(第9章)闘争心!

こんにちは職場帰りの畑内です。
ゴジラ自作小説を載せます。

(第9章)闘争心!

地球防衛軍の臨時オペレーションルームでジェレルが
ゴジラ!!真鶴を進撃中です!!」
と新・轟天号に報告をした。
新・轟天号内ではゴードン大佐が
「OKジェレル!!轟天号プロトンミサイル発射!!」
フランスやアメリカ、中国から出撃した
地球防衛軍の戦艦はそれぞれのメーサー光線を一斉にゴジラに向かって発射した
が、まったく効果が無く、逆に放射熱線で次々と返り討ちにあった。
フランスの地球防衛軍から出撃した戦艦エクレールアメリカから出撃したラン
ブリング、中国から出撃した火竜はプロトンミサイルを一斉に発射した。しかし
たちまちゴジラに放射熱線で撃ち落とされた。
轟天号が冷凍メーサーで攻撃すると、ゴジラはすかさず放射熱線で反撃した。
轟天号は素早くかわした。そして冷凍砲で再び攻撃を続けた。
ゴジラはジャンプして轟天号を踏みつけようとしたが、これは簡単にかわされ、
代わりにマンションを踏みつけて着地した。
ゴードン大佐は
「オールウェポン発射!!」
と号令をかけた。
轟天号からは小型プラズマメ―サービーム砲、ドリルの先からレーザー光線と冷
凍メーサーが交互に放たれ、プロトンミサイルや小型のプラズマメーサービーム
も円を描きながら一斉に放たれた。
ゴードン大佐は
「奴の胸のかさぶたを狙え」
と冷静に周りのミュータント達に命令をした。
それから轟天号ゴジラのイランの戦いで負った胸の傷口に全ての攻撃を集中させた。
其の集中砲火を食らい、とうとう怒ったゴジラは、
普通の放射熱線をはるかに上回り、大気圏まで到達するほどの強力なハ
イパースパイラル熱線を放った。
轟天号は危うくかわしたものの、右の一部が破壊された。
尾崎が
「機体の40%のシステムがダウンしました!!」
覇王が
「やるねぇ……」
とつぶやいた。覇王の胸には恐ろしい闘争心が湧いていた。
ゴジラは次々と放射熱線を放った。放射熱線が機体の右、左、上をかすめて行っ
た。
尾崎が
「もう限界です!」
覇王は「クソ!!」と言うと立ち上がった。
ゴードン大佐が
「どこへ行く?!」と聞くと
覇王は
「ドックファイターへ!!」
と答えた。
ゴードン大佐は
「だめだ!!」
と同時に言った。
轟天号の副艦長の室井少佐は
「何を言っているんだ??君は??」
と大声で言った。
しかし覇王は
「このままやられっぱなしは御免ですね……」
と言い返すと、さっさと扉を開けて下部のドックファイターの格納庫に向かおう
とした。
すると尾崎が立ち上がり
「やめろ!!勝手な行動は許さない!!」
と扉に立ちふさがった。
覇王は「どけ!!」
と大声で言うと尾崎を跳ね飛ばそうとした。
しかし尾崎は必死に「あいつの様に失いたくないんだ!!」
その2人を見かねた室井少佐も立ち上がり
「駄目だ!!危険過ぎる!!よく落ち着いて考えろ!!」
と大声で言って彼の行動を思いとどまらせようとした。
するとゴードン大佐は
「行け!!ただし無茶はするな!!」
尾崎は「しかし……それはいくら何でも無茶です!!」
ゴードン大佐は「気持ちは分かる……」
すると室井少佐は「でも!!相手はゴジラですよ!!」
と大声で言った。
しかし覇王は少し笑いながら
「大丈夫さ!!俺はそう簡単には死ねない男なんでね!!
それにゴジラを倒したくてたまらない!!」
と言って、覇王を止めようとする2人を振り切り、
戦闘機のドックファイターに乗り出撃した。

(第10章に続く)