(第20章)アンドロギュヌス

(第20章)アンドロギュヌス

 

黄金の三角頭(ゴールドピラミッドシング)によって連れ去られた

アメリカ地方都市アッシュフィールド在中の日本人女性の特徴は。

1999年に公開された『ガメラ3邪神イリス覚醒』とプレステーション5専用ソフト

の『ガメラ邪神イリス』の作品に登場したイリスに襲われる女子高生の早苗を演じたり、フェィスモデルになった、昔の女優の藤崎安可里のそっくりさんの日本人だった。

彼女はごく普通の一般女性である。日本やアメリカの雑誌ではとても

有名な雑誌のグラビアモデルである。両首筋まで伸びた黒髪のショートカット。

左側には細長いキリッとした黒い眉毛。

右側は長い黒味を帯びた茶色の前髪で眉毛は隠れていた。ぱっちりとした茶色の瞳。

丸みを帯びた大きな低い鼻。ピンク色の唇。ふっくらとした両頬。

何よりも目を引くのが張りのあるマシュマロのように柔らかい白い肌の

大きな丸い両乳房(バストは72cm)と少女の愛らしい顔だった。

オペラ座の怪人はジルのクローンのストークスの他にも彼女の遺伝子も欲しくなった。

その彼女の名前は藤崎ゆかり・パトリックである。

オズウェル・E・スペンサー卿に仕えていた

執事のパトリックの孫娘で間違いないだろう。

だからこそ欲しい。彼女の遺伝子が。

そこで『オペラ座の怪人』は過去にオリジナルの

ジル・バレンタインのクローンのストークスにしたようにゆかりの膣から

大量の分泌液を吸収した。そして体内でゆかりの分泌液から得た遺伝子を解析した後。

ジルのクローンのストークスと『オペラ座の怪人』の遺伝子を半分持つ受精卵に

ゆかりの遺伝子も同時に組み込んだ。一方、さっきの激しい性行為に圧倒されて

ゆかりはふっくらとした両頬と深い胸の谷間も紅潮させていた。

彼女は長い間、ハアハアハアと息を吐き、途切れ途切れに喘ぎ声を上げ続けた。

また彼女の両首筋まで伸びた黒髪のショートカットは前後にゆらゆらと揺れていた。

ゆかりは余りにも強過ぎる性的快楽に溺れ、瞼を閉じ、口を開けたまま恍惚の

笑みを浮かべた。彼女は強過ぎる性的快楽で正気を失いかけ今にも昇天寸前だった。

彼女は自らの右腕に刻まれた『MARIA28486』の火傷を見ると

何故か楽しそうに笑った。そしてゆかりは獣のように四つん這いになり。

両掌と両膝を緑色の血管が散らばった床にしっかりと着けた。

既に彼女のピンク色の乳首が屹立し、乳輪もますますピンク色になった張りのある

白い肌の大きな丸い両乳房を勢いよく前後左右にプルプル揺れ続けていた。

「あっ!あっ!あっ!はああっ!ああんっ!あっ!あっ!ああっ!はあっ!あっ!」

彼女はまだ途切れ途切れに甲高い喘ぎ声を上げ続けていた。

更に彼女の白い肌の美しい桃尻も目にも止まらぬ速さで波打つように揺れ続けていた。

間も無くしてゆかりは下唇を噛み、大きく獣のように

