(第5章)神化するのぴ。そして

(第5章)神化するのぴ。そして

 

『のぴ』は額に真っ赤に輝く目を出現させた。更に両瞳を真っ赤に輝かせた。

続けて両頬も真っ赤に輝く太陽の聖環の模様が浮かんでいた。

のぴは天を仰ぎ、口を開けた。口内は真っ赤に輝いていた。

「のぴさん!ダメよ!これじゃ!止めなさい!のぴさん!人に戻れなくなるわ!」

必死にシェリル刑事は彼女を止めるべく声を枯らして叫び続けた。

しかしのぴの耳には全く聞こえていないらしく無反応だった。

魔獣ホラー・ガーゴイルは『神化』しつつあるのぴを止めるべく空を飛び、突撃した。

しかし周囲の真っ赤に輝く分厚いバベルの結界に阻まれてしまい。

身体を弾かれてしまいステージの下の鉄の床に叩きつけられた。

余りの力に大きくへこみ、クレーターが出来た。

だっ!駄目だッ!バベルの結界のせいで入れないッ!

弾き返される!どうしようも・・・・。

とうとうシェリル刑事も魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍もお手上げ状態だった。

「あははははははっ!馬鹿め!裏切りの太陽神よ!偽りの太陽神め!

あの頭上にいる選ばれし最高位の光の戦士のセラフィヌ・ケリヴァーがいるんだ!

彼らは賢者の石を持ち!真っ赤に輝くバベル超結界で『セフィロトの生命の樹

は創り出せるんだぞ!さあー選ばれし光の戦士達よ!やれえええっ!」

頭上を飛んでいた8体のセラフィヌ・ケリヴァーは

素早く『神化』しつつある『のぴ』の周囲に集合した。

そして瞬時に『セフィロトの生命の樹』の形に超強力なバベル超結界を形成した。

「やがて俺の理想通りの楽園の扉を開く!!全ての太陽の聖環の我が光の力を

持つ聖なる光のバベルの超結界はメディアに汚されて悪魔の毒に侵された

肉体から性的興奮の絶頂と共に肉体から美しい魂は解放される!

選ばれた若い女性達は個体生命の維持を失い!原始に帰る!」

シェリル刑事は苛立ち、当たり散らすように甲高い声で叫んだ。

「黙れ!クソジジイ!」と。しかしどうしようもなかった。

このまま人類は滅びてしまうのだろうか?しかし・・・・・・・。

シェリル刑事と魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は『神化』

しつつある『のぴ』の頭上の遥か上空に黒い人影が見えたのに気付いた。

しかも天高くから高速で落下しているようだ。

やがて人影が徐々に大きくなるにつれてはっきりと見えた。

その人影は遥か上空から落下して来たBSAA隊員のジル・バレンタインだった。

彼女は真っ赤に輝く両刃の細長い槍『ロンギヌスの槍』を所持していた。

どうやらかなり高いヘリからパラシュートも命綱も無しに落下して来たらしい。

「いくら何でも無茶過ぎるわよ!」とシェリル刑事。

「いや。彼女なら・・・・大丈夫ですッ!」と魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍。

一方、遥か上空から落下して来たジル・バレンタインは両手に持っている

ロンギヌスの槍を青い瞳に映る目の前のオレンジ色に輝く太陽に深々と突き刺した。

ジルはのぴの頭上に輝くオレンジ色に輝く太陽にロンギヌスの槍

突き刺すと耳に付けた無線から誰かに何かを報告した。

「槍を太陽に突き刺したわ!ロンギヌスが鍵となる筈よね!!」

やがてジルの無線からノイズに交じってジョン・C・シモンズの声が聞こえた。

「よろしい!鍵を回してガフの扉をロックして!部屋を封鎖しろ!急げ!」

「ラジャー!回すわよ!うおりゃああああああっ!」

ジルは空中で逆立ちのまま静止したままロンギヌスの槍を両手でしっかりと掴んだ。

続けて彼女は渾身の力を込めて手首を大きく捻った。

すると今まで起きていた異常現象は全く逆の反対の流れに変わって行った。

セフィロトの生命の樹の形をしていた超強力なバベル超結界は

徐々に蜘蛛の巣状のヒビが入り、やがてバリン!

と音を立ててガラスのように砕け散り、消滅した。

また『神化』しつつあるのぴの周囲を飛んでいた『セラフィヌ・ケリヴァー』は

結界の破壊と同時に8体全て爆四散して消滅した。

異世界の裏世界の暗黒に入っていたヒビ割れも消滅して元通りになった。

天を仰いでいた『のぴ』の口内の真っ赤な光は消え去った。

続けて両頬の真っ赤に輝く太陽の聖環も白い肌の中に吸い込まれるように消えた。

真っ赤に輝く両瞳は元の茶色の瞳に戻った。

額に現れた真っ赤に輝く瞳も白い肌の瞼が閉じ、消えた。

『のぴ』の全身から真っ赤な光は徐々に消えて行った。そしてとうとう。

オレンジ色に輝く太陽の中央に現れたドーナッツ状の無限の数だけ

重なった超巨大なまるでブラックホールを思わせる穴が急速に閉じて行った。

『神化』しつつある『のぴ』の頭上に輝くオレンジ色の太陽も消失した。

『のぴ』の頭部の真っ赤に輝く巨大な天使の輪も消えた。

最後に『のぴ』の背中から生えていた巨大で長いまるで天女の羽衣を思わせる

6体の真っ赤な翼は空中でバラバラに分解されて消えた。

『のぴ』はそのまま完全に意識を失いゆっくりと仰向けに倒れた。

周囲は『静かなる丘』の暗闇に戻って行った。

どうやらギリギリのところでガフの扉は閉じ、部屋は封鎖されたようだ。

ジルは空高い所からゆっくりと『静かなる丘』

の遊園地のステージの木の床に着地した。

「ふーつ。何とか間に合ったみたいね!危ういところだったわ。

あの『セラフィヌ・ケリヴァー』が展開していた『セフィロトの生命の樹

のバベル超結界が異世界の現実(リアル)に物質化して臨界点を突破してしまえば。

一部の彼に選ばれた若い女性達の個体生命を維持出来なくなるところだったわ!」

そして辺りはシーンと静まり返っていた。

ジルの安堵した表情を見ていた魔獣ホラー・ガーゴイル

板尾龍の姿に戻り、茫然とした表情をしていた。

そして生まれて初めて力が抜けて座り込むと言う大きな経験をした。

シェリル刑事も正に冷や汗をかきながら正座した。

ちなみにジルが2人にいまの『のぴ』の状態をこう説明した。それによると。

『のぴ』は一時的に短い間、神の依り代(よりしろ)にされただけで。

肉体的な異常は無いとの事。

ついでにのぴの精神面は神秘体験による多少の変動はある。

ただ正常に目覚めれば正気に戻るでしょうと説明されたのをシェリル刑事は聞いた。

しかし彼女は強い疑問が心の中に芽生えた。

どうして?まるで最初からこの結果になる事を知っているような言い方なのか?

それは明らかに『静かなる丘』の超常的な力とは異なる何か未知の能力が

彼女の肉体と精神的に備わっているのだろうか?

一方、何が起こったのか分からずに茫然と頭が追いつかず

理解出来なかった若村秀和は頭の処理を終えた。同時に一気に我に返り。

自分の理想の計画があと一歩で成功しようとしていたのに。ジルの妨害により

失敗した事にようやく気付き、またしても激怒して大声で喚き散らしていた。

ジルと板尾は若村のキンキン声で頭が痛くなった。

ジルはようやく事が落ち着いて眠っている『のぴ』氏を起こしたくないのと。

『R型暴走事件』と今回の一連の『静かなる丘・サイレントヒル終末事件』

の今までの過去から現代に至るまでの若村の今までのやり方と言動。

更に死者や遺族を馬鹿にし、蔑ろにする彼の彼の態度。

荒々しい動きに心底腹が立ったジルはシェリル刑事の代わりに

改めて右腕を空に振り上げて若村の側頭部を力の限り殴りつけた。

若村は「うっ!くそっ!」と唸り、舌打ちした。続けてジルは右脚を振り上げた。

「ぐえええっ!」と若村身動きが取れなぬまま蹴り飛ばされた。

同時に彼の身体はゴロゴロと木の床をしばらく長い距離を転がった。

その頃には若村はあっと言う間に腹部と全身の激痛で気絶した。

ようやく真の沈黙が訪れたのだった。ついでにジルも悪態をついた。

「クソ野郎が!ずっとそこで寝て反省しなさいッ!つくづく腹の立つ男ね!」

「全くだわ!」「同意です」とシェリル刑事と板尾龍。

普段は心優しく相手がテロリストであってもそのリーダーの悲惨な末路に対して

「せめて魂が安らかに」と声をかけるジルですら怒りをにじませる程。

若村秀和と言う男は悪かつ外道極まりない男だと言うのは確かだろう。

だからこそ放置するにはあまりにも危険すぎる男なのだ。

もうすでにアメリカ政府や魔獣新生多神連合や世界中。

自国の日本政府にも敵視されていた。

そしてジルは魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍と

しばらく何事か揉めて口論をしていた。

「彼から色々、魔戒人形やコトリバコとかについて拷問して聞き出す予定の筈だろ?」と。「ええ。でも我々の管理は難しい上に若村秀和の『静かなる丘』の

超常的な力は当初のジョンの予想を遥かに超えていた。だから・・・・」

その時、カランコロンとどこかで音がした。

反射的にシェリル刑事は素早く音の下方を見た。

木の床には水の入ったペットボトルが落ちていた。

するとジルは何かに気付き、大急ぎで走り始めた。

同時にシェリル刑事も全速力で転がっているペットボトルに向かって駆け出した。

若村秀和は自らの『静かなる丘』の超常現象を使い。

シェリル刑事が念じて創り出した太い頑丈なロープを消滅させた。

そして四つん這いで若村は走った。

続けて彼はペットボトルに手を伸ばしてしっかりと掴んだ。

次の瞬間、パチン!パチン!と火花が散る音が聞こえた。

同時に若村の肉体とし精神はペットボトルの水の中に吸い込まれて消えた。

2人は若村が掴む前にペットボトルを取り上げようとした。

しかしジルとシェリル刑事のタッチの差で取り上げられなかった。

つまり完全に逃げられたのである。

シェリル刑事は悔しそうに唇を噛みしめた。

畜生!まさか!ペットボトルの水の中で道を作るなんて!!

