(第6章)シューティム・アップ

(第6章)シューティム・アップ
 
ニューヨーク市内の人気の無い裏路地にひっそりと建っている
アパートの戸口に一人の女性が立っていた。
その女性は若く黒い服を身に纏い、白い肌をした
深い胸の谷間と生脚を露出させていた。
ちなみに彼女が着ているのは魔導衣と呼ばれるものである。
そう、彼女は向こう側(牙狼)の世界から来た魔戒法師だった。
今回、彼女は魔戒法師と魔戒騎士達の上位機関(元老院)の神官から
ある指令を受け、仕事をする為にこちら側(バイオ)の世界の
異国アメリカ合衆国の大都市ニューヨークを訪れていた。
そしてようやくホームスティ先を見つけたという訳である。
魔戒法師の女性はインターホンを押した
やがてドアが開き、嬉しそうな表情をした坊主頭の男が現れた。
彼の名前はクエント・ケッチャム。
バイオテロ部隊・BSAAきっての機械オタクである。
「待ってましたよ!烈花法師!」
烈花はいつも通りのクエントの表情を見て嬉しくなった。
「元気そうだな!」
「ええ、13、いや、16年ぶりでしょうか?」
「ああ、長い間、寂しかったよ!」
烈花は不意に言葉を切り、クエントの唇にキスを交わした。
その後、何故か彼女はそそくさと魔導衣を脱ぎ始めたのでクエントは少し焦った。
「あわわわっ!ちょっと待って下さい!早い!早いって!」
そして全裸になった後、烈花はクエントの胸を
優しく押して寝室のベッドまで歩いて行った。
やがてドンとクエントはベッドの上に仰向けになった。
「ふーっ!仕方が無いですね!」
「そうか?フフフッ!」
クエントはマグナムをベースにした魔戒銃をベッドの白いシーツの上に置いた。
「さーひょっとしたら!必要になるかも知れませんよ!
何せこれから僕達は無防備になりますからね!」とクエント。
烈花とクエントはお互いほほ笑んだ。
クエントも烈花に促され、衣服を脱いだ。
そしてお互い全裸となるとベッドの上に寝転んだ。
烈花はクエントの上に馬乗りになり、静かに腰を前後に振った。
クエントは小さく太く喘ぎ声を吐いた。
烈花も大きな丸い両乳房をクエントの両胸に押し付け、
ハンバーグの形に変形させながらもさらに早く腰を前後に振った。
その度に彼女は大きく息を吐き、高い声で喘いだ。
「ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!」
その時、突如、ドゴン!と大きな音がした。
2人は全裸で抱き合ったままいきなり開いた戸口を見た。
戸口にはアサルトライフルを手にした傭兵の男が寝室に飛び込んで来た。
咄嗟にクエントは烈花を抱きかかえたまま白いベッドの上を転がった。
傭兵の男はアサルトライフルの引き金を引いた。
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!
クエントは白ベッドの上に置いてあった魔戒銃を手に取ると
烈花を抱きかかえたままベッドから転がり落ちた。
同時にクエントは片手で魔戒銃を構えた。
躊躇無く引き金を引いた。
ダアン!と一発の銃声。
彼の銃口から放たれたホラー封印の法術が込められた
特殊なマグナム弾は見事、傭兵の男の右足の太ももを撃ち抜いた。
傭兵の男は人間では無いどこか獣じみた甲高い悲鳴を上げた。
「ギイイイイイイイイイイイイイイイイイン!」
続けてクエントは銃口を傭兵の男の胸部に向け、引き金を引いた。
放たれたホラー封印の法術が込められた特殊なマグナム弾
傭兵の男の胸部を見事、撃ち抜いた。
グエエエエエエエエエエエエエエッ!
断末魔の甲高い絶叫を上げ、傭兵の男の身体は黒い霧となって四散した。
続けてさっき入って来た傭兵の男に代わって両瞳を水色の爛々と
輝かせた背の高い別の傭兵の男が寝室に入ってきた。
