(第33楽章)七つの大罪曲・色欲の賛歌


(第33楽章)七つの大罪曲・色欲の賛歌
 
90分後。先に鋼牙とジルが乗っているBSAA車がワンの作戦で装甲車で
道路を封鎖して自分と赤いセダンを足止めして逮捕する筈だった道路に到着した。
「ぐっ!遅かったか!」
「ダメ!みんな!喰われて!・・・・・・・いや!あれを見て!」
ジルが赤いセダンを指さした。鋼牙とザルバも見た。
するとコンクリートの道路に仰向けに倒れている
全裸の日本人の婦人警官が目に入った。
続けて鋼牙とジルの目の前に全ての元凶の赤いセダンがいた。
しかも赤いセダンは四角いナンバープレートの下部から
オレンジ色と灰色の混じった多数の触手を伸ばしていた。
それはお互い複雑い絡み合い、ドーナッツの形をした分厚い椅子になっていた。
しかもドーナッツの形をした分厚い椅子には一時間前の惨劇であの日本人の
婦人警官と同じように生き延びていたアイルランドアメリカ人の婦人警官の
グレイズ巡査が鋼牙とジルに白い肌の背中を向けて座っていた。
グレイズ巡査は両頬と深い胸の谷間を紅潮させていた。
さらにハアハアと息を吐き、小さく喘ぎ続けていた。
鋼牙とジルが見る限り、どうやら全裸のようだ。
そして何度もビクンビクンと腰を前後に振り、スライムのように
柔らかいとても大きな丸い両乳房をプルンプルンと波打つように上下に揺らしていた。
「その女も離せ!」鋼牙は魔獣ホラー・バエルの
行為に取り乱す事無く冷静に言い放った。
更にジルも魔獣ホラー・バエルに命令口調で呼びかけた。
「女の人も離しなさい!母上にして寄る辺の女神!私の命令は絶対よ!従いなさい!」
「分かったよ!でも!待ってくれ!まだこっちの人間の女には用があるのさ!」
俺事、アレックス、バエルは四角いナンバープレートの下部から伸びた
オレンジ色と灰色の混じった多数の触手が複雑に絡んで出来たドーナッツの形を
した分厚い椅子をブルブルと上下に激しく痙攣させた。
同時にグレイズ巡査のスレンダーな身体と薄茶色の両乳輪にある淡い紅色の乳首を
ピンと屹立させたスライムのように柔らかいとても大きな丸い両乳房は
急にプルプルと上下に激しく波打ち変形しながら揺れ続けた。
やがてドーナッツの形をした分厚い椅子を
ブルブルと上下に激しく痙攣させるのを止めた。
それはまるで何かを促しているようにグレイズ巡査は感じた。
更に赤いセダンのボンネットの中央が十字に開いた。
続けて十字に開いた内部からまるで全裸のグレイズ巡査の正面の身体を
じっくりと眺めるように巨大なオレンジ色の眼球が出現した。
それはギョロギョロと上下左右に不気味に動き続けた。
グレイズ巡査はそんな巨大な丸いオレンジ色の眼球の視線を感じつつも
自ら望んでゆっくりと腰をグネグネとまるで蛇のように前後に揺らし続けた。
同時に薄茶色の両乳輪にある淡い紅色の乳首をピンと屹立させ、スライムのように
柔らかいとても大きな丸い両乳房は上下左右にゆっくりプルプルプルと揺れ続けた。
続けてグレイズ巡査は精一杯大きく口を開き、
荒々しく息を吐き、甲高い声で喘ぎ続けた。
「はああっ!あああっ!あああん!
ほおおおわあああっ!ああん!はああっ!ああん!」
グレイズ巡査は徐々に全身が暑くなるのを感じ続けた。
更に何度も突き上げられるような強い性的快楽を感じ続け、
すでに頭の中の思考は痺れて何も考えられなかった。
やがてドーナッツの形をした分厚い椅子の大きな窪みの上に
座っているグレイズ巡査の形の整ったとても大きな丸いお尻の美しく紅潮した皮膚に
2対のオレンジ色と灰色の混じった太い触手の先端の円形の吸盤で強く吸いついた。
「はああう!はああっ!はああっ!はん!あっ!
