(第32楽章)七つの大罪曲・暴食の賛歌。

(第32楽章)七つの大罪曲・暴食の賛歌。
 
赤いセダンの姿をしたアレックスは自分に接近して来た
婦人警官が凛々しく強そうなアイルランドアメリカ人だと言う事に気づいた。
そのアイルランド系の婦人警官は金髪のウェーブにハリネズミに似た髪型。
ナイフに似た鋭い形をした前髪。キリッとした金色の細長い眉毛。
宝石のようにくりくりとした大きな茶色の美しい瞳。やや高く丸く可愛らしい鼻。
更にスライムのように柔らかいとても
大きな丸い両胸は婦人警官の制服に覆われていた。
とにかく体形はスレンダーで美しかった。
アレックスはそんな美女を目の前にして思わず喰らうのには惜しいと思ってしまった。
俺はあえてこの凛々しく強そうなアイルランド
アメリカ人の婦人警官だけは喰わない事に決めた。
俺はこの凛々しく強そうなアイルランドアメリカ人婦人警官
だけは生かして最後に交わる女の一人にしようと考えた。
もうこれ以上交わる必要ないが!この女でラストにする。
このアイルランドアメリカ人の婦人警官以外は一人残らず若くても!
中年でも男でも女でも!生きたまま全員!喰い尽くす!
婦人警官は両手で銃を構えつつも目の前に停車している赤いセダンをじっと見続けた。
アレックスは目の前のアイルランドアメリカ人婦人警官以外の他の婦人警官、
男性警官、SWAT(スワット)の隊員達の捕食を始めた。
アレックスは瞬時に赤いセダンの運転席、助手席、
後部座席の両側のドアを変形させた。
「えっ?これは?嘘だろ?まさか?悪魔なのか??」
訳が分からずアイルランドアメリカ人婦人警官はそうつぶやいた。
アレックスの赤いセダンの運転席、助手席、後部座席の両側の変形した
ドアはあっという間に無数のピンク色の太く長い円形の触手に変わった。
先端はひし形になっており、その周囲からは4対の蜘蛛の巨大な鋏角を
ガバッと開き、更に左右の間には鋭い牙が8対生えていた。
さらにひし型の中央には無数の細かい牙がびっしりと縦に2列に並んでいた。
そのピンク色の太く長い触手は空を切るようにアイルランド
アメリカ人の婦人警官の真横を通過した。
アイルランドアメリカ人の婦人警官の隣に立っていた
太った中年の男性警官男に向かって伸ばした。
続けて4対の蜘蛛の巨大な鋏角をさらに大きく開いた。
ガブッ!グチャアア!と何かを噛み砕く嫌な音が聞こえた。
同時に中年の男性警官は断末魔の悲鳴を上げた。
「ぐあああああああああっ!」
アレックスは4対の蜘蛛の巨大な鋏角と8対の鋭い牙と
無数の細長い牙で中年の男性警官の頭部に
噛みつくと太った巨体を軽々と宙へ持ち上げた。
同時に上下左右に乱暴に男性警官の太った巨体を振り回した挙句。
ゴクゴクと音を立てて男性警官の太った巨体は丸飲みにされ、
ピンク色の太く長い触手の中にあっと言う間に消えた。
そして世にも恐ろしい光景を目の当たりにしたSAWAT(スワット)
隊員や男性警官、婦人警官は恐怖の余り顔面蒼白になった。
アレックスは楽しそうに赤いセダンの運転席、助手席、後部座席の
両側のドアが変形した無数の太く長いピンク色の太く長い触手を
目にも止まらぬ速さで多数のSWAT(スワット)
部隊の隊員や男性警官や婦人警官に向かって一斉に伸ばした。
同時に現場にいたSWAT(スワット)隊員や男性警官,婦人警官は肝を潰して
一斉にそれぞれの手持ちの銃器類を両手で
構えて狂ったように引き金を引いて発砲した。
だが放たれた多量の弾丸は素早く伸びて来た多数のピンク色の太く長いの触手に
何発も直撃したが硬化した皮膚により全て跳弾し、何の役にも立たなかった。
そして素早く伸びてきた多数のピンク色の太く長い触手のひし形の先端の
4対の蜘蛛の巨大な鋏角と8対の鋭い牙と無数の鋭い牙で次々と
発砲して来た若い男性警官や若い婦人警官を丸飲みにしてどんどん捕食した。
他にもSWAT(スワット)隊員や男性警官は手持ちの銃器類で
赤いセダンの姿をしたアレックスに一斉射撃を行い、猛攻を加えた。
だが残念ながら赤いセダン本体の身体に直撃した多数の弾丸は
やはり全て弾き返され、火花を多数散らしても全くの無傷だった。
そして勝てぬと知るや否や完全に恐怖の余り、戦意を喪失した気弱な男性警官や
婦人警官は武器を捨てて全速力で走ってその場から一刻も早く逃げ出そうとした。
それだけ多数の婦人警官や男性警官は恐怖が極限にまで達していたのである。
ほとんどの婦人警官や男性警官達は
訳の分からない言葉を呟き、狂ったように絶叫した。