「あいつは鏡を使って刑務所から逃げた。今回は水か・・・・。」

ジルは悔しそうにしつつも冷静に分析した。

シェリル刑事はあと一歩で捕獲寸前で逃げられて足を振り上げた。

そして両脚を木の床をガンガン踏みしめて腹ただしくも何かを叫んでいた。

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は彼も走り出そうとしたが。

コア(核)のあった胸部から全身に至るまで激痛が走り。

身体の力が抜けて倒れかけたので走る事が出来なかった。

「申し訳ありません・・・。やはり胸部と腹部の痛みが・・・。」

「いいのよ・・・」とジルは優しく言うと直ぐに

無線でジョン・C・シモンズに報告した。

「こちら!HQ!若村秀和はSCP財団のシェリル刑事が捕獲寸前に

ペットボトルの水を利用して門(ゲート」を作り、逃亡しました!」

「やはり持った通りだな!案ずるな!必ず我々が捕らえる!

SCP財団には手に負えないようだね。やはり君達には彼の管理が無理のようだね!

彼はやはり我々が捕らえて!あとは予定通りに。

色々、魔戒人形やコトリバコとかについて聞きたい事がある。

そう言う訳で『のぴ』と『最後の聖なる石』を回収してくれ!以上だ!」

「了解!『のぴ』と『最後の聖なる石』を回収して戻ります!アウト!」

ジルは言うと無線のスイッチを切った。

「よかったわね!園田さんとの食事の約束が出来たわよ!」

「ですが胸部と全身が痛いのでセックスは無理です!」

「食事できるだけ良かったじゃないの!ホラーにとっての幸せ!」

ジルは板尾にニッコリと笑って見せた。しかしすぐに真顔に戻った。

「それと!これも回収!貴方には過ぎた力よ!

既にアメリカ合衆国に散らばっていた聖なる石は全て集めたわ。

貴方の物がラストよ!」

「グヌヌヌッ!」と魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は悔しそうに唸った。

ジルは「しょうがないのよ」と言う表情を浮かべてこう言った。

「これはジョン・C・シモンズ!魔王ホラー・ベルゼビュートの命令よ!」

・魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は仕方無くジルの言う事におとなしく従った。

そして去り際に板尾はシェリル刑事を見ると少し笑った。

彼は気晴らしにと考えてサイン色紙にサラサラとボールペンで自分のサインを書いた。

彼はシェリル刑事に笑顔で渡すと背を向けた。

「あげるよ!せっかくだから!!君はジョン様の命令で見逃してあげる!」

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍はニッコリと笑って見せた。

更にジル・バレンタインは『のぴ』の身体をよいしょと両手で抱き上げた。

それはまるで母親のように両腕でしっかりと抱き締めながら。

「その子はどうする気ですか?」とシェリル刑事。

 

(第6章に続く)

空想ワイドナショー番組企画(パイロット版)令和納豆事件・人間の意志や思想は個人みんな違うものだ。

(空想ワイドナショー)令和納豆事件・人間の意志や思想は個人みんな違うものだ。

 

このカテゴリーの記事は普段は人間達を空想世界で映画やテレビやアニメや

ドラマや特撮で人々のお茶の間を楽しませてくれるキャラクター達が現実(リアル)

の人間達が起こした事件に好き勝手に意見を述べるワイドショー番組的な記事です。

今回は第一弾として『令和納豆事件』を話題にしたいと思います。

ゲストは『ウルトラマン』のメフィラス星人と幻想郷の紅魔館の主の

レミリア・スカーレット。そのレミリアの妹のフランドールさん。

真・女神転生Ⅳファイナル』より『魔神ダグザ』さんです。

魔神ダグザ「令和納豆の事件を畑内が取り上げると言うらしいが」

魔神レミリア・スカーレット「令和納豆?何それ?豆って何かなあー」

魔人フランドール「私達は鬼だから豆は嫌だな。」

メフィラス星人「それよりも令和納豆の問題を取り上げるのでは?」

「さてとMCの畑内です。そして詳しい事件の発生概要はですね。」

それから真っ白なクリップボードに事件の詳しい話が書かれていた。

「令和納豆事件とは?この事件は2020年の5月22日。

一万円を支援したクラウドファイティングの支援者が15回ほど使用した無料パスを

15回ほど使用したところで店員に没収されたと言うものです。

この支援者が没収されたパスは茨城県水戸市にある納豆ご飯の

専門店の令和納豆が「納豆ご飯無料生涯パスポート』です。

これは令和納豆のお店が開店前に行ったクラウドファンディング

一万円以上の寄付をした人間達にのみ与えられるパスポートです。」

「一万円を寄付したら?お店でお金を払わなくても納豆ご飯がただで食えるの???」

「じゃ!じゃ!これを紅魔館で赤ワインの無料パスで紅魔館の修理費を・・・・」

「まだ・・・・爆発してないでしょお姉さま。それにお金が無くとも

パチェリーの魔法で無料も同然に直してもらってるじゃない。」

フランの指摘にレミリアは沈黙した。「うーうー」と長い間唸り続けた。

「うちは円盤の修理費は集めるのが大変ですからね・・・・。」とメフィラス星人

「人間はつくづく現金なものだな。ただで何か貰えると思えば

なんでもやろうとする。しかもその結果はあの様だな。

しかも最初の目標は300万限定だったが。結局、令和納豆とやらは

金の欲に目が眩んで目標の4倍の1200万の寄付を集めている。

意味が解るか?つまり自らの金欲が招いたトラブルだな。

人間等、自己都合の塊のようなものだからな。トラブルも自分達の責任だ。」

魔神ダグザはほとほと呆れた表情をしていた。

「実際。100人から100人分を追加しているみたいね。

視線者総数は1228人。それでパスポートは1999人が受け取っているようね。」

「それなら。霊夢魔理沙がなんかユーチューブの動画で解説していたわね。」

「そう、私は『ヒロシの時事ニュース』『プライベートチャンネル』で

知ったわよ。あの人面白いのよ。解説も分かりやすいし。」

「幻想郷は確か現実「(リアル)から隔離された場所ですよね?どうやって?」

「ああ。河童のエンジニアのにとりに頼んでね。

パソコンのインターネットだけを現実(リアル)の情報と繋げてるのよ。」

「えっ?河童??河童にそんなパソコンや電子機器の技術が??」
「あいつらは機械工学が得意なの。それで河童達は独自の機械文明を発達させてるの」

「河童だけじゃないよ。天狗も新聞を発行したりして。妖怪達に配ってるよー」

「・・・・・なんて世界なんですか・・・・」

「フッ!妖怪が人間の真似をするとは・・・・」

そして魔神ダグザの説教が始まる前にMCの畑内が令和納豆事件の話題に戻す。

「支援者達のパスを没収した令和納豆側の言い分は以下の通りです。

規約違反。毎日無料の納豆定食しか頼んでいない。』

『メールでのアンケートが不誠実』

『規約にある当店と会員の信頼関係が損なわれたと認めた場合に相当する』」

「それ以前にその令和納豆の人間達はその支援者や協力してきた人達を

信用しようと努力してきたのか?その努力もロクにせずに

他人を信用しないのならそんな話はナンセンスだな。」

魔神ダグザは鋭く指摘した。

「その通りね。でも真相はどうなんだろう??」

「どう考えても不誠実なのは支援者ではなく令和納豆の方では?」

更に深くメフィラス星人は指摘した。

「令和納豆側の言い分としては。『従業員に対して罵声を浴びせた。』

『当店の看板を破壊した』『店に損害を与えた』

『入店時の会計待ちの列に強引に割り込み不利益を与えた。』」

「そんな人実際にいたの??私の知る限りネットではいなかった気がする・・・・」

「でも確か最近のヒロシさんかどっかの動画で黒い覆面を被った男が

令和納豆の店をうろついていたって話があったけど。そいつが犯人かしら??」

「でも。物的証拠は確か何一つ無かったような・・・」

『パスが届いた時の利用規約をよく読むようにと言われていた。

店員からアンケートが送られた。その質問が以下の文章。

「地方創世と地域活性化に必要だと思う事。

インターネット上で令和納豆の事実無根の誹謗中傷をする

人達の対策に関するアドバイス。梅以外のご飲食は楽しまれたでしょうか?

