(小ネタ)ゴジラ2030アフターワールド」予告編。

こんにちは畑内です。
久しぶりにゴジラの自作小説の最新作の予告編を載せます。
実際は『ゴジラ・アフター・ザ・ファイナルウオーズ(シーズンⅤ)』の続編です。

ゴジラ2030アフターワールド」予告編。

東宝株式会社のロゴ)

「みなさんおはようございます。日東テレビレポーターの真鍋ヴェラスコです。』
と洋館風の建物をバックに、面長のスペイン人と日本人のハーフのレポーターがレポートを始めた。

画面が変わり、どこか洋館風の建物の中、ブロンドの美女、
音無凛が廊下を慎重に歩いていた。凛が何者かの気配を感じ、
銃を構え振り向いた途端、目の前に黒い影が現れた。
凛が引き金を引こうと指を引き金に掛けた瞬間、尾らしきもの
がレーザを持つ手に当たり、銃は宙を舞いどこかに消えた。
その怪獣らしき影は太い男の声で
「無駄だ、私は不老不死だ!
君はMJ12が創り出した新人類が我々人類の未来だと思っていた筈だ。
しかし今は違う!今は秘密結社ドラクルが創り出した不老不死の新人類こそ!
我々人類の未来だ!」
凛は笑い、
「ふざけてるの?」
「ふざけていないさ、我々不老不死の新人類は怪獣王ゴジラを倒し、
代わりに我々不老不死の新人類がなり替わり、
この地球の支配者として、私は秘密結社ドラクルの初の不老不死の新人類の代表として君と結婚する。」
ゴジラは倒せない、たとえ不老不死の新人類にこの地球を支配出来っこないわ!
ついでに好きな人がいるのでたとえ貴方が不老不死の新人類でも結婚はお断りよ!」

場面が変わり、炎の中、餌を求めて暴れまわるゴジラ
サイレンがうーっと鳴り、人々が逃げ惑っていた。
ゴジラが去った後、瓦礫と化した建物の中に黒いヘリコプターが降り、
中から白衣を着た大勢の人物が崩れたコンクリート
付着した小さなゴジラ細胞をピンセットにとり、シャーレに入れた。
 
 再び場面が変わり、
「呉爾羅伝説は本当かな?」
とブロンドの男、凛の実の父親の覇王圭介が言った。
黒髪の山根蓮は
「全て架空の話ですよ!」
「大戸島の発掘現場で、島上冬樹と言う大戸島自然史博物館の研究員が失踪した」
「他にもその大戸島の発掘計画について、昔から伝えられている神話や昔話を軽視しているとかいう
内容の抗議の手紙が政府に大量に送られているとか?」
「失踪した島上冬樹さんが発見した若い女性の遺骨を見せてくれませんか?」
うーむと博物館の館長の男が考え込んでいた。

場面が変わり、再び同じ洋館の部屋。
 2人の男が白いドアを蹴り破り、中へ入った。そこには凛が
ボロボロのカーテンで身体を覆って震えていた。
「大丈夫か?」
と覇王が聞くと、凛は何度も殴られて青くなった顔を向け、シクシク泣き始めた。
蓮が見ると床がパリパリに茶色に乾き切った血で染まっていた。
彼女に一体何が?!

大戸島の街が炎に包まれる中、棘だらけの背びれの
ゴジラは目の前に現れた巨大怪獣に対し
「グオォォオン!」
とこれまでにない怒りの咆哮を上げた。
ゴジラ2030アフターワールド」
では♪♪