(第39章)『第3の罪の十字架』

(第39章)『第3の罪の十字架』

 

のぴは迷いも一切無かったし。最初からこうしようと決めていた。
「勿論!私はッ!ゆいにゃとりあらとちゃきとリスナーさんと

チャンネル登録者様と!私のお父さん!お母さん!みんな!

これから出会う為の沢山の人達の為にこの普段の日常に戻す!

絶対に戻すんだああああああああああああああああああっ!!」

腹の奥底から絶叫するように上げたのぴの魂の叫びは

イリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)の内部に大きく反響した。

またイリスオブジェクトものぴの強い意志に呼応した。

そしてあのキジバトとフクロウを掛け合わせたような吠え声を上げた。

再びイリスオブジェクトのコア(核)ではのぴは

『柳星張の宇宙』の星々が煌めく宇宙の天上に向かって力の限り、長々と叫び続けた。

「オオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」と。

のぴはふと気が付くといつの間にかあの巨大なガイウスの槍を手に持っていた。

魔王アリオクもどきはそのガイウスの槍を見るなり怯えた表情をした。

「何をする気だぁっ!」

「止めろ!浄化されるのは我々じゃないッ!」

「人類は神になる!」

「この前世の記憶と我々反メディア団体ケリヴァーの存在が消される!」

「我々の儀式は正しい!そのやり方は間違っているんだ!止めろっ!消すなああっ!」

魔王アリオクもどきの内部に取り込まれていた若村秀和を初め、

反メディア団体ケリヴァーの男女のメンバー達がまるで蜂の巣の様に大騒ぎを始めた。

それは途轍もなくやかましかった。

余りのやかましさにちゃき、ゆいにゃ、りあらは両耳を塞いで瞼を閉じた。

かましい!全員!喋んな!一人一人喋れよ!

鼓膜敗れそう!お願いやから!静かにしゃべって耐えられへん!

ううっ!うううっ!勘弁してよ!あーあーあーもーもー!うるさいっ!うるさいいっ!

一方、咲夜とヱヴァンゲリヲン4号機の真っ赤なコア(核)の内部にいる霧島マナ

冷静に分析した。つまりこれはー。

太陽神テスカトリポカも反メディア団体ケリヴァーもー。

のぴとおこさまぷれーとのメンバー達と名も無き不特定多数の人々が自分達と

意図したものではない想定外の

独自のインパクトを本気で起こそうとしている事を悟った。

もしもこのインパクトが成功すれば太陽神テスカトリポカと

反メディア団体ケリヴァーのいずれの宿願は達成出来ない。

最終的に日常の元の世界に戻った楽園では無く在りし日の人間社会に戻るのである。

当然、反メディア団体ケリヴァーの若村秀和も大勢のメンバー達も焦る訳である。

のぴは右手に持っていたガイウスの槍を見た。

「うあああああああっ!」とのぴは絶叫した。

同時に『月』ヴィシュヌ・アバターはのぴの声に共鳴した。

さらにのぴの声に共鳴するように『月』ヴィシュヌ・アバターも大きく吠えた。

「ウオオオオオオオオオオアアアアアアアッ!!」

のぴの体内にも何か目覚めつつあった。

それは胸部にあった『ネガブドネザルの鍵』が起動を始めた。

それにより彼女は人間を超えて行った。

続けて大きな変化が続いた。

のぴは全身の細胞内でも眠っていた賢者の石を活性化させた。

また他にも運動と共鳴を繰り返しながら

『月』ヴィシュヌ・アバターの細胞内の神の力を促進させた。

のぴは身体を丸めて獣のように唸り、激しく吠え続けた。

そして自らの変化に耐え続けた。

彼女自身、強烈な精神的負担と大きなル肉体に負担を抱えていた。

それでも自らの想いと目的を果たす為に強烈な意思で耐え続けた。

ちゃきは心配になり、今にも泣きそうな表情になった。

「のぴ!苦しいんか?ちょっと!のぴ!しっかりしいや!」

のぴはちゃきの悲痛な呼びかけに反応できずただ

精神的苦痛と心の負担に耐え続けていた。

のぴと『月』ヴィシュヌ・アバターの霊体内部では本来存在しない筈の

エヴァの儀式に使用されるものとは全く異なる別の神の物質が組み込まれていた。

それは『神牙因子・神の牙』である。これは『静かなる丘・サイレントヒル』の

太陽神テスカトリポカが密かに『神の牙』の因子を手に入れる為に

魔王ホラー・ジンガを街に呼び寄せた。

そして太陽神テスカトリポカは彼の因子を手に入れていたのは確かであり。

それに対してのぴは真相は不明だが。

恐らく彼女の魂の改造に関わったのは外神ホラーの副王ヨグ・ソトホースと

思われるが真相は不明のまま真実は闇の中である。ただ唯一分かるのは。

『神の牙・神牙因子』が彼女がインパクトを起こす事を

予め想定された上に利用されたのは確かなようだ。

事実のぴの魂とアストラル体(霊体)の内部では『神牙因子』が活性化していた。

さらに変化は続き、真っ赤な無数の球体は急激に青く輝く無数の球体に変化していた。

やがて苦しんでいるのぴの髪は金髪に変化していた。

彼女の魂とアストラル体内部では青く輝く球体内部から無数の触手が生えていた。

「うぐっ!ぐがああっ!ああがああっ!」とのぴは両手に頭を付けて苦しんでいた。

さらに両頬には狼の牙のような奇妙な形状のあざが現れた。

それはかつて『静かなる丘・サイレントヒル』の遊園地のステージで最初に

『神化』した時とは全く異なる別の種類の『神化』をしようとしていた。

両頬には太陽の聖環が真っ赤に輝いていたが現在は『神牙因子』の影響を

色濃く受けている為、両頬には狼の牙のような奇妙な痣が真っ赤に輝いていた。

髪の色も単純に真っ赤だったものが金髪に変化していた。

両瞳はなんとか人間の茶色の瞳の色を保っていた。

のぴは苦しそうに呻き、なんとか人間の姿を保とうと精神を集中させた。

そして元の日常を取り戻して『おこさまぷれーと』の毎日投稿アイドル活動再開と。

リスナーさん達や登録者様や不特定多数のファンの絆を取り戻す為に。

世界を守る為にも。彼女は歯を食いしばり、悪魔で人間の姿を保ち続けた。

彼女は天を仰ぎ、口を大きく開けた。

しかし口内は発光する事は無かった。

のぴは神の領域に歩を進めて足を踏み入れてもあくまで人間である事は捨てなかった。

「がんばって!のぴ!人の姿を保ったまま神の力を使って!世界を元に戻すのよ!」

咲夜は自然に彼女を応援した。続けてちゃきもりあらもゆいにゃも大声を

張り上げて心の奥と腹の底から声を上げて全身全霊で彼女を応援し続けた。

「きばれや!」

「がんばって!しっかりして!」

「信じるのよ!のぴ!がんばって!」

のぴの状態と咲夜、ちゃき、ゆいにゃ、りあらが全身全霊で応援する様子を

ヱヴァンゲリヲン4号機の真っ赤な

コア(核)の中で霧島マナは羨ましそうに見ていた。

しかし彼女も一人の人間として真っ赤なコア(核)の内部から

全身全霊で腹の底から大声でのぴを応援し続けた。

だが若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの男女の声で酷く慌てふためいた様子で

魔王アリオクもどきは絶叫して、彼女のインパクトと神化を止めさせようとした。

「やめろっ!のぴ!

俺の長年苦労して考えた人類補完計画が駄目になるッ!止めろッ!」

「それは正義じゃない!歪んだ悪魔の行いだ!」

「楽園創造が出来ないの!」

「我々は創造神となり!単一生命体へと進化するんだ!」

「正義は私達にッ!」

「戦争の悲惨な現実(リアル)を無くす為に!」

「人は自らの贖罪を行わないと変わらないんだよ!」

「俺達の!若村様の計画は誰にも邪魔させないぞ!くそがあああっ!このっ!!」

魔王アリオクもどきは自分達の声がもはやのぴに届かないと悟ると実力行使に出た。

「仕方が無い!のぴを正しい心に目覚めさせる為に!」

「のぴを応援している全員を一人残らず現世・現実(リアル)の

こちら側(バイオ)の世界の縁を断ち切り!我々の中に取り込んでしまおう!」

「彼女らの魂を全て私達と一つになればのぴも目覚めるはずだ!!」

魔王アリオクもどきは最初はおこさまぷれーとのちゃきに刃を向けて狙いを定めた。

続けて右腕を振り上げてちゃきの

頭上から禍々しい形の両刃の長剣を振り下ろそうとした。

ちゃきは両眼を大きく見開き、彼女自身の記憶や前世が抹消されるかも知れない

『死』の危機を感じた。

「きゃあああああああっ!!」と彼女は悲鳴を上げた。

彼女の悲鳴に咲夜、ゆいにゃ、りあらも気付いた。

しかし咲夜が動くよりも早く魔王アリオクもどきの

禍々しい形の両刃の長剣が高速でちゃきの魂の中の

現世・現実(リアル)のこちら側(バイオ)の世界の

縁の記憶を断ち切るべく勢いよく振り下ろした。

りあらとゆいにゃは顔面蒼白となった。

咲夜はすぐにペルソナ『正義』ゼルエルを呼び出そうとしたが間に合わなかった。

直ぐにのぴは無意識に『月』ヴィシュヌ・アバターを使役した。

のぴは無意識の内にガイウスの槍を持っていない右腕を水平に軽く振った。

それに連動して『月』ヴィシュヌ・アバターも女性のようにしなやかな

黒と黄金の左腕を水平に軽く振った。

そして『月』ヴィシュヌ・アバターの真っ赤に輝く左手から

真っ赤な両刃の長剣が一気に伸びて行った。

その左手はまるでゴムのように伸びると完全に

魔王アリオクもどきを宇宙の塵に還すべく魔王アリオクもどきの巨体を

水平に切断する事で『呪い返し』を仕掛けようとした。

しかしすぐに無意識からのぴは自我を取り戻した。

同時に彼女は大声で『月』ヴィシュヌ・アバターに呼び掛けた。

「ヴィシュヌ・アバター!駄目!止めて!」と。

のぴの呼びかけを聞いた途端、『月』ヴィシュヌ・アバター

魔王アリオクもどきを水平に切断する前にピタリと動作を急停止させた。

若村秀和も反メディア団体ケリヴァーの男女のメンバーも絶叫していた。

「うわあああああっ!」

「クソっ!あともう少しだったのに!」

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの男女のメンバー達も困惑していた。

のぴは「約束したから!ヴィシュヌ・アバター!この人達の魂を救って!」

と『月』ヴィシュヌ・アバターに命令した。

『月』ヴィシュヌ・アバターは右腕を魔王アリオクもどきに向けた。

その時、急に周囲に『翼をください』の曲が流れた。


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続けて左腕を魔王アリオクもどきに向けた。両掌は真っ赤に発光した。

