牙狼GARO(第2話)陰我~(第4話)晩餐までの感想

今回は牙狼GAROの(第2話)陰我~(第4話)晩餐までの感想を書きます。

まずは(第2話)陰我の感想から

今回のホラーは「ITバブル景気」と言って他の人達から金を巻き上げる詐欺師の九条あずさの
旺盛な金欲に惹かれてゴミ置き場の鎖のオブジェをゲートに憑依して拷問器具のような姿と
両目や両腕、口から先が鋭い鎖を自在に吐き出して金を餌にして人を釣って食らう
イシュ-ターブです。

とにかくアクションが凄いです。
更に九条あずさ=イシュターブを演じる藤井かほりさんは
悪役としても真剣に演技されていてカッコ良かったです。
ただ第1話の谷川太輔を演じる峰岸轍さんの場合は若干バレバレに演技をしていたところが
笑えましたが・・・
特にお気に入りなシーンは駐車場まで九条あずさを追い詰めて
カオルから騙して奪った金を見て、
九条が「雀の涙ね・・」とつぶやいて
その後、鋼牙が「その雀の涙を返してもらおうと思ってな・・」
と言って
それで九条がその「これっぽっちの金・・返して欲しかったら返してやるわよ・・」
とかなり嫌そうにそのカオルの札束をバラッと投げて
1000万円札を思いきり踏みつける。
それを見た鋼牙が剣を九条の喉元に付きつけて「言いたい事はそれだけか」
と言うのが良かった。
他にもお気に入りのシーンはCG使ってイシュターブが車を投げつけるシーンで
飛んできた車を真っ二つにするシーンもかなり良かったです。
とにかく見たことが無い映像でした。
とにかくカッコ良くてついついハマッてしまいます。

あっ・・そう言えば・・・
とてもかわいそうなホラーの犠牲者が一人いました(苦笑)
その人は九条と付き合っていて別れて
さらに九条に詐欺でお金を騙し取られた挙句
金返せと迫まるが・・九条のバックで腹を殴られ
更にちょうど九条がイシュターブに憑依されて真っ先に最初の犠牲者に食われる
余りにも散々でかわいそうですね・・・

冥福を祈ります。

(第3話)時計

次の3匹目のホラーは人間ではなく死刑執行の時間を計っていた懐中時計に憑依して
拾わせたい人間の好きな色や形の時計に擬態してそれを拾わせて身に付けさせるとその拾った人間の
体内に入りこんでその人の身体を操ったり、内部から白い砂状の食いカスを残して
捕食する。
モラックスです。

こいつは厄介な奴で女子高生やおばさんを操って
鋼牙の追跡をかわしますのでなかなか捕まらないし更に
その操っている人を盾にしているんでうかつに攻撃できません。
そしてとうとうモラックスはカオルを体内である時計台に人質に取って鋼牙を待ち受けます。
様々な方向から斧やノコギリで攻撃するのがCGで良く書けていました。
お気に入りのシーンはモラックスが「血に染まり者だ・・
どうせ死ぬ運命なのだから食ってもいいだろう」と言いますが
鋼牙は「例え生きる時間がごくわずかでもその時間を最後まで生きる権利がある・・」
と言います。時間の大切さが良く分かる名シーンです。
そして「貴様にその女は渡さない・・」と言う台詞がまさに歴代の特撮ヒーロの中でも
一番カッコ良かったです。
後は相棒の魔導輪のしゃべるザルバにカオルがデコピンをして「イテッ」と言うシーンや
鋼牙がカオルを抱えて助けた後に目が覚めて「ちょっと離しなさいよ」と言って素直に
「ドサッ」と離して(と言うか落した)カオルが「ちょっとの何で離すの」と
自分が「離して」と言ったくせに言いますが・・・
鋼牙が「いちいちうるさい女だな・・」と言う台詞が笑えた。
なんと言うかまだ鋼牙とカオルの関係がギクシャクしていますね・・・(爆)
それで没収したカオルの時計を返して「時間は大切にしろよ・・」と言う台詞が意味深げでした。

(第4話)晩餐

この第4話は僕が一番好きな話です。
4匹目のホラーは人体実験に使われたメスをゲートに立神に憑依して
助かる可能性が1%以下の心臓病の手術を助手も付けずたった一人で直して
命が助かって喜びに満ちた人間を頭から出る触手の先のメスやハサミ。ピンセット等で
バラバラに切り刻んで食らうまさに天国から地獄に落とされるような感じです。
更に鋼牙やユニオン(協会)番犬所の三神官を欺く程頭が良く
結界を張る事で自分の存在を消した。
パズズです。

とにかく立神=パズズの残忍で狂気な悪役を熱演された。
加勢大周さんは見事です。
もう悪役としての台詞がカッコ良すぎて痺れましたね
更に「私に食われた患者は幸せだ」とうそぶいて
それで鋼牙がい怒りを爆発させて
魔道火という火を鎧にまとって
パズズを両断するシーンはとてもかっこいいです。
他にもアパートを追い出されてカオルの手料理を食べて
食中毒を起こして病院に入院したりするシーンをさりげなく入れたのもよかったし
他の医者と看護婦の伏兵も良かったんですが・・・
ただ惜しかったシーンが・・一つあります。

最初のシーンでいきなり患者がパズズに食われるシーンで
2人の看護婦(ホラーに憑依されている)パズズが残した残り物を食うときに
ナプキンを首に付けたまでは上品で良かったが・・
そこで手掴みではなく・・それを乗せる皿とかフオークやナイフで食べて欲しかった・・・・
その方が上品で良かったのに・・・
「横山誠監督さんあともうひとひねり欲しかった・・」と言うのが心残りですが・・
でも牙狼GAROの中では一番面白かったです。
では♪♪