(第54章)悪魔の証明

(第54章)悪魔の証明

 

「またその『SRの女の子』のつまり生体マグネタイド(生体磁気)から

『未知の異形の生物の遺伝子』と『デモニックジーン(悪魔遺伝子)の抗体』

が検出されました。現在、デモニックジーン(悪魔遺伝子)の

抗体物質のゲノム解読が研究員の手によって進んでいます。もしかしたら?

悪魔の存在も科学的に証明できるかと」

「流石に悪魔の存在を証明するなんて難しくないかしら?」

「いや!可能かも知れませんよ!きっと同時に魔獣ホラーの存在を

科学的に証明出来ればノーベル賞を貰えるかも知れません」

「いや。無理ね。科学的に証明出来る訳が無いし。それに。

出来たとしても魔獣ホラーの存在は公に出来ないわ。

勿論!この事が公になれば魔戒騎士や魔戒法師達が全ての記憶も消し去って。

研究員や関係者の記憶を消して全て闇に葬られるわ。

悪魔も神々もキリスト教の信者やバチカンの人達があれやこれや否定したり。

批判したり。大騒ぎするに決まっているわ。

だから世間に出したところで大体信じないでしょうね。」

「では?論文はどうするのですか?」

「ええ、そうね。あくまでも個人用ね。世間には公表しないわ。」

「それでいいんですか?それでよいなら私は別に・・・・」

AI(人工知能)アポロは淡々とそう返した。

「ところでデモニックジーンと言う悪魔遺伝子は一体?どう言うものでしょう?」

「どうやら唯一神や大天使や天使達が思い通りに言う事を聞かせる為に

自国の人間に仕掛けた爆弾なのよ。つまり言う事を聞かなければ悪魔化して

唯一神を信仰する人間や大天使や天使達に殺される。

でも思い通りの言う事を聞けば人間として悪魔遺伝子は発症せずに抑えられて

唯一神や大天使や天使達の奴隷として自由に縛りつけられて盲従させられるそうよ」

「酷いですね。これが本当の彼らのやり方ですか?」

AI(人工知能)アポロの反応に驚き、反射的にそう言った。

「意外と怒りっぽいのね。ちょっと意外!」

するとAI(人工知能)アポロは「はっ!」と声を上げた。

「恥ずかしい。私が機械のプログラムなのに人らしく怒るー」

「いいのよ!物凄い技術よ!とても人間らしくて私は好きよ!」

「そっ!そうですか?でもっ!やっぱり恥ずかしいです・・・・」

そうAI(人工知能)アポロは恥ずかしさの余り、とうとう完全に黙ってしまい。

何もしゃべらなくなってしまった。するとダニア博士は困った顔をした。

それからダニア博士とAI(人工知能)アポロは

何も話せずただしばらく沈黙が続いた。

ダニア博士も「やれやれ」と首を左右に振った。

「全く恥ずかしがり屋さんね!でもそこが可愛い所ね!」

ダニア博士は天真爛漫に笑って見せた。

 

HCFセヴァストポリ研究所のBOW(生物兵器)及びウィルス兵器開発中央実験室。

トークスはアッシュ博士達が行った冷凍冬眠覚醒処置でようやく目覚めていた。

彼女はベッドの近くの机の上で温かい飲み物と食べ物を口にして

体力と体温を回復させていた。それからベッドの上に横になった。

更にストークスは白いシーツでくるまり直ぐに深い眠りについた。

しばらくしてストークスは奇妙な夢を見た。

最初はどこも暗黒の暗闇で全く見えなかった。

トークスはただただ長い間、彷徨い、歩き続けた。

すると目の前に正方形の扉が見えた。やがて正方形の扉が機械的な音を共に開いた。

あの扉は何だろう?出口?どっかの部屋?

最初、ストークスはホテルか何かの部屋だと思った。

しかしどうやら違うようだ。

そこは灰色の岩石に覆われた洞窟のようだ。さらに中央には誰かがいた。

誰かは白い仮面を被った黒いマントの怪人だった。

白い仮面を被った黒いマントの怪人はこうしゃべった。

「どうも。お待ちしておりました!ストークスさん!」

続けて彼は丁寧にお辞儀した。

「貴方は敵なのね!倒すっ!」とストークスは戦闘態勢に移行しようとした。

すると白い仮面を被った黒マントの怪人は首を左右に振った。

「いやいやいやいや。敵じゃないよストークスさん!」

「じゃ!何者なの?」とストークスは警戒して身構えた。

しかし白い仮面を被った黒いマントの怪人は指を出した。

ちっちっちっちっと舌を鳴らして指を左右に振った。

「ダメダメ!君は完全な神が復活した時の。

そう、君の彼氏のエア・マドセンはアダムに。君、ストークスはイヴになるんだよ!」

「何故?私の名前を?」

旧約聖書創造神話を知っているかな?」

「いずれこちら側(バイオ)の世界は新世界に生まれ変わるんだ!