「ウウウッ!ウウウッ!ウウウッ!」と唸り声を上げ続けた。

次第に白い肌の大きな丸い両乳房は目にも止まらぬ速さで前後左右に揺れ続けた。

そして白い肌の美しい桃尻も相変わらず目にも止まらぬ速さで波打つように

揺れ続けていた。やがてゆかりの性的興奮が絶頂に達した。

その頃には口を精一杯開け、凄まじく甲高い声で喘ぎ声を上げ続けた後に

まるでオオカミの遠吠えのように高く高く長い長い喘ぎ声を上げ続けた。

同時にゆかりとストークスと自分の遺伝子を持つ、

遺伝子操作された受精卵が注入された。

その受精卵は彼女の子宮に着床して無事妊娠した。

彼女はハアハアハアと荒々しく、息を吐き、恍惚の表情を浮かべていた。

数分後。うつ伏せに倒れた彼女の美しい裸体から真っ赤な液体が流れ出した。

やがて破壊された『宇宙の卵』は真っ赤な液体により内部は覆い尽くされた。

同時に『宇宙の卵』は全ての生命が宿る母なる『子宮の卵』へと変化して行った。

その様子を白いフクロウはオレンジ色の美しい瞳で見続けていた。

やがて白いフクロウは全ての『オペラ座の怪人』と藤崎ゆかりの事情を盗み

見終えると白い翼を羽ばたかせて飛び去って行った。

 

再び『静かなる丘』のアルミケラ病院の裏世界の4階フロア。

エアが目の前の扉に向かって歩いていると無線が鳴った。

今度はHCFセヴァストポリ研究所内のグーフィからだった。

「ファントム(幻影)について分かった事があるんだ!」

「あの例のデーターの分析か?」

「ああ、そうだよ。実はなー」とグーフィは無線のスピーカーを通して話を続けた。

「どうやらファントム(幻影)には高い知能があるらしいけど。

実はリビドー・ストランディング(性の座礁)内で共存しているクリーチャー達。

巨大生物のツイスデッドヘリックスとワンバック達が存在している事が判明した。

そしてファントム(幻影)本体には実はその若い女性と交配して

SHB(サイレントヒルベイビー)と言う子供達

を産み出す能力を持たない事が分かった。

だから共存しているツーバックやツイスデッドヘリックスの交配相手の若い女性を

捕まえて異世界へ引き込むか男性を食うのが主な役割のようで。でも君は・・・・・」

「ああ、ファントム(幻影)は俺とストークスは特別だと言っていた。」

「もしかしたら?何か理由が本体の繁殖能力を手に入れる為とか?いや。

新しい原始の聖環を産み出す為に君とストークスの子供を利用する気なのかも?

つまりファントム(幻影)は今の地球環境を大きく変えて

生命を維持する装置なのかも?」

「つまり?生命体ではないと?あいつは誰が運営していて・・・・」

「分かりませんが。多分。ザーザーザーガーガーピーピーピー。誰かがピーツ!!」

突然、グーフィの通信に大量のノイズが走り、切断された。

「おい。おい。グーフィ?グーフィ?くそっ!切れたぞ!」

エアは舌打ちした。次の瞬間、広間の奥の広場のドアをガンガン!