ああっ!バエル様!きてっ!きてっ!」
グレイズ巡査は自らの意志で徐々に腰を早く前後に振り続けた。
同時にスライムのように柔らかいとても大きな丸い両乳房を
徐々に早く上下左右に波打つように変形させ、プルプルと揺れ続けた。
「あああっ!はあああっ!なに?これはっ!はっ!きゃっ!ダメ!正気を失いそう!」
グレイズ巡査はどんどん早く激しく目にも止まらぬ速さで
腰を蛇のようにグネグネと揺らし続けた。
同時にスライムのように柔らかいとても大きな丸い両乳房もどんどん
早く激しく目にも止まらぬ速さでプルプルと上下左右に津波のように揺れ続けた。
グレイズ巡査は自らの身体を曲げて赤いセダンのボンネットの左右に両掌を付けた。
そして口を精一杯開けたまま更に激しく甲高い喘ぎ声と荒々しい息を吐き続けた。
彼女の大きな茶色の瞳は原始的な動物の本能でギラギラと激しく光を放っていた。
グレイズ巡査は性の喜びを感じ、静かに瞼を閉じた。口元を緩ませてフフッと笑った。
更に俺事、アレックスは赤いセダンの真っ赤なボンネットの中央に現れた
巨大なオレンジ色の眼球でグレイズ巡査の早く激しく目にも止まらぬ速さで上下左右に
激しく波打つように揺れ続けるスライムのように柔らかいとても大きな丸い両乳房と
薄茶色の両乳輪と淡い紅色の乳首と口元を緩ませてフフッと笑い、
両頬を紅潮させた恍惚とした表情のグレイズ巡査の顔をうっとりと眺め続けた。
キリッとした金色の細長い眉毛は既に額に皴を寄せた事で八の字に垂れていた。
また口からは唾液が白い肌の顎の下まで垂れていた。
彼女の全身からは大量の汗が流れ落ち、大量の汗は月光に反射してキラキラと光った。
「ああああううううっ!はあああああっ!
ああううっ!あっ!イクっ!イクッ!あっ!」
やがてグレイズ巡査は性的興奮が絶頂に達した。
続けて彼女はガクガクガクと一層激しく腰を前後に痙攣させた。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!あふっ!
はあふ!はぁっ!あうふっ!あふうっ!はぁっ!」
続けてグレイズ巡査は自らの胎内に暑い液体が大量に注入されるのを感じ続けた。
同時に細長い管状の短い寄生体がニュルリと自分の子宮に侵入されるのも感じ続けた。
魔獣ホラー・バエル事、アレックスは自らの暴食と色欲を満たした。
続けてアレックスは多数の触手が複雑に絡み合ったオレンジ
と灰色の混じったドーナッツの形をした分厚い椅子を崩した。
オレンジ色と灰色の混じった多数の触手を赤いセダンの下部の
四角いナンバープレートの下部にスルスルと戻した。
同時にドサッ!と言う音と共にグレイズ巡査は全身の肌をピンク色に染めた
身体を横向きにした状態のままうつ伏せに近い体勢で
僅かに冷えたアスファルトの道路に倒れた。
「離したぞ!二人共!連れてっていいぞ!」
「本当ね!」とジルは言うと慎重に魔獣ホラーバエルに近づいた。
鋼牙も歩き出しつつも「気おつけろ!」と親切に声をかけた。
「分かっているわ!」とジルは返事した。
ジルと鋼牙はバエルの目の前の30㎝の距離まで接近した。
ジルは倒れているグレイズ巡査をお姫様抱っこをして持ち上げた。
鋼牙も日本人の婦人警官をお姫様抱っこして持ち上げた。
ジルと鋼牙は日本人の婦人警官とグレイズ巡査を運び、
魔獣ホラー・バエルから遠ざけた。
続けてジルは優しくグレイズ巡査をそのまま仰向けに寝かせた。
そして自分のBSAAの服の上着を脱ぎ、全裸のグレイズ巡査の身体に被せた。
鋼牙も全裸の日本人の婦人警官をそのまま仰向けに寝かせた。
ジルはBSAAの車からもう一枚の着替え用のBSAAの服を取り出した。
続けて優しく全裸の日本人の婦人警官の身体に被せた。
「彼女達は生きているのか?」
「ええ、ちゃんと生きているわ!心臓も呼吸も動いているわ!」
心配そうな表情をしていた鋼牙がジルの右手を見ると確かに
グレイズ巡査と日本人の婦人警官の胸部は
上下に動いていて口からハアハアと息を吐き、
荒々しく呼吸しているのが見て取れた。
「でも!2人共!BSAA北米支部に連れて行った方がいいわ!」
「そうだな!奴はあの始祖ウィルスの源の賢者の石を持っている!
