今年レンタルで観た中で一番面白かったポルノ映画を紹介しようと思い立った。

!!注意!!
この映画はRー18指定なので18歳未満の視聴はお控え下さいませ。
ついでにネタばれ注意です!
 
こんにちは畑内です。
今日は今年、レンタルでDVDを借りて観た中で
一番面白いポルノ映画を紹介しようと思い立ちました。
その映画のタイトルはニンフォマニアック』です。
これはデンマークの映画で2013年に公開されました。
またデンマークのみならずドイツ、フランス、
ベルギー、イギリスも制作国に加わっています。
アンチクライスト』、『メランコリア監督をした
奇才『ラース・フォン・トリア』が監督と脚本を務めています。
そして最も過激にしてセンセーショナルな問題作であり。
何もかも型破りであり、女性のセクシャリティ追求した長編のポルノ映画である。
この映画は2部構成で、VOL1(前編)は
女性の主人公ジョーの誕生から若い頃の青春時代から大人になるまでを。
VOL2(後編)は時が経ち、50代になった女性の
主人公のジョーの転落人生の結末までを書いています。
だから購入したDVDは2枚組です。
 
 
そして肝心のストーリーは以下の通りです。
(プロローグ)
デンマークの凍えるような夕暮れ、
年配の独身男性セリグマンは裏通りで何者かにぶちのめされ、
大の字で倒れている女性ジョーを見つける。
彼女は怪我をしていた。
しかし彼女は救急車も警察も呼ばないで欲しいと懇願され、
仕方が無く自宅で介抱してやることにする。
そしてミステリアスな彼女に好奇心をそそられた
セリグマンは事情を話すように説得をするとジョーは。
『理解する気があるのなら、何もかも話してあげるわ』
と説得に応じ、全8章に分けて自分の数奇な身の上話を語り始める。
 
このストーリーから分かるようにこの映画は
主人公の回想を形式で話がどんどん進んで行きます。
 
章数のタイトルは以下の通り↓
 
VOL1(前編)
第1章(釣魚大全)
第2章(ジェローム
第3章(H夫人)
第4章(せん妄)
第5章(リトル・オルガン・スクール)
 
VOL2(後編)
第6章(東方教会西方教会・サイレントダック)
第7章(鏡)
第8章(銃)
 
そしてエピローグに続きます。
  
ちなみに何故?
VOL1が全5章。
VOL2が全3章かと言うと・・・・・。
 
VOL1の第1章で彼女が15歳の時に出会った青年が乱暴に
前から3回付き、後ろから5回突いたのが由来である。
後に3+5と言う忌まわしい数字は
彼女の初体験時の強烈な痛みとともにジョーの脳裏に刻まれていた。
 
この3+5の数字はVOL2の第8章で
裏通りで大の字で倒れている女性ジョーの身に何が起こったのか語られる。
その際に彼女をぶちのめした犯人の正体を解く重要なヒントになるので
最初の内にキチンと覚えておいた方が良いだろう。
こんな感じに謎解きも有りなかなか面白かったです。
 
何よりもインパクトのある登場人物の一人として私は。
VOL1の第3章のH夫人が一番、脳裏に残っています。
H夫人を演じているのはクリエンティ・タランティ―ノ監督の
キル・ビル女性主人公を演じたユマ・サーマンです。
彼女の演技がまた凄く面白かったです。
私以外にも爆笑した人もいたらしい。
私は……なんだか色々周囲の人が気の毒に見えました(汗)
 
第3章・H夫人
主人公のジョーは失恋の反動で以前よりも
大勢の男と肉体関係を交わすようになった。
その一人の中年の男のHさんが妻子を捨てて
ジョーのアパートメントに転がり込んでくる。
そこに彼の妻のH夫人が3人の息子を連れてどやどやと乗り込んでくる。
彼女はエキセントリックまでに辛辣な性格で……。
延々とジョーを言葉で責め、なじり続け。
さらに3人の子供に彼女の寝室や台所を見て回り、
彼女はジョーとHさんを指さし、『こんな大人になっちゃダメ』
と言わんばかりに延々と説教をし続ける姿が……余りにもシュールでした。
最後の叫び声もかなり印象に残っています……。
しかも何も知らない青年まで巻き込まれ……とにかく気の毒でした。
こんな感じしか書けないけど。詳しい状況はDVDを手に取り、
確認して見て下さいな。これによりジョーはより一層、孤独を感じるようになります。
 
