(第16章)不倫

(第16章)不倫
 
アークレイの森の呪われた洋館で『R型暴走事件』が発生する11年前。
秘密組織ファミリーの長のジョン・C・シモンズは
自分の大きな屋敷にある一人の女友達を自分の部屋に招いていた。
その女友達はそしてウェーブが掛った茶髪に茶色の瞳をしていた。
HCFの産業スパイのリー・マーラである。
リーはジョンの目の前で衣服を全て脱ぎ、全裸になった。
全裸となったリーの姿は美しい白い肌に覆われた柔らかく
大きな形の整った張りのある丸い両乳房と丸いお尻を持っていた。
リーはジョンに促され、彼のベッドの上にうつ伏せに寝転んだ。
その為、リーの大きな形の整った丸い両乳房は自分の身体と
ベッドの上に挟まり、まるでハンバーグの様にグニャリと潰れていた。
ジョンもベッドの上に両膝を付いたまま衣服を脱いで全裸となった。
彼はベッドの上にうつ伏せに寝転んだリーの大きな形の整った
張りのある丸いお尻を両手でムギュッと掴んだ。
リーは僅かに性的快楽を感じ、「はっ!あっ!はっ!」と小さく喘いだ。
やがてジョンは両手で掴んだリーの大きな形の整った
張りのある丸いお尻をゆっくりと持ち上げ、自分の方へ引っ張った。
間も無くしてジョンはゆっくりと腰を前後に振り始めた。
リーは徐々に両頬と深い胸の谷間を紅潮させた。
やがて小さく息を吐き、高い声で喘いだ。
「あっ!あっ!あっ!ああっ!ああぅ!」
ジョンは身体を弓なりに曲げ、
やや強引にリーのピンク色の唇にキスをした。
続けて強引に舌をリーの口に捻じ込んでディープキスをした。
「うううっ!ううっ!ううっ!ぐっ!」
ジョンは逞しい両腕を伸ばし、リーの両肩を掴んだ。
そしてリーの上半身を起こさせ、ベッドの上に座らせた。
間も無くしてジョンは徐々に自らの腰を今度は上下に早く振り始めた。
同時にリーの大きな形の整った丸い両乳房は上下に早く揺れ続けた。
徐々にリーは両頬と深い胸の谷間を紅潮させていった。
そして徐々に早く息を吐き、早く甲高い声で喘ぎ続けた。
リーは次第に早く、早く、息を吐き、甲高い声で喘ぎ続けた。
「ああああっ!ああああっ!あああっ!ああああああっ!ああああっ!」
ジョンは次第に荒々しく息を吐き、更に太い喘ぎ声を上げた。
「ああっ!あああっ!ああっ!ああああっ!ああああっ!あああっ!」
やがてリーは両頬と深い胸の谷間を
紅潮させながら荒々しく息を吐き続けた。
「はああああん!はああああっ!あああっ!もっと!もっと!もっと!」
「よろしい!君の性欲を満足させられるのなら喜んでやろう!」
ジョンはリーの美しく白い肌をした背中を両手で優しく押した。
リーはベッドの上に両掌と両膝を付いて、四つん這いになった。
間も無くしてジョンは自らの腰を目にも
止まらぬ速さで前後に大胆に振った。
同時にリーの大きな形の整った両乳房は
前後に目にも止まらぬ速さで大胆に揺れ続けた。
続けて彼女は両頬を紅潮させ、茶色の瞳をぱっちりと大きく見開いた。
そして口を大きく開き、荒々しく息を吐き、甲高い喘ぎ声を上げ続けた。
「あああっ!ああああっ!あああっ!あああっ!ああああっ!」
間も無くしてジョンは性的興奮がより強く、
激しく高まって行くのを感じ続けた。
そして荒々しく息を吐き、思わず獣に吠える様な太い喘ぎ声を上げ続けた。
「うっ!ぐあああああっ!ぐああああああっ!
ぐうおおおおっ!ぐああああっ!」
リーも徐々により強く、激しく性的興奮が高まって行くのを感じ続けた。
「ああああっ!あああああっ!ああああああっ!あああああああっ!
ああああああああっ!あああああああああっ!
ああああああああっ!はあん!あっ!」
やがてジョンとリーは性的興奮が絶頂に達した。
同時にリーは自分の膣の中に大量の暑い液体が注入されるのを感じ続けた。
リーはハアハア息を吐き続けながらも額の汗を右手の甲で拭った。
「なんだか……いつもよりも激しいセックスね。
でも?妊娠したらどうしよう……」
ジョンはハアハア息を吐きつつも
先程の激しいセックスで疲れ切ったリーの表情を見た。
「大丈夫さ!我々秘密組織ファミリーに任せてくれ!なんとかしよう!
さて今夜もまた毎度おなじみの僕のベッドでいつでも寝ていいよ!
君は疲れているだろうからね!ゆっくり休むといい!
朝になったら何時も通り!何食わぬ顔で夫のライザーの家に帰ればいい!」
「分ったわ。ああ……疲れた……やっぱりあなたのセックスは最高ね!」
リーは疲れ切った表情に加えて笑顔の表情を浮かべ、
元気良くそう返事をした。
 