もしかしたら?不測の事態も考えられるだろう!」
その時、ようやく追いついたワンとカプランが乗ったパトカーが到着した。
ワン巡査とカプラン巡査はパトカーから降りた。
「おいおい!何があったんだ??」
「ああっ!これじゃ!化け物車め!」
ワンとカプランは目の前の惨状に次々と声を上げた。
道路を封鎖する筈だった3台の装甲車はもうすでに原形を留めていない程、
滅茶苦茶破壊されていて、一面に砕けた装甲車の破片やガラス片や
へし折れて転がっている機関銃があった。
更に道路一面に月光で照らされた銃器類の薬莢が足の踏み場もない程、転がっていた。
また短機関銃、H&K、MP15、M16自動機関銃が大量に落ちていた。
更にその脇には何者かと戦って殺されたと思われる(少なくとも初めて見た彼らには)
多数の婦人警官と男性警官、SWAT(スワット)隊員の制服や防弾チョッキ、
手袋や靴等が散乱していた。更に無茶苦茶に破壊された上に左右の道路の隅に
追いやられた装甲車の残骸の中央にまるで鋼牙とジル、
カプランとワンを待ち構えていたように停車していた。
しばらくしてカプランとワンは一斉に隣に立っている鋼牙とジルに問いただした。
「なんなんだ?あれは?」
「あれはなんですか?車や装甲車を破壊するなんて!」
「あれは最新の自立型BOW(生物兵器)です!
以前から犯罪組織があの最新の自立型
BOW(生物兵器)の研究開発を進めていました!
あれは本来は15歳の少年の姿をしています!その方が都市。
特に敵国の大都市や基地等の街中や基地内に紛れ込ませるのが容易です!
今回も兵器としての実戦データを集めさせる為に意図的に大都市に放ったんです!」
「コホン!だから一般人が勝てるような相手じゃない!」
鋼牙は咳払いしてすぐにジルの話に合わせた。
さらに二人の説明を裏付けるかのようにいきなり人間のように話し始めた。
「その通りだ!俺の名前はバエル!人型BOW(生物兵器)さ!」
「うおおおおおっ!車がしゃべったぞ!」
「そんな!バカな!」
ワンとカプランはいきなり赤いセダンがしゃべり始めたのでギョッとした。
どうやらバエルはジルと鋼牙の話に合わせてくれたらしい。
「ほ、ほほ、本当に、ああ、あんたが?」
と震えながらワン巡査は赤いセダンを指さした。
「フフフフッ!その通りさ!私には人間並みの高度な頭脳がある!」
赤いセダンの姿をしたアレックスは悪役らしく笑いながら答えた。
カプランは無言で目をぱちくりさせて赤いセダンを見ていた。
赤いセダンの姿をしたアレックスはキキキッ!と言う甲高い音を上げ、
またタイヤを激しく道路に擦らせてUターンした。
赤いセダンはワンとカプラン、鋼牙、ジルに背を向けた。
その時、ふとカプランの視界に仰向けに倒れてBSAAの服を
被せられて気絶しているグレイズ巡査と日本人の婦人警官の姿が目に入った。
そしてBSAAの服を被せられて気絶しているグレイズ巡査と
日本人の婦人警官の姿が目に入った瞬間、カプラン巡査は大声を上げた。
「グレイズ巡査!イコマ巡査!一体?何があったんだ!」
カプランは慌てふためいた様子でグレイス巡査とイコマ巡査の元に駆け付けた。
そして感情的になり、落ち着かない様子で
倒れているグレイス巡査の周囲を歩き回った。
やがて急に思いついたのか?ハンドガンをホルスターから引き抜いた。
カプラン巡査は両手でハンドガンを構え、赤いセダンに向かって銃口を向けた。
「おい!まてよ!この野郎!赤いセダンのBOW(生物兵器)」
「聞こえているぞ!ミリオン(おまわり)よおっ!」
「俺の大事な後輩達のグレイズ巡査とイコマ巡査に何をした!言え!何をしたんだ!」
「まて!落ち着け!カプラン巡査!無闇に発砲して刺激するな!」
激怒するカプランの様子に慌ててワン巡査は彼を止めた。
 
(第34楽章に続く)