(第56章)仁藤夢乃氏の理想の世界『女だけの街』ヨスガの世界。

(第56章)仁藤夢乃氏の理想の世界『女だけの街』ヨスガの世界。

 

リヴィアのゲラルドはニューヨーク市内のチェルシー地区とある廃病院の

眼科専門の診察室の隣の薬類を保存する小部屋の

窓を突き破って外へ逃げ出した熾天使キラーアイを追跡した。

そして裏通りから真っ赤なオーラであの堕天使キラーアイと思われる

引きずって残った皮膚の痕跡が歩道のアスファルトに一直線に伸びていた。

「よし!後を追うぞ!」とゲラルドは走り出した。

ゲラルドは走り出したライアンと共にチェルシー地区の

おしゃれなカフェやレストランの並ぶにぎやかな街中を走りつつも

足元の赤いオーラで残されている熾天使キラーアイと思われる

引きずった時に残った皮膚片をたどって追跡をしていた。

しかし不自然な事にゆっくりと徐々に太い胴体が

細くなり小さくなっているようにゲラルドは見えた。

「まさか?小さくなっているのか?」つまり体の大きさを変えられるのか?」

「それじゃ!発見は困難かもな!でも諦めずに追跡しよう!」

2人は一本道の多種多様な人種の人々の集団をかき分けて一心不乱に。

逃亡していた熾天使キラーアイを追跡した。

そしてとうとう1mmにも満たない最小の引きずった

細長い皮膚片はピンク色のバスのドアの前に停まっていた。

何も知らないゲラルドは堂々とバスに乗り込もうとした。

するとライアンはピンクのバスを見た瞬間に慌てふためいて彼の右肩を掴んだ。

「ああっ!まってくれ!クソっ!あそこは流石に駄目だ!」

リヴィアのゲラルド反射的にライアンの手を振りほどいた。

「なんでだ?あいつはあそこに逃げ込んだ!もう逃げられんぞ!!」

しかしライアンはずんずんと歩き出そうとするゲラルドを

両腕を使い、全力で阻止した。

「ダメだ!近付いちゃダメだって!」と言った。

ゲラルドは苛立ち、また彼の両腕を振りほどくと大声で話し始めた。

「何故?あれはバスカフェだ!所有者の許可さえあれば入れるのでは?」

ライアンはゲラルドをなだめるように落ち着いた口調で説明した。

「あそこは今回の俺達のクライアントの仁藤夢乃氏が管理しているんだ!

いいかい?その彼女の取り巻きの女達も弁護士もどう言う訳か俺達男性や

おじさんを『きもい』と言ったりしている。

とにかく面倒になる。今回は引き上げよう。

このままだと俺達までSNSの攻撃のターゲットにされてしまう。

それに今近づいたところでよってたかって女性達に

怒鳴られて門前払いがオチだ。あきらめよう。」

「ここまで来たのに仕方ないな。」とゲラルドは溜息をついた、

彼がようやく納得してくれたのでほっと一安心した。

「これで意味不明なクレーム電話が起きなくて済む。それに。

NPO法人の若年女性被害者の公用施設ができるな。つまり仕事は完了だ。」

ライアンは直ぐに聖ミカエル病院に電話してさっきの

熾天使キラーアイの子供を恐らく妊娠しているであろう田村あかりが

気になり病院の特殊産婦人科の医者に電話で尋ねた。

やはり彼女は妊娠しており。現在は大事を取って入院中との事である。

まだ出産はしていないものの胎児の成長が早く今日中に出産の見通しらしい。

しばらくリヴィアのゲラルドとライアンがその場に留まっていると

急にわーわーわーとにわかに騒がしくなって行った。

ゲラルドとライアンが見るとそのピンクバスの前で有志が集まった

女性50人は自分達を守る為に女性の壁を作っていた。

そして大勢の抗議の為に集まっていた男性達のグループと押し問答の喧嘩をしていた。

リヴィアのゲラルドとライアン・スタックハウスはそれを遠巻きに見ていた。

「俺はヒマアロンじゃない!」とか「火いつけたろうか?」と

ライターを取り出した男性がいたのでゲラルドは直ぐに男の傍へ行き。

彼からライターをひったくって怒鳴った。

「馬鹿な真似はよせ!」と。

すると50人のバスを守っている女性達は一斉に彼を指さした。

「自殺するキモオタゲーム会社の男を助けて庇ったキモイおじさん!!

帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!二度と来るなああああああっ!!」

50人の女性は一斉に怒鳴りコールを始めた。

ゲラルドは「ああ。あのガイナックス・スレイヤーの事か・・・」とつぶやいた。

ライアンは「彼女らに何を言っても無駄だよ」とゲラルドに意見した。

「全く困った女達だ。自分が女の性を自分で認めていながら性の表現や

自由のAV女優やセックスワーカーの自由を認めぬとはね!」とゲラルド。

「全くこんな不自由は聞いたことが無いな」とライアンは呆れた顔で答えた。

すると急にキーツ!と頭に血が昇ったのだろう。

彼女達は怒鳴り散らしこう主張して喚き散らした。

「このキモイおじさん!裏切り者のクソめ!いいですか?

私達は自由を求めて闘っているのよ!命懸けで人を守っているのよ!」

「『女を盾にして自由の主義主張を広めるのはいい加減!やめて欲しい!

それで私達の活動が妨害されたり、実害が出たり、命が脅かされるのは私達!』。

だから!私達は自ら盾になって自分の

主義主張を貫く為に害悪の男達から守っている!」

「じゃ?何で辺野古基地で座り込みの為に警官達に排除されている時に女の子達が

若い女に触らないで!』『セクハラだよ!』と抗議したのは何故だ?」

ライアンはムッとした表情でそのフェミニストの女性達に反論した。

「うむ。女を盾にするなと言いながら女を盾にするのか?呆れた。

それが連帯なのか?自分は関係なく当然。不正会計の連帯の責任を取るのだろう?

何故?10歳から20代の女性が入らないのなら君達の行動は何の意味もないぞ!

何故なら他人に本当の意味で感謝された事が無いだろうからな。

ライアンとコラボ団体の女性達の論争を

聞いていた2人の女性がヒソヒソ話をしていた。

「急激なフェミニストの進化はフェミニスト

価値観そのものに負担をかけているのに。」

「自らのフェミニストの価値観の寿命を縮めて死滅させようとしているのにね(笑)」

「しかも自分の団体そのものまで公金を横取りして自ら私腹を肥やしてるんでしょ?」

「それって自分達の団体の寿命も縮めているわよね。こいつら馬鹿じゃないの?」

続けてライアンは2人の女性達の話を聞きながらも両腕を組んで女の壁を見ながら。

「ふん!呆れた女性達だな。正直に言わせてもらうよ!

『大天使の紛いものに成り下がった挙句に

虚飾に満ちた役割を誇るのはとても惨めだぞ!』

あの暇空茜氏も他のシオさんや多くの不正会計の闇を暴く人達にあんたたち弁護団

フェミニスト達が寄ってたかって何を言おうが控訴すると脅そうが誹謗中傷しようが

彼ら彼女らは自らの意志でリスクも承知の上で決断して行動しているんだ。

さらにライアンは肩をすくめ、少し小馬鹿にした口調でさらに話を続けた。

「だがあんた達はどうだ?あんた達は自ら選択する事自体を放棄したんじゃないのか?

しかも仁藤夢乃氏も君達も女性の為と言いながら女性体の性表現やAV女優や男優や

セックスワーカーの人々に禁欲を強いて束縛して支配している。

じゃあ!あんた達も素直に行ったらどうだ?自分達の性的表現はいいのに。

それで本当は自分達は『10代の少女達が純粋で洗脳しやすいから

従順な駒がが欲しかっただけだ』と?言ってみたら?言えないのか?」

「黙れ!黙れ!黙れ!黙れええええっ!黙れええええええっ!」

女性達は激しく動揺して図星を付かれたのか叫び続けた。

「私達は成人女性として性被害に遭う少女達を守る為に闘っているのよ!」

「私達は仁藤夢乃三の理想の世界を創世する為に戦うのよ!」

「私達は女性の敵のキモイおじさんやこの男尊社会を根絶やしにするの!!」

「私達のような新しい男に頼り縋らず生きて行く強くて優れた女性達のみで弱い

全てのキモイおじさんや男尊社会が淘汰される『ヨスガ』の理(ことわり)!」

「フン!ゲス共め!10代の少女を守り導くと言いながら

大人の女性達のあんた達は当たり前のように。

『10代の少女達を盾』にするとはな!全く度し難いッ!」

「はあ?!何言っているの?意味が解りません!少女を盾に??何言ってるの?」

「『私達はツィッターの文章で『言葉』を書き自分達未来の少女達のために戦う!!