「ウオオオオオオオオアアアアアアアアアアッ!」と大きく長々と吠えた。

魔王アリオクもどきはそのままグアッ!と大きく後ろにのけ反った。

続けて『月』ヴィシュヌ・アバターの背中から12枚の黄金の翼が生えていた。

やがてバアン!と言う大きな音と共に

魔王アリオクもどきの巨体は風船のように破裂した。

同時に若村秀和を初め、反メディア団体ケリヴァーの

大勢の自分勝手なケリヴァーの『排他主義の思想』は完全に抹消された。続けてー。

個人の思い出と人生の記憶が完全な状態で保持された無数の若村秀和を初め。

反メディア団体ケリヴァーの大勢の魂とアストラル体から強引に引き剥がされた。

更に分離させられた若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの自己中心的で

自分勝手な欲望と邪心の入り混じったメディアのテレビやゲームやスマホや携帯。

パソコンに対する敵意と憎悪。全ての人間社会に対する一方的で

独り善がりな敵意と排除しなければならない正義感。

自分達が選ばれたと言う妄想と妄信。創り出された偽善や選民思想

自分達が選んだ楽園に行けて。

選ばれなかった人間が排除される。

他人の気持ちも個人も一方的に苦しめようとする醜い心。

それら全てがひとつの魂に融合していた邪悪で汚れた霊的物質を

超巨大な雲のように変形させた。

『月』ヴィシュヌ・アバターは素早く薄汚れた赤い球体をメキメキ

と大きな音を立てて更にバリン!

と言う大きな音と共に噛み砕き捕食してしまった。

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの大勢の魂は今までしてしまった

大きな大罪の記憶と今まで自分が人生でやって来た

全ての争いの元となる過ちの記憶を残しつつも。

若村秀和も反メディア団体ケリヴァーの

大勢の男女のメンバーも自らの選民思想を失い。

自らを聖なる戦士特別視していた筈の若村も彼らも大きな悲しみに包まれた。

そして若村秀和や反メディア団体ケリヴァーの人々の魂は浄化された。

若村秀和や反メディア団体ケリヴァーの大勢の男女の人々も。

ただの大衆となり果てあっと言う間にイリスオブジェクトの

真っ赤なコア(核)の内部に落下して行った。

そして完全に吸収されて行き人の個人の多様性を受け入れて、融合して一つとなった。

これにより若村秀和や反メディア団体ケリヴァーは

インパクトのコア(核)として機能を停止させた。

一方、ちゃきは自分の命が助かった事にほっとしつつも。

まさかのぴが使役するあの巣食うもの(『月』ヴィシュヌ・アバター)が

本当に悪霊か悪魔を捕食する姿を見て顔面蒼白になりかけた。

しかしどうにか勇気を振り絞ってちゃきは礼を述べた。

また自分の大親友の『のぴ』が若村秀和や反メディア団体ケリヴァー達

にした事は『第3の罪の十字架』の選択をしたのだと何故か唐突に理解した。

りあらもゆいにゃも余りのショッキングな出来事に無言だった。

霧島マナはのぴが自我を取り戻して人の手ではコントロール

絶対にできない筈の『月』ヴィシュヌ・アバターが動いているのを見てー。

目を丸くして信じられない表情をしていた。

まさか?巣食うものをあの子がコントロール?信じられない・・・・・・・。

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの邪心と欲望と『選民思想』が集まった

魔王アリオクもどきと若村秀和と反メディア

団体ケリヴァーの大勢の魂とアストラル体

分離させてイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)に融合させて救い出したの?

「彼らや彼女らの魂をどうして?あいつらは貴方達に危害を加えたのに・・・・」

霧島マナは驚きつつも小さくつぶやいて聞いていた十六夜咲夜は。

「それが純粋なのぴさんの願いだったからよ。

あの子はインパクトが始まる前に若村秀和と反メディア団体ケリヴァーを救うって。

約束を彼にしたのよ。でも若村本人は全く信じていなかったけど。

そして彼女ら彼らの魂と分離した魔王アリオクもどき。

あれはこの儀式の最後の贄となり。

彼女自身の為に儀式が始まる!!私も!!」

 

(第40章に続く)

 

(第38章)ヴィシュヌ・アバター(分身の魔神)

(第38章)ヴィシュヌ・アバター(分身の魔神)

 

太陽神テスカトリポカ出現まであと20分前。


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咲夜が慌てて5本指をまるで小型拳銃のように形作った。

しかしその時、咲夜に向かって伸びて来た魔王アリオクもどきの

口から伸びてきたピンク色の舌が直前で止まった。

直ぐに魔王アリオクもどきの内部にいる女性の女性の

反メディア団体ケリヴァーのメンバーが若村にこう提案した。

「無理矢理。母親のお腹にいる子供は無理矢理引き離さない方がいいわ。

今胎児は母親のお腹の中で安心しきっている。

下手に引っ張り出して出そうものなら『神』の力を持つ虹の女神イーリスの

胎児は自身と母親を守る為に激しい攻撃を加えて大暴れするかも知れない。

母親がいないと子供が不安がる。

私達も神になる為にこの器を破壊されるとマズイわ。

やるのなら胎児だけでは無く母親も肉体も魂も吸収してしまいましょう!!」

「そうだわ!あの娘は選ばれた優秀な人間特別な人間!」

「私達と本来は同じ目的の為にいる筈よ!穢れじゃない!」

「よし!それじゃ!あの女ごと私の中に取り込もう!」と若村秀和。

「そうして『ネガブドネザルの鍵』も取り込み!のぴを取り込めれば!」

「我々の勝利が決まったものだわああっ!」

やがて魔王アリオクもどきはぎょろりと咲夜の方を赤い眼球で見た。

そして自分が散々、咲夜やのぴの事を誹謗中傷した事も完全に自らの

頭で都合よく消して2人に対して掌を返したように優しく接し始めた。

とにかくその一連の若村秀和や反メディア団体ケリヴァーの行動が

過激派ポリコレやフェミニストの嫌味や誹謗中傷をDMやSNS

見るのと匹敵する程、ひたすら気持ち悪かった。

のぴはそれを聞くなり、すさまじい嫌悪感に満ちた表情をした。

一方、咲夜も氷結に用に冷たい視線を魔王アリオクもどきに向けた。

彼女は彼ら彼女らを心の奥底から軽蔑しつつも哀れだと思った。

のぴも彼らの提案を聞き、口を開いた[第一声も「は?」と言う言葉しか出なかった。

しかし魔王アリオクもどきの中にいる若村秀和や反メディア団体ケリヴァー

はのぴと咲夜さえ吸収出来れば『ネガブドネザルの鍵』と『虹の女神イーリス』

が手に入り、本来の姿に転生されて完全な法と秩序の太陽神として

こちら側(バイオの世界)を新たな天魔や神々が住む真の楽園となり。

人々は自然に帰り。人間社会のパソコンやスマートフォンやテレビやゲーム。

全ての電気も核も捨て去り。全てが同一の思考をもつ精神集合体となるんだ!

全ては神と言う群れとなる!選ばれた優秀な人間の知性がひとつとなる!

その為に君達が必要だ!!さあー『虹の女神イーリス』と『ネガブドネザルの鍵』

と共に私達と一つになろう!さあーさあー!まずはお前からだ!

魔王アリオクもどきはまずは手始めとしてまずは『ネガブドネザルの鍵』

と共に私達と一つになろう!さあーさあーまずは!お前からだ!

魔王アリオクもどきは手始めとしてまずは『ネガブドネザルの鍵』

を持つのぴを自ら魔王アリオクもどきの体内に取り込むべく一気に襲い掛かった。

「お前が先だあああっ!」

「さあー観念しろ!」

「とにかく!」

「若村様の為に取り込んでやる!」

「若村様の為にッ!」

「このメディア社会の完全な消滅を!」

「楽園は我々の手で!」

「飢餓の苦しみ。戦争の苦しみ。」

「そして悲惨な死を無くす!」

「これで悲しみも怒りも憎しみからも解放されるんだ!」

「みんな幸せになるんだ!」

のぴは自らに襲い掛かる魔王アリオクもどきに向き合った。

魔王アリオクもどきは禍々しい形をした両刃の長剣を降ろした。

どうやら武器を降ろして戦わない意志を示したらしい。

のぴは勿論。若村秀和や反メディア団体ケリヴァーの行動は

一切、信じていなかったので鋭い視線を向けて警戒していた。

それから魔王アリオクもどきは警戒するのぴに隙が無い事に気付いた。
しかし魔王アリオクもどきには考えがあった。そしてすぐに実行に移した。

魔王アリオクもどきはのぴの足元のイリスオブジェクトの真っ赤な

コア(核)の内部から一本太く長いの触手がにゅるにゅると

のぴに気付かれない様にゆっくりと伸びて行った。

それからすぐに素早く空を切り、太く長い触手がバシャアッ!と

真っ赤な核(コア)から目にも止まらぬ速さで飛び出してきた。

どういう訳かのぴは無意識の内に目にも止まらぬ速さで後退して回避した。

しかし初撃は外したとしてもそのまま細長い触手は途中で

ぐにゃりとS字型に変形した。

続けて太く長い触手の先端をのぴの胸部に向かって伸ばした。

しかもその触手の先端は針のように細長く尖っていた。

すると『月』ヴィシュヌ・アバターはまるでのぴを守るように女性のように

しなやかな黒と黄金の皮膚に覆われた右腕で触手の先端の針を弾き返した。

続けて一気にまた再度、右腕を弾いた方の

逆方向から黒と黄金の皮膚に覆われた右腕を振り回した。

同時に右手の手刀でスパアン!

