シン・サイレントヒルD・C

(エピローグ)ケイア・モルヘンへ

(エピローグ)ケイア・モルヘンへ のぴはしばらくジョンの話を聞き、黙っていた。 しかし次の瞬間、いきなりパアアアアン!という 破裂音と共にいきなり魔獣新生多神連合の本部の大きな屋敷の ジョン・C・シモンズの自室に真っ白な光が部屋全体を覆いつくし…

(第73章)在りのままの世界

(第73章)在りのままの世界 更に天使達の挑発は続いた。 それはのぴを苛立たせて怒りを与えるには十分だった。 「あの子達の魂は天国にいる!我々に付いてくれば生き返らせよう!」 「はあ?ふざけんな!」と思わずのぴは声を荒げた。 透かし直ぐに魔人フ…

(第72章)天使達の本性

(第72章)天使達の本性 ケインナインは近くの最新式のコールドスリープ(冷凍冬眠)カプセルの 操作盤のモニター画面を起動させて他に何か罠が仕掛けられてないか慎重に 操作している内に彼はこの大きなメインコンピューターの データファイルに『DOOP(…

(第71章)旧ソビエト連邦の負の遺産

(第71章)旧ソビエト連邦の負の遺産 2030年。アメリカ・ネバダ州の砂漠地域、細かい情報は極秘。 「俺のカーク・シンクレア少尉の無事を祈りが通じたのか? 正直、無事を信じていたが。未だに信じられん。 まさか・・・・ここに例の旧ソビエト連邦の…

(第70章)リバイアサン遺伝子変異症

(第70章)リバイアサン遺伝子変異症 「俺は今でも彼女の無事を祈っている。」 クリス隊長が言うと「そうですね」と穏やかに微笑んで答えた。 「ところであのDOOP(ドォープ)がその旧ソビエト連邦の 異星人のDNAと人間のDNAを組み合わせた生体兵器を模倣…

(第69章)第2次神々創生戦争

(第69章)第2次神々創生戦争 秘密結社プロメテウスの地下研究所の隣の本部の建物では 共同開発社の氷川代表が所属するサイバーティック社の 二ヒロ機構なる会社がそのネオプロメテウスの傘下に入っていた。 その銀色に輝く巨大なドーム状の建物のネオプ…

(第68章)怪人ガシマンテ対DOOP(ドォープ)

(第68章)怪人ガシマンテ対DOOP(ドォープ) www.youtube.com クリス隊長率いるハウンドウルフ隊の全隊員が閉店した魚屋の天井を 見上げると何か物体が幾つもぶら下っているのが見えた。 そしてSLDライトを付けて暗闇から浮かんで来た物体は・・・。 DOOP…

(第67章)野性化した海洋型BOW(生物兵器)のDOOP(ドォープ)

(第67章)野性化した海洋型BOW(生物兵器)のDOOP(ドォープ) 緑川博士と研究チームはニア・ボルテクス界のアマラ深界に当たる深い場所。 そこはやはりアマラ深界に当たる最深部の『静かなる丘・サイレントヒル』 の儀式とは別に元々、こちら側(バイオ…

(第66章)ニア・ボルテクス界

(第66章)ニア・ボルテクス界 クレア・レッドフィールドが考えを巡らせている中ー。 突然、真横から強烈な突風が吹き荒れた。 「うわっ!何?!」と思わず吹き飛ばされそうになり何とか身体を支えた。 そして目の前を見ると底には人型の何かがいた。 頭部…

(第65章)ネオプロメテウス

(第65章)ネオプロメテウス 秘密組織ファミリーと魔獣新生多神連合とは違う全く新しい 第3の勢力の組織ネオプロメテウスは表向きは古代生物研究所であるが。 裏では世間一般で知られていない闇の組織である そのネオプロメテウスの地下研究所と本部はニ…

(第64章)涙(なみだ)

(第64章)涙(なみだ) 6日後の『私立ラグクラフト中学高等学校』の『ダゴン秘密教団』が 所有する研究所の3階の監視室ではギルマン・マーシュは 仕事の休憩の合間に自分がとうとう自分が存在しているこちら側(バイオ)の 世界の真実にもうとっくに気…

(第63章)『ヨスガ』と『真のヨスガ』と『シジマ』を否定する者

(第63章)『ヨスガ』と『真のヨスガ』と『シジマ』を否定する者 アレックス・パパリオスはそのまま地下の高級レストランで 高級ステーキと高級ワインにデザートにケーキと豪華な食事と 年代物の赤ワインを注文して食べて飲み、しばらく堪能した。 これで…

(第62章)踏んだり蹴ったりのギルマンさん(後編)

(第62章)踏んだり蹴ったりのギルマンさん(後編) 同胞の深き者ども(ディープワン)達の通信の報告によると。 この『私立ラグクラフト中学高等学校』建物全体の空間と 全校生徒と職員や教師の若い女性と男性から少年や少女から 抜け出た全ての人間の精…

(第61章)踏んだり蹴ったりのギルマンさん(前編)

(第61章)踏んだり蹴ったりのギルマンさん(前編) 『ダゴン秘密教団』の所有するとある研究所の地下3階。 ギルマン・マーシュと言う名前のディープワン(深き者ども)は 目の前のとある実験の為の監視モニターの画面を眺めながら 『静かなる丘・サイレ…

(第60章)自由と言う名の狂気とのぴの異変

(第60章)自由と言う名の狂気とのぴの異変 相手がどんな心の性であっても会話してコミュニケーションを取れる訳じゃない 公用の施設で男性で心が女性で人が入ったらみんな警戒して怖いでしょ? しかも一部のジェンダー女性や男性達はそんな当たり前の指摘…