「私達は仁藤夢乃氏の言葉をツィッターとして文章を拡散して

沢山の女性達に戦う意思を伝える!そして泣き寝入りしている

女性や少女達を救う!その彼女の言葉は希望なのよ!」

志を伝えるのに言葉なんか必要ない!己の意志は己の行動で示すものだ!

現に大勢の人々を守る為に己の意志で自分の母上や若村秀和や

反メディア団体ケリヴァーに一般女性も男性も性別関係なく集まり戦い抜き。

既に理不尽に打ち倒して世界を救っている。」

「君達は自身のコンプレックスや輝ける女性の

嫉妬と憎悪の自分が幸せになれない原因をAV女優や男優やレースクイーン

専業主婦に押し付けているだけだ。男性はこうであるべきと否定している。

一方で君達は女性はこうであるべきだ

と無理矢理自分達のワガママを押し付けている。」

ゲラルドとライアンの正論にも怯まずに大声で喚き続けた。

「男は女の敵!キモイおじさん!キモイおじさん!」

彼女達は壊れたテープレコーダーの様に同じ言葉を返し続けた。

ライアンはドリフターズいかりや長介のコントのオチを日本語でつぶやいた。

「だめじゃこりゃ」と。ゲラルドはもうこれ以上の彼女達との話は無駄だと悟った。

「さてと!今日は引き上げるか。奴らはここにいるかも知れんがな」

「ああ。奴はどうやら2次元の外側の3次元の空間に結界の巣を張っているだろう。

でも目の前にいる彼女達に俺達の怪物探しの調査に協力する気など皆無だろう。

ライアンとゲラルドはグルリと背中を向けた。

途端にツィフェミの女性達はきもいおじさんのリヴィアの

ゲラルドを自分達の力で追い出したと錯覚したのだろう。

一斉にツィフェミの女性達は意気揚々と叫んだのだった。

 

再び同時刻。『ダゴン密教団』が所有する地下研究所の地下6階の監視室。

ギルマンは場面を切り変えた。次の場面はここと全く別室だった。

そのモニター画面に映る別室の壁には何故か文字があった。

別室はそれなりに大きな部屋だった。

床には『ダゴン密教団』の魚とタコの模様と『ロス・イルミナドス教団』

の寄生体プラーガをモチーフをしたシンボルマークが刻まれていた。

つまり交友の証である。そしてこの別室の大きな部屋の中央には例の仁藤夢乃

社会福祉団体のコラボのピンクバスを利用したある売春婦の少女が被験者に

されようとしていた。実際、被験者の彼女はコラボバスを待ち合わせ場所に選び。

バスの近くでギルマンの仲間の深き者ども(ディープワン)の男達が来た

タイミングでバスの外に出て『ダゴン密教団』へと足を運んだのである。

彼女はネット上の闇バイトの人体実験の広告に釣られて

自分達が楽して遊ぶお金の欲しさに無理矢理でもなく自らの意志でネットで応募して。

面接をして毎日大体10000万ドル程支払うと言う契約の元で

恐ろしくも危険かつ、かるーいで気持ちで受けていた。

今回のバイトの面接で受かった売春婦の少女は3名。

だったかギョ。そうだ。そうだ。3人が一週間のバイトだギョね。

1人目の少女はえーと。ギルマンは前の前のモニター画面のスィッチを付けた。

モニター画面にはボストン最大種のショゴスと交尾している

3人の少女の様子が映っていた。1人目はロシア系アメリカ人の少女で。

背中のくびれのある腰の辺りまで伸びたサラサラの茶髪のロングヘアー。

サラサラの長い茶色の前髪。キリッとした細長い眉毛はとっくにハの字になっていた。

さらに額にしわを寄せていた。

彼女の丸っこい高い鼻はひくひくと動かして気持ちよさそうに瞳を閉じたり。

茶色の瞳を細目にしてぼんやりと見ていた。ピンク色の唇をプルプルと震わせ続けた。

口をゆっくりと少しだけ開き、前歯を見せてハアハア静かに息を吐いた。

彼女はした唇を噛み、甲高い喘ぐ声を長い間、上げ続けていた。

「ああん!あっ!はっ!ひいいっ!