それから11年後の『R型暴走事件』の舞台の
アークレイの森の呪われた洋館に戻る。
洋館内の大ホールの中で烈花の話を聞いた
ゾイは流石に戸惑いの表情を見せていた。
そしてゾイが何か言い掛け時、
不意にクエントの無線機から何度も連絡音が聞えた。
クエントは懐から無線機を取り出し、直ぐに無線に出た。
「はい!こちらジャッカス!」
「こちら!スティーブン!実はバーミリオンにライザー氏の
奥さんのリー氏の背後関係を洗って貰ったらこんな事実が判明した。」
「一体?何の事実でしょう?」
「彼の奥さんのリー・マーラは
例のプラントE44の植物細胞を移植する手術。
そしてAI(人工知能)を脳と卵巣に
移植する2つの手術を受ける11年前から
秘密組織ファミリーの長ジョン・C・シモンズと不倫関係にあったようだ。
今!証拠の写真を送るからBSAAのスマートフォンを見たまえ!」
「はい……分り……ました……」
クエントはBSAAのスマートフォンを取り出した。
しばらくして画面上のアイコンをタップしてメールを開いた。
メールには一件の着信があったのでクエントは半信半疑でメールを開いた。
そしてメールボックスに送られた写真を確認した。
「あらま。お子様の教育にはよろしくありませんね。」
クエントはついフフッと吹き出してしまった。
烈花もゾイも急にクエントが笑い出したので
気になり横から写真画像を覗きこんだ。
写真画像にはジョン・C・シモンズとリー・マーラが抱き合い、
激しくセックスをしている様子がスマートフォンの画面に表示されていた。
烈花とゾイは驚きの余り、呆然となった。
「それから!」と無線からスティーブンの声が聞えて来たので
クエントは思わず「うわっ!」と声を上げ、慌てて無線を耳に付けた。
「彼女は11年前からジョンと不倫していたようだね!
そして今回のジョンがBSAAに流した情報の一部もリーが
11年前にセックスと引き換えに横流ししていた事も分った。
つまり、政治とカネ、フランシスに関係する
大筋の情報も彼女が手に入れたようだ。
それと彼女とジョンの間に隠し子がいる事とも判明した。」
「はっ?ええっ!」とクエントはまた驚き、大声を上げた。
「男の子の様でね。名前はマーティンだ!
現在は彼の忠実なメイドのメアリー・ウィスリー
が母親代わりに密かに育てているようだ。
もちろんHCFにも!フランシスにも
この隠し子の話は一切、伝わっていない。
勿論、最近、亡くなった夫のライザー氏にも
HCF上層部にもフランシスにもね。
ちなみに母親のリー・マーラはまだ
HCFの産業スパイの仕事も熱心に取り組んでいる。
また11年前に御月製薬を潰して置きたい
ジョン・C・シモンズに頼まれてね。
HCFで働く同僚のエイダ・ウォンと協力し、御月製薬の違法の
人体実験にされていたラッキーキャンディと言う名前の
少女を救い出し、適切な治療を施したのも彼女だよ!
一方で現在もフランシスと連絡を取り続けている。
いずれHCFの上層部の誰か、あるいはフランシスに
隠し子の存在がバレたら大変な事になるだろう!
だからこの不倫や隠し子の件は一切、外部に口外してはいけないよ!
万が一、HCFの上層部や末端の構成員の誰か。
あるいはフランシスに追及されても必ず黙秘を貫く様に。いいね!」
「分りました!彼女には逃げられましたが………」
「そうですか?それじゃ!不倫と隠し子に
関する証拠は全てこちらで残念だが隠滅する。
あと、君は先程送信したスマートフォン
不倫現場の証拠写真を必ず削除するように。
それが終わったら今後もこの話には一切触れない事にするよ!
さて!君達には今後も引き続き!
洋館内を捜索し『R型』の暴走を食い止め、
外部にT-エリクサーが漏洩し、再びバイオハザード(生物災害)
が起きるのを阻止して貰いたい!あと反メディア団体ケリヴァーの
リーダーの若村も逮捕するよう全力を注いで欲しい!以上だよ!」
「分りました!証拠写真は破棄します!」
クエントはスティーブンと連絡を取った後、無線のスイッチを切った。
そしてスマートフォンの新着メールを削除した後、無線機と共に
BSAAの服の内側のポケットにしまった。
「まさか、メアリーと真理が言っていた知人の子って……まさか?
ううっ!いや!私は!色恋は関係ない!
何故なら!私は人間の幸せを捨てたのだから……
だから……大丈夫!大丈夫!」
ゾイはクエントから見せられた例のジョンとリーの不倫写真を見て
平常心を装いつつもやはりショックだったのか?大きく溜め息をついた。
しかし直ぐに気を取り直した。
「クエントと烈花!私はもう少しこの洋館を調べて見る!
私は最後まであんた達の味方だ!絶対に裏切ったりしない!
少なくともジョン様もあのマーティンって子の気持ちも決して!」
ゾイの力強い言葉に烈花とクエントは
「ありがとう」と口を揃えてお礼を述べた。
それも安心した表情で。
 
(第17章に続く)