はいかいいえ。以上」

「めんどくせー。」魔神レミリア・スカーレット

「無料パスを使う度にこれを書かなきゃいけないの??」と魔人フランドール。

「人間を契約で無理矢理縛り付けても意味はないぞ。」と魔神ダグザ。

「うーん。忙しい方には少々キツイかも知れませんね。」とメフィラス星人

「そして確か最初にパスを没収された支援者の人は

全部回答して翌日にパスを没収されたの。」

「まあーつまるところアンケートの回答の内容が気にくわなかっただけだな。

人間の良くある愚かな行為だ」と魔神ダグザ。

「それでも酷くないですか?一応忙しい中、それなりにまじめに回答したのでは?」

メフィラス星人も信じられないと言った感じに首を振った。

「没収理由はアンケートの回答と言うよりも無料パス対象メニュー以外を

注文していないからです。」と畑内。

『えええええええええええっ!」と魔人フランドール。

「ずるくない?ちょっと!私ならぶちぎれるわよ!」と魔神レミリア

「無料パスを持ってますからね。誰だってそりゃ使いたいでしょ?」

メフィラス星人

「没収するくらいなら初めからそんな無料パスなど与えなければいい事だ。

人間は直ぐに自分の価値観を押し付けて契約で他人を縛ろうとする。悪い癖だ。」

相変わらず人間に対して毒舌な魔神ダグザ。

クラウドファインディングの目的は地域支援その地域支援に献上する意思がない。

そんな理由で支援者の無料パスポートが没収されてしまいました。」畑内。

「フン!地域支援に献上する意思があるか無いかは個人が決める事。

他人に無理矢理押し付けられて出来るものではない。

個人がどうするかはそのパスポートを貰った個人が自分の意志で決める事だ。

クラウドファインディングの契約で人間を縛ろうとするのがそもそもの間違いだ。」

「なかなか鋭い指摘ですね。魔神ダグザさん。私もその通りだと思います。」

「大体、支援をした人間達全員がその地域支援の貢献を考えている訳じゃないでしょ?

人間は個人の自我があり感情があり、自由意志もある。

ただまるでヱヴァンゲリヲンのゲンドウやゼーレの人類補完計画みたいに

全員地域貢献の意志でみんな一つな訳ないでしょ?

ハイブマインド(集合意識)じゃないんだから。」

「人間には個人の欲があり思惑がある。そりゃマナー違反をする奴もいる。

本当に宮下社長の話に感動して純粋に地域貢献の為に

パスをもらった人もいるかも知れない。

でもそれ以外にもただ地域貢献する気が無く。

無料で納豆定食喰いたい人だっているし。全員が同じ意思を持っているとは限らない」

「みんな同じ思想の人間は共感する事はあっても同じ意思とは限らない」

「宮下社長も人間の意志や思想が人類全体に通用すると思っているけど」

「実は違う。宮下社長の思想は宮下社長個人の思想。他人の思想は他人。」

「押し付けるだけでは直ぐに反発して弾き返される。当たり前の事だ」

「また一部の人間からは店側の利益が減るからと言う理由で

適当に理由を付けて没収したと言う話もあるそうです。」

「その地域貢献。支援の意味とは?」

「なんだ。自分で自分の首を絞めてるじゃないか?」

「真相は分かりませんが。他にもアンケートの2つ目の地方創世や

地域活性化に必要だと思う事のアンケートの回答が思いつかずに

スペースキーで字数を稼いだところ。『お客さんの信頼が無くなりました』

と言う理由でパスを没収していることも判明しています。」

「そもそも客を信頼していたかどうかさえも怪しいな。」

「多分、ほとんど信頼と言うものは無かったのではないでしょうか?

確かアンケートの修正も断られたんですよね。それで門前払いと」

「他の被害者の支援の方は無料パスがなかなか届かず令和納豆に問い合わせたところ。

『届きませんが詐欺ですか❓』と質問したところ。

無料パスは届いたのだが。食事後に『利用規約』の

『令和納豆に著しく害をなす恐れがある』『ネットにクレームを書かれる恐れがある』

と言う理由で無料パスを没収されている。」

「もう理由が・・・滅茶苦茶・・・・(笑)」

「既に地域創生活性化の目的が自分達の店と自分自身の保身にすり替わっているな。」

「店が潰れそうになってこんな事をしたら本末転倒ですね」

「さてととうとうお時間が来ました。今回はこの辺で終わります。

皆様ありがとうございました。」畑内。

「こちらこそありがとう」と魔神レミリア

「ありがとうございます。」とメフィラス星人

「ありがとう」と魔神ダグザ。

「ありがとう。また機会があったら来るねー」と魔人フランドール。

「ではさよなら」畑内。(END)

 

この記事の内容はフィクションであり。実在の団体や人物などとは関係ありません。

 

参考動画。ゆっくり関西さんの無料パス没収解説動画。


www.youtube.com

 

では♪♪

 

(第4章)私に帰りなさい魂達よ・・・・・・。

(第4章)私に帰りなさい・・・・魂達よ・・・・。

 

「うそ?本物の板尾龍さん?」

シェリル刑事は余りの衝撃的な人物の登場で頭が真っ白になった。

そして彼女の表情は目の前の憧れの造形師の人物の登場を前に茫然としていた。

憧れの造形師の人物の登場を前に顔を紅潮させて

茫然としているシェリル刑事に対して。

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍はぎろりと若村を睨みつけた。

彼の眼には静かな怒りが籠っていた。

「僕や他の映画やゲームやヒーロ番組とか芸術作品の価値観を全否定しただろ?

本当に君は酷い奴だよなぁ!食い殺したい食らいにさ!」

すると若村は誰に対してもそうだったように平然と板尾竜にこう言い放った。

「お前は自然の動物や虫や鳥を無理矢理人間と合体させて

自然の法則に反した人形や絵しか描けない上に猥褻(わいせつ)な

人間の女の裸を描く変態作家め!猥褻な造形しか作れない上に非常識で

子供や女性にも悪影響だ!お前はこの世界から消えるべき存在なんだッ!」

「そうかい?仲間の反メディア団体ケリヴァーのメンバー達に

コトリバコの製造方法を教えたのはお前達だろ?呪いの人形まで2つも作りやがって!

そうそう、コトリバコはあれは人間の男には効果は無いが。

人間の女子供には効果があるんだろ?子孫繁栄を根元から消し去る

あれを製造しておいて僕の芸術を非常識呼ばわりするんだ?

君の頭は随分とお花畑のようだね。

何が神と自分の合一だ!ブーメラン!変態野郎が!」

「ふざけるな!俺の頭はお花畑ではないッ!そもそもだ!

自然の動物の獣や鳥や蝙蝠や怪物と融合させるなんて!

お前の芸術は自然の法則に反しているんだ!

そんなくだらない物の為に自然の動物達を使うなんて!

なんと浅ましい奴だッ!自然の空を見て風を感じて楽しいだろ?

お前の芸術は自然や神や天使に対する冒涜だッ!!間違っているんだッ!」

「人間は自分の主張を相手に伝える時、正当性を訴える時。

直ぐにそうやって神話やネットや新聞の情報を自分の都合の

良いように捻じ曲げて伝えようとする。君達人間の悪い癖だよ。

自分の主張は正しいと他人に思い込ませようとする。

人間達はそれをプロパガンダと言うんだ!本当にくだらないね!

ついでにお前の頭にブーメランが突き刺さってるぞ!」

その魔獣ホラー・ガーゴイルの冷静な指摘に若村は何も反論出来無かった。

彼は逆切れをしてただひたすら身動きの取れないまま大声で喚き散らした。

「うるせぇ!うるせぇ!うるせぇ!うるせぇ!うるせええよおおおっ!!」

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は余りのうるささに両耳を塞いだ。

シェリル刑事は彼をぶん殴っておとなしくさせようと思った。

どの道、こいつはもう逃げられないんだから・・・・。

そしてシェリル刑事が右腕を夜の空へ振り上げた。

そこに白い濃霧に覆われていた夜の闇から『毎日投稿アイドル』の

『おこさまプレート』のメンバーの『のぴ』が現れた。

彼女は数時間前に白い霧に覆われたニューヨーク市内の街から失踪していた。

彼女は両肩まで伸びた茶色の長い髪に先端は金髪に染めていて。

細長い茶色の眉毛は長い前髪で隠れていた。

彼女は茶色の虚ろな瞳でシェリル刑事と

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍を見ていた。

丸っこい低い鼻。ふっくらとした丸い両頬。

少しだけしゃくれた顎。口紅の付いた唇。

への字の口はしっかりと閉じていた。

そして灰色のシャツと青いジャージを履いていた。

彼女は虚ろな瞳のまままるで糸に吊るされた

操り人形のようにゆっくりと近付いて行った。

しかも右腕を上げ、無造作にシェリル刑事の額にハンドガンの銃口を向けた。

それを見ていた若村秀和は丈夫な太いロープで芋虫のように

グルグル巻きにされて身動きひとつも出来ないのにも関わらずまた笑い出した。

「うっくくくくっ!彼女は私や反メディア団体ケリヴァーの計画に必要な存在!

邪魔な組織!魔獣新生多神連合の悪魔や堕天使達やアキュラスや

その他に神の意志に背いた大量の悪霊やメディアに穢れた人間共や魔王や魔獣ホラー!

全ての奴らを全て滅ぼす!究極の『神殺し』となるのだッ!さあー『のぴ』!神殺しと

してまずは聖母にして地母神アレッサとシェリル魔獣ホラー・ガーゴイル

殺してしまえ!死んだあと!アレッサとシェリルの魂はそれぞれ生贄とする!」

『のぴ』は若村秀和に言われるがままハンドガンの撃鉄を引き、引き金に指をかけた。

「まって!のぴさん!貴方は人間!人殺しは駄目よ!あっ!痛いっ!」

『のぴ』はまるで機械のようにハンドガンの引き金を引いた。

放たれた銃弾はシェリル刑事の

右肩の皮膚をナイフのように切り裂き、弾丸はかすった。

若村は太い声で狂ったようにけたたましく笑い続けた。

「あははははははははははははっ!あはははははははっ!

