長編ゴジラシーズンⅤ

(終章)終章

最後のゴジラの自作小説です。 (終章)終章 地球防衛軍本部特殊生物情報部の特殊諜報部の自動ドアが開き、覇王と蓮が入って来た。 中央の椅子には特殊諜報部の責任者の波川玲子が座っていた。 波川は静かに 「それで?今回の黒幕の『第3の堕天使』について…

(第91章)レイ・ディスプレイ殺人の真相

ゴジラの自作小説を載せます。 (第91章)レイ・ディスプレイ殺人の真相 洋子が目を左右に動かし、隣に眠っている凛の寝顔を見ていると 「ガラッ!」と病室のドアが開き、担当の医師が病室に入って来た。 洋子は担当の医師に 「先生!あたしと凛ちゃんはど…

(第90章)ミセスG

おはようございます。 畑内です。 今日は最後まで載せます。 (第90章)ミセスG 現実と空想の狭間の怪獣世界。 洋子の意識は何時間も真っ暗闇の空間の中を彷徨っていた。 気が付くと、目の前に、オレンジ色の角と血の様に赤い2つの目と、 黄色に縁取られ…

(第89章)昇華

おはようございます。 畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第89章)昇華 地下研究所アルカドラン爆破まであと1時間。 オニール軍曹はジラの頭部に浮かんでいる人らしき顔を見て、気味悪そうに 「なんだ?あの顔は?なんだかしゃべっているみたい…

(第88章)幻影

おはようございます。 畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第88章)幻影 東京地球防衛軍本部。 ゴードン上級大佐、ガーニャ、ジェレル、 蓮はアヤノが監禁されている独房からレイが目撃された場所に辿りついていた。 そこに窓を覗いているロシア人…

(第87章)『大いなる赤き竜と日をまとう女』

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説です。 (第87章)『大いなる赤き竜と日をまとう女』 地下研究所アルカドラン爆破まであと3時間。 東京。 朝、山岸が銀座に出かける前、山根優香は 娘の山根瑠璃を保育園に行かせる為に迎えに行き、 一度自宅に帰っ…

(第86章)現実と空想の狭間に取り残された怨念達

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第86章)現実と空想の狭間に取り残された怨念達 ガイガンは青緑色の帯状の烏に似た翼をなびかせて再びジラに向かって行った。 ジラは 「こしゃくな!」 と言う様に吠えると8本の細かいノコギリ状の…

(第85章)殺しの代償

ゴジラの自作小説です。 (第85章)殺しの代償 地下研究所アルカドランでは美雪は失意のどん底のまま、 暗い表情で覇王に付き添われ、マークが倒れている部屋の陰気な廊下に通じるトンネルへ歩き始めた。 マークを射殺したキエフ隊長とすれ違いざま、覇王…

(第84章)悪食

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第84章)悪食 「次の仕事があるのでここで失礼します!」 と杏子は敬礼すると2人とは反対の方向に歩き去った。 「気を付けて!」 とゴードン上級大佐と山根蓮は敬礼し、反対側に歩き去る杏子を見送…

(第83章)X星人の意外な要求

ゴジラの自作小説です。 (第83章)X星人の意外な要求 「ありがとうございます!助かりました!」 「なに!いいですよ!」 と蓮。 「気を付けて行くんだぞ!物騒な奴がうろついているからな!」 「分かりました!」 「本当にありがとうございます!」 蓮…

(第82章)犠牲

こんばんわ職場から帰って来た畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第82章)犠牲 アメリカ・アパラチア山脈・地下研究所アルカドラン。 美雪、覇王は、いなくなった凛とその友達の洋子を探して、 予めウラヌス部隊と覇王が確保して置いた脱出経路を…

(第81章)魔女(後編)

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第81章)魔女(後編) 蓮とニックが、犯行現場周辺で腕を組み物思い耽っていると、後ろから 「今!ようやく日本の地球防衛軍の上層部達に掛けあって! なんとかアヤノの面会許可を貰った!ジェレルも…

(第80章)魔女(前編)

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第80章)魔女(前編) メガネを掛けたオタク風の男が一人で銀座の街中を歩いていた。 山岸雄介である。 やがて彼の目の前に一軒の『デビルズ・ウィッチ・アタック』 と言う名の小さなカクテル・バー…

(第79章)怪獣工作員

畑内です。 ゴジラの自作小説です。 (第79章)怪獣工作員 凛はふと昔から抱いていた疑問を語り始めた。 「そう言えば!一つ疑問だけど……沈んだアトランティス大陸は何処へ行ったの? アトランティスの住民は開発途中のコウモリの様な怪獣に食べ尽くされた…

(第78章)アトランティス大陸の最後

こんばんわ畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第78章)アトランティス大陸の最後 空想と現実の狭間の怪獣世界。 洋子はもう一度、自分の首に掛けている勾玉を見た。 勾玉はこれまで以上強く青緑色に輝いていた。 それから今初めて真上に現れた巨…

