)怪獣世界は光と闇の世界

(第65章)怪獣世界は光と闇の世界 凛が見ると、デジタルカメラの画面に、呆れかえり、 今にも、いい加減にしろと言いたげな蓮の表情が見えた。 しかし凛は 「それは分かっているわ!けれど!それしか方法が思いつかないの! 蓮は我慢の限界に達したらしく…

(第64章)古い種と新しい種

(第64章)古い種と新しい種 起き上がったサンドラは再び口から大量の血を吐いた。 ゴジラの尾で叩きのめされてビルの瓦礫に沈んだ際に背中から 全身を覆っていた肉芽種の一部が潰れ、潰れた肉芽種から新しいゴジラの鱗に似た皮膚が現れ、 肉芽種の無い綺…

(第63章)マグダラのマリア

(第63章)マグダラのマリア 物置小屋に隠れていた凛は、何か彼女を助ける手掛かりが無いか、 ふと真っ暗な物置小屋の中を見渡した。 暗闇で何も見えなかったが、やがて部屋の中心に十字架らしきものが見えた。 すると暗闇の中で山岸の 「どうしたの?」 …

(第62章)じっとしていた方が安全!

久しぶりにゴジラの自作小説を3つ載せます。 (第62章)じっとしていた方が安全! 先程、青黒い宇宙植物を見て戻って来た美雪に元FBI捜査官は 「G塩基を入れた植物は?」 と尋ねた。 しかし美雪は首を左右に振り 「実は……まだ変化が無くて……」 すると…

(第61章)ツングースの謎(後編)

(第61章)ツングースの謎(後編) 2人がロシア人の研究員に差し出された資料を読み始めると 驚きの分析データが書かれていた。 「№1908の土には謎の球粒物質が多く検出された。分析の 結果、宇宙植物の胞子と分かった。」 「№1942の土や№20の…

(第60章)ツングースの謎(前編)

(第60章)ツングースの謎(前編) 寒く雪がちらつく網走厚生病院の広場のテントの近くを凛を追って走っていた蓮は 「何考えているんだ!馬鹿野郎!刑務所に行きたいのか?」 と散々悪態をつきながら彼女の後を必死に追い掛けた。 凛は雪がちらつき寒さで…

(第59章)ポーカーフェイス

(第59章)ポーカーフェイス 再び雪がちらつき始めた北海道網走市で、 サンドラはしばらくゴジラの様子を伺った後、 何が気に入らなかったのか、 突然、怒りの咆哮を上げ、ゴジラに再び突進し、 長い爪を見境無く振り回した。 さすがのゴジラも彼女の怒涛…

(第58章)怪獣には言葉は無い!それでも?助けを求める!

(第58章)怪獣には言葉は無い!それでも?助けを求める! ロシア語が聞こえた。 「君達!ここで何をしている!」 凛はまだ頭が混乱し 「何って?何をしているのか?分からないわよ!」 すると一人の女性が 「何……訳の分からない事を言っているのよ!さあ…

(第57章)ラスト・コーリング・エスケープ

(第57章)ラスト・コーリング・エスケープ 凛はまだ怪獣世界に入る方法を考えていた。 蓮はすっかりあきれ果て 「まだ!考えているのかい?そんな世界は存在しないよ!」 と否定した。 しかし凛は 「いいえ!確実に存在するわ!」 蓮は 「じゃ?死神は存在す…

(第56章)生きていたレイ!

(第56章)生きていたレイ! 元FBI捜査官の女は美雪と神宮寺博士のいるテントに戻った。 美雪は 「レベッカから何か手掛かりは掴めましたか?」 彼女は 「いいえ!駄目だったわ!彼女の主張はあまりにも支離滅裂で、 到底……ワクチンの開発に役に立ちそ…

(第55章)プロメテウス

(第55章)プロメテウス 蓮は凛に向かって 「それは自分が見た夢だろ?幻想だよ!お前の両親が体験した事も同じさ!」 凛は彼の言う事を無視し、自分が経験した事を脳裏に思い浮かべた。 しかしいくら思い浮かべても何も変わらなかった。 凛はあきらめず、…