と触手の針の部分の下部の触手部分を完全に切断してしまった。

切断された触手からは輪切りにされた赤い部分の切断面が見えた。

すかさずのぴは更に反撃すべくまた咲夜がやっていた事を真似て

5本指をまるで小型拳銃の様に形作った。そして自らの左側頭部に2本の指を当てた。

のぴは自らの意志で『月』ヴィシュヌ・アバターを動かそうと試みた。

のぴはようやくうまく行った事にホッと胸をなでおろした。

「ペルソナ!『月』ヴィシュヌ・アバター!」と掛け声を上げた。

すると『月』ヴィシュヌ・アバターはさらにのぴの意志に従って追い打ちをかけた。

『月』ヴィシュヌ・アバターは左腕を薙ぎ払うように大きく振った。

その時左腕の上部から真っ赤に輝く熱波の衝撃波が2度放たれた。

放たれた真っ赤に輝く熱波の衝撃波『アカシャアーツ』は

魔王アリオクもどきに直撃した。

「ぐあああっ!」と声を上げて巨大はくの字型に曲がった。

魔王アリオクもどきは「ごっ!がっ!クソっ!」としばらく苦しんだ後に舌打ちした。

しかし異様な速さでダウンから立ち上がった。

のぴは違和感に気付いた。

続けて咲夜もまた5本指をまるで小型拳銃の様に形作った。

そして自らの右側頭部の2本当てて掛け声をした。

「『正義』ゼルエル!」

パーンと言う破裂音と共に『正義』ゼルエルは姿を現した。

『正義』ゼルエルは両瞳を真っ赤に発光させた。

同時に真っ赤に輝く極太の光線を発射した。

真っ赤に輝く極太の光線は一直線に魔王アリオクもどきの右腕と

禍々しい形をしていた両刃の長剣を一撃で焼き尽くして消滅させた。

しかし魔王アリオクもどきは平気そうだった。

やがて消滅した右腕と禍々しい両刃の長剣は完全に

消滅しても再び瞬時に元通りに新しい両刃の右腕が再生された。

それからすぐにのぴと咲夜は魔王アリオクもどきの

足元のイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)とさっき

のぴを襲おうとしたあの細長い針の付いた無数の触手が融合しているのが見えた。

さらに僅かに透き通ったコア(核)の中に閉じ込められている

裸体の若い女性達の膣に触手の細長い針が深々と挿入されていて

そこから精気(生命エネルギー)を吸収していたのである。

しかも魂は不滅である為に無尽蔵に産み出され・吸収され続けていた。

更に無数の若い女性達も大きな張りのある丸い両乳房を上下左右。

前後左右にプルプルと揺らしながら性的快楽で荒々しく息を吐き。

野太い声や喘ぎ声を上げ続けた。全員、瞼を閉じたり。

驚いて両眼をぱっちりと開いたままにと反応は様々だった。

更に無数の女性達は全員、一人残らず共通して張りのある

大小の白い肌のプリプリの丸いお尻に向かってあの無数の触手が伸びていた。

しかもその触手の先端の細長い針はブスリと彼女達の膣に挿入されていた。

無数の触手全体が大きく膨らんだり、萎んだりを繰り返して子宮内部に

溜まっていた青緑色に輝く無数の彼女達の精気の塊を吸い取り続けていた。

それは余りにも不気味な光景で咲夜の顔は青ざめた。

のぴは絶句して恐怖で両眼を見開いたまま呆然と立っていた。

彼女達の耳には奇妙な吸入音が聞こえ続けていた。

ゴッポッ!ゴッポッ!ゴッポッ!ゴッポッ!ゴッポッ!ゴッポッ!ゴッポッ!と。

更に無数の若い女性達は両頬と深い胸の谷間を紅潮させた。

またその中似たニコル・ブレナンと佐代子も全員共通して

金色の細長いキリッとした眉毛をハの字にして額にしわを寄せていた。

佐代子は艶やかな前髪に隠れて眉毛も額の変化も分からなかった。

ニコルは恍惚した表情で瞼を閉じていた。

佐代子は胸元まで伸びた艶のあるロングヘアーをユラユラと前後に揺らし続けた。

そして宝石のような美しい茶色の瞳をぱっちりと開け続けた。

ニコルと佐代子は精気を吸い取られる性的快楽に

長々とした甲高い喘ぎ声を上げ続けた。

「はああん!あああっ!あっ!あんっ!あっ!」

「んんんんっ!ああああっ!」と。

咲夜は足元の不気味な光景に青ざめつつも未だに絶句している

のぴに対して戦闘の素人の彼女をできるだけサポートしようと

今の魔王アリオクもどきの状態を冷静に分析した。

彼女は幼い頃から闘い方をもっと強くなる術を

学んでいた経験からのぴにアドバイスした。

「あいつはあのイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)の内部に

閉じ込められている無数の若い女性達の魂達に例えば

昆虫の蝉のように木の根に針を刺す様に

大勢の女性の体に突き刺して精気を膨大に吸収している!」

のぴは余裕の笑みを浮かべている魔王アリオクもどきを見た。

「だから君達は若村秀和と言う名前の唯一神にも絶対に勝てないのさ!」

「君達も観念して聖なる力の一部となれ!」

「君達の天魔や福音書の巨人の力を使えばあの偽りの神の

テスカトリポカを確実に殺せるんだよ!今は君達が必要なんだ!」

「全人類の選ばれた女性達は魂も全て我々とひとつに!」

「最後のトリガー(引き金)は貴方なのよ!!あのイリスオブジェクトもね!」

「この最後のインパクトは人類全ての魂を浄化して救い出すのよ!」

「汚れ切ったメディアの人間社会と心を浄化させれば!全て自由となるのだ!」

のぴと咲夜は個人の人格と現実(リアル)と

幻想に帰りたい一心で彼らの誘惑を拒絶し続けた。

「お断りよ!おこさまぷれーとのみんなのところへ帰らないと!」

「私は主人のレミリアお嬢様のところへ戻らないと幻想郷の紅魔館に帰らないと!」

それでも魔王アリオクもどきの中に存在する若村秀和と反メディア団体ケリヴァー

の男女は怪しい宗教勧誘の様にのぴと咲夜を誘惑し続けた。

のぴと咲夜は魔王アリオクもどきの決定的な弱点を見つけられずに焦りを募らせた。

やばい!あと25分!時間が半分に減ってしまった!!

25分だからまだ余裕は!でも!これ以上は持たない!なんとかしないと!

2人が粘り続けてすでに19分が経過した。

ああ!マズイ!マズい!どうしよう!

イムリミットが近いっ!近いのにっ!

何も方法が見つからないなんて!クソっ!

一方。のぴは動画の撮影で良く聞いているお馴染みの声が聞えてきたのに気付いた。

「おまたせしました!のぴ!無事か?!」

「やっと着いたで!!えらい時間が掛かったよ!」

「19分とか!時間なさすぎ!どんだけかかんだよ!!」

「えっ?・・・・みんな・・・・しゅがーは?」

「それが取り込まれたんのわしらだけなんよー!!」

「よかった・・・・間に合ったのね・・・・」

咲夜とのぴの目の前にはイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)の

最下層から昇ってきた霧島マナの入ったヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)。

それと背中の2枚の黒いカラスの羽根の付いた天使の姿をした

りあら、ちゃき。ゆいにゃが現れた。

ちゃきは目の前にいる魔王アリオクもどきを

見るなり、両手を曲げてうしろに後退した。

「ちょっと!あいつ見た目!結構!キモイんねんけど!!」

りあらも「太っていてなんか気持ち悪いッ!」とドン引きした。

ゆいにゃは呑気に「なんだか変な奴やな?」と漏らした。

反メディア団体ケリヴァーの若村秀和の声は。

あるはずの無いものが現れて激しく戸惑い動揺していた。

「何故だ?!あれは?我々の儀式には必要の無いものだぞ!!どうなって・・・・・」

「私達は既に現実(リアル)で最初の魂の浄化は始まっているんだよ!」

「もう!誰にも止められない!」

「いずれ全人類の魂は浄化されるんだ!」

「メディア社会に穢れた人間の魂は赤き光によって浄化されて!

そして!全ての穢れた前世の記憶は完全に抹消されて!

全ての人類は我々若村様と融合し!単一完全生命体となり!楽園が創造されるのだ!」

「あれはまず処分しないと!」

「我々の計画が!!」「コア(核)」

ちゃきは魔王アリオクもどきから聞こえる反メディア団体ケリヴァーの

若村秀和を始め大勢のメンバーの男女の声を聴くなり、大きく戸惑った。

さらに重なるように聞えてくるので気持ち悪かった。

ゆいにゃもりあらも同じ感想のようだった。

のぴはとりあえず今まであった出来事とあの魔王アリオクもどきが何なのか説明した。
仲間3人も霧島マナものぴの説明を理解して何とか状況を飲み込んだ。

イリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)にテスカトリポカ出現まであとあと10分。

のぴの簡単な説明によってようやく今の状況が飲み込めたちゃき。りあら。ゆいにゃ。

そしヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)の中にいる霧島マナは魔王アリオクを見た。

ついでに咲夜のペルソナ達についてのぴは簡単に手短に説明した。

全員は初めて知ったばかりの情報をようやく頭の中で整理して理解した。

霧島マナは静かに全員にこう告げた。

「これであとは『ガイウスの槍』があればこの世界の日常を元に戻せるわ。」

咲夜はある事を思い出し、真剣かつ厳しい表情でのぴを見た。

「いい?のぴ!これから儀式を行う為にとても大切な話をするわ!」

のぴは何のことは分からずキョトンとしていた。

咲夜は静かにこう告げた。

「私の大アルカナは『正義』。貴方は最初は『女帝』と『刑死者』。

次に大アルカナは変化していた筈よ。『死神』。次に『正義』。次に『月』。

この先は貴方自身で決めるのよ!この先は『太陽』。

そして最後の『審判』。『宇宙』へ。そこまで行くかはー。

貴方の自由意志で決めるのよ。私もおこぷれのみんなも『運命』。

に選び取られてこのイリスオブジェクトのコア(核)の中にいるのよ。

勿論、私も含めておこさまぷれーととみんなの人類の将来の決断をのぴさんが。

『運命』に従ってしなければならないの。

もしも受け入れて新たな世界を求めるも良し!