あははははははははははッ!」

『のぴ』は再び若村の『静かなる丘』の超常的な力に

操られるがままハンドガンの引き金を更に引いた。パアン!と乾いた音がした。

『のぴ』は無表情で引き金を引いたのでハンドガンの弾丸が銃口から放たれた。

「チッ!面倒だな!」と魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は

2発目の弾丸を自分の身体を盾にしてシェリル刑事を守った。

ハンドガン弾丸は彼の右肩に当たった。

しかし服は破れたものの皮膚は無事だった。自分は人間じゃないからである。

「あっ!ありがとうございます!」とシェリル刑事はお礼を述べた。

「頭がおかしい人間に超常的な力が加わると面倒極まりない無いな!」

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は本当に面倒臭そうに顔を歪めた。

『のぴ』は片手でハンドガンを構えたまま引き金にまた指をかけた。

パアン!と乾いた音を立てて放たれる弾丸。

魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍は引き続き自らの身体を盾に

銃弾の攻撃からシェリル刑事を守った。

しかし気が付くと『のぴ』は常人では考えられない程のスピードで走り、

目の前に立っていた。「なっ!早い!ぐええええええええっ!!」

『のぴ』は目にも止まらぬ速さで右腕を上下に振った。

同時に彼女の右手は鋭利な手刀(しゅとう)となった。

そして魔獣ホラー・ガーゴイル事、板尾龍の黒い服を着た

胸部を正確に深々と突き刺した。

同時に防衛本能から本来の魔獣ホラー・ガーゴイル

鳥の姿形に変形して正体を現した。

『のぴ』は人間代の鳥の姿をした赤い体色のホラーの姿を目の前で

目撃してもいつものように怖がった倒れたりはせず茶色の瞳は虚ろなままで

表情も感情も無くまるで人形のように無機質で無表情だった。

太い頑丈なロープに縛られて身動きが取れない若村秀和は嬉しそうに声を張り上げた。

「よし!いいぞ!私と我々ケリヴァー達の『神殺し』よ!

さあーその赤い球体の中にある神の一部の力は本来我々のものだ!

奪い取れ!手中に君が収めろ!神の力は君を神殺しとして更に強くするぞ!」

若村は『のぴ』にそう命令した。

『のぴ』はロボットのようにそれに従った。

彼女は板尾龍が変身した魔獣ホラー・ガーゴイルの真っ赤な

コア(核)の内部にある聖なる石を掴むと強引に引き抜いた。

魔獣ホラー・ガーゴイルは胸部の激痛の余り、太い声で絶叫した。

「ぐああああああああああああっ!!」と。

『のぴ』の右手は賢者の石の力と神の力の一端が混じった赤い液体で濡れていた。

聖なる石はしっかりと握った拳からポタポタと赤い液体が落ちていた。

魔獣ホラー・ガーゴイルは仰向けに倒れると苦しみのた打ち回った。

やがて彼の全身の体色は元通り緑一色に戻り。

コア(核)は真っ赤な色からオレンジ色に戻った。

そして右手の真っ赤な太陽の聖環も消えた。

彼は『進化の上位種』から退化し、元の『上級ホラー』に逆戻りしてしまった。

同時に『進化の上位種』が持つ人間の女との間にSHB(サイレントヒルベイビー)

を宿す能力も自ら偶像を操り、ゴーレムを多機能を

与えて創造して操り人形にする能力。

金髪から茶髪に戻り。若い女性と性行為をしてあらゆる

知識を手に入れる全知全能に近い力も全て『のぴ』によって奪われた。

彼はショックで泣き出した。

「クソっ!若村め!絶対!許さないぞ!」と若村を怨んだ。

魔獣ホラー・ガーゴイルは足元をふらつかせて立ち上がった。

『のぴ』は聖なる石と赤い液体に素手で触れた事で自らの体内に

『神の一端』、つまり『完全な太陽神』の一端と魔人フランドールと

オリジナルのジル・バレンタインの賢者の石の力が流れ込んだ。

やがてその力は『のぴ』の右手の甲に真っ赤に輝く太陽の聖環のしるしが刻まれた。

『のぴ』は若村の命令にロボットのように従い、右掌をまずはシェリル刑事に向けた。

彼女は右掌から火炎属性魔法の『アギダイン』を放った。

シェリル刑事は咄嗟に両腕を組んで防いだ。

ピチュウウン!と言う何かが引火した音と激しい爆発音が周囲に木霊した。

シェリル刑事はくの字に吹き飛ばされ、全身の皮膚を焼きながらも吹っ飛ばされた。

幸いにも彼女が『静かなる丘』の力を全開にしていた為、軽い火傷で耐えきった。

やがて『のぴ』はゆっくりと両腕を広げた。

その時、聖なる石は彼女の手を離れて木の床に落ちた。

間も無くして『のぴ』の灰色の長袖のシャツの衣服の皮膚を破り、穴が開いた。

それは背中からで穴の開いた表面は黒く焦げていた。

『のぴ』の背中の穴の開いた茶色の長袖のシャツからすーつと

巨大で天女の羽衣を思わせる6対の真っ赤な翼を生やした。

更に頭部には真っ赤に輝く天使の巨大な輪が現れた。

それに続いて頭上にオレンジ色に輝く太陽が現れた。

続けて太陽の中央にドーナッツ状の無限の数だけ重なった

超巨大なまるでブラックホールのを思わせる穴が開いた。

「クソっ!マズイ!ガフの扉が開くぞ!

個人の物では無くこちら側(バイオ)の世界を含む

全ての並行世界(パラレルワールド)の全人類と全生命体の魂の保管庫がッ!」

魔獣ホラー・ガーゴイルは慌てふためいたようにシェリル刑事に言った。

「ガフの扉が開くって事?ガフの部屋ってヘブライ語の伝説にある。えーと。

神の館にある魂の住む場所?それがどうして?・・・・・・・・・・・・・・」

「はい!この全ての現世の世に産まれてくる全ての子供はこの部屋から魂を授かって

産まれてきます。ですが我々魔獣ホラーはこの現世の世界の雀のさえずりを絶え間なく

確認して魔界上層部からガフの部屋を監視して守る仕事をしている知り合いがいます。

万が一ガフの部屋から魂がひとつ残らず無くなり。

人間が死んでしまえば。我々も食べる物が無くなって死んでしまいます。

言い方は悪いですが。私達によっても

唯一我々が手出ししない場所で大事なところです!」

「人間も産まれないんじゃ!私達は困ったものね!何とか止めないと!」

「この現世の雀がさえずり鳴くのを止めたら人類滅亡確定です!」

一方、若村は狂ったように笑い続けた。そして自らの勝利に酔いしれていた。

「やはり!俺の思った通りだった!パニック障害を持ち!

異形の存在や人間の例を極度に恐れ!俺のように他人に恐怖を感じている負の感情!

それを持つ彼女こそ!我々の計画を進める上での『トリガー(引き金)』だった。

あははははははっ!あはははっはははははっ!」

続けてのぴの全身から真っ赤な光を周囲に放った。

魔獣ホラー・ガーゴイルシェリル刑事は目が眩み、吹き飛ばされてしまった。

2人はそのままステージの下へと転落した。

さらに『静かなる丘』のステージと遊園地全体が上下に激しく揺れ始めた。

また異世界の裏世界の暗黒がまるでガラスのようにヒビ割れて行った。

ガフの扉はまだ開ききっていないがいずれ開くのも時間の問題だった。

続けて魔獣ホラー・ガーゴイルは両手で頭を抱え込んだ。

「クソっ!クソっ!どうしたら?どうしたら?止められる?????」

その時、シェリル刑事は天を仰いだ。彼女の瞳には。

ズタ袋を被った筋肉質の男が背中から

巨大なカラスの真っ黒な羽根を羽ばたかせていた。

彼らは円形にまるで巨大な輪を作り、クルクルと旋回して

人間を超え、神に等しき力を得た『のぴ』の頭上を優雅に飛び回っていた。

「あれは羽根の生えたケリヴァーミショナリー?どうしてここに?」

「ああ!畜生!ここで起こす気かよ!冗談じゃないぞ!」

 


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(第5章に続く)

(第3章)転生されし『静かなる丘・サイレントヒル』の土着神

(第3章)転生されし『静かなる丘・サイレントヒル』の土着神

 

エアと鋼牙、魔人フランドールはエイダと鳴葉を破壊神ミカエルに

任せてこのバベル超結界の地下へ行く事が決まった。

その直後、エアの無線に再びグーフィから連絡が入った。

「こちら!HCF保安部隊!グーフィだ!実は君の子供を妊娠したストークスが

さっきたった一日で28週の9か月分の成長して30分前に無事出産したんだ!」

エアはストークスがあっと言う間に子供を出産した事実に驚きつつも

更なる説明をグーフィ博士から聞いていた。その表情は茫然としていた。

「その子供の見た目は人間の胎児と全く変わらない。

性別は男の子だ。

しかもその男の子は急速に周囲の環境に適応し始めて。

更に周囲の人間の言葉を覚え始めて、行動も覚え始めて。

背も伸び始めて今じゃ!2本足で立ち上がっている始末だ。

肉体の成長も生殖器官も急速に発達している。

そして自らをアダムの子供と名乗り始めている。

更にアダムは先ほどニューヨークや全米各地で不特定多数の女の子や

女性達が変貌した変異天使兵レギオンをHCFセヴァストポリ研究所から

遠隔操作するようにワンバックやツイスデッドヘリックス

(天魔エグリゴリ)を支配する彼女達の大群を指揮して急速に組織化している。

その為、現在BSAAやブルアンブレラ社。

米陸軍、米空軍、FBI捜査官、OSAによるレギオン駆逐作戦が困難を極めている!

このままじゃ!僕達の異場所も特定されるかも?

だから今!そのアダムを無力化させようとあらゆる方法を試して見たが全然駄目だ!

まるで神の力に囚われているようだ。

多分!大元のメインサーバー『静かなる丘』の土着神を

完全にシャットダウンさせない限り無力化は無理だ!!

とにかく早く大元となる『静かなる丘』の土着神を封印してくれ!

そうすればアダムや変異天使兵レギオンを無力化させられる筈だ!」

「くそっ!何がアダムとイヴだっ!俺とストークスは人の赤ちゃんが欲しかったのに!

それを!それを新人類だと?許せないッ!」

魔人フランドールはエアに大声で呼びかけた。

「エア!何しているの?早くこのバベル超結界を無力化させるわよ!