そしてあっと言う間に蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。
だがそれを執拗に赤いセダンのドアが変形した
ピンク色の長く太い触手が追いかけ回した。
俺は次々と婦人警官の形の整った大きな丸いお尻に噛みつき、
そのままバキッと腰の骨をへし折り、スレンダーな身体をくの字にした後、
そのまま丸飲みにしたり、男性警官の
両脚に噛みついてそのままコンクリートの道路を引きずり回して丸飲みにしたりした。
勿論、SWAAT(スワット)の男性や女性の隊員達も例外ではなく先端の
4対の蜘蛛の巨大な鋏角と8対の鋭い牙や無数の牙で全ての隊員らが
着ている分厚い防弾チョッキや特殊な服を容易に噛み砕いて咀嚼し、丸飲みにした。
更にピンク色の太く長い触手の内部で消化液によって生きたまま消化された為、
丸飲みにされた婦人警官や男性警官やSWAT(スワット)隊員は直ぐに絶命した。
やがて数時間後、ついにはSWAT(スワット)部隊の隊員も男性警官も
婦人警官も見境なく捕食され、その場には誰もいなくなった。
そう凛々しく強そうなアイルランドアメリカ人婦人警官ただ一人を除いて。
アイルランドアメリカ人の婦人警官はスレンダーな全身と
ピンク色の唇を激しく震わせた。
赤いセダンの姿をしたアレックスはまるで
酔っ払いの様に2対のピンク色の太く長い触手
をぶんぶんと滅茶苦茶に振り回し、大きな騒がしい音を立てて道路を封鎖していた
2台のSWAT(スワット)の装甲車を何度も執拗に破壊した。
アイルランドアメリカ人の婦人警官は凛々しく強そうな見た目にも
関わらず完全におびえ切った様子で道路に這いつくばって
匍匐前進でパトカーに辿り付いていた。
ぶらぶらとぶら下がったままの無線機を掴み、カプラン巡査に連絡を取ろうと試みた。
だが彼女の鼻を甘い匂いが刺激した。
アイルランドアメリカ人の婦人警官は何故かそんな場合じゃないのに。
そう頭の中で分かっていても何故か本能的に性的興奮に駆られるのを感じていた。
赤いセダンの姿をしたアレックスは自分の体から
特殊な甘い匂いを(フェロモン)を放っていた。
しかもどうやらこれは大量の人間を捕食すればする程、
大量に体から分泌されるようだ。
数分後、アイルランドアメリカ人の婦人警官は赤いセダンの姿をした
アレックスの目の前で衝動的に制服を全て脱ぎ捨てて全裸になった。
そしてただじっと榛色の瞳で赤いセダンの姿を
したアレックスを長い間、見つめ続けた。
俺はナンバープレートの下部からオレンジ色と灰色の混じった多数の触手を伸ばした。
続けてそれはお互い絡み合いドーナッツの形をした分厚い椅子を形成した。
全裸の凛々しく強そうなアイルランドアメリカ人の婦人警官はニッコリと笑った。
彼女は赤いセダンの姿をしたアレックスに真正面から向き合うようにド-ナッツの
形をした分厚い椅子の大きな窪んだ中央にプリプリの白い肌の丸いお尻を乗せた。
しかし不意に物音がしたので反射的に気を取られた。
よく見るとさっき無茶苦茶に破壊して右側の隅に避けておいた
装甲車の残骸の陰の草むらから一人の美女が現れた。
その一人の美女はニューヨーク市警では非常に珍しく日本人の婦人警官だった。
日本人の婦人警官はよく見るととても気に入った。
両首筋まで伸びたサラサラの黒みを帯びた茶髪。
キリッとした細長い茶色の眉毛。ピンとした多数の黒い細いまつ毛。
大きな丸い美しく低い鼻。美しいピンク色の唇をしていた。
しかも既にふっくらとした白い肌は徐々に紅潮して行った。
どうやら赤いセダンの姿をしたアレックスの全身から放たれた
甘い匂い(フェロモン)の影響によって性的興奮に駆られた。
やがてその日本人の婦人警官はとアイルランドアメリカ人と
同じく自らの意志で全ての制服を脱ぎ捨てて全裸になった。
やがて赤いセダンの姿をしたアレックスは自らの車体を左右に振った。
ナンバープレートの下部からオレンジ色と灰色の混じった多数の触手が
複雑に絡んで出来たドーナッツの形をした分厚い椅子のオレンジ色と
灰色の混じった一本の触手を伸ばした。「あっ!ふっ!」と婦人警官は小さく喘いだ。
直ぐに恍惚の笑みを浮かべた。やがて全身の力が抜け、尻もちをペタッと付いた。
婦人警官は茶色の瞳で自分の股間を見た。
やがて婦人警官は両頬と深い胸の谷間を紅潮させ、恥ずかしそうに笑った。
続けて婦人警官は噴水の様に溢れ出る性的快楽にどんどん溺れて行った。
それから口を大きく開け、荒々しくハアハアと
息を吐き続け、甲高い声で喘ぎつ続けた。
「ああん!ああん!あっ!あっ!あっ!あん!