あとVOL2の第6章の東方教会西方教会(サイレントダック)では
50代になり、性感を失った主人公のジョーは
非合法のセックス・セラピーを行っている
サディストKに縄で拘束されて乗馬用の鞭で何度も尻を打たれた。
その打たれる度にお尻にミミズ腫れが出て、血が出てかなり痛そうでした。
でもそのおかげで……幸運な事と不幸な事が起こってしまう。
 
最後に面白かった章を取り上げるとすれば。
第7章の鏡ですね。
 
第7章(鏡)
数年後、荒んだ行為の為の身体的ダメージが
悪化したジョーは勤務先の上司からセックス依存症の人々が
集う会に参加するように命じられる。
そこで『大事なのはセックスの誘因を排除し、
危険性を減らす』というアドバイスを受け、
自宅の鏡や窓を塞ぎ、禁欲的で苦悶の日々を送った。
しかしセックス依存症の人々の集会に参加した日の事。
彼女は自分が書いたメモを読み、皆に読み聞かせようとした。
その時ふと移った鏡に幼い頃の自分の姿が映し出された。
しかもその幼い頃の自分は丁度、性(セックス)に目覚めた当時の姿だった。
彼女は最初は戸惑いつつもそのメモを読もうとしたが
あくまでも鏡には幼い頃の自分の姿が映り続け。
最後に彼女は自分の中にある幼い頃の自分が持つ
性(セックス)』を否定する事が出来ないばかりか、
セックス依存症の会の人々は所詮、
自分の中の(セックス)を否定したいだけの
偽善者の集まりに過ぎない事に気づいたジョーは
「自分は色情狂よ!でもそういう自分が好き!」
と言い放ち、その会をあっさりと脱退してしまう。
この時のジョーの立ち姿やはっきりとした言葉が凄く印象に残っていて
どんな事があっても自分自身の中にあるものを無闇に否定しない、
曲げない姿がすごくかっこよく印象に残っています。
まるでどんなに曲がっても決して地面に倒れ、屈しないトリネコの大木の様に。
 
そして全ての話を終えた最後のエピローグはかなり衝撃的な結末です。
大体、自分が印象に残った章が何かを適当にかいつまんで書いてみましたが。
もしこの映画を視聴した経験のある方は一体?
どの章が印象に残っていたのだろうか?
私はこの映画の序盤からかなり引き込まれ、
気が付けば休みごろには新作の500円を2回払って全部視聴してしまいました。
その後は5000円くらいでDVDを購入しました。
それだけこの映画は面白いという事です。
 
ついでにこの機会だから書くが……。
「エマニエル夫人」もそうだが、とにかく序盤のオープニングの
音楽が凄く良く、そのままメロディに引き込まれて行くと言った
そんな印象のあるポルノ映画はすごく面白い可能性が高いと
自分は勝手に思っています。
もちろんこの二ンフォマニアックもやはり
序盤のヘビメタ音楽がすごく印象に残っていて、
しかも内容はかなり映画の内容はかなり面白かったので。
 
ちなみにニンフォマニアック』の主人公のジョーが患っている色情狂は
自分が書いている牙狼バイオハザード・伯爵騎士編』にて
大きなキーワードとして登場する予定なので皆様楽しみにお待ちくださいな。
 
長々と書いてしまいましたので。いったんここで切りたいと思います。
色情狂とは何ぞや?についてはウィキペディア先生にお任せします。
 
ウィキペディア先生(色情症について)
 
まあ、『牙狼バイオハザード・伯爵騎士編』
で魔導輪ザルバがさらっと解説しますが……。
 
では♪♪