必ず『静かなる丘』の土着神を封印するわよ!」

「ああ、分かった!分かっている!グーフィ!また連絡するよ!」

エアと魔人フランドールが右手と左手をバベル超結界の方へ向けて。

「はああっ!」「やああっ!」と気合を入れた。

同時にそれぞれの左右の掌から真っ赤な光を持つ賢者の石の力を放った。

やがてバチン!と電気がショートして火花が散った時のように大きな音がした。

そして教会の地下に続く大穴を覆っていたバベル超結界を無力化させた。

素早くエア、魔人フランドール、鋼牙はしばらく大穴の中を一直線に落ちて行った。

やがて穴は無くなり、真っ赤に輝く床の上に無事に全員着地した。

全員は周囲を見た。

そこは広大な球体の真っ赤な壁に覆われていた。

更に球体の中央には四角の真っ赤な板が床になっていた。

そして目の前にはあの神の胎児が成長しきった姿があった。

神の胎児はかつて母親ダリア・ギレスピーの手によって

娘のアレッサ(シェリル刑事の前世)を母体にして

不完全なまま産まれた神のインキュバスだった。

その姿は頭部に2対の茶色の昆虫の脚に似た2対の細長い角。

細長い三角のヤギの頭部。茶色の胴体には小さな丸い両乳房と茶色の乳首があった。

両腕は茶色で女性のようにしなやかで細長い。

背中からは2対の蛾の羽根に似た巨大な翼を左右にバサッと開いた。

インキュバスは飛行したまま空中で静止していた。

「時は満ちた!我は今!新しい儀式によって忌まわしいキリスト教の影響を排除し!

ようやく完全な神として復活するのだ!」

インキュバスの四角の真っ赤な板の床に

4対の四角い窪みと中央の四角い窪みが発光した。

やがて5つの四角い窪みが次々と発光すると予め配置されていた

『父親の神獣』『母親の神獣』『操り人形の神獣』

『種族の神獣』の文字が浮かび上がった。そして転生の輪が発動した。

インキュバスの全身は真っ赤な発光体に包まれた。

やがてバリバリと電気が走る音を立てて火花が周囲に散った。

バシュウウン!と言う音と共に真っ赤な発光体が

インキュバスの身体に吸い込まれるように消えた。

やがて真っ赤な発光体がインキュバスの身体に吸い込まれるように消えた。

やがて真っ赤な発光体が完全に消えた時ー。

ようやく転生に成功した新たな本来の姿である土着神が現れた。

新たな本来の姿である土着神は聖母となった魔人フランドールに良く似ていた。

魔人フランドールはそれよりも新生した本来の姿をした

土着神を見た時、ふいに懐かしい感覚がよみがえった。

それはかつて火刑で死んだアキラの少年の面影を思い出した事だった。

そして本来の土着神は成人女性の姿をしていた。

金色に輝く髪はサイドテールにまとめられていた。

両瞳は血のように真っ赤だった。

魔人フランドールとアキラの特徴を持つ顔には真っ赤な縞模様と

茶色の縞模様のメイクをしていた。

更に暗黒を基調とした半袖とミニスカートを履いている。

細長い白い肌のしなやかな両腕と10対の短い赤い爪。

むっちりとした白い肌の太腿を持つ両脚に赤いストライプシューズを履いている。

更に黒曜石鏡の形をした両翼の中央からオレンジ色に輝く巨大な太陽が浮いていた。

また歳は20代でIカップ95cmの巨乳に相反する華奢な身体をしていた。

かつて不完全な神『インキュバス』と呼ばれた存在はー。

『静かなる丘』の土着神は正しい儀式によって完全な力を取り戻した。

完全な神に転生した事でダリア達教団による入植者の

キリスト教の影響が初めて消え去った。

同時に本来の創造主にして太陽神の名前を思い出した。

「我は創造神にして太陽神テスカトリポカ!我の名の意味は『煙を吐く鏡』なり!

これから再び楽園への扉を開き!人々を救い出そう!!

そして苦痛も憎悪も穢れも全て浄化しよう!」

太陽神テスカトリポカはフフフッ!と満足げに笑った。

続けて彼女はゆっくりと両腕を左右に広げた。

エアと魔人フランドール、鋼牙はそれぞれ最後の戦う準備をした。

それは午前0時の間の出来事だった。

 

エア、エイダ、鳴葉、鋼牙、魔人フランドールを太陽神テスカトリポカの

元へ導いたシェリル刑事は一人の日本人の男を追い詰めていた。

彼女はハンドガンの銃口を向けたまま厳しい口調でこう言った。

「もう!逃げられないわ!若村秀和!」

「クソっ!この悪魔の子の生まれ変わりめ!俺のやり方は正しんだよこの野郎!」

シェリル刑事は悪態をついて怒鳴る彼の言葉を無視した。

「貴方は私と同様に『静かなる丘』の目に見え無い神の力を持っている!!

刑務所で貴方は若い女性達の精気を使って『アキュラス』と言う操り人形を作った。

ついでにもうひとつ『W型』自分そっくりの人形をね!

そちらは無事に我々SCP財団が『W型』の操り人形の残骸を回収したわ。

こちらは『SCP2417K・JP・W』として本部に送ったわ。

「まて!俺そっくりの人形は誰が破壊した??」

「破壊したのは銀髪の男よ。アメリカ中で

世間を騒がせている連続殺人鬼。名前はジンガ。」

そして若村が何かを言い出す前にシェリル刑事は話を続けた。

「でも『A型』アキュラスは魔獣新生多神連合が回収してしまったけど。

それにこのままニューヨーク市警やBSAA特殊部隊が逮捕してもまた

私と同じように『静かなる丘』の力で脱走してしまうでしょうね。

また刑務所の時みたいに超常的な力に頼れば並大抵の事は何だって出来る。

そして私もクローディア・ウルフやウォルター・サリバンと同等の力を持っている。

勿論、貴方もよ!だから野放しには出来ないの。私は最初の人間。」

シェリル刑事は真剣な表情で若村に話を続けていた。

勿論、貴方もよ!だから野放しには出来ないの。私は最初の人間。

私はあのクローディアとアレッサ・ギレスピー

の因縁に決着を付けて終わりだと思ってた。

でもそれは間違いだった。過去に再び『静かなる丘』の教団の洗脳や

虐待によって人格が崩壊したウォルター・サリバンや貴方達のような生き残りが

他人に超常的な力と儀式で人に危害を加え続けている。

私は耐えられなかった。だから私は自らの意志で動く事にした。

彼女はハンドガンをホルスターにしまった。

そして若村に向かって太くて丈夫なロープで芋虫の様にグルグル巻き

にするイメージを脳内に浮かべてそれを強く念じた。

太くて丈夫なロープで芋虫の様にグルグル巻きにする

イメージを脳内に浮かべてそれを強く念じる。たったそれだけで。

若村は太くて丈夫なロープで芋虫のように全身を完全に拘束されて

身動きひとつも出来なくなっていた。

彼は意味不明な言葉を叫び続けながら

うつ伏せにステージの床にどてっ!と無様に倒れた。

シェリル刑事はたちまち動けなくなった若村に近づくと屈んだ。

彼女は右手で若村の頭部を掴んだ。

更に人とは思えない握力でギリギリと握り締めた。若村は激痛で悲鳴を上げた。

やがてシェリル刑事の右手が真っ赤に発光したかと思うと若村を包んだ。

次の瞬間、バリバリと電撃が走り、若村は全身と股間の激痛に絶叫し続けた。

真っ赤な電撃が収まり、若村は楽になった。

シェリル刑事はようやく若村の頭部から右手を離してやった。

若村は怒り狂ったようにシェリル刑事を怒鳴りつけた。

しかしシェリル刑事は全く意に返さずこう返した。

「貴方はアキュラスや既に壊れて動かない貴方を模した『W』人形や

ケリヴァーミショナリー達を使ってテレビ、スマートフォン、ゲーム、携帯。

ゲーム機、ソフトを本人や破壊した者達に心の痛みや悲しみ、悲鳴、恐怖を与えた。

貴方は現代人の在るべき人間の創りし文化を破壊して踏みにじった。

人や物を傷付けた罪は死よりも重いわ。

また性行為の意思の無い人間の女性を暴行させて仲間として洗脳させたり。

精気を喰わせてマネキンに変えて命を奪い。

ケリヴァーミショナリー達に生贄として多数の男性の心臓と命を奪わせて。

コトリバコで罪のない女性の命と子供の命を平然と奪おうとした。

ついでに『R型暴走事件』を起こしたりと悪行を挙げてもキリがない。

大罪人であると同時にもはや人間じゃないわ!」

「どういう意味だ?同じ人間じゃないと?俺はモノじゃ・・・・」

「いいえ!貴方はもう十分な危険な物!オブジェクトよ!」

シェリル刑事がそこまで言った時、後ろから誰かの声がした。

「ご苦労様!やっぱり君は優秀なSCP財団の職員だね!」

そして男の声と同時にバサッバサッと翼の羽ばたく音が聞こえた。

シェリルが振り向いた時、背中から鳥の羽根を生やしたもう

一人の日本人の男がゆっくりと空高くから舞い降りた。

「貴方は人間じゃない?!まさか?本物の悪魔??魔獣ホラー?」

彼女の眼にはどう考えても自分が所属しているSCP財団の

研究員でもなければ職員でも護衛隊員でも無かった。

現れた日本人の男は丸い眼鏡をかけて黒い服を着ていた。

歳は20代の若者で確か鳥や獣や花をモチーフにした怪物。

鳥や獣、蝙蝠とモデルになった若い女性の裸体をモチーフに組み合わせた人型の

日本の特撮ヒーロ番組、映画、ゲームの敵キャラクターのデザイン画や

造形人形とCG画像や特殊効果を手掛けている

有名な造形師の板尾龍と言う名前の男で間違いない。

彼の絵と造形は色々見た事があるがどれも悪魔的で美しく野性的で

自分は不気味に思いつつも魅力を感じていた。

男のモデルも時々使って獣や蝙蝠や鳥をモチーフにした怪物は好きだった。

筋肉質でエロティックで芸術的に自分もファンだった。

 

(第4章に続く)

ニーアレプリカントのリメイク発売迫る!!