あんっ!あんっ!あっ!あっ!ああん!」
同時に柔らかく大きな丸い両乳房はブルブルと前後に大きく揺れ続けていた。
間も無くして日本人の婦人警官の性的興奮が絶頂に達した。
 
同時刻。カプラン巡査とワン巡査が乗るパトカーの車内。
カプラン巡査は突如、無線機のスピーカーから響き渡った多数のハンドガンの
激しい銃音や狙撃手の一発の銃声、装甲車の機関銃の連続した銃音。
更にSWAT(スワット)部隊が持つH&KやMP5短機関銃
M16自動小型銃やアサルトライフル等の連続した銃声。
その激しい銃音の中、SWAT(スワット)隊員や男性警官や婦人警官の驚きと怒号。
更には甲高い断末魔の絶叫や太い断末魔の絶叫が次々と多数聞えてきて
カプランの耳の鼓膜が破れそうになり、思わず無線機を耳から離した。
まるで戦場と化した中、完全に混乱状態となり、必死に何があったのか?
声を掛け続けるカプランの声は誰の耳にも届かなかった。
カプランは現場で何が起こっているのか
分からず必死に口調で無線機に声を掛け続けた。
それも虚しく長い間、響いていたハンドガンの激しい銃音、
装甲車の機関銃の連続した銃音、SWAT(スワット)隊員が持つ短機関銃
H&KやMP5、M16自動小型銃等の激しい銃音は徐々に小さくなって行った。
それと同じくSWAT(スワット)隊員や婦人警官や男性警官の
驚きと怒号と断末魔の声は徐々に小さくなって行った。
ついには何も聞こえなくなり、しーんと不気味な程、静かになっていた。
それからカプラン巡査が持つ無線から聞こえてきたSWAT(スワット)隊員や
婦人警官や男性警官の驚きと怒号と断末魔の声が
聞こえなくなり、沈黙してから約1秒後。
カプラン巡査の持っている無線機から婦人警官の怯え切った声が聞こえて来た。
「みんな……殺された……先輩!先輩!助けて下さい!んっ?何?
凄く甘い匂いがする……なんか頭がぼーっとなって……」
やがて無線機の落ちる音がカプランの耳に届いた。
「おい!おい!応答してくれ!グレイズ巡査!どうなったんだ??」
やがてカプランが幾ら無線機で呼びかけても
グレイズ巡査や他の警官達の返事は無かった。
カプランは顔を真っ青にして無線機のスイッチを切り、元の位置に戻した。
ワンはカプランに「本当にさっきの銃声とグレイズ巡査は??」と尋ねた。
するとカプランは重々しく口を開いた。
「分かりません!何者かによって作戦行動中のSWAT(スワット)
隊員と婦人警官と男性警官が何者かと戦っていて。
グレイズ巡査を残して一人残らず虐殺されたようです。」
「おいおい!相手は赤いセダンだぞ!一台ではいくらなんでも!」
「ですが!現にたった一台の赤いセダンによって壊滅したんです!」
「分かった!すぐに現場に向かうぞ!きっとあの黒い車も行くはずだ!
もしかしたら?そこに赤いセダンもいるかも知れん!」
「分かりました!パニックの原因を究明する為に急ぎます!」
 
(第33楽章へ続く)