(第3章)復讐

(第3章)復讐
 
スーザンによる事件発覚の10時間前、
反メディア団体ケリヴァーのメンバーだった
シイナ・カペラの身に起こった洋館内の忌まわしい出来事(つづき)。
 
『R型』も人型の植物の怪物もいない安全な物置部屋。
カペラは先程、人型の植物の鉤爪に切られたケインの胸部の傷を見た。
「酷い……嘘でしょ?」
彼が受けた傷はかなり深く致命傷だった。
胸部の衣服と皮膚を深々と切り裂かれ、パックリを割れた皮膚からは
ドクドクと大量の赤い血液が流れ続けていた。
次第にケインの顔も少しずつピンク色の
皮膚の色が青白い皮膚に変色しつつあった。
更に悪い事に徐々に意識も失いつつあった。
このままでは彼は失血死してしまうだろう。
「酷い。でも!大丈夫よ!あたしの部屋に止血剤と包帯と
グリーンハーブとレッドハーブが調合された薬があるから!」
カペラはその場にいてもたってもいられず立ち上がった。
慌ててケインが弱々しく彼女を止めたが、
彼女は聞く事は無く、物置部屋を出て行った。
そして止血剤と包帯、グリーンハーブと
レッドハーブが調合された薬を取りに
未だに徘徊している人型の植物の怪物達を
どうにかこうにか回避するよう努力した。
彼女は全神経を集中させ、一階の幾つかの廊下を通り、
洋館の玄関ホールにある階段を通って2階へ駆け上がった。
彼女は左の2階の茶色の扉を開け、
赤いカーペットが敷かれた長い廊下に出た。
その道中、シイナ・カペラはこんな事を考えていた。
多分、他の何人かの仲間達も館内に設置された隠し廊下、隠し部屋、
隠し扉を使ってどうにか洋館の外に逃げおおせたかも知れないと。
カペラは豪華な装飾品が施された
スイートルームのドアを開けると部屋の中に駆けこんだ。
続けて自分の鞄の中の荷物から止血剤と包帯とグリーンハーブと
レッドハーブが調合された薬が入った救急セットを手に取った。
不意に彼女は豪華な大理石の机の上に
置いてあった自分の手記に適当に殴り書きをした。
その後、自分の気持ちが落ち着いた事を
確認すると豪華なスイートルームを出ようとした。
しかしそのまま彼女は大きく息を飲んだ。両目は恐怖で見開いた。
彼女の部屋の入口に10歳前後の日本人の
可愛らしい女の子が一人、佇んでいた。
「あっ!R型?」
やがて『R型』を見つけたシイナ・カペラは不意に
若村の代わりに何故か自分が謝り、必死に命乞いをした。
彼女は日本式に何度も頭を下げ、「ごめんなさい。あたし達のせいで」
と謝り、続けて「あたしとケインを許して!ここから出して!
お願い!出して!あたしとケインを許して……
お願い……お願い……だから……」
彼女は両頬に涙を浮かべ、必死に10歳の
小さな愛らしい日本人の女の子『R型』に謝り、命乞いを続けた。
やがて『R型』はニヤニヤと意地悪そうに笑い、こう言った。
「いいよ。でも昨日の夜にケインお兄ちゃんとやっていた
おっぱいと腰を振るダンスをしてくれたらここから出してあげる。」
彼女はすぐにその意味が分かった。
「嫌よ!嫌よ!ふざけないで!」
「ほら、ちゃんと服を全部!脱いで!
裸にならないとダンスなんか出来ないよ!」
やがてカペラの背後の足元の木の床から何の前触れも無く20cmの
短い蔦状の植物のヒルがまるで噴水の様に大量に湧き出て来た。
カペラはまだそれに気付いていなかった。
『R型』はその無数の20cmの植物の短い蔦状の植物のヒルの大群を
自在に操り、カペラの足元から頭の除く全身を瞬く間に覆い尽した。
彼女は「嫌ああああああああああっ!」と凄まじい悲鳴を上げた。
やがて彼女の全身を覆い尽した20cmの植物の短い蔦状の植物のヒル
大群は無数のY字型の口に付いている幾つもの鋭い牙で
彼女の上着と下着を全て細かくバラバラに引き裂いた。
その後、20cmの植物のヒルの大群は再び『R型』に操られ、
彼女の頭の除く全身から木の床の上に降り、また一か所に集まった。
同時に彼女は全裸となり、美しい白い肌に覆われた柔らかく
小さく形の整った張りのある丸い両乳房と丸いお尻が露出した。
『R型』は面白半分に何度も何度も執拗にはやしたてた。
「大きなおっぱい!小さなおっぱい!小さなおしり!小さなおしり!」
それは彼女の部屋の中に甲高い声で反響し、
彼女の鼓膜を地震の様に震わせた。
「ほら!やってよ!ダンスの相手もちゃんと
作ってあげるから!ほら!ほら!ほら!」
