(第23章)若村秀和の人類補完計画

(第23章)若村秀和の人類補完計画

 

第3の陛下と名乗る謎の存在が残したメモを読み終わったクリスと

ドラキュラ伯爵はのぴを連れて若村の研究所を通り、細長い洞穴を進んで行った。

その内に最初の若村の研究所奥のもう一つの長四角の研究所が見えた。

分厚いドアの上部には『第2研究所』とあった。

そしてクリスとのぴは協力して黙って左右に扉を開けた。

『第2研究所』の内部は広大な四角い部屋だった。

そこには医療器具や薬棚や怪しげなオカルトの儀式の本。

人類補完計画』に関係する資料や怪異の資料が多数机に散乱していた。

クリスとドラキュラ伯爵はさっそく研究資料やオカルト儀式や怪異関係の資料を

漁り始めたのでのぴも呆れて自分も何か若村の事を知る為に資料や本を調べてみた。

しかも周囲には多数の水槽が設置されていた。

さらに多数の水槽の中に全裸の多数の女性達が冷たい床にぺたりと座り込んでいた。

それを見たクリスは最近ニューヨーク市内で頻発していたあの衣服だけを残して

消えた多数の若い女性が失踪していた事を思い出した。

そう、さっきのニューヨークタイムズ紙の記事だ。

どうやら衣服だけを残して失踪した若い女性達のようだ。

しかも彼女達は11年間ここにずっと監禁されていたようだった。

恐らくE型特異菌の原種をあの村で手に入れたのは2020年の過去に

タイムスリップあるいは別次元に移動したのは間違いないだろう。

確か?御月製薬の不正事件があった事だったな。

裏でBOW(生物兵器)を製造していた。

勿論、すでに解決済みだ。

唯一闇堕ちしなかったBSAA北米支部のジル達によってな。

「どうやら元々はイリスのクローンの生産工場かあるいは実験場だな。」とクリス。

「どうやらそのようだ。」とドラキュラ伯爵はある場所を指さした。

「酷い・・・・なんで?こんな?どうして?人間はこんな事が出来るの?」

のぴは精神的に強いショックを受けてしばらく何もしゃべれなくなった。

水槽の中の多数の女性達はブニョブニョしたゼリーのような球体。

まるで昆虫の繭のような物体の中に閉じ込められていた。

しかも生物の中にいた。その生物の特徴は頭部が三角形で

2対の太い銀色の角が左右に長く生えており。

中央に細長い三角形の一本角が生えていた。そして口の無い三角形の顔。

さらに三角形の頭部にはオレンジ色に輝く球体状のサイクロプスのような単眼。

首の後ろには多数の真っ赤な棘らしきものが左右に見えた。

胸部は突き出るように丸く。緑色に輝く左右の眼に似た発光体があった。

しかも若い女性達が閉じ込められているのはあの青緑色に輝く繭だった。

残念ながら完全に融合しており、素手で助け出す事は不可能だった。

のぴは茫然と一番手前の得体の知れない繭の中にいる若い女性達を見た。

そして発見された被検者リスト(名簿)の順番から大体以下の通りである。

1番目の被験者・デニス・ラブ。2番目の被験者・メリッサ・ビアンズ。

3番目の被験者・レイアン。

4番目の被験者・ルービス。

5番目の被験者・根本はるみ

6番目の被験者・ダニエル・シー。

7番目の被験者・沢口桜。

8番目の被験者・田中萌歌。

9番目の被験者・キム・コンスタンス。

10番目の被験者・アレックス・ミーガン。

11番目の被験者・ケリー・ブライアン。

ロストナンバー12番目の被験者・(未完成の量産型イリスと共に逃亡。

向こう側(バイオの世界)に失踪中)」とあった。

読み終わったのぴは茫然と一番手前にいる得体の知れない

生物の繭の中にいる2人の若い女性を見た。

1人目は発見された被験者リスト(名簿)によると。

『デニス・ラブ』のようだった。

さらに顔写真もあった。

顔写真には胸元まで伸びたウェーブの金髪。

真っ直ぐ細長いキリッとした金色の眉毛。

ぱっちりとした茶色の瞳。丸っこい低い鼻。

ピンク色の唇。

ふっくらとした両頬に四角っぽい顔立ちをしていた。

そして彼女は嬉しそうに笑っていた。

どうやら彼女も他の11人の被験者の女性達も

得体の知れない生物の繭の中に閉じ込められている。

と言うよりは取り込まれているようだ。

デニスは繭の上に仰向けに寝転んでいた。

しかもぶよぶよの繭の両掌と両膝を付けて四つん這いになっていた。