バンバン!と激しく叩く音が聞こえ始めた。

やがてドアはボコボコに泡立つように大きく歪み始めた。

続けてドアはどんどんくの字に変形して行った。

エアは両手からアサルトライフルを取り出して構えた。

銃口は壊れかけたドアに向けられた。やがてドアはしばらくの静寂の後ー。

バゴオオオオオオッ!!とやかましい音を

立ててドアが蝶番ごとバタンと吹き飛ばされた。

やがて四角く開いた入り口の暗闇から両性両具の異形の怪物がのっそりと現れた。

その両性両具の異形の怪物はワンバックの突然変異体。

そして恐らく脱皮して成長した様だ。その特徴はー。

茶色のゴム状に覆われた仮面のようにサトルの顔が付いていたが

代わりにアミコの顔が付いていた。

頭部のサトルのものからアミコの頭部に変わっていた。

頭部も顔を同じく日本人で両頬まで伸びた茶髪のショートヘア。

可憐で可愛い顔をしていた。細い黒い眉毛。

ぱっちりとした茶色の丸い瞳。ふっくらとした両頬と丸っこい美しい顔立ち。

どこか幼い顔と柔らかな表情を常にしていた。丸っこい低い鼻。

ぷっくりとしたピンク色の唇がまるで茶色の肌にはっきりと浮き出るような

突起の形をしていた。やがてパチッと瞼を閉じた。

やがてその表情は性的興奮で恍惚としていた。

しかし首から下は茶色のラバースーツに似た皮膚に覆われた

豊かでふっくらと大きく丸い両乳房と茶色の小さな乳首と深い胸の谷間の胴体を持ち。

身体はやはり昆虫のセミのように前屈みで丸まった姿勢をしていた。

両肩は球状のゴムの皮膚に覆われており。

両腕は大木のように太く長い両腕と両手に針を持つ。

またアミコそっくりの肉塊のお尻に連結するようにサトルの肉塊がくっついていた。

もう一つの頭部は黒髪が両頬まで伸び、黒縁の眼鏡をかけた丸顔の模様。

そして他にも太い眉毛の突起を持っている。

やや筋肉質で細身のあるもう一つの胴体の肉塊があり、

もう一つの肉塊の胴体から細身のある両腕が生えていた。

両手には鋭い針を持っていた。

大きな丸いお尻に太く長い4対の両脚と両足を持っていた。

それは手足が4対に顔と世紀が2つづつあるプラトンの『饗宴』の中で

アリストパネスが語った演説の中で登場したアンドロギュヌスに良く似ていた。

すると『ツーバック』のすぐ近くにブラックフランドールが現れた。

「そう、愛の神エロースの化身。原初の人間よ。

でもゼウスは彼と彼女を切断して手足が2つ、顔と性器が1つの2人の半身となった。

それがね。男と女なの。これはね。一緒になりたいサトルの想いが具現化したもの」

ブラックフランドールは「フフフ」と笑った。

そしてバチンと音を立ててブラックフランドールは黒い霧になって一瞬で消えた。

一人残されたエアは「チクショウ!」と舌打ちしてツーバックの対峙した。

ツーバックは豊かでふっくらと大きく丸い両乳房をブルブルと

上下左右に揺らしながら素早く接近した。

目の前に近付いて来たツーバックに素早く持っていた

アサルトライフルの引き金を引いた。

ダダダダダダダダダダと連続的な銃声が響いた。

ツーバックはゼロ距離から銃弾を受け続け、そのまま広場の奥まで一気に後退した。

全身の茶色のゴム状の皮膚には何百発の銃弾が突き刺さっていた。

更に傷口から赤い血が流れた。しかしすぐに元の茶色の皮膚に再生した。

エアは「くそっ!再生した!マズイ!」と大声を上げた。

ツーバックはいきなりガバッと深い胸の谷間から腹部まで一気に開いた。

続けてひし形のもう一つの口から緑色の強酸を熱線のように吐き出してきた。

エアは全速力で横に走り、回避した。緑色の強酸は血と錆に覆われた壁に直撃した。

直撃した部分は一瞬で溶け切って真っ黒な大穴が開いていた。

「くそっ!マズイ!食らったら!骨も残らないな!」

エアがそうつぶやいた途端、ツーバックは甲高い鳴き声を上げた。

続けてまるでサトルとアミコが会話しているかのような男女の声が

混じった独特な鳴き声を上げ続けた。

「世界は一つになるの」「楽園で生き残る種はね」「うふふふ、私達種族」

「愛してる」「思い出して!!」

と更にツーバックは4対の両腕の両手の針を分離させて

まるでマシンガンのように連続で撃ち出して来た。

ズドドドドドドドドドドッ!!と大きな連続音と

共に大量の針がエアに向かって放たれた。

エアはすぐに右側に回って回避した。結果、彼はほとんどの針は回避出来た。

しかし一本の針がエアの右肩にぷすりと突き刺さった。

エアは咄嗟にすぐに引っこ抜いた。賢者の石が含まれた止血剤を注射針で投与した。

その間にツーバックはエアに近付き、再びマシンガンのように針を射撃し続けた。

エアは咄嗟にツーバックが放った大量の針を右側に全力で回って回避した。

しかし針は今度は左肩と左腕に次々と突き刺さった。

エアは鋭い痛みが激痛に変化し、半身と左足の力が抜けた。

 

(第21章に続く)