拒んで元の世界の普段の日常の作り直すのも良し!

あとはのぴさんの中に選択肢がある。

もしも新しい世界を拒んで元の日常に戻るのなら強く願いなさい!

そうすれば!自然とガイウスの槍はのぴさんの強い想いと願いに反応して!

必ず貴方の手に戻るわ!全ての人類の方舟の行き先は貴方が自身が決めるの!」

 

(第39章に続く)

(第37章)アリオクもどき

(一週間入院して兵糧攻め作戦の癌治療が終わって病院から退院したので

何事もなかったかのように小説やブログネタの投稿を再開する畑内。では♪スタート♪)

 

(第37章)アリオクもどき

 

太陽神テスカトリポカ出現まであと29分。

咲夜は止む負えず独りで戦う決意をした。

彼女は直ぐに右腕を曲げて、自らの5本指をまるで小型拳銃の様に形作った。

そして左側頭部に2本の指を当てると大声を上げた。

「ペルソナ!『正義』ゼルエル!」と。

パリン!とガラスが割れる音と共に十六夜咲夜(いざよいさくや)の顔と容姿を

したあの『天魔』ゼルエルは大きな口を左右に広げて飲み込もうとしている

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの悪霊の融合体の攻撃を

真っ赤に輝く分厚いバベルの壁で弾き返した。

「ぶわああああっ!」と声を上げて若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの

悪霊の融合体は吹っ飛ばされてバランスを崩した。

のぴは未だに『正義』メルキセデクと巣食うものが取っ組み合いを続けていた。

彼女はまるで車酔いにでもあったかのように顔を

土色でずっと吐き気は収まらなかった。

うげええっ!苦しっ!今!そんな場合じゃないのに!

お願いっ!元に戻って!あたしはッ!

おこさまぷれーとの仲間達やリスナーさん達やファンクラブや他にも!

色々な人達やユーチューバー動画で繋がりたいんだッ!!

みんなと一緒にいたい!お願い!闘わせて!

メルキセデク!何かさん!私の願いを聞いてっ!

のぴは自らの熱い想いと願いを全力で心にぶちまけた。

すると不意に気持ち悪さが収まった。吐き気も収まった。

彼女の強い想いと願いが届いたのか巣食うものと

メルキセデクは取っ組み合いを止めた。

「お願い!『ネガブドネザルの鍵』の守り人の私が告げる!

私と私の仲間と今まで繋がっているみんなの為に元のあるべき姿に戻って!!」

彼女がそう言った途端に体内が暑くなった。

やがて自分の心の中が真っ赤な光に満たされた。

心の中で『正義』メルキセデクと巣食うものはお互い受け入れた。

そして融合して行った。間も無くして新しい存在が産まれた。

その容姿は黄金に輝く鉄の仮面をつけた頭部に両肩から黄金の2対の細長い鳥の羽根。

両腕は女性のようにしなやかで黒と金色の皮膚に覆われていた。

両手は真っ赤に輝くボクサーのグローブの形をしていて10対の指があった。

胸部は左右黄金に輝き、三角形の赤い印が付いていた。

全体の形は長四角をしていて左右に開く仕組みになっていた。

両脚も分厚い黄金の鎧に覆われていて。両脚は黄金の靴だった。

黄金の靴の底は真っ赤に輝いていた。

ガバッ!と口を開くと無数の真っ赤な鋭い牙が並んでいた。

更に大口を開けると野太い声で咆哮した。

「ウウオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

またうしろの首元には2対の細長い白いカプセルのプラグのようなものが生えていた。

それは巣食うものの銀色のあの人型の生物にそっくりだった。

ただ正体不明故に本当に同一の存在なのかは不明だった。

のぴはゆっくりと瞼を開けた。「『月』ヴィシュヌ・アバター!」と。

それを見た若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの悪霊の融合体は

のぴの身体にから現れた『月』ヴィシュヌ・アバターの存在に恐れおののいた。

「うぐうううううっ!なんだあああああっ!こいつわあああああっ!」

「おい!おじげづくな!おそれるなあああっ!たちあがるんだあああっ!」

「悪魔を倒すんだ!ぐぞおおおっ!ここにきて諦めきれるかあああっ!ああああっ!」

「みんなで力を合わせて善意の我々が悪を滅ぼすのだああああっ!!」

若村秀和を中心に反メディア団体ケリヴァーの悪霊の融合体は

自らの足元に存在するイリス・オブジェクトの真っ赤なコア(核)の

内部に向かって無数の触手を次々と差し込んだ。

穴がゆっくりと開き、どんどん中へ入って行った。

それからドクン!ドクン!と脈打つ音が聞こえた。

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの悪霊の融合体の

芋虫の触手を通して何かを吸収していた。

その度に若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの

悪霊の融合体は若い男性も女性も性別も

関係なく全員平等に恍惚の笑みを浮かべていた。

さらに悪霊の融合体はまるで体格ががっしりとした

成人男性として急激に成長していった。

同時に体内の邪気も欲望の力も増大して行った。

その姿は超巨大な邪悪な2本の角を生やした鬼のような姿をしていた。

やがて激太りし、背中からは2対の蝙蝠のような翼を生やした。

そして右手に真っ黒な禍々しい形の長剣を構えていた。

続けて胸部から腹部まで大きく裂けて超巨大の無数の牙の生えた

口が縦の形に広がって行った。

更に口内から6本のピンク色の触手に似た

太く長い触手がにゅるにゅると伸びて行った。

「こいつ成程ね。ホラーじゃないけど。悪魔になったわね。自らの意志で。

レミリアお嬢様から聞いた事があるわ。こいつは『魔王アリオクもどき』よ。

本物の伝承通りのモデルになった魔王ホラー・アリオクとは紛い物。

つまり偽物の魔王ね。だから聖なる戦士にも悪魔にもなれない人間の半端者。

所詮は悪霊の集合体よ。」

咲夜がのぴにそう説明している魔王アリオクもどきは若村の声で怒鳴った。

「違うウウッ!違うウウッ!私は聖なる戦士ケリヴァーだあああっ!!」

咲夜は「哀れな奴。最近の過激派ポリコレやツィフェミの他人や

社会のせいにして自分の意志で何もしない連中と同じね!」とバッサリと言った。

彼女の言葉に魔王アリオクもどきは激怒した。

「違うと言っているだろおおおおっ!この小娘があああああっ!!」

咲夜は魔王アリオクの怒号に一切怯む事は無かった。

のぴも普通ならいつも通りビビるがこの時ばかりは毅然とした態度を保ち続けた。

いいえ!違わないわ!貴方は今まで行った自分の大罪と悪行を行い続けて

貴方自身が『正義の為に行っている』『自分が正しい』と信じ続けていた。でも!

実際は違う!周りの人々や私達は『貴方達の行為は間違っている』

『自分勝手な行為』のせいで大勢のゲームやテレビの関係者の人達が

大変迷惑をしている!!しかも過激派ポリコレやツィフェミ達と同じように

他の女性達は色々な場所から立場が追いやられて傷付けられて悲しんでいる!!

貴方達や過激派ポリコレやツィフェミ達がやってきた事は全て人間じゃない。

悪魔の所業なの!自らの邪心も欲望も制御できなかったから結局は悲しい

紛い物の神であり、悪魔もどきなの!悲しい奴らね。

善かれと思ってやって結局は闇に堕ちるなんてね!」

咲夜はコンパクトレンズを取り出して魔王アリオクもどきの姿を鏡に映した。

「自分の顔をよーく見て見なさい!これでも真っ当な善人か天使に見える???」

魔王アリオクもどきは素直に自分の姿を鏡に映した。

するとみるみる表情が変わった。

やがて若村の太い絶叫と男女の低い声と高い声が入り混じった

絶叫が周囲の空気を激しく上下左右に揺さぶった。

「嘘だああああああああああああああああああああああああああっ!!」

さらに魔王アリオクもどきは自分が善人でもなければ天使でもない

存在になった事に激しい精神的ショックを受けた。

同時にパリン!とガラスが割れる音と共に彼らの中にあった

全ての聖なる戦士ケリヴァーと創造主の神聖が砕け散り、消滅した。

魔王アリオクもどきは全ての悪行と

悪魔に堕とされた責任をのぴと咲夜に全て押し付けた。

更に怒り狂いながら右手に持っていた真っ赤な禍々しい形の両刃の長剣を

乱暴に振り回して自暴自棄になりながら襲い掛かった。

「うおおおおおっ!全てお前達のせいだああああっ!

よくも堕としたなあああああっ!」

咲夜は肩をすくませて両腕を上げてこう言った。

「今まで自分のしてきた事が自分に返って来ただけの事なのに・・・・」

「うるさあいいいいいっ!」と魔王アリオクもどきは絶叫した。

魔王アリオクもどきは右手に持っていた禍々しい形の両刃の長剣を振り上げた。

そしてまずは一番腹の立った咲夜の頭上に向かって振り下ろした。

しかし咲夜はまた小型拳銃を形取ったまま、右側側頭部に当てるとこう言った。

「『正義』ゼルエル!」と。パーン!と言う破裂音と共にまた

咲夜そっくりの容姿をした『正義』ゼルエルが現れた。

そしてまた真っ赤に輝く分厚い壁であっさりと

禍々しい形の両刃の長剣を受け止めて弾き返した。

同時に彼は大きく巨体をうしろにのけ反らせた。しかし倒れなかった。

続けてのぴも『月』ヴィシュヌ・アバターを動かして真っ赤な拳で

魔王アリオクもどきの若村秀和そっくりのオールバックの髪と

2本の鬼のような角の生えた顔面を殴りつけた。

「ぐおおおっ!」と彼の顔を大きく丸くへこんだが直ぐに戻った。

続けて魔王アリオクもどきはまた右腕を水平に降り。

『月』のヴィシュヌ・アバターの胸部を切り裂いた。

同時にのぴも胸部に激痛を感じた。胸部には水平の切り傷があった。

咲夜はチッ!と舌打ちすると『正義』ゼルエルを召喚した。

そして傷を負ったのぴに回復魔法をした。気が付くと胸部の傷は消え去って。

痛みも消えていた。魔王アリオクもどきは

苦しそうに顔を醜く歪ませると大声を上げた。

「クソがあああっ!早く消え去れ!