続けて自分の膣の中にニュルリと硬い触手は再び挿入されるのを感じた。

同時に口を開けて息を吐き、小さく喘ぎ続けた。

「ああっ!ああっ!ううんっ!ああっ!ああっ!はあ!はあ!はあ!」

そして下へ垂れさがったウェーブをかけた長い金髪はユラユラと前後に揺れ続けた。

さらに「ふーつ」と息を吐いた。続けて「はあー」と短く喘いだ。

デニスは唇を噛み、小さくうなった。「んんっ!んんっ!んんっ!」と。

また得体の知れない未知の生物が触手を動かすとデニス「ああっ!」と声を上げた。

さらに首を曲げて唇を噛み、瞳を閉じた。「んんっ!」と唸りまた口を開けた。

そして「ああっ!」と喘いだ。額にしわを寄せて気持ちよさそうだった。

しばらくデニスは徐々に早く息を吐き、甲高い喘ぎ声を上げた。

同時に垂れ下がった張りのある掌サイズの

丸い両乳房はプルプルと前後左右に揺れ続けた。

さらに大きな白い肌のお尻も更に早く前後にプルプルと

皮膚の表面が波打ち揺れた。荒々しく息を吐き続けた。

「エクセレント!ああっ!はあああああっ!

はああっ!んやああっ!ううっ!ううっ!あっ!ほっ!はああっ!

んやああっ!んやああっ!ああっ!はああっ!」

やがてデニスと得体の知れない未知の生物は性的興奮が絶頂に達した。

同時にじゅるじゅると音を立てて体液か何かを大型ポンプの様に吸い上げていた。
続けて2人目の被験者の名前は『メリッサ・ビアンズ』と書かれていて顔写真は。

胸元まで伸びたサラサラの金髪。ややキリッとした細長い眉毛。

両耳に金色のピアスを付けていた。ぱっちりとした茶色の瞳。

やや丸っこい高い鼻とピンク色の唇。ふっくらとした両頬。

小麦色の肌に覆われた張りのある大きな丸い両乳房。

茶色の大きな乳輪と乳首があった。

ドラキュラ伯爵は思わず口を開けた。

そして静かに「美しい」と呟く声をのぴは聞いた。

ドラキュラ伯爵には自然に焼けた肌も体も何もかもが美しかった。

メリッサはぶよぶよする繭の床の上に仰向けに寝転んだ。

彼女は何故か自らの意志で両脚を開き左右の両膝を曲げた。

そして足の爪先をぶよぶよの天井に向けた。

続けて繭の下部からニュルリと硬い触手にずるりと膣の中に挿入した。

同時にメリッサは性的興奮を感じた。そして静かに息を吐いた。

「んんああっ!ああっ!はああっ!あっ!あっ!おおあっ!

ああっ!ううあっ!うああっ!あっ!」

彼女は小さなとても穏やかな声で喘ぎ続けた。

更に性的快楽が強くなるたびに口を尖らせて喘いだ。

「ううっ!ううっ!ううっ!」と。さらに波のように性的快楽が来た事で瞼を閉じた。

彼女は口を開けて「おおっ!」と小さく喘いだ。

また小さく息を吐き、しばらく喘ぎ続けた。

メリッサの張りのある小麦色に覆われた大きな丸い両乳房は

プルプルと前後左右に揺れ続けていた。

メリッサは右肘を曲げて両手で自分の金髪の左右の横に置いた。

そして両瞼を閉じたまま口を開けてより早く息を吐き、喘ぎ続けていた。

とても気持ちよさそうな表情をしていた。「はあはあ!あっ!はっ!あっ!」

静かに得体の知れない未知の生物とメリッサは性的興奮が絶頂に達した。

デニスと同様にじゅるじゅると音を立てて

大型ポンプの様に体液か何かを吸い上げていた。

3番目の被験者はレイアンと言う名前が

書かれているだけでこれ以降は顔写真は無かった。

レイアンは繭の中で四つん這いではなく立ったまま

腰を曲げて大きな丸いお尻を後ろに突き出していた。

そして鳥の様に広げられた両手は細長い触手と完全に融合して境目が

分からなかった。また両脚も膝の下まで

ぶよぶよの細胞片の糸が絡みついて融合していた。

彼女はまるで吊り下げられたかのようにそこから動かなかった。

レイアンは両肩まで伸びたウェーブの掛かった茶髪を上下に僅かに揺らし続けていた。

キリッとしたやや太く細長い眉毛はそのまま両瞼はしっかりと閉じれられていた。

彼女の表情もとても気持ち良さそうだった。

僅かに口を開け、白い前歯を見せては「はあはあ」と

口と高く丸い鼻から息を吐き続けていた。

さらに大きく垂れさがった張りのある丸い両乳房は

プルプルとゼリーのように揺れ続けた。

ピンク色の乳首は屹立していた。

彼女は小さく息を吐き、喘ぐ声を上げ続けた。

「あっ!あっ!あっ!あっ!はあっ!はあっ!はあっ!あっ!あっ!