その為に君は人類を進化させる必要があるんだ!

あのオリジナルのジル・バレンタインのようにね!

君はジルさんとは遺伝子は同じでも別人だから。

彼女が第3の世界(真女神転生Ⅳファイナル・ロウルート)で

その支配者YHVAを魔王ホラー・ベルゼビュートと君の大好きな元『NYK48』で

現在、女優をしている山田真帆さん。魔獣ホラー・バエルさんと協力して

唯一神のYHVAを討ち取って。そしてジルさんは新世界の神になったんだよ。

そして君も彼女と同じ偉業をこの先の未来でする。

君はアダムの子を産み、最初の人間の男であるアダムの子は

新しく進化した復讐の女神レギオンを従えて旧人類を滅亡させて

こちら側(バイオ)の世界に楽園をもたらす。つまり旧人類!

特に自らの身体と体格の大きさと権力を乱用して若い女性を痛めつけて。

心を貶める下劣な人間の男共も遺物として残らず抹殺するんだ!

こうして弱き女性達は新しい世代の人類の子供達を産み、母親となる。

そして混沌から再びこちら側(バイオ)の世界は創造し直される。

やがて楽園が創造されて人類は救済される。それで僕の復讐も終わる。

その為にはー。」と言いながら白い仮面を被った

黒いマントの怪人はストークスに近づいた。

トークスは怖くなり、じりじりと後ずさりした。

続けて白い仮面を被った黒いマントの怪人はこう話した。

「その為には君が20代30代の若い女性達の代表として人類の進化を促す

特別な生命体にする必要がある。特別な儀式ではあるけど何!痛くも苦しくもないよ!

むしろ気に入ってくれると思うよ!いい思い出になるはずだよ!

君はオリジナルのジル・バレンタインが支配する宇宙に全て塗り替えるように

君がどんどん塗り替えるのさ!この腐りきった最悪の世界を!」

トークスは断ろうと思った。

しかし白い仮面を被った黒いマントの怪人はこう言った。

「幾ら断っても無駄だよ!君はもう心を支配されているからね。

君の心の隙間に入った僕はもう消えない」

トークスは長い間、黙っていた。どうしたらいいのか分からなかった。

すると白い仮面を被った黒マントの怪人はいきなり黒い両腕を左右に広げた。

トークスはびくっと体を震わせた。続けていきなり胸部が大きく変形した。

同時にバチン!と胸部の皮膚が弾けた。同時に胸部から細長い触手が2本伸びて来た。

続けて他に4対の細長い真っ赤な触手が飛び出してきた。

そして4対の長い触手はストークスの両手足首に何重にも巻き付いた。

彼女は「きゃああああっ!」と思わず悲鳴を上げた。

続けて伸びて来た透明な一本の細長い触手がストークスの

白い肌に覆われた両脚の内太腿をスルスルと通過した。

そして最初に伸びて来た透明な細長い触手はあっと言う間に

トークスの膣の奥深くに挿入された。

「はあっ!あっ!あっ!あんっ!ああっ!まってぇっ!あっ!くっ!ああん!あっ!」

最初の透明な細長い触手の全体が大きく奇妙な音が立て続けに

トークスの耳に聞こえて来た。

ボゴッ!ボゴッ!ゴッ!ボゴッ!ボゴッ!

その奇妙な音と同時にまるで風船のように膨らんだリ萎んだりを繰り返して

大量の暑い精子を注入し続けた。間も無くしてストークスはした唇を噛みしめた。

彼女は荒々しく獣のように唸り続けた。

「うううっ!ぐうううううっ!ううううんっ!ぐうっ!んっ!あっ!くうん!」

更に彼女のマシュマロの様に柔らかく張りのある豊満な両乳房は目にも

止まらぬ速さで上下左右にプルプルと揺れ続けた。

その度に大量に流れた汗がキラキラと光るように周囲に飛び散っていた。

更にストークスは既に両頬と深い胸の谷間を紅潮させていた。

そして両瞳を閉じて性的快楽でしばらく恍惚の笑みを浮かべた。

とても気分がよく今にも天国に昇りそうだった。

間も無くして彼女は大きく口を開けて、荒らしく息を吐き、甲高く喘いでいた。

「ハアハア!ああん!ああっ!あっ!ハアハア!ああんっ!あああっ!」

 

(第55章に続く)