お前達のようなゲームやネットに染まり切ったお前達を見ていると!

イライラするんだよ!まるで生ごみをぶちまけられたようにな!」

「下品にして下劣極まりないわ!若村秀和さん!それは大人の言葉遣いじゃないわ!

まず神様としての気品も神格も全く感じられない!恥を知りなさいッ!!」

「ああっ!どうすればいいの?」

「ふざけるな!我々の計画を邪魔するな!」

「クソっ!いい加減にしくてくれよ!」

「ふざけるな!我々の計画が達成しなかったら!また地獄に逆戻りだぞ!」

「クソ!小娘共め!この神に等しき我々に逆らうんじゃねえええっ!」

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの

メンバー達は執拗に咲夜やのぴに怒鳴り散らした。

2人は彼らや彼女達の誹謗中傷に耐えた。

「ダメよ!現実(リアル)から!何よりも自分達から!」

「うるさい!うるさい!うるさい!戻ったところで幸せになれやしないんだよ!」

「楽園が待っているんだ!」

「この裏切りの女神共め!」

「若村秀和の言う通り!信じれば救われるんだよ!」

「最低な子娘共!恥を知るのは貴方達の方よ!」

若村秀和の言葉にまんまと乗せられて反メディア団体ケリヴァーの

メンバー達は思い思いの怒りをのぴと咲夜にぶつけた。

若村秀和は笑いながら蔑むようにのぴと咲夜にこう言った。

「君達は馬鹿な小娘達だ!君達のような小娘にメディア社会に

穢れた人間共は我々が救済するんだ!そうすれば!

パソコンやゲームや命の無いフィギュアも使えない道具だからさ!」

「そう。全て捨てて当然の代物だよ!車だって乗り捨てて当然な!」

「あはははははっはっ!わはははははははっ!そうだよ!必要ないんだよ!」

更に他の反メディア団体ケリヴァーも彼女達を蔑むように笑い続けた。

続けて若村秀和は笑いを堪えつつも自信満々にこう言った。

「もう儀式もゼロからやり直すつもりもないんだ!それに!今回はうまく行く!

何故なら!邪魔な太陽神テスカトリポカはフラウロウスに封印されるんだ!

あとは我々がしっかりと処分する!全てが今が可能なのだよ!」

のぴは若村秀和の言動に困惑した。

咲夜は両腕を組んで冷めた表情でその若村の魂をに言った。

「単一生命体になったところで彼らにどうやって勝利する気?

悪いけど万が一失敗して若村さんも

他のメンバーも現実(リアル)に逃げ出したとしても

必ず天魔ヴァルティエルやリサ・ガーランドさん。

シェリル刑事やドラキュラ伯爵。

クリス・レッドフィールドジル・バレンタイン

彼ら彼女らが目に見えない霊体でも魂であっても肉体でも必ず見つけ出すわ!」

「それは無いさ!必ず成功する筈なんだ!さあ!

この計画の総仕上げと行こうじゃないか!あんた達は必ず滅する!」

「そうだ!のぴの『ネガブドネザルの鍵』をよこせ!!」

「私はたった一人!若村様に選ばれた『欠けた心・イーリス』を宿す巫女。

咲夜さん!早くその『虹の女神イーリス』を私達に寄こしなさいッ!」

それから1分後。魔王アリオクもどきの縦に大きく白湯に広がった

大口から伸びた6本のピンク色の舌の1本が高速で咲夜の方へ伸びて行った。

「クソっ!渡さない!」と咲夜は叫び、パチッ!と指を鳴らした。

しかし何も起こらなかった。彼女はいつも当たり前に使っていた

『時間を操る程度の能力』が使えない事に激しく動揺した。

仕方無くまたペルソナの『正義』ゼルエルを呼び出そうと慌てて5本指を動かした。

 

(第38章に続く)

 

 

今日、肝細胞がんの治療の為に1週間か2週間ほど入院します。

畑内です。今ちょっと時間が無いので早めに投稿します。

文章っ短いですが。2時には出発しないといけないので。

実は最近。肝臓にがんが発見されました。

でもそれは早期発見で。まだコントロール可能な状態です。

何故?がん化したかと言うと。自分自身の心臓のポンタン型手術の影響です。

それでがん化していますが。前々からマーカーを付けていた為。

早期発見されて。方法はカテーテル法を利用して意図的に

肝細胞癌の血管を塞いだ後にトドメに抗がん剤を投与すると言う。

方法をやる事になりました。今日入院して明日そのカテーテルを行います。

なので『シン・サイレントヒル』は一時的に変更は停止します。

ただ他の小説も最新の小説も話は進んでいるので。

一週間か副反応がひどくなければ退院できるかと。

なので応援よろしくお願いします。

生きていたらまた会いましょう!!では♪♪

(第36章)巣食うもの

(第36章)巣食うもの

 

「ではお腹に住み着いた寄生虫が腹をぶち破るまで守ってあげる。

と言われたら貴方達は嬉しい事だと思うのかしら?それにね。

そいつは単に自分の家を取られるのが嫌で反撃していただけだったら?」

するとラミエルの言わんとしていた事を3人はようやく理解した。

つまりその正体不明の霊的な何かは自分の都合だけでのぴの中に居座っているだけで

ひょっとしたらのぴから何かから奪っているのかも知れません。

それにいつかのぴをぶち破って本当に出現したら・・・・・・。

3人はそうなったらのぴが死んでしまうのでは?あるいはもっと酷い事が・・・・・。

何が起きるかなんて想像したく無いし。とても恐ろしかった。

3人は極限の恐怖の余り震えて言葉すら出てこなかった。

しばらく3人はのぴの心の中の巣食うものの存在に怯えていた。

さらにちゃき、ゆいにゃ、りあらの目の前が真っ暗になった。

3人の視界は急に何も見えなくなったのでますます怯えた。

えっ?なに?なんなの?こわいッ!何が始まるの?!

「そうやらここに『マイナス宇宙』の影響で

のぴさんの心の闇の記憶が流れたようですね。」

間も無くしてのぴの家の寝室が現れた。

さらにのぴは自分のベッドの上ですやすやと安らかな寝顔で身体を

ネコの様に丸めて横になって眠っていた。そこにヒューと風が吹いた。

とにかく気持ち悪くなるようなじとーとした感じのとても冷たく湿った嫌な風だった。

やがてベッドの近くに大量の顔が現れ始めた。

更にそれは真っ青に巨大なまるで大蛇のような

恐ろしく長い身体とガラガラヘビを思わせる

無数の男の頭部が組み合わさった巨大な尾を持っていた。

更に全身から無数の両脚と両腕をあっちこっち生やしていた。

続けてその大量の(ラミエルが言うには)

無数の死者の悪霊の融合体は両腕を伸ばした。

そしてのぴの精神と肉体をあの世へ連れ去ろうと身体を掴もうとゆっくりと伸ばした。

「うわああああっ!」「ヤバいッ!」

「ヤバい!ヤバいって!」「起きてえっ!連れて行かれるよッ!!」

悪霊達は「一緒に行こう!」「寂しいよ」

「もっと沢山の人を取り込むぞ!」

と恐ろしい男女の声で呻くように口々に話しかけるようにしゃべり続けた。


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しかしその直後にのぴの身体から銀色に輝く人型の何かが飛び出した。

その銀色に輝く人型の何かは悪霊の融合体が伸ばした

無数の腕の内の1本を左手で掴むとそのまま上下に捻った。

同時にグシャアッ!と音を立てて1本の腕はボキイと音を立ててへし折れた。

さらにブチッ!と引き千切った。

一斉に無数の悪霊達が激痛で絶叫した。

「うぎゃああああ」「ぎゃあああっ!」「ぎゃああっ!」と。

銀色の人型の何かはまるで獣の如く長々と大きく吠え続けた。

「ウウオオオアアアアアアアアオオオオオオオッ!!」

一方、のぴは何事もも無かったかのように布団の中ですやすやと眠っていた。

どうやら彼女本人には何も聞こえておらず安眠状態だった。

続けて無数の悪霊の融合体は逃げ出す事も反撃すら

出来ぬまま銀色に輝く人型の何かが素早く動いた。

ちゃき、りあら、ゆいにゃには何が起こったのか分からなかった。

気が付くと悪霊の融合体の蛇のような身体は一撃で十字に引き裂かれていた。

無数の悪霊の融合体はドスンとベッドの横の床に倒れた。

やがて銀色の人型に輝く人型の何かは物凄い速さで四つん這いになった。

そして4足歩行しながら倒れている悪霊の融合体に素早く接近した。

銀色に輝く人型の何かは大きく口を開けた。

続けて勢い良く頭を下げた。

バグッ!バリュバリュベリッ!バリバリバリべリリッ!ペチュッ!ベチュッ!

銀色に輝く人型の何かはその無数の悪霊の融合体を引き裂いた。

さらに鋭い歯で食い千切り、口の中で咀嚼して飲み込んだ。

ラミエルが言うには「あの危険な因子は目覚めていない」らしい。

しかし当然の事ながら

ちゃき、ゆいにゃ、りあらも何の事だかさっぱり分からなかった。

ただ彼女達は目の前の出来事に呆然としていた。

また彼女達の耳に野太い男の声と甲高い悲痛な女の声が大きく鼓膜を震わせていた。

「助けてくれえええっ!ここから出してくれええっ!ここを開けてくれぇ!

誰かああああああああああああっ!ここを開けてくれええええええええっ!」と。

それは確実に誰かに助けを求める声だった。

同時にラミエルを除いてその場にいた全員が一気に震え上がった。

しかしたちまち銀色に輝く人型の何かに悪霊の融合体の霊体は魂諸共喰い尽くされた。

同時に何も聞こえなくなり、長い長い不気味な静寂が辺りを包んだ。

「ウウオオオアアアアアアアアオオオオオオオッ!アアアアアアアアアアアアッ!」

それからまた大きく獣のような声で長々と吠え続けるとのぴの身体へと帰って行った。

そこでちゃくとゆいにゃとりあらが気が付くとさっきのヱヴァンゲリヲン4号機の

コア(核)のところにおこぷれメンバー3人全員が立っていた。

勿論、顔面蒼白である。ちなみにさっきの出来事はのぴ本人は認知していないらしい。

「さっきのはなんや・・・・・」とちゃき。

「こわいよ~こわいよ~あれが守護神??」とゆいにゃ。

「ヤバいって!あんなのがのぴの体の中に・・・・」とりあら。

するとラミエル機械的な女の子の声でこう答えた。

「そうです。これは周囲の悪霊や怪異を捕食する事で

自らの神の力を蓄えていたようです。

恐らくこの『巣食うもの』も例の儀式に必要となるかも。」

「ちょ!ちょっと!まって!あんなヤバい奴!