こんにちは畑内です。

最近はバイオハザードヴィレッジとか気になりますが。

他にも気になるゲームがあるので紹介します。

今回紹介したいゲームは『2010年4月12日』に発売された

ニーアレプリカント』が2012年月12日に

バージョンアップ版が発売されるそうです。

このゲームはゆっくりの動画で視聴しましたが。

とにかく最後が凄く泣けて切ないです(泣)

『結末はあまりにも悲しく残酷で美しい』です。

多分最終決戦の魔王戦を見たら間違いなく泣けると思います。

感動とかではなくあまりにも切な過ぎて悲しすぎて泣けます

ちなみにいまだに魔王の最終戦の実況動画をYouTubeで見るとガチで涙が出ます。

今日も観てガチで涙を出しました(笑)あと音楽がすごくいいです。

ちなみに自分の小説の牙浪とバイオハザードのクロスオーバー作品の派生作品の

『ミカエル』の主人公のエア・マドセンは『ニーアレプリカント』の

主人公のニーアがモチーフです。魔女王ホラー・ルシファーは逆に

『魔王ニーア・オリジナルゲシュタルト』がモチーフです。

他にもジルのクローンのコスプレが”『ニーアオートマタ』の

ヒロインの2Bのものだったり。『塔』の話とか色々小ネタがあります。

こちらは小説を是非読んでみてください。

では話をニーアレプリカントの話に戻して。

 

バージョンアップしたニーア・レプリカントティーザートレーラー(予告編)です。


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『2010年4月12日』に発売された『ニーアレプリカント

オリジナルのツキル氏のゆっくり動画。


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ストーリーは以下の通り。

2049年から2053年。

白塩化症候群と言う奇病により人間達の肉体が徐々に塩となって崩れ落ちて

大勢の人間が死亡した為に大量の降り積もり舞い上がった塩に覆われて

もはや廃墟と化した東京で主人公のニーアと妹のヨナは謎の怪物

(正体はとある方法で肉体と魂を分離させて。魂化した人間の精神が

崩壊して凶暴化した元人間達)の集団に襲われてスーパーマーケットに

逃げ込むもののそれを兄のニアは撃退するが妹ヨナが白塩化症候群とは

全く別の奇病の黒文病に病気にかかり力尽きてしまう。

そして誰も助けて貰えぬまま絶叫する主人公ニーア。

 

やがて月日は急激に流れ。

1300年後と1500年後の世界。

『黒文病』と呼ばれる奇病と『魔物』と呼ばれる怪物の襲撃により

小さな村に住んでいた人々の生活は脅かされていた。

ニーアとヨナはとある片田舎で暮らし、デボルとポポルと言う村の

長老的な役割を担う美女から仕事を貰う事で生計を立てていた。

しかも病弱なヨナは『黒文病』を発症しており。余命もほとんどなかった。

しかもその奇病を治療する術もなく苦悩する主人公ニーア。

そんな中、苦悩する兄を心配して妹のヨナは月の涙と言う花を探して失踪してしまう。

慌てて主人公ニアは妹を探す過程で人語を話す謎の書物『白の書』と出会う。

ヨナを救出して村に帰ったニーアはデボルとポポルから白の書についての

言い伝えを聞き、『失われた言葉』を求めて旅を始める。

旅の途中で二刀流の両性両具の剣士のカイネと人間を石化する能力を持つエミール

と言う仲間に出会い。『失われた言葉』を協力して集める中。

村に自分そっくりの『魔王』が出現し、妹のヨナをさらってしまう。

また彼も魔王の攻撃により重傷を負う。

少年から青年になったニーアは魔物に対する敵機と憎悪をむき出しにして

ヨナを救うべく『魔物』を殺そうとする。

しかし彼の復讐による戦いとヨナを救う行為は人類の・・・・・・。

と言うあらすじです。

 

ニーアレプリカントのバージョンアップ版の公式サイトはこちらです。

NieR Replicant ver.1.22474487139... | SQUARE ENIX (square-enix.com)

 

世界最速実況動画その1


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CM予告編。


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エクストラコンテツの予告編。設定資料集の小説がついに!!


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楽しみです。では♪♪

 

(第2章)神の出産

(第2章)神の出産

 

『静かなる丘』の教会最深部。

「魔人フランドールから『静かなる丘』の神が誕生する!

そして何億もの私が選んだ若い女性達の魂が一つとなった楽園として統合され!

完全な単体生命体に進化する事で彼女達や

反メディア団体ケリヴァーの男達は救われる!」

若村はそこまで話すと急に「かかかかかかかっ!」

と不気味に狂ったように笑い出した。

次の瞬間、魔人フランドールに異変が起こった。

魔人フランドールは両手で下腹部をしっかりと抑えた。

その間にも鳴葉とエイダは顔を青くして気持ち悪そうにしていた。

また魔人フランドールが激しく苦しそうにその場に

蹲っているのに2人は気付き、顔面を蒼白にさせた。

「ああああっ!ぐああああああっ!があああああっ!ぐうあああっ!」

魔人フランドールの全身はまるで毛細血管のような模様が広がり始めた。

さらに全身の白い肌を真っ赤な肌に変えて行った。

「フラン!しっかりしろ!フラン!」と鋼牙。

「おい!若村!フランに一体?何をした?!止めろ!さもなくば射殺するぞ!」
エアは大声で怒鳴り散らし、マシンガンの銃口を若村に突き付け続けた。

魔人フランドールは僅かに血の涙を流した。下腹部の激痛は更に酷くなった。

うろたえてどうやったらいいのか分からず

鳴葉はとにかく彼女の痛みを和らげようと背中を必死にさすり続けた。

「おい!若村!フランに一体?何をした?!」
エアは大声で怒鳴り散らし、マシンガンの銃口を若村に突き付け続けた。

魔人フランドールは僅かに血の涙を流した。下腹部の激痛は更に酷くなった。

うろたえてどうやったらいいのか分からず鳴葉はとにかく

彼女の痛みを和らげようと背中を必死にさすり続けた。

その魔人フランドールが苦しんでいる姿を見たエイダは何かに思い当たり。

『静かなる丘』の入り口でフランの車から暗号数字のメモを解いて

金庫から手に入れた金色のペンダントを取り出した。

直ぐに中を開けるとペンダントの中に一粒の赤いカプセルが入っていた。

すぐにそれがアグラオフォティスだと分かった。

既に魔人フランドールは神を出産する寸前だった。

エイダは魔人フランドールに大声で叫びながら赤いカプセルを掌に乗せた。

「早く!これを飲んで!急いで!」と。

魔人フランドールは迷わず赤いカプセルを口に入れて、一気にごくりと飲み込んだ。

魔人フランドールの全身に広がっていた毛細血管のような

模様はまるで潮が引くようにあっと言う間に消え去った。

しかし再び全身に毛細血管のような模様が急激に広がった。

再び激しい腹痛の苦しみが襲った。

魔人フランドールはそのまま四つん這いになった。

若村は狂ったように笑い続けた。

「もうすぐで!神は産まれる!メディア社会は滅亡するんだ!!」

喜びを露わにして大声で神に対し、祈りの言葉を言い続けた。

しかし魔人フランドールは激しく咳き込んだ。

うえええええええええええっ!うげええええっ!

彼女は激しく喉を鳴らし、口を大きく開けた。

たちまち口の中が血の味で満たされた。

気持ち悪過ぎて死にそうだった。

魔人フランドールは口から大量の真っ赤な血をどんどん吐き出して行った。

たちまち茶色の床は血溜まりになった。

やがて大きな声で「うげええええっ!」と上げた。

同時に魔人フランドールの口からボトオッ!と鈍い音を立て。

真っ赤な小さな胎児のようなものを吐き出した。それは角煮にも見えた。

魔人フランドールの全身を覆っていた毛細血管のような模様は今度こそ消え去った。

そして二度と白い肌に現れる事は無かった。

魔人フランドールはようやく立ち上がり、スッキリとした表情をした。

「神は堕ちたわ!残念ね!こいつを踏みつければおわりよ!」

魔人フランドールは真っ赤な鋭い瞳で若村を見た。

若村は両手で頭を抱えてまた大声で魔人フランドールに向かって怒鳴っていた。

「はあ?ふざけるなああっ!聖母の癖に!何で?俺の計画の邪魔をするんだ??

このクソがああっ!どうして?どうして?」

彼は魔人フランドールがアグラオフォティスを服用して神の胎児を

早産させた事に激怒しているようだった。]

魔人フランドールはそんな事はもうどうでも良かった。

続けて彼女はゆっくりと足を上げた。

「さよなら!」と一言を述べると魔人フランドールは

目にも止まらぬ速さで角煮の形をした神の胎児に向かって振り下ろした。

「やめろおおおおおおおおおっ!!」と若村は絶叫した。

魔人フランドールの足が角煮の形の赤い神の胎児に届く直前。

彼女の鋭い三角形に耳にはっきりと「待ってくれ!」と言う

自分のかつての恋人のアキラの声を聞いた。

彼女は無意識に「えっ?」と声を上げた。

すると角煮の形をした赤い胎児は魔人フランドールから取り込んだ

魔力と賢者の石を放出した。同時に真っ赤な分厚いドームの壁を形成した。

そして魔人フランドールの踏みつけ攻撃から自らの小さな身体を防御した。

魔人フランドールは真っ赤なドームを形成して

自身を守った神の胎児の姿に驚きを隠せなかった。

「そんな・・・・まさか?まだ不完全な筈!なのに!!」

魔人フランドールの踏みつけ攻撃から身を守った神の胎児はー。

真っ赤なドームの壁から衝撃波を発生させた。

そして魔人フランドール、鋼牙、エア、エイダ、鳴葉を

入口の方まで一直線に身体を軽々と跳ね飛ばした。

全員、仰向けに倒れた。

それからようやく立ち上がった。

神の胎児の全身を真っ赤な壁は球体に変化した。

神の胎児はふわふわと宙に浮いた。

更にすーつと礼拝堂の奥の細長い縦穴の方へ向かって行った。

そして細長い縦穴の開いた床のところで止まった。

更に徐々に大きくなり、成長しているようにも見えた。

「まっ!まさか?成長しているのか?」とエア。

「さっきのは!アキラ?嘘でしょ?どうして?」と魔人フランドール。

「不完全なら成長しても。と言う訳ではなさそうね。」とエイダ。

「奴め!魔人フランドールの魔力と賢者の石を!」と鋼牙。

「私が子宮に保存したアキラの・・・・嘘でしょ?