(第77章)洋子……怪獣世界へ……

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第77章)洋子……怪獣世界へ…… 凛、洋子、美雪、覇王を先導していた若いウラヌス部隊の隊員が 「あれ?あれ?」 とつぶやき陰気な廊下の周りをグルリと見渡した。 彼はマークと凛、さらに洋子がいつの…

(第76章)『クリーナー』

ゴジラの自作小説を載せます。 そろそろラストまで書けたので一気に載せます。 (第76章)『クリーナー』 東京のある廃ビルの会議室に、MWM社の上層部と思われる人物が集まっていた。 「それで『プロメテウス計画』の進行状況は?」 「成功だ!」 「サ…

(第75章)父と娘の再会

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第75章)父と娘の再会 山岸の自宅。 山岸の奮闘によりようやく泣きやんだ瑠璃は、 山岸から貰った鉛筆とボールペンで、 新聞のチラシの裏にまた自分の趣味の絵を描き起こし始めた。 その間、山岸は雑…

(第74章)救助を待つ者達

こんばんわ畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第74章)救助を待つ者達 蓮は迎えに来た国連関係者に連れられ、特殊生物病院の採血室へ向かい、傍の椅子に座った。 その時、丁度、座った椅子の隣でニックとグレンが何かヒソヒソ話をしていた。 「知…

(第73章)『亀裂』と『バグ』

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第73章)『亀裂』と『バグ』 東京の山岸の自宅。 「彼女はもしかしたら?またゴジラに恋に落ちたのかも?でも今回は無いな、さすがに!」 と山岸は、未だに帰って来る予定の無い凛について考えながら…

(第72章)隠ぺいと昇天

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第72章)隠ぺいと昇天 舞台は数日前のアメリカ・アパラチア山脈、シェナンド国立公園に戻る。 シェナンド国立公園内の米軍のテントから、 ゴジラが大手のタバコメーカーのフィリップス・モリス社を …

(第71章)密会とレイとアヤノのクローン疑惑

こんにちは久しぶりにゴジラの自作小説をブログに載せます。 (第71章)密会とレイとアヤノのクローン疑惑 東京、地球防衛軍本部内の廊下の中を、内閣の関係者を装い、 何処となくアヤノ似た顔をした女性が歩いていた。 3年前、北海道でサンドラ達と共に…

(第70章)ホムンクルス

おはようございます。 畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第70章)ホムンクルス 東京・地球防衛軍特殊生物情報部で、 ガーニャと元FBI捜査官の男は、カナダ政府が ひた隠しにしていたある怪獣に関する実験を調べていた。 ロシア人のガーニャは…

(第69章)死神復活!

こんばんわ畑内です。 久々にゴジラの自作小説を載せます。 (第69章)死神復活! 洋子と凛は蜂蜜と血液の混じったプールがある広場に辿り着いた。 そこで2人はショッキングな光景を目の当たりにした。 何と凛の母親の美雪が、元恋人のマークに飛びかかり…

(第68章)ローランド・帝洋パシフィック製薬・TGRAT社

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第68章)ローランド・帝洋パシフィック製薬・TGRAT社 東京で凛のアダムこと、山岸雄介は自宅で、 いつ帰って来るか分からないイヴの音無凛を待っていた。 あれから彼女がどうしているか? 国連…

(第67章)美雪

こんばんわ畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第67章)美雪 蜂蜜と真っ赤な血液が混じったプールの中に沈められ、 溺れて気絶していた美雪の首に掛けていたインファント島の 十字架のお守りが数年ぶりに黄金に輝き始めた。 プールの端に座ってい…

(第66章)GBT計画

おはようございます。 畑内です。 ゴジラの自作を載せます。 (第66章)GBT計画 地上で爆弾が爆発したような「ドーン」言う大きな音が轟き、 陰気な廊下全体が大きく揺れた。 凛と洋子はその激しい震動でバランスを崩しそうに なったがどうにか壁に手を…

(第65章)血族

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第65章)血族 アルカドランの廊下の分かれ道で、北村と医師達と看護婦は、 サンドラを乗せたベッドを運ぶ為に右の道を選び、警備員2人は、 両肩を取り押さえられたマークを再び地下研究所の 狭い部…

(第64章)ウリエル・バラードの正体とその目的!!

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第64章)ウリエル・バラードの正体とその目的!! 東京ドームから消えた洋子はふと目を覚まし、辺りを見渡すと、 そこには東京ドームンプロレスの控え室では無く真っ黒な空間だった。 「なんなの?こ…

(第63章)冤罪

こんにちは畑内です。 ゴジラの自作小説を載せます。 (第63章)冤罪 かれこれ4時間以上も軍法会議では、殺人と外患援助の疑いでアヤノの厳しい追及が行われていた。 「君は地球防衛軍のスピーシ・バック部隊に紛れこみ、テロ事件を起こした!」 「テロリ…