どうやって利用するんねん!!」とちゃき。

無理だよ!無理無理無理無理絶対無理だって!!」とりあら。

無謀過ぎやって!どうやっておとなしくさせんの???」とゆいにゃ。

「ですが。あれを利用しなければ人類は滅亡しますよ。100%の確率で!」

「でも・・・・のぴは・・・・制御出来んの??・・・・」と誰よりも心配なちゃき。

「私は上空の若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの悪霊の融合体のいる場所へ行き。

多分、巣食うものは欠けたものを取り込んで完全体となるのかも知れません」

「そうすれば人類を救うはもとより!私達の日常は守られんの?」

「恐らく理論上は可能の筈です!もしかしたら!その時の為かも知れません。」

しばらくちゃき、ゆいにゃ、りあらはしばらくお互い見合って黙っていた。

やがて3人の表情は決意のものに変わって行った。

そしてちゃきが一歩前へと踏み出して口を開けた。

「分かったで!その方法を教えてくれな!!」

ちゃきの返答にラミエル機械的な女の子の声で答えた。

「分かりました方法を教えします!ですが難しい事ではありません!

まずはちゃきさんに質問します。この一連の怪異現象を起こした若村秀和氏。

彼は幼い頃から両親に虐待されて捨てられました。

さらに捨てられて保護された希望の家で教団関係者の母親代わり

となった女性に虐待されて洗脳されました。

彼は教えに従って自らの欠けた母親の愛情を手に入れようとしました。

しかしそんな事をしなくても貴方達は持っています。

では?質問です。彼は今まで残酷な行為と因果応報による

自業自得でこの世界から消えるべきでしょうか?

あるいは欠けた愛情を。特に母親の愛情を与えてまた記憶を消して赤子から

転生させて真面目な人間として新しい人生を送るチャンスを与えるべきでしょうか?

ちゃきさんはどちらの選択を選びますか?」

「うーん。ちょっと。まって!超難しいやん。ずるいって・・・・・」

うーん。確かに今回。あいつは自分勝手な理由で私の大親友のぴを巻き込んでいるし。

今や世界は崩壊して滅亡寸前。そこまで追い込んだ連中を許せって・・・・。」

「みんなどうなん?」とゆいにゃとりあらに意見を求めた。

「うーん。良く分からん何とも言えん」とゆいにゃ。

「そうすれば元の日常に戻って親友のぴが

帰還するなら許してあげようよ!」とりあら。

「・・・・・・」ちゃきはまだ心の中の怒りと闘っていた。

「でも。若村秀和っていう男をどうにかせんと・・・・」とゆいにゃ。

「ああ、分かっとる。頭では分かっとんねん!

でも・・・・でもな・・・・」とちゃき。

するとラミエル機械的な女の子の声でこう言った。

「できれば決断早めにおねがいします。

私の今までのループによる確率計算によればあと30分後に

太陽神テスカトリポカが出現します。もはやそうなったら誰も止められなくなります。

勿論、のぴの中にいる『巣食うもの』

元は太陽神テスカトリポカと同じ性質の神だから。

合一すれば本来の目的を達成できるのでのぴさんの肉体は必要なくなるでしょう。」

「いやだ。私は・・・・どうしてものぴが必要なんや!

『おこさまぷれーと』も彼女一人除外なんてありえへん!

絶対に!必要なんや!現代の社会も地上も必要なんや!!

あいつは私的に許せん気持ちがある。あるけど!今の世界を元に戻したい!」

「じゃ!やろうよ!のぴと日常を。

アイドルユーチューバーの日常を取り戻す為に!」とゆいにゃ。

ちゃきはしばらく無言で頭を上げて瞳を閉じ、唇を噛み、「うーん」と唸り続けた。

しかし脳裏には2年前にアイドルと動画投稿を始めた一番最初のおこさまぷれーとの

動画で初めて元気良く頭を下げて「おまたせしました!」のあいさつの記憶。

勿論、ゆいにゃ。のぴ。りあらもしゅがーも自分も一人一人自己紹介した

記念すべき最初の動画投稿。さらに次の動画にはアンチコメントを読む動画で

「笑ってはいけないシリーズ」をやった時にそれぞれ視聴者さんのコメントを紹介。

『左からヤンキー、納豆、にゃんこスターアゴ』と

書かれたコメントを紹介した事で。

ぶわっ!と水をビニール袋に噴出したことを思い出した。確か―。

「ちゃきが納豆(確かおかめ納豆だっからか?)シュガーが髪の色的にヤンキー。」

ついまたしても吹き出してしまった。他にも『AV予備軍』とか書く奴もおったなー。

懐かしいなー。あとは高校時代のプリクラが流出したドッキリとかー。

あれは面白かったなー黒歴史とか。自分はそのまんま持ってきてたなー。

でも他の人達は携帯かスマートフォンだっけ?

昔ののぴはめちゃめちゃ可愛かったな。

あとはアイドルとして色々な曲を出したな。

最近は『ドッキリDONDON大作戦』。『ミライギア』。

やっぱりみんなとまた一緒にドッキリや色々な事をしたい。

またどんどん沢山新しい曲を出して大勢の人々に勇気を与えたい!元気にしたい!

そしてちゃきはいつしかまたみんなと一緒になりたい。仲間や視聴者達。

リスナーさん達と深く繋がりたいと強く願うようになった。

そして彼女と他のメンバー2人のゆいにゃとりあらも同じ思いを抱いていた。

彼女は決断した。嫌な事は色々あったけど!

それでも現在の大勢の人々の繋がりを大事にしたい!

私達はそう言うアイドルユーチューバーなんや!

「もう!決めたで!迷いはあらへん!」とちゃきはビシッと真剣な表情になった。

ゆいにゃもりあらも迷う事無くちゃきに従い決断した。

ラミエル機械的な女の子はその『おこさまぷれーと』の決断を

しっかりと聞くとどこか人間らしい安堵の声を上げた。

「そうですか?では!貴方の決断に全てお任せしましょう!

これで私の役目も終わりです!彼女の霧島マナさんの魂と自我を目覚めさせます。」

「えっ?」とちゃきとゆいにゃとりあらは

驚きつつもかなり寂しそうな表情を浮かべた。

「はい!私は一時的にどのくらいかは分かりませんが機械の機能を停止させます。

いいんです。私は儀式として邪魔になりますので。もっとも私が示した

2つの選択以外の第3の罪の十字かの選択を選ぶのも貴方達次第です。」

『対魔獣ホラー・悪霊天魔型防衛兵器ラミエル』はガクンと音を立てて

あらかじめ組み込まれたプログラム通りに一時的に全ての機能を停止させた。

同時にヱヴァンゲリヲン4号機の真っ赤なコア(核)の内部の霧島マナはドクン!

魔力で心臓を動かし、やがて動き出した。マナはゆっくりと瞼を開けた。

それから両眼でしっかりとちゃきとゆいにゃとりあらを見た後に優しく微笑んだ。

「ありがとう。人間らしい決断をしてくれて!私はループの記憶から出会って。

ようやくここでちゃんと出会えて良かったわ。これで・・・・」

しかし突如、ちゃきとゆいにゃとりあらの頭上で大きな爆発音がした。

全員、驚きの余り、両手で頭を抱えてしゃがみ、身を守ろうとした。

間も無くして霧島マナは静かな口調でこう言った。

「始まったわね!早くしないと!儀式は30分以内に終わらせないと。

取り返しが付かなくなる。急ぎましょう!巣食うものとメルキセデクの融合。

それに伴う両者の争いはもう始まっているの!」

「わっ!分かった!」

「急ぐで!あと30分!」

「あかん!時間がないやん!急がへんと!」

それからちゃきとゆいにゃとりあらは霧島マナの意志により。

ヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)が

上空に向かって移動をし始めたのを確認すると。

3人ものぴと咲夜とイリスオブジェクトのコア(核)の

ある上層部へと真っ直ぐに飛び続けた。

 

イリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)の上層部。

若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの悪霊の融合体と向き合っていた

のぴと咲夜はしっかりと茶色の瞳と青色の瞳と見据えた。

その若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの大量の魂が融合して悪霊と化した

巨大な芋虫と赤ちゃんを組み合わせた

悍ましい怪物は大きな長い縦の口を左右に開いた。

「ぶわあああああっ!私達は悪霊から新たな神となるううううっ!のだああっ!」

さらに口から最初の若村秀和の声につられて多数の男女の声が一気に溢れ出た。

男女の声は大きな衝撃波となり、咲夜とのぴの身体に襲い掛かった。

2人は両腕を組んで、しっかりと足を踏ん張り耐え抜いた。

しかしすぐに自らの身体に異変が起こり大きく戸惑った。

「うっ!わっ!何?!これ?うげええっ!