まさか?最初の神降ろしで魔力の氷結が溶けて」と魔人フランドール。

その場にいた全員が驚愕していたその時。

神の胎児の成長が始まったのを見計らって再び天魔ヴァルティエルが姿を現した。

神の胎児は待ちわびたように天魔ヴァルティエルに接近した。

そしてお互い正面を向き合った。

神の胎児は全身を真っ赤に輝かせて一筋の光を天魔ヴァルティエルに放った。

たちまち天魔ヴァルティエルは神の胎児から魔人フランドールの魔力と

賢者の石の力を与えられた。天魔ヴァルティエルはそれを喜んで取り込んだ。

天魔ヴァルティエルは大切そうに両手で優しく神の胎児を抱き寄せた。

続けて全身からフランの魔力と賢者の石の力を再び放出した。

放たれたフランの魔力と賢者の石の力は教会の穴の地下へと

落ちて行き元々穴の開いていた地下空間を消滅させた。

さらに地下に超広大な裏世界を形成した。

天魔ヴァルティエルは神の胎児を抱きかかえたまま

教会の地下へとゆっくりと降りて行った。

同時に地下に続く穴を真っ赤な壁で塞いだ。

更に教会の地下の超広大な裏世界へ消えた神の胎児と天魔ヴァルティエルを

追跡してエア、鋼牙、魔人フランドールはその穴の中に入ろうとした。

しかし直ぐに穴を覆い尽くしている真っ赤な分厚い壁に阻まれた。

接近した途端に3人は直ぐに外側に身体を弾き飛ばされた。

鋼牙の指に嵌められた魔導輪ザルバはカチカチとこう言った。

「こいつは魔人フランドールの魔力と賢者の石の力を高めて作り出した

バベル超結界だぜ!破壊するには・・・時間が・・・」

「でも!このまま手をこまねいていたら!」

「変な神様が成長しちゃうわ!早くどうにかしないと!」

「いや!駄目よ!まずはこのバベル超結界を無効化する方法を考えないと!」

「無効化って言っても賢者の石の力を使うのか?」

「それだぜ!2人の賢者の石の力を直接、バベル超結界にぶつけるんだ!

相すれば結界の機能を一時的に無効化出来るかも知れん!!」

魔導輪ザルバは魔人フランドールとエアにそうアドバイスした。

魔人フランドールはバベル超結界の前に立った。

「いい、エア?賢者の石の力を足でも拳でもいいから集束させて!

パンチかキックで最大の賢者の石の力をぶつけて一時的に無力化させるのよ!」

するとエアは「分かった!」と答えた。

そこにいつの間にかイエローピラミッドシング事、破壊神ミカエルがいた。

全員驚いていた。しかしエアだけは冷静にこう言った。

「君は僕の片割れだ。だから僕の考えは全部と見通しだろ?」

するとイエローピラミッドシング事、破壊神ミカエルは頷いた。

「じゃ!頼みがある!鳴葉さんとエイダさんを守ってやって欲しい!」

鳴葉とエイダは次々と声を上げた。

「エア!?一体どうして?」

「あたし達はここに残っていろと?」

エアは首を左右に振り、「違います」と答えた。

「ここから先はかなり危険だ!僕には分かるんだ・・・・・。

この下から途轍も無い魔力と賢者の石の力を感じるんだ!」

魔人フランドールも「あたしも同じよ!この先は死ぬかも?」と答えた。

鋼牙は反対するエイダと鳴葉に冷静にこう言った。

「そうだな。安全な場所に避難させるべきだ!

鳴葉さんは一般人だ!危険に晒す訳にはいかない!」

エイダも「そうね。第一彼女は妊娠しているわ。

妊婦はお腹の子の為に身体は大事にしないと!私も守らないと!」

そしてエアと鳴葉とイエローピラミッドシング事、破壊神ミカエルは鋼牙が

教えてくれたフィッシャーズのキャンピングカーに避難させる事にしようかと思った。

しかしふとエアは若村秀和の立っていた場所に視線を向けた。

するとそこにいた筈の若村の姿は影の形も無かった。

「おい!あいつは何処へ行った??」とエア。

「いつの間に?一体??どうやって??」と鳴葉。

「成程。鏡か?」と魔導輪ザルバ。

鋼牙は礼拝堂の右側の長椅子の近くに置いてあった

長い鏡台の方に右腕を伸ばして魔導輪ザルバを向けた。

更に鏡に血文字でこう書いてあった。

「我々教団の邪魔をした者は我々の仲間が死の罰を!!」

「やれやれ。逆恨みもいい所だな・・・」ともはや呆れるしかないエア。

「でも私にはマシンガンとアルミサエルの印章があるわ。」と鳴葉。

さらに鳴葉はどこか自慢げに笑顔でこうも話を続けた。

「それに破壊神ミカエルがいるし!強さは最高よ!ね!」

鳴葉はイエローピラミッドシング事、破壊神ミカエルを見た。

鳴葉の視線の先にいた破壊神ミカエルは無言で佇んでいた。

間も無くして鳴葉とエイダは頭の中でエアそっくりの破壊神ミカエルの声がした。

「俺は破壊神ミカエル。仲魔となろう!今後ともよろしく!」

「よろしく・・・」

「よっ!よろしく」と鳴葉とエイダは同時に答えた。

 

(第3章に続く)

(第1章)真なる創造主の若村秀和。

(第1章)真なる創造主の若村秀和。

 

若村秀和の声はのぴの脳内にこう優しく力強く勇気付けるように語り掛けていた。

「君は全ての10代から20代から30代の世界中の女性達と

神の使いである我が神の戦士ケリヴァーミショナリーのよって神託を与えられた。

お前は神と神の代理人にして最後は原天使となる若村秀和の美しき精霊は

全ての天人合一の為に必要な全ての基礎となる大金柱となり!

君は私と神と10代から20代から30代の美しい若い世界中の女性達の生命と魂を

ひとつに集め!右手に知恵の実を。左手に生命の実を君は手にするだろう!!

さあ!私のところへ!付いてくるがいい!」

それから『のぴ』は若村らしき声に導かれるようにまるで操り人形のように

メンバー達から離れて行き、白い濃霧の中に姿を消したと言う。

メンバー達は『のぴ』をあの手この手で止めようとしたが無理だったようだ。

ちゃきは沈んだ表情でしばらく閉じたシャッターを見つめ続けた。

のぴ・・・・無事でいてな・・・みんなあんたの帰りを待っとるで!!

一方、作戦成功を受けて現場に駆け付けた魔女王ホラー・ルシファーは

さっきの『ちゃき』を話を聞くなり、苦虫を噛んだ表情になった。

「若村秀和。反メディア団体ケリヴァーめ!今度は『おこぷれ』

メンバーの『のぴ』を依り代にするつもりだな。」

「依り代?なんなのそれ?」とちゃきは質問した。

魔女王ホラー・ルシファーは分かりやすくこう答えた。

「つまり君のメンバーの『のぴ』の肉体と魂は連中の計画通りに。

うまく行けばの話しだが。賢者の石と始祖ウィルスの力により。

生命の実と知恵の実は融合し、彼女の胎内に生命の胎芽を宿し。

それはセフィロト(生命の樹)となる。

彼が選んだ人間の女の魂を集めて合一し、神と若村と

反メディア団体ケリヴァーは楽園と呼ぶにふさわしい

メディアや文明社会の穢れを持たず!罪深き牢獄の時代は終わりを迎える。

全ての人々はメディアがもたらす実害による苦しみから解放される。

くだらぬ。それはメディア社会の現実から目を背けて自ら殻に引き籠るだけじゃ。

何も出来ない無力な赤ん坊でしかない。母親のお腹に帰りたがるなど。」

魔女王ホラー・ルシファーは自らのお腹を優しく抑えて撫でた。

その場にいた『おこぷれ』メンバーを始め。鬼島もアサヒナもアシュリーも

他の看護師や看護婦も引いた表情でただ押し黙っていた。

長い間、気まずい沈黙が続いた。

続けて魔女王ホラー・ルシファーはこうも付け加えた。

「メディアに支配された人間の群体の中から選ばれた人間の女と

彼らが仮に合一して単体生物全知全能の存在になったとしよう。

それで群体同士で戦争も差別も人を失う苦しみも悲しみも無くなるだろうな。

それは?果たして本当に楽園で在り。幸福と言えるのだろうか?」と。

勿論、その場にいた人々は誰一人答えられなかった。

鬼島と他の医師達はアシュリー・グラハム看護婦の指示に従って気絶している

2人の男達をとりあえず温かい毛布を被せてタンカーに乗せて全員運び出した。

ちゃきはアサヒナと駆け付けた他のメンバー達(しゅがー、りあら、ゆいにゃ)の

協力によって食糧倉庫から外へ連れ出された。

彼女は襲われた金髪の看護婦を救えなかった罪悪感と未だに失踪したままの『のぴ』

や他の日本の中学校でアキュラスと言う異形の怪物を操って暴れさせて異形の怪物の

茶色いエプロンの男(天魔ヴァルティエル)に連れ去られて失踪した佐代子(さよこ)

って女の子。もう一人は名前は忘れてしもうたがアメリカ人と日本人のハーフで

『青い瞳』の子が『静かなる丘』のモーテルに出かけたっきり、失踪してしまった。

あかん!あかん!心配で眠れへんぞ!ううっ!白い濃霧は絶対晴れる筈や!