やめないで!あっ!あっ!はっ!はっ!吸って!もっと!」

更に別の4番目の被験者のルービスと言う若い女性は。

まるで塔のように長い金髪を束ね、左右の両頬まで伸びた

やや太い金髪の2対の長い髪の毛は大きく前後に揺れ続けていた。

彼女はキリッとした黒い細長い眉毛をそのままに

白い肌の小さな丸い両乳房をプルプルと前後左右に揺らし続けていた。

ルービスは甲高く喘ぎ続けていた。

彼女は青い瞳をぱっちりと開けていたが。

さっき見たデニス、メリッサ、レイアンとは違ってルービスの瞳は虚ろだった。

「ああっ!ああっ!ああっ!ああっ!あっ!あああっ!

もっと私の遺伝子を吸って!吸ってよおおおっ!ああんっ!」

そしてようやくのぴとクリスとドラキュラ伯爵は11人の被験者である

彼女達の胎内から何を吸い上げているのかが理解できた。

どうやらその得体の知れない未知の生物に

自らの遺伝子情報を吸わせているようだった。

しかも繭から伸びた触手を11人の被験者である若い女性達に挿入して

膣からどんどん大量にドクドクと吸い上げて行っているようだった。

実際、5番目の被験者の根本はるみと言う名前の日本人女性は。

腰近くまで伸びたとても長い茶髪。キリッとした細長い眉毛。

光を失い何処か虚ろな茶色の瞳。

丸っこい低い鼻。

ピンク色の唇。

ふっくらとした両頬。

何よりも一番目を引くのがマシュマロの様に柔らかく

巨大なスイカのような103cm。つまりIカップの両乳房だった。

しかもブヨブヨの繭の壁の左右から伸びた2対の円筒形の触手の

吸盤で乳輪と乳首を全て1mも広がった状態で覆い尽くされていた。

彼女の両乳房は大きく張り、乳頭から体液をどんどん吸収して行った。

根本はるみは得体の知れない生物に乳首から体液を吸収される度に

長い気の遠くなるような乳首の興奮を覚えているらしく恍惚な表情で瞼を閉じていた。

更に大きく口を開けて荒々しく喘ぎ続けた。

「うわあああああっ!はああああっ!いいっ!もっと!

吸ってよ!ああぐううっ!あぐっ!ひっ!くう!」

根本はるみは両瞳を閉じたまま口を開けたまま首を左右に激しく振り続けていた。

両乳房と全身の電気の走るような性的快楽にビクンビクンと陸に打ち上げられた

魚のように上下に激しく痙攣し続けるように揺れ続けていた。

また下半身は既に無数の触手に白い肌も臍も全て覆い尽くされていた。

その証拠に肌の上を触手が血管のように蠢き、完全に融合していた。

また12人の被験者以外の女性達もほとんどが生体融合を果たしていた。

故に人間の女性の形をほとんど失っていた。

そしてまた別の場所から見つけた被験者に関する資料を

クリスとドラキュラ伯爵は改めて確認した。

「『E型特異菌型イリス。クローン・コピー種をベースに量産型の実験』

『E型特異菌型イリス量産型・イリスシリーズ被験者リスト・完成予定』

「1ルービス・現在遺伝子情報吸収・融合作業中。融合作業間も無く完了。一分後。

根本はるみ・現在遺伝子情報吸収・融合作業中。融合作業間も無く完了。一分後。

3レイアン・現在遺伝子情報吸収・融合作業中。融合作業間も無く完了。一分後。

4ダニエル・シー・遺伝子情報吸収完了・融合完了・完成体とする。量産型成功。

5沢口桜・遺伝子情報吸収完了・融合完了・完成体とする。量産型成功。

田中萌歌・遺伝子情報吸収完了・融合完了・完成体とする量産化成功。

完成体8体に21の秘跡の8本の儀式の槍の力を融合・成功。完全体とする。

そして他の2名がコア(核)となる。ようやく完成だ。とても苦労した。

やっと自分の努力が報われた。2025年1月4日。若村秀和。」

「あの邪神イリスの量産型?コア(核)とは?女性達はまさか?あれの一部に??」

「その通りだ。どうやらあれですでに量産は終えていた。

さてとこんなものを見たらツィフェミ共は発狂するだろうな。まともな人間でもな。」

 

(第24章に続く)