気持ち悪いっ!止めてっ!メルキセデクっ!」

のぴは耐えられず何度も吐きかけながらも自らの体内にいる

巣食うものがいきなり魂の中で暴れ始めたのを感じた。

それを押さえつけようと体内にいた『正義』メルキセデクが

巣食うものと激しい取っ組み合いと争いを繰り広げた。

『正義』メルキセデクは体内で幼い頃から成長し続けた巣食うものに

対抗して不本意ながらも暴れていた。

のぴは吐き気と気持ち悪さに咳き込みながら、その場に座り込んだ。

「のぴさんッ!一体?!嘘?二つの心霊が宿っているの?」

咲夜は自分は『天魔ゼルエル』を宿しているが。

勿論。虹の女神のイーリスも宿していたが

今の所、自分の体内で激しく争う事は無かった。

流石の咲夜も青ざめて大声でこう叫んだ。

「マズイ!このままじゃ彼女の魂が精神が壊れちゃうっ!」

何とかしようと咲夜はあれこれ考えたがどれも思いつかず。

出来る事と言えば。

のぴの背中をさすって吐き気を押さえて様子を見てるしかなかった。

しかしそんな余裕すら無く若村秀和と反メディア団体ケリヴァーの

悪霊の融合体はこれがチャンスだとばかりに悍ましい男女の甲高い叫び声と

太い叫び声の混じった怨嗟の声を長々と上げ続けながら2人に容赦なく襲い掛かった。

 

(第37章へ続く)

明日。札幌医大病院に行きます。あと新作『セフィロトの樹・白痴の魔王の落とし子』で過激派ポリコレやツィフェミ達に喧嘩を売ってみます。wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

こんにちは畑内です。今日は突然ですが。

明日、緊急で札幌大学病院に行く事になりました。

ブログ変更はお休みします。

どうやら以前から腎臓の機能が低下しているらしく。

室蘭製鉄記念病院で色々検査した結果。肝硬変が発見されていて。

自分はアルコールのお酒をほとんど飲んだことはありませんが。

どうやら重度の心臓病でポンタン型手術をした時に

心臓の血管のバイパス手術をした際に肝臓近くに血管があり。

その血管の逆流する血液を流している過程で肝臓を傷つけており。

その傷と疲労が蓄積して肝硬変になったようです。

あと白い塊のようなものが肝臓にあり。

ガンである可能性が高いと言われました。

しかも悪性の癌なのか?陽性の癌なのかは不明で。

そもそも新しい肝臓の一部なのかもわからない状態です。

だから札幌の病院で横っ腹に針をぶっさして組織を回収して。

分析して検査すれば判明するそうです。

もしかしたら検査入院でしばらく見積もって1週間ほどは変更できなくなりそうです。

運が良かったら2日か3日で帰ってこれるかも。

いずれにしろ。悪性腫瘍で転移していないことを祈るばかりです。

かなり早期発見できたからなんとかなるといいですが。

まあー大丈夫でしょう。まだまだ死にはしねぇーよ!(志村けんネタ)。

大体の事のあらましはこんな簡単な感じ。

 

『牙浪Xバイオハザードクロスオーバー』のシリーズの新作の

白痴の魔王の落とし子はとりあえずは最初は第1章から第3章までの

先行公開の先の第4章以降の話は実はかなり書きましたが。

現在、それを3冊のノート分を没にして0から書き直しています。

かなり設定がごちゃごちゃしてきたので。

一応まだ公開していないからセーフですよね(多分)

それで新作では何かとツイッターやネットの動画で話題になっている

『過激派ポリコレ』や『ツィフェミ』関連の登場人物を

自作小説に登場させてネタ枠として。

また皮肉や風刺として書いて行きたいと考えています。

つまり何をしたいのかと言うと昔のあの

伝説のカオスアニメの『星のカービィ』のように。

『過激派ポリコレ』や『ツィフェミ』に思いっきり喧嘩を売りたいと思います。

wwwwwwwwwwwwww。

幾つかの『アリス・トリニティ・バレンタイン編』

『魔人フランドール編』やミミック・フェロモンでも

過激派ポリコレやサラッとツィフェミの話題が出てくるのでそこはお楽しみに。

この際、もう肝臓が壊れて治らないのなら江頭2・50みたいに

伝説を残してやろうと思います。やけくそ文章でごめんなさい。

もしかしたら案外、癌ではなくて長生きできるかもしれませんしね。

出来ればそうあって欲しい今日そのころです。

 

では♪♪

(第35章)ラミエル

(第35章)ラミエル

 

「私の帰るべき場所はお父さんとお母さんのいる家族と『おこさまぷれーと』の

メンバー達と動画を見てくれいる不特定多数のリスナーさんや

チャンネル登録者様にあとーあとーえーとーえーと。

大勢と活動の拠点になっている『おこさまぷれーとハウス』。

そこが私の居場所アイドルグループが私の居場所!」

咲夜は明るく答えた彼女の答えに満足した。

さらに咲夜は自分が思い出した事をのぴの周りにいた『おこさまぷれーと』のちゃき。

ゆいにゃ。りあらに伝えた。その霧島マナと言う14歳の女の子の魂の入った

ヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)の存在について。

ヘンリック・ターナを追いかければいいんやな」とちゃき。

「見つけたら?どうすればいい?」とりあら。

「実はそれが分からなくてな・・・・・」と申し訳ない表情でちゃきは言った。

「とにかく行くだけ言っても。分からんかったら・・・・」と不安を感じるゆいにゃ。

ゆいにゃとりあらとちゃきはそのまままたしてもイリスオブジェクトのコア(核)の

最下層の底の部分に沈んでいるもう一つの霧島マナがいる

ヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)へと泳ぎ回り、探し、行動を開始した。

そして何故か覚えていた前回のループの記憶を頼りに底へ辿り着いた。

すぐに『おこさまぷれーと』3人はヘンリックと霧島マナの入った

ヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核」を見つけた。

すかさずちゃきが自前の大声を張り上げた。

「見つけたでええええっ!こんのおおおおっ!変態やろおおう!」

「ヘンリック・ターナ!最低男!観念しいや!現実(リアル)に帰ったら覚えておき!

警察に逮捕されるんやでえええっ!!」更に続けてりあらは叫んだ。

するとヘンリック・ターナはクスクスと笑った。

そして口を開けてそう言った。

「無駄だよ!『絶滅と進化』の確約は済んでいるんだよ!」

「いいや!確約してもクリーンオフは出来る筈や必ずな!!」

ちゃきはどや顔でヘンリックに堂々と大声でそう言った。

りあらとゆいにゃはノリに乗って「そうや!そうや!」と口を揃えて言った。

彼女達の主張にヘンリックは「えっ?」と目が点となり、茫然となった。

それから「見つけたよ!真っ赤な球体と霧島マナちゃん!!」りあらは声を上げた。

ヘンリックは激しく戸惑い動揺した。さらに慌てふためいた。

「なっ!ユーチューバーの一般人の癖にッ!

どうして?そんな事を??知ってんだ!!」

ヘンリックは心の中で『マズイ。封印の儀式を使われたら・・・・」と思った。

「よし!来たでえええっ!霧島マナちゃんあとは・・・・・」

りあらはゆいにゃとちゃきを見た。そして二人は会話した。

「彼女ならイリスオブジェクトを完全に封印できる!あとは・・・・・。」とちゃき。

「のぴと咲夜って女の子と会わせれば何とかなるんや!!」とゆいにゃ。

「封印の儀式はやらせないぞおおおおおっ!絶望させてやるうううっ!」

ヘンリック・ターナは狂気に満ちた鬼のような恐ろしい形相で

ゆいにゃとちゃきとりあらに全力で死に物狂いでダッシュして襲い掛かって来た。

ヘンリック・ターナは狂気に満ちた鬼のような形相で

『おこさまぷれーと』のちゃきとりあらとゆいにゃに襲い掛かった。

その表情は途轍も無く醜く両瞳の白目を喪失させて全て真っ黒な瞳に変化した。

同時に真っ黒な瞳はさらに途轍も無く大きく丸くなった。

ガバッ!と口を開けると3本の緑色の蔓のような触手を口内から

するすると一気に伸ばした。更に獣のような「グルルルルッ!」と唸り声を上げた。

ちゃきは恐怖の余り、絶叫してガクン!と腰を抜かしてイリスオブジェクトの

真っ赤なコア(核)の赤い床の上に座り込んだ。

「きゃあああああああっ!なんや!人間ちゃうやんっ!」とちゃき。

「うわあああああああああっ!お口から!

お口から!蔓がにょににょき!」とゆいにゃ。

「ちょっと待って!こんな話聞いてへんッ!

うわあああああっ!ヤバいっ!」とりあら。

「何を言っているウウウウッ!俺は人間だああああああっ!人間だあああっ!

私は選ばれた人間なんだああああああっ!若村様の人類補完計画!!

単体生命体の進化!!それこそが人類の救済の道イイイイッ!」

「ふざけんな!わてらはそんな救済なんて望んでへんぞ!!」

「無駄無駄無駄無駄無駄ああああっ!!

無駄あああああっ!ここは人間の魂が沢山ある!

若い女性達の魂は人間を超えて神になるんだあああっ!」

ニコルちゃんも私とひとつになるんだあああっ!

この神の計画を邪魔するならあああっ!

手始めに君達の魂を私の中に取り込んでやるうううっ!」

ヘンリック・ターナはもはや異形の怪物。

それも巨大な蜘蛛の怪物にみるみる巨大化して姿を変えて行った。

それは約20mに達した。ヘンリック・ターナは虚空の床に四つん這いになった。

更に両脚と両腕もスルスルと細長く2っまでまるでゴムのように伸びて行った。

やがて両膝と両肘がコキコキコキと音を立てて関節が不自然に曲がった。

更に巨大な5本指の人の両手足をバン!バン!バン!バン!と虚空の床に叩きつけた。

真っ黒な瞳から大量の真っ赤な血の涙を流した。

「ああああっ!私は私は私はずっと!ずっと!ああうぐあああっ!!があああっ!!」

そしてもはや異形の怪物熱いは悪霊と化したヘンリック・ターナは

ガサガサとまるで高速で走り回るゴキブリのように四肢を動かして這い回った。

「うぎゃああああっ!やだあああああああっ!!」とりあら。

「ぎゃあああっ!キモイ!ヤバい!めっちゃ!気持ち悪い!!」とゆいにゃ。

「まって!まって!きも過ぎる!みんなあっ!逃げてええええっ!」とゆいにゃ。

慌ててゆいにゃ、りあら、ちゃきは蜘蛛の巣を散らす様に逃げ出した。

「逃がさアアアアン!逃がさんぞおおおおおおおおっ!」

絶叫しながらまるでゴキブリのように高速で移動して最初はちゃきに狙いを定めた。

ヘンリックは口内から伸びた3本の1本の緑色の蔓のような触手を伸ばした。

続けて触手の先端が円形に開いた。どうやらちゃきを頭から丸呑みにする気らしい。


www.youtube.com

しかしすぐにヘンリック・ターナの背後でファーファーと奇妙な音がした。

不意にヘンリック・ターナは敏感に音に反応してぴたりと動きを止めた。

「ごごはあっ!理想の人類のオオッ!さいごのらくえーん!なんだあ???」

ヘンリックは背後の異変にようやく気付いた。

「私のオオオッ!する奴はあああああっ!容赦しなあああああいっ!

