(第24章)暴かれる陰謀

(第24章)暴かれる陰謀

中国の田舎町から数キロ離れた霧深い山脈を飛行していた救助艇で、ゴードン大
佐は、救助艇にある楕円形の大きな窓から、米軍や地球防衛軍の戦艦や戦闘機が
編隊を組んで次々と高速で飛び去るのを眺めながら
「一体どうなってるんだ?何で米軍が?まさか?その中に暗殺者もいるのか?」
ジェレルはデータファイルのCIAの情報を開くと
「でも……何でCIAの兵器化学情報センターの関係者の名簿もあるんでしょうか?」
すると密輸船の女が「金目になる武器が目当てじゃないのかしら?ほら!アメリ
カの『レオパス社』って言う薬品会社の情報も載っている」
と画面を指さした。するとジェレルは
「軍事用の生物兵器に……」
アヤノは
「だとしたら?対テロセンターの人達も暗殺が目的じゃ無いのかも?」
と言った時、ジェレルが別の画面を見ながら
「艦長これを!」
と言ったので全員ジェレルが見ている画面に注目した。
アヤノは
「これは小型船から発信されているわ!」
ジェレルは
「きっと!凛さんだ!凛さんのG塩基とゴジラとジュニアの
G塩基が互いに共鳴しています!」と艦長のゴードン大佐に報告した。
ランブリングや中国の戦車や戦闘機がゴジラ、ジュニアとバガ
ンに向かって攻撃を仕掛けた。エクレールや火竜も加わり、攻
撃は一層激しさを増した。
一方救助艇は中国の霧深い山脈にある研究所へ向かうが、その
研究所は何者かに破壊され、天井に巨大な穴があいていた。
密輸船の男は「なんなんだ……こりゃ?」
密輸船の船長は
「とにかく何者かは知らんが……これはかなりヤバそうだ!!」
するとアヤノが
「CIA対テロ対策センターの職員からです!!」
とゴードン大佐に伝えた。
ゴードン大佐は「何の用だ!!」
するとCIAの職員から無線があった。
「研究所にて……『TAGRAT』の研究所に突入したが……
彼女の保護に失敗!!バイオメジャーとの交戦の末……X星人
と思われる小型船に中国人と彼女が誘拐され
……現在……行方を調査中!!その後……小型船らしき物体が
上海のゴジラの所へ向かっている!!……以上!!」
ゴードン大佐は
「よし!!上海に行くぞ!!」
と言った時、美雪が走って来て、
「大変よ!!さっきインターポールや地元の刑事さんから!!
凛の友達の友紀ちゃんと一緒にいた父さんが上海に行って、ゴ
ジラとジュニアとバガンの戦いに巻き込まれたみたい!!」
ニックが
「なんだって??」
と大声を上げた。

中国の田舎町から数キロ離れた霧深い山脈を飛行していた救助艇で、ゴードン大
佐は、救助艇にある楕円形の大きな窓から、米軍や地球防衛軍の戦艦や戦闘機が
編隊を組んで次々と高速で飛び去るのを眺めながら
「一体どうなってるんだ?何で米軍が?まさか?その中に暗殺者もいるのか?」
ジェレルはデータファイルのCIAの情報を開くと
「でも……何でCIAの兵器化学情報センターの関係者の名簿もあるんでしょうか?」
すると密輸船の女が「金目になる武器が目当てじゃないのかしら?ほら!アメリ
カの『レオパス社』って言う薬品会社の情報も載っている」
と画面を指さした。するとジェレルは
「軍事用の生物兵器に……」
アヤノは
「だとしたら?対テロセンターの人達も暗殺が目的じゃ無いのかも?」
と言った時、ジェレルが別の画面を見ながら
「艦長これを!」
と言ったので全員ジェレルが見ている画面に注目した。
アヤノは
「これは小型船から発信されているわ!」
ジェレルは
「きっと!凛さんだ!凛さんのG塩基とゴジラとジュニアのG塩基が互いに共鳴
しています!」
と艦長のゴードン大佐に報告した。

X星人の小型船は地下研究所に向かう為、ちょうど霧深い山脈の頂上に差し掛か
っていた。
赤いソファーにドカッと座り込んだ高新一の前に李仙竜が走って来ると大声で
「大変です!アメリカの地球防衛軍と米軍が小型船内に侵入してきました!現在
小型船の貨物室で交戦中です!それにCIAの対テロセンターから実験体を抹殺
する為に数人のヒットマンと、アメリカのバイオメジャーと兵器化学情報局の連中も!」
高新一は
「クソ!実験体の暗殺か抹殺を!」
と舌打ちした。
上海の田舎町を逃げ回っていた友紀や他の住民達は森の中に逃げ込んでいた。そ
の森には多くの住民が避難していた。
友紀はビデオカメラを再び取り出した。
3体の怪獣の戦いで建物が爆破され沈んでいく様子を不安げに住民が見つめていた。
やがて友紀はカメラを持ちながら、はぐれた父親を探して
森の中を走り始めた。

(第25章に続く)

では♪♪