クエントは慌てず烈花を抱きかかえたまま引き金を引き、
背の高い傭兵の男の胸部をまた撃ち抜いた。
再び断末魔の叫び声の後、背の高い男の身体は黒い霧となって四散した。
今度はガシャン!とガラスが割れる音がした。
クエントは素早くガラスの割れる音に反応した。
丁度、割れたガラスの窓から下顎を大きく真っ二つに開き、
無数の牙と左右の長い牙を広げ、吼えている傭兵の男の顔が目に入ったので。
クエントは魔戒銃でその傭兵の男の額を撃ち抜き、黙らせた。
烈花は「うおおおおおおっ!」と声を上げ、両腕でしっかりと彼の体を抱きしめた。
何せ急にクエントが上半身を起こし、起き上ったからである。
続けてクエントは烈化の身体を片腕で抱きしめ、もう片方の手で魔戒銃を構えた。
そしてクエントは自らの身体をコマのように回転させながら先程ガラスが
割れた窓枠と戸口の付近でアサルトライフルを構えている
2人の傭兵の男を魔戒銃で撃ち抜いた、
烈花は長い茶色のポニーテールの髪を靡かせ、恥ずかしさに両頬を紅潮させた。
「ああっ!ああっ!ああっ!ちょっと!待ってくれよ!ああっ!ああっ!」
クエントはこんな状況でもまだ腰を上下に振っていた。
とうとう彼女は気持ち良くなり、小さく息を吐き、高い声で喘ぎ続けた。
やがてクエントはそのままドン!と近くの壁に烈花の全裸を押しつけた。
彼は徐々に腰を早く上下に振った。
同時に烈花も荒々しく息を吐き、甲高い喘ぎ声を上げ続けた。
烈花は両頬のみならず露出した深い胸の谷間も紅潮させた。
「ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!俺は??ああっ!ああっ!
ぐううっ!ああっ!はああっ!ああっ!ああっ!ああっ!」
クエントは烈花の両腕を掴み、万歳させた。
そして激しく唇にキスを交わした。
「んんっ!んんっ!んんっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!」
烈花は荒々しく息を吐き、甲高い声で喘ぎ続けた。
「ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!」
その時、最後の一人と思われる大柄な傭兵の男が戸口から寝室に侵入してきた。
続けてさっき自分が送った同胞達が全滅したのを
悟るや否や驚きと動揺の表情に変わった。
「馬鹿な!たかが矮小な人間如きに!何故?我々魔獣ホラーが!!」
それに気付いたクエントは魔戒銃の銃口を向けた。
「さあーなんででしょうね?」
「グルルルルッ!もう許さん!貴様を喰い殺してやる!」
傭兵の男の両瞳が爛々と水色に輝いた。
下顎を大きく真っ二つに開いた。
更に無数の牙と左右の長い牙を広げた後、精一杯長々と大きく吠えた。
しかしクエントにはただの負け犬の遠吠えにしか聞こえなかった。
彼は無言で魔戒銃の引き金を引いた。
3発の銃声の後、放たれたホラー封印の法術が施された
マグナム弾右胸部、額、口内クを次々と打ち抜いた。
やがて傭兵の男は断末魔の叫び声を上げ、黒い霧となって消え去った。
クエントは右腕を降ろし、魔戒銃を近くのテーブルに置いた。
「射撃の腕を随分と上げたな。心配ない位に」
感心した表情で烈花が言った。
「そうですか?じゃ?続きをしましょうか!」
クエントは腰を上下に更に強く早く上下に揺らし続けた。
俺の出番はいつだよ!出番が早く欲しいっ!あっ!くっ!んんっ!ああっ!
ああっ!あああっ!ああああっ!あああああっ!あああああっ!ああああああっ!」
烈花は額に眉を寄せ、やや不満そうな表情をしつつも
荒々しく息を吐き、より強く早く甲高い声で喘ぎ声を上げ続けた。
その度に大きな丸い両乳房はさらに強く早く上下にプルンプルンと揺れ続けた。
それは烈花とクエントの性的興奮が絶頂に達する時まで続いた。
 
(END)