私が若村様に命令されてええええっ!ここで私はあああっ!

選ばれた純白の若い女性の魂とおおおっ!交わってえええええっ!

女神を従者となる神々を産ませるのだあああっ!

私は魂を飲み込み!胎内で交わり!排出する!

そして妊娠した若い女性達は沢山の女神の従者となる神を産み出続けるのでえええす!

だからあっ!君もそのひとりです!邪魔はッ!あああっ!」

ヘンリック・ターナはゆっくりと異形の怪物なった顔を音の下の方に向けた。

すると背後で霧島マナが閉じ込められているヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)

はあっという間に真っ赤な球体から正八面体に変形した。

続けて十字架の形に変形した。

更に十字架の先端の四角いブロックと青い球体の

入った三角形の突起が真っ赤に発光した。

さらに機械的な女の子がどこから聞こえた。

「強力な邪気と欲望の悪霊を検知!!排除します!!」

「なにおおおおっ!言ってやがあああああああうううっ!

俺は神霊!聖霊だあああっ!」

ヘンリック・ターナは激怒するとヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)に

またまるでゴキブリの様にガサガサと這い回り、口から唾を吐き散らした。

それから顔を真っ赤にして詰め寄った。

それは怒れたただの悪霊となった恐ろしい顔をしていた。

やがてエヴァンエリオン4号機のコア(核)の

四本の細長い真っ赤な線が中央に集束した。

同時に正面の中心の先端の突起が真っ赤に発光した。

そして集束した全ての突起の先端はクルクルと駒のように回転し続けた。

キィイイイイイイイイイン!と言うチャージ音の後、一瞬だけ間が開いた。

続けてズドオオオオオオオオン!と言う轟音と共に

超極太の真っ赤に輝く光線の砲撃が炸裂した。

その放たれた超極太の真っ赤な光線は一直線に巨大な蜘蛛の姿をした

悪霊となったヘンリック・ターナの全身を包み込んだ。

それはまるで正確にまるで精密に計算されたかのように『おこさまぷれーと』

の2人組には直撃もかすりもせずにヘンリックのみに命中させていた。

ヘンリック・ターナは断末魔とも取れる絶叫を上げ続けた。

そして反撃すら出来ぬまま蜘蛛の巨大は爆四散して消滅して行った。

やがて悪霊となって板蜘蛛の巨体からただの普通の一般人と変わらない

ヘンリックの魂とアストラル体が現れた。

彼はまだ怒って反撃しようと人間の姿のまま両足と両手をバタバタ動かした。

しかし次の瞬間、ヘンリックの魂とアストラル体は真っ赤な

結界のブロックの結界に閉じ込められた。

そしてヘンリック・ターナの悪霊の排除と無力化したヘンリックの魂と

アストラル体を結界で封印した後に役目を終えてそのまま

閉じるように無数の長四角形の真っ赤なパーツが動き、

元の八面体の形にガチャっと戻った。

それからすぐにヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)に戻った。

「排除封印完了!引き続き警戒モードに移行する!!」と機械的な女の子の声がした。

おこさまぷれーとのちゃき、ゆいにゃ、りあらは余りの突然の事に虚空の床に

転倒したままさっきの出来事をただただ目を丸くして口を開けて黙って見ていた。

ちなみに転倒のはさっきの爆発音と衝撃波に驚きバランスを崩してしまった為である。

「さっきのは・・・・・なんや・・・・・」とちゃき。

「ヤバい!ゆいにゃあっ!あっ!さっ!触ったらあかん!

ヤバい!ヤバ過ぎだって!」と遂に泣き出したゆいにゃ。

するとヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)から機械的な女の子の声が

ゆっくり口調でまるでテキストを読み上げる様に淡々と答えた。

霧島マナさんをベースとした対兵器。

私は『対魔獣ホラー・悪霊用・天魔型防衛兵器ラミエル』、

製造責任者はガルヴァスターD・スカーレット伯爵夫人。

製造元は『ガルヴァスター錬金技術開発機構』です。」

「なっ!そっ!そうなん?あれ?あのー霧島マナさんは??」

ちゃきは動揺しつつもラミエルと名乗る機械の女の子ははっきりとした声で答えた。

「はい!霧島マナさんならここにいますよ。私は彼女とヱヴァンゲリヲン4号機の

コア(核)をガルヴァスター・D・スカーレット伯爵夫人が

このイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)から発見され、調査。

このイリスオブジェクトの活性化により。

外神ホラー・イリスが復活する可能性がある事が判明。

それ故に世界や人類の未来を左右する事も分かりました。

ガルヴァスター・D・スカーレット伯爵夫人は魔獣ホラーや悪霊達が将来。

イリスオブジェクトを自らの邪神と欲望及び選民思想の為に悪用される事が

無いように『対魔獣ホラー・悪霊用・天魔型防衛兵器』として改造。

私は初期のオリジナルのプロトタイプです。

後にオリジナルのコア(核)の防衛以外にもスカーレット家の

重大な存在や秘宝と言ったものを隠して

悪意のある人間やホラーの組織や集団から防衛する為に

霧島マナさんとヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)のクローンを

組み合わせて無数の姉妹兵器が製造されています。

これをガルヴァスター・D・スカーレット伯爵夫人は私の姉妹機を

ラミエルシリーズ』と呼んでいます。説明は以上です。」

なんか凄い話を聞いちゃったな~。あかん。大丈夫か?

わてら消されたりせえへんよな?とりあえず手を出さなかったら。

多分やけど。大丈夫やろうな。今はそれよりもー。

彼女の説明を聞いて口をあんぐり開けてぼんやりしているゆいにゃとりあらに代わって

ちゃきは人間代表として心の中の色々な不安と戦いつつも勇気をもって口を開いた。

「ヘンリック・ターナはどうなったん?そのブロックに閉じ込められたまんまか?」

そう言ってヱヴァンゲリヲン4号機のコア(核)の真っ赤な球体近くに浮いている

真っ赤なブロックの結界を指さした。

するとラミエル機械的な女の子の声でこう答えた。

「勿論!貴方達同様に彼の魂も元通りに肉体を復元させた上で

現世(こちら側・バイオの世界)や

その他の並行世界(パラレルワールド)のあるべき場所へ強制送還させます。

ちなみに魔獣ホラーはもちろん、元々いた真魔界に強制送還しますよ。

そして現世(こちら側・バイオの世界)に戻した人間の事は

人間社会の法律に任せます。

しかしその為にはこの終末の世界を元通りの世界に復元しなければいけませんね。

さっきの巨大な蜘蛛の姿をした悪霊は人間個人の性欲と支配欲と選民思想の意識が

増大した事による一時的な自我崩壊によって起こった成れの果てです。

これらはガルヴァスター・Dスカーレット伯爵夫人の錬金術の研究チームから

完全な精神崩壊による変異型の悪霊の状態を『ゲシュタルト崩壊体』と呼びました。

しかし私の力を使えば悪霊部分は排除できます。しかし個人の罪は消せません。

あとは彼の気持ち次第でしょう。

勿論、元の人間になれば法律で罪に問われるでしょう。

何故なら。ここに来れたと言う事は邪悪な理由で罪を犯してきたようですからね。」

リあら、ゆいにゃ、ちゃきは重苦しい空気に圧倒されて無言になった。

勿論、今回は自分達が単純に若村秀和の人類補完計画に巻き込まれただけだったが。

もしも自分がそうだとしたら?と考えるだけで

言いようの無い恐怖を感じ背筋が凍った。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

全員お互い、顔を見合わせて顔面蒼白のまま長い間、3人は無言となった。

「それにのぴさんはもうすでに『ネガブドネザルの鍵』は起動していますね。

これから彼女の精神世界の最奥層に

潜んでいたであろうあれを目覚めさせるでしょうね。

あれは『巣食うもの』です。

そいつはあの子が母親の子宮から産まれて初めて生命(いのち)を

授けられた瞬間から赤子の頃から彼女の体内に存在していました。

しかもその頃から不完全な存在で力は余り強くありませんでした。

それからのぴさんが赤子から大人になるまで成長し続けると同時に

『巣食うもの』も成長し続けていた。

さらに『巣食うもの』は自らの世界の終末の目的を達成する為に

自ら欠けた部分を手に入れようとした筈です。

しかし『おこさまぷれーと』のアイドルユーチューバーとして

日常生活でのぴの身に怒った事をしばらく考え続けたが。

なにも思い当たる事は無かった。

りあら。ちゃき。ゆいにゃもなにも思い当たる事は無いので困惑してしまった。

すると機械的な女の子の声をしたラミエルはこう言った。

「それも当然でしょう。

全ては目に見えない影と闇の霊的な世界の中の出来事ですから。

普段の表の物質的な世界に生きている貴方達や当の本人にも

全く自覚も無ければ出来事に出会った記憶すら存在しないでしょう。

しかし霊的な世界において明らかに本人が強過ぎる霊感によって実際は大量の

悪霊達や怨霊達を呼び寄せています。まるで街灯の光に集まる蛾のようにー。

普通の人間の精神は崩壊して狂気に満たされてとてもですがー。

人間の自我を保つ事は無理です。

しかし何も無い、彼女の精神にほとんど影響も無く。

自我も崩壊せずにちゃんと日常生活を送り、無自覚で普通に生きていられる理由ー。

その『巣食うもの』は大量の悪霊と怨霊達を捕食していたからです。」

途端におこさまぷれーとのちゃきとゆいにゃは顔面蒼白になった。

唯一、りあらだけは「わーすごい。こわーい」と何故か呑気に楽しそうに聞いていた。

「その・・・・正体はなんぞや?ね?」とちゃき。

「不明です。不完全で目に見えない何か。それは現時点で特定する事も認知も不明。」

ラミエルは淡々と3人の質問に答えた。同時に3人の心に不気味な恐怖が走った。

「でっ?でも!産まれた時からきっと!

のぴの事を守ってくれてるんやろ?」とゆいにゃ。

「そう。そうやで!きっと守護神か何かやろ?」と真剣な表情のちゃき。

「うん!きっと!本当はいい奴!そうでしょ?」と嬉しそうに言うりあら。

彼女達の反論にラミエルはハア―と人間らしい溜息をついた。

それからゆいにゃとちゃきとりあらに改めてこう質問をした。

 

(第36章に続く)