あっ!あああっ!ああんんっ!あっ!はっ!ひっ!」

彼女の名前は『レスリー・マッサー』である。レリスは張りのある発展途上中の

掌サイズの柔らかい小さな両乳房はピクン!と震わせてピンク色の乳輪と

屹立した乳首も激しく上下左右にプルプルと揺れ続けていた。

彼女は白い肌の内太腿を左右に開けてM字開脚していた。

彼女は腰をカクカクと上下に激しく強く止め止めなく昇天できぬまま。

しばらく性的快楽にずっと溺れ続けていた。

ギルマンは無言でまたスイッチを押してモニター画面の場面を切り替えた。

別のモニター画面委は白いベッドの上に仰向けに寝転んだまま

茶髪のサラサラの両肩まで伸びたロングヘアーはベッドの上の

分厚い白い布団の上で扇状に広がっていた。

そのスペインの少女の名前は『ローファー・アヘラン』である。

彼女は頭だけを起こしたまま驚きと恍惚に満ちた広いおでこはそのままだった。

また黒くひし形の太い眉毛もそのままだった。丸っこい鼻をひくひくと動かしていた。

さらに張りのある白い肌のメロンサイズの丸い両乳房と

茶色の乳輪と乳首を屹立させた乳首は前後左右にプルッ!プルッ!

と強く激しく前後左右に揺れ続けていた。

彼女は白い肌の内太腿の両脚をM字型に広げたまま。

大きく開口した膣口から胎児サイズの玉虫色に輝く卵を大量に出産していた。

そして彼女は性的興奮が絶頂に達した頃には約1000000万個と言う

異常な数の卵を産み落としていた。更にもう一度ギルマンはスィッチを切り替えた。

更に最後のバイトの一人日本人の少女が映っていた。

茶髪のサラサラの胸元まで伸びたウェーブをかけたポニーテール。

茶色の前髪に隠れてキリッとした細長い眉毛は既にハの字になり。

その日本人の瞳は驚いて見開いていた。丸っこい低い鼻はひくひくと動いていた。

プルプルとしたピンク色の唇を震わせて白い前歯を少しだけ見せて笑っていた。

茶髪の間から見える両耳と張りのあるふっくらとした両頬は紅潮していた。

同時に深い胸の谷間も紅潮していた。やがて彼女は瞼をゆっくりと閉じた。

彼女は小さく口を開けて愛らしく高い声で喘ぎ続けていた。

「あっ!あっ!はっ!あっ!あっ!あっ!

あっ!ひっ!あっ!いいっ!いいっ!あっ!」

名前は『三上悠亜』。のちの国民的アイドルのAKB48の姉妹グループ

SKE48のメンバーになり。そして男性問題で卒業をした後に華やかな世界と

このバイトの性的な経験から華やかな世界とこのバイトの性欲の憧れが

捨てきれずにAVデビューしてAV女優のトップの一角に登り詰めることになる。

これは彼女の最初の少女時代の奇妙な性的体験の一つの出来事だった。

三上は床に座り、ベッドの上に頭と背中を預けていた。

同時に彼女の張りのある白い肌のやや大きいサイズと丸い両乳房と

ピンク色の乳輪と屹立した乳首は上下左右にプルプルと揺れ続けていた。

彼女は両脚の白い肌を光らせて左右にM字型に開き、ひざを曲げていた。

三上は瞼を開き、虚ろな茶色の瞳で目の前の玉虫色に輝く

不定形なアメーバー状の物体の山をぼんやりと見ていた。

しかし急に三上は甲高い喘ぎ声上げ続けた。

「あっ!はっ!んんああううっ!はああああっ!ひいいっ!ああん!ああっ!」

三上は急に性的快楽が強く早く早く激しく徐々に大きくなって行くのを感じ続けた。

「あああああっ!わああああああっ!

あううううううっ!はああううっ!んあああっ!」

三上はさらに強く激しく徐々に喘ぎ続けた。それはさらに大きく甲高くなった。

一方でショゴスの落とし子は繁殖本能に従い。

自らのご立派な形をした太く長い柔らかく硬い透明な触手全体が何度も

何度も繰り返していて玉虫色に輝く精子の大きく球体状の塊を流し込まれる

度に膨らんだり萎んだりをドクドクと脈打つ様に繰り返していた。

 

(第57章に続く)