クトゥルフTRPGについて(後篇)

こんばんは畑内です。
 
クトゥルフTRPGの特徴は以下の通りです。
プレイヤーキャラで言うところの探索者は
せいぜい常人よりも専門学的知識がある一般人である。
例えば。
探偵、高校生、警察官、技術者、医者等である。
 
対して脅威になるクトゥルフの神話生物は
正面から立ち向かって倒せる相手ではない。
例えばクトゥルフの長男のガタノトアと
真正面から探索者が挑んだ場合。
探索者はガタノトアの姿を一目見ただけで呪いに掛る。
その呪いの内容は全身の筋肉がなめしの皮の様に硬直し、身動きが取れなくなる。
しかし全身の筋肉が硬直しても内臓や脳は半永久的に活動を続ける。
つまり目も見えず、徐々に正気が削れて行くのが感じ取れる。
最後は完全に発狂して自分が誰だかわからなくなり、ゲームオーバーである。
もちろん、完全に救われるには別の探索者に頭を吹き飛ばしてもらうしかない。
結果的にはゲームオーバーである。
またガタノゾアの姿を一目見たもの全員がこの呪いに襲われる。
いった具合に敵の能力があまりにも強すぎて普通に負ける事が多い。
 
また多くの神話生物はおぞましい姿をしており、
見ただけで発狂して正気を失うほど、おぞましい姿をしている。
なので発狂して自殺をしたり、発狂者に殺されたりすることもある。
 
また普通に神話的生物に首をはねられたり、踏みつぶされたり、
首を折られたり、上記の理由等でわりと簡単に探索者は死んでしまう。
故に『他よりも生存率が遥かに低いゲーム』として有名である。
無論、それでは身も蓋もないが。
ただシステム部分に関しては曖昧な部分が多いので
ゲームを進める司会・進行役にして管理者のGMと言う人物の
裁量権は強く、判定方法もダイズを使ったシンプルなものである為、
プレイヤー自身の運をダイズに委ねるという意味合いが強い。
基本的にダイズの運任せである
 
つまりクトゥルフTRPGは
『矮小な人間達が様々な宇宙的恐怖に晒されつつも
生き残る事を目的にひたすら足掻き続ける物語である。』
 
またこの恐怖を再現するシステムとして
正気値ポイント(SAN値)
正気度ロール(SANチェック)が挙げられる。
探索者は何らかの怪異に遭遇する度に
正気度ロール(SANチェック)を行い、
成功・失敗の判定に応じてそれぞれ見合った正気度ポイントを減少させる。
これによって正気度が0に近づけば近づく程、
探索者達は正気を失い狂気に近づいてゆくのである。
探索者達の正気度ポイントは減る一方である為、
長く探索を続ければ遅かれ早かれ、SAN値が0になりゲームオ―バである。
大体のクトゥルフ神話TRPGのルールはこんな感じである。
 
またさっき述べたとおり、
脅威になるクトゥルフの神話生物は
正面から立ち向かって倒せる相手ではない。
また中には既に正気度ポイントが0である
敵側の教団の狂信者達は自ら崇拝している
邪神の復活の為に暗躍し、邪魔な探索者達に
クトゥルフの神話生物を送り込み、躊躇なく抹殺してきたり、
自らの邪神の償還の儀式の生贄の為に探索者を誘拐をしたり、
そうする事によって邪神復活の為に世界を混沌の渦に
巻き込む事を目的に様々な悪事を影で暗躍し続けるのである。
中にはこの世の全てを憎み、強大な力を持つ白痴の魔王と副王を
世界に召喚し、全力で暴れさせて世界を滅茶苦茶にしようとする奴もいる。
そこで今回はそんな魔術師の凶行を紹介しようとする。
彼が召喚した白痴の魔王と副王がもたらす悲惨な大破壊を。
世界の終焉を……。それを見た探索者の狂気の様子を。
ちなみにこれは最初に初めて見たクトゥルフTRPG動画です。
タイトルは『ゆっくり妖夢と本当は怖いクトゥルフ神話』です。
こちらは実は角川で漫画化されており、
登場人物を改変して全3巻の漫画になっています。
こちらのタイトルは『水瀬陽夢と本当は怖いクトゥルフ神話』です。
 
(2016年動画は削除されました)
 
圧倒的な強さを持つ彼らに普通の人間は勝ち目はない。
ただ、この召喚を阻止することができれば。
世界や地球や銀河系は救えるかも知れない。
その為にはどれだけの神話生物の遭遇して正気を失わずにいられるか?
ここはプレイヤーのダイズ運と彼らの思考力と想像力に掛っているのである。
私は面白そうだと思いますが。
皆さんはどうでしよう?
以上、クトゥルフ神話TRPGの紹介でした。
もし、興味がある方は是非、ルールブックとダイズを買って、
友達とプレイしてみて下さい。
またオンラインでプレイすることも可能らしいですよ。
 
では♪♪