続けて『R型』に操られ、一か所に集まっていた20cmの植物の
ヒルの大群の無数の短い蔦が複雑に絡み、人型の植物の怪物を形成した。
彼女は全身に戦慄が走り、恐怖の余り、
後ろを振り向く事が出来なかった。
彼女は必死に首を振り、胸元まで伸びた金髪を左右に振り乱した。
更に『R型』に「お願い!止めて!止めて!許して!」
と必死に叫び、何度も訴えた。
しかし『R型』は善悪の区別が無い純粋な笑顔を見せた。
彼女は思わず背筋が凍り付き、全身を震わせた。
やがて無数の蔦が複雑に絡み、形成されて生成された人型の植物の怪物は
全裸となりもはや無防備となったシイナ・カペラの身体を背後から捕えた。
「いや!離して!離して!『R』!
止めさせて!止めさせて!止めさせて!きゃああっ!」
彼女は人型の植物の怪物を振りほどこうとした。
だがその際に救急セットの箱を間違って何処かに投げ飛ばした。
更に『R型』に操られた人型の植物の怪物は必死に抵抗する
彼女を部屋の豪華な黄金の花柄の装飾品が
施されたベッドの上に仰向けに押し倒した。
同時に人型の植物の怪物は強引に
彼女の白い肌の両太腿を掴んだ後、大きく左右に広げた。
彼女は自分の子宮の中に太く長い蔦が潜り込むのを感じた。
やがて人型の植物の怪物は自らの腰を
荒々しく前後に何度も何度も大きく振り続けた。
同時に彼女の剥き出しの白い美しい肌の柔らかい小さく形の整った張りの
ある丸い両乳房が荒々しく前後に何度も
何度もブルブルと大きく揺れ続けた。
「はあっ!はああっ!なに?これ?
はああっ!ああっ!ううんっ!ああっ!はああっ!」
彼女の両頬は徐々に紅潮し、荒々しく息を吐く様になった。
その様子を『R型』は彼女の事を右手で指さし、
左手でお腹を押さえ、ただ笑っていた。
「ああっ!ああっ!あああっ!お願い!止めさせてぇ!
あああっ!いやあっ!はああん!」
彼女は額にしわを寄せ、両頬を紅潮させ、口を大きく開けた。
やがて彼女はその人型の植物の怪物が分泌する粘液で
上半身の紅潮した深い胸の谷間、両乳房の肌を直接、濡らした。
更に周囲にはまるで蜂蜜の様な甘い匂いが充満し、彼女の鼻を刺激した。
しばらくしてシイナ・カペラの気分は性的に興奮しつつも
徐々に落ち着きを取り戻し、次第に嫌がらなくなった。
「いい匂い!気分落ち着く!んんんっ!
あああっ!気持ちいい!んんっ!ああっ!」
『R型』もその甘い匂いを嗅ぎ、楽しそうに笑った。
カペラは妖艶な笑みを浮かべた後、
大胆にも人型の植物の怪物の上に馬乗りになった。
そして一定のリズムで立って、座っての上下運動を小刻みに繰り返した。
同時に彼女の白い美しい肌の柔らかい小さく形の整った張りのある
丸い両乳房が今度は上下に何度も何度もブルッブルッと大きく揺れ続けた。
「あうううん!んんんっ!」と彼女は小さく喘ぎ続けた。
それから人型の植物の怪物は再び、カペラを
豪華なベッドの上に仰向けに寝かせた。
また人型の植物の怪物は強引に彼女の
白い肌の両太腿を掴んだ後、大きく左右に広げた。
彼女は再び、自分の子宮の中に太く長い蔦が潜り込むのを感じた。
それから人型の植物の怪物は自らの腰をより
一層、荒々しく乱暴に大きく前後に振り続けた。
カペラの白い美しい肌の柔らかい小さく形の整った張りのある丸い両乳房は
より一層、荒々しく乱暴に大きく前後に揺れ続けた。
やがて徐々に彼女の荒々しい呼吸音と喘ぎ声は大きくなって行った。
「ああ、はあはあ、はあ、ああうん、
あああっ!いいいっ!あああああっ!あっ!はっ!」
数分後、彼女の身体は限界に達し、性的興奮が絶頂に変わった。
同時に自分の子宮の中に最初は大量の暑い粘液が
ドクドクと注入されるのを感じた。
続けて一匹の変異ヒルがニュルリと子宮の中に注入されるのを感じた。
やがて彼女は全身の力を失い、
そのまま豪華なベッドの上でぐったりとなった。
『R型』は彼女のおっぱいと腰を振る
ダンスを楽しんだ後、部屋のドアを開けた。
間も無くして「キャハハハッ」と笑いながら
そのまま楽しそうに階段を駆け降りて行った。
その後、『R型』は一階の大きなホールの中央でふと立ち止まった。
やがて彼女は笑うのを止め、冷静で静かな口調でこう言った。
「そう、これは復讐なのよ!ケリヴァーへの!」
その後、『R型』はまた洋館の何処かの闇の中へ静かに姿を消した。
 
(第4章に続く)