(第59章)悪魔達や異教の神々が支配する強い者だけが望むだけ変えられる世界を駆けた15歳の少女アサヒ

(第59章)神崎りょうすけの理想の世界『ムスビ』 ギルマンは近くの席で注文したメロンソーダーをストローから飲みながら 高学歴の黒縁の眼鏡のお嬢様の日本人の女子高生の独白を聞いていた。 つまり自分の父親は政治家で『自分と3人の子供の親だし。 子…

(第58章)女湯に忍び込んだ不幸なトランスジェンダー男性の末路・・・

(第58章)女湯に忍び込んだ不幸なトランスジェンダー男性 熾天使キラーアイと交尾した不特定多数の人間の女性達から 妊娠出産に伴って放出されたマガツヒ(禍つ霊)は真っ赤な円筒状の柱となり。 天井の真っ赤な憎々しい球体のまるで巨大なミラーボール共…

(第57章)コラボカフェに秘匿された性加害者達。

(第57章)コラボカフェに秘匿された性加害者達。 チェルシー地区大通りのNPO法人のコラボのピンク色のバスカフェの出口前の公道。 彼女らフェミニスト達の意気揚々とした勝利の叫びとは 裏腹にピンク色のコラボバス内の現実(リアル)の内側に あの熾天使…

(第56章)仁藤夢乃氏の理想の世界『女だけの街』ヨスガの世界。

(第56章)仁藤夢乃氏の理想の世界『女だけの街』ヨスガの世界。 リヴィアのゲラルドはニューヨーク市内のチェルシー地区とある廃病院の 眼科専門の診察室の隣の薬類を保存する小部屋の 窓を突き破って外へ逃げ出した熾天使キラーアイを追跡した。 そして…

(第55章)8次元から来た異世界の熾天使(セラフ)。

(第55章)8次元から来た異世界の熾天使(セラフ)。 アメリカ合衆国ニューヨーク市内のチェルシー地区とある廃病院の待合室。 そこはかつてのチェルシー地区の一角にあった小さな病院だったが。 とある頭の狂った眼科の男性院長が別の異次元つまり。 こ…

(第54章)ギルマンマーシュの愚痴。

(第54章)ギルマンマーシュの愚痴。 自分は多分。『ミロク教典』の運命より もさらに壮絶な運命に巻き込まれて行く気がした。 もっともっと強烈なきっとあの神崎りょうすけと私は以前の他の堕天使や魔神や 魔王や外道の無数の悪魔の種族達よりも更に深く…

(第53章)不安定な平和の世界。

(第53章)不安定な平和の世界。 「さてと!のぴさんジョンさん! 今回僕は真っ向から君達と対立して戦うつもりはないよ。 のぴさんとジョンさんと鋼牙達と対立するのはまだ少し先の話。 まだのぴさんは本格的な力に目覚めていない」 神崎りょうすけ事、白…

(第52章)最後の来客者(ゲスト)

(第52章)最後の来客者(ゲスト) ジョンはのぴの厳しい表情を覗き込んでいた。 のぴは急に表面に現れた彼の茶色の瞳から漏れ出る殺気に圧倒された。 彼女の額からじんわりと汗が流れるのを感じた。そして心が震えるのを感じた。 しかしそれは自分と自分…

(第51章)調書と検査

(第51章)調書と検査 現世・現実(リアル)こちら側(バイオ)の世界の聖ミカエル病院の屋上。 鬼島神具とアサヒナ・ルナとしゅがはただ孤独と絶望に耐えられずに 中央のコンクリートの床に胎児の様に丸まっていた。 「もう。いつまで経ったのだろうかし…

(シン・サイレントヒルDC特別編)お前に大魔王を名乗る資格すら無し。

(シン・サイレントヒル特別編)お前に大魔王を名乗る資格すら無し。 『静かなる丘・サイレントヒル』の一連の超常現象の解決から3日後。 チェルシー地区の取り壊しが決まったとある建物の内部は1時間前に 『静かなる丘・サイレントヒル』の片方の血と錆の…

(第50章)光矢流星(こうしりゅうせい)(特別エピソード)

第50章を読む前に牙浪GAROファンの皆様へ。 鋼牙の父親にして先代黄金騎士ガロの称号の男。 冴島大河役の渡辺裕之さんが66歳で亡くなりました。 冴島大河役として人間としてとても素晴らしい名言や演技を見せてもらい。 まさか本当に死去されるとは思い…

(第49章)ベルベットルーム

(第49章)ベルベットルーム www.youtube.com 霧島マナと最後の別れを告げた後に彼女が身体から発した とても暖かな黄金の光によって『柳星張の宇宙』から脱出した ゆいにゃ、りあら、ちゃき。そして十六夜咲夜(いざよいさくや)は また見知らぬ場所へ飛…

(第48章)静丘症候群

(第48章)静丘症候群 「名前は?やっぱりアダム?」とストークス。 「・・・・・・・・実は・・・・・まだなんだ・・・・」とエア・マドセン。 しばらくエアとストークスは無言だった。 やがてストークスはエアに恥ずかしそうに小さい声でアダムの子の名…

(第47章)フランドールの罪の懺悔。

(第47章)フランドールの罪の懺悔。 シルクロードは「えっ?」という顔をした後に魔人フランドールを見た。 「私は最初に『静かなる丘・サイレントヒル』の調査と言うか 都市伝説を自分の興味本位で調べていたの。 でも油断していて若村って男が再興した…

(第46章)もうひとつのサイレントヒルの神

(第46章)もうひとつのサイレントヒルの神 冴島鋼牙は避難所の切り株の上に座っていた。 彼は右腕を真上に掲げてエアから貰ったフラウロウス装置に向かって話しかけた。 勿論話し相手は封印された事で強大な力は 抑えられている太陽神テスカトリポカであ…