きっと!あの10代の女の子も20代の女の子も30代の女の子も濃霧が消えて。

正気に戻ればのぴと一緒にあの金髪の看護婦さんも帰って来る筈や!

言葉が通じて唯一安心出来たあの日本人の金髪の看護婦さん。きっと!

私を怨んどるかも知れんな。くそっ!あの時助けられたら!勇気があらへんかった。」

ちゃきはさっき見た異様な光景にショックを受け、頭を両手で抱えて唸り続けた。

彼女は聖ミカエル病院の玄関前の広いフードの中にあった鉄パイプの椅子に

体育座りして外のドアのガラスから白い濃霧を見続けていた。

やがて外の白い濃霧の中からあの金髪の看護婦と女の子らしき声が聞こえた。

「恐れる事はありません!異世界の支配者の天魔ヴァルティエル様は今回は

弱い立場にある女性やいじめっ子の味方ですよ!何も心配はいりません!」

やがて白い濃霧から胸元まで伸びた艶のあるロングヘア。

眉毛は艶屋やかな前髪に隠れていた。ややつり上がった茶色の宝石のように美しい瞳。

丸っこい低い鼻。ややふっくらとした両頬は紅潮していた。そして形の整った小顔。

彼女は真っ赤な服とスカートを履いていた。佐代子(さよこ)はこう話を続けた。

「貴方は選ばれました!これ以上!男に怯えて恐怖する必要はありません!」

ちゃきは聖ミカエル病院の玄関前のガラスを見た。

すると前屈みの体勢の金髪の看護婦の姿が見えた。しかも様子がおかしい。

彼女は胸元まで伸びたウェーブのかかった長い染めた金髪。

また右側の茶色の水平のやや太く長い水平の眉毛は

長いウェーブのかかった金髪に隠れて見えないが。

右側には茶色のやや太い水平の眉毛。ぱっちりとした茶色の瞳。

丸っこい低い鼻。ピンク色の唇。ふっくらとした両頬。

細くしなやかな細長い両腕はしなやかに伸びて両手は灰色のコンクリート

床に着いていた。白い肌の臍のあるくびれの胴体を右斜めに傾けていた。

更にその彼女の姿はまるで糸の切れた操り人形のように両膝を

真横に曲げるとコンクリートの床に両脚と両足を投げ出していた。

彼女は座り込んだままちゃきの知らない白い濃霧の中で出会った

あの真っ赤に輝く節のある触手群の持ち主の正体とその異形の怪物の四つ足で歩く

超巨大な生物が自分や他の多数の逃げ遅れた

若い女性達にした行為が信じられなかった。

彼女はただ茫然とした表情で両頬と深い胸の谷間を紅潮させていた。

更に彼女は激しくハアハアと荒々しく息を吐き続けていた。

ちゃがその金髪の看護婦を見ていると既に看護婦の白い服やスカートは

多分、聖ミカエル病院の食糧倉庫から狂信者の女の子と

女性達によって連れ出された時に。もういらないだろう。

と言わんばかりに一時的に気絶している内に。

全て脱がされて何処かに捨てられたらしく張りのある

大きな丸い両胸はピンク色のブラジャーとピンク色のパンツを履いた

下着姿だった事にちゃきは気づいてしまった。

彼女は自分の名を佐代子に尋ねられたので『工藤愛美』と答えた。

佐代子は旧人類に対する敵意とも取れる怒りと憎しみの表情を一瞬だけ浮かべた。

更にすぐにとても寂しそうに悲しそうに目ま苦しく表情を変えた。

「既に貴方は旧人類の中に潜む新人類です。

つまり異端者です!いいですか?異端者の取り扱いは今も昔も変わりません!

旧人類は人間が忘れ去ってしまった『生命の輝き』を

すぐにイジメて追い詰めて自殺に追い込もうとする!!

旧人類は汚らわしい存在!途轍もなく醜い!戻ったところで!

これが解決してもですね!周りの人間達に集団で言葉や素手で暴力を振るい!

傷付けられるだけです!貴方は生きている限り!

中傷されて!辱められ!貶められ!苦しみ続ける!」

「でも・・・・私は無理矢理私を連れ去るように差し向けた貴方を信用出来ません!」

最初は迷っている素振りだったが後にはっきりと自分の意志で否定した。

「彼ら貴方の父となった異形の怪物の天魔エグリゴリは旧人類には殺せません!

何故なら『死』は『再生』の始まりに過ぎませんから。父親が誰かは・・・」

佐代子が言いかけた時、工藤は直ぐにこう即答した。

「分かっています!でも!私が現代の世界でこの子を育てますッ!」

彼女は立ち上がり、目の前にある聖ミカエル病院の玄関の扉のガラスを両手で叩いた。

「お願いします!入れて下さいッ!」と大声で言った。

ちゃきは工藤の呼びかけに素早く鉄パイプの椅子から立ち上がった。

ちゃきはさっき助けられなかった負い目からか?

一切迷う事無く扉を開けて工藤を病院内に招き入れた。

ちゃきは両腕でしっかりと病院の中に入った工藤を抱きしめると両手に涙を溜めた。

「ごめん。ごめんなー。さっきまで助けれへんでよ!!よかったわーつ!」

ちゃきの言葉に工藤も彼女の胸元に顔をうずめて泣きながらこう言った。

「いいんです!ちゃんと無事だったので!帰って来れてよかったですッ!」

聖ミカエル病院の玄関のドアの前に立っていた佐代子は悔しさから

苦々しい表情をした。そして彼女の姿は白い濃霧の中に歩き去った。

 

『静かなる丘』の教会最深部。

エアとエイダ、鳴葉、魔人フランドール、鋼牙は辿りついた。

最後の儀式が行われる場所に。

そこは裏世界だったー。

そこは最初と同じ礼拝堂だった。

周囲の壁はコンクリートの柱が幾つかあった。

しかし礼拝堂の正面左右は金網に覆われて中央の太陽の聖環が

書かれた壁の四角いブロックがあった。

また下部には礼拝祭壇があった。

また楽園の絵が飾ってあった。

左右には長椅子が一列左右にきっちりと並んでいた。

礼拝堂中央に一人の日本人男性がいた。

この事件を引き起こした元凶であり。

『静かなる丘』の一連の怪異事件を引き起こしたその男は。

黒髪のオールバックに筋肉隆々の体格をしていた。

鋼牙はその日本人の男を見ると厳しい口調でこう言った。

「若村秀和!『R型暴走事件』を起こしておきながら。

また世界を破壊して人々を危険に晒す気か?!」

すると若村と呼ばれた日本人の男は口を開いた。

「俺の考えも!俺の思想は何も間違っちゃいないんだ!!

俺の考えは常に正しいんだ!メディア社会で暮らしている!!

あんた達が間違っているんだ!俺は正しい事をしている!!」

「残念だが!俺はあんたのやり方が正しいとは思わない!」

「では?一応尋ねるがあんたの正しいやり方の楽園とはなんだ?」

その鋼牙の冷静な質問に若村は意気揚々と答えた。

「それはなー!!完全な『静かなる丘』の神を復活させた後。

俺は『静かなる丘』の神と同化し、人間を超えて神となる。

そしてメディアに支配された人々を解放させる為に。

まずは邪魔な男と子供や女は一人残らず神の力を持って肉体を消し去り!

メディアに関わり執拗に縋りつく弱気人間共は全員殺し尽くし!

その先はあのリサ・ガーランドの聖なる神を堕とし!貶める!文章は信じるな!

アレッサは人を迷わす悪魔の子だ!彼女を絶対に信じるな!

あの楽園の未来はクリーチャーを使って処刑する未来は全て偽りである。

真実はこうだ!私と神は『真なる創造主』となり!『楽園』を作る!

しかし群体ではまたメディアが生まれ、自然が汚される!

それでは同じ間違いを繰り返すだけ!個々の価値観は決められて

どんどん悪意と害悪が生まれる!メディアの世界は破壊されるべきなんだ!

人間は愚かさを忘れて同じ間違いを繰り返す!

そう、だから!俺と神が選んだ20代から30代の美しい世界中の若い女達は

メディアに汚されて悪魔の毒に侵された肉体から性的興奮の絶頂と共に解放され。

肉の器から出た生命と魂は俺と神の生命の実と知恵の身を持つ人間生命溢れる

若い女性達と合一し、永遠に神に等しき男と

女の力を持つ太陽神は全て救われるんだ!」

若村は自分のやり方でメディア社会の毒に侵された人々を救済出来ると熱心に説いた。

「何億もの人の女達は私と神と一つになり。完全な存在となるのだ!」

冴島鋼牙はそれこそが太陽神の救いの道だと説く若村に厳しい表情でこう詰問した。

「その為にアキュラスや自分そっくりの魔戒人形を作ったのか?

ついでにあのケリヴァー・ミショナリー達も全ては融合の為に!」

「そうだ!アキュラスには裏切られ!SCP財団に俺そっくりの人形も

回収されてしまった。しかし沢山の洗脳したケリヴァー・ミショナリー達がいる!

人間の若い女性達は俺そっくりの魔戒人形と裏切られたアキュラスに代わり!

ケリヴァーミショナリーと交尾した後に同化し。

最後は合一して人間は完全な存在になるんだ!計画は実行される!」

 

(第2章に続く)