(第60章)自由と言う名の狂気とのぴの異変

(第60章)自由と言う名の狂気とのぴの異変

 

相手がどんな心の性であっても会話してコミュニケーションを取れる訳じゃない

公用の施設で男性で心が女性で人が入ったらみんな警戒して怖いでしょ?

しかも一部のジェンダー女性や男性達はそんな当たり前の指摘をすれば

『差別主義者』とよってたかって強い声で

立場の弱い純粋な真っ当な女性の意見を潰す。

しかも望まないのに無理やり謝罪させて言論弾圧する。

つまり性別とトランスジェンダー達は権力があれば弱い純粋な

女性達が権利と大声で法律で悪用される。

こうなれば自分の意見を強要して強いトランスジェンダーの男と女と

純粋な女性達が弱いから気に入らないからと言う理由で潰して

弱肉強食の世界の混沌(カオス)になるでしょう。

こんな法律どころか男女の区別を消してルールが無くなれば。

どうなるか?もはやかつての混沌(カオス)と同じになってしまう。

男子トイレではなくトランスジェンダー男性が純粋な女性を

レイプする為に女子トイレや浴室に平然と侵入して性被害が多発する。

逆にトランスジェンダー女性が純粋な男性を虐待して自殺に追い込む。

やりたい放題ね。あいつらは差別も区別も理解していないし。

『自由』と言うものがどれだけ恐ろしく暴力的で

自分勝手な物なのか何1つ分かっちゃいない。

自分はそんなルール無用の世界で生きていたから

肉体にも精神的にも身に沁みついて良く分かっている。

それがどれだけ恐ろしいか?

もう二度と『自由』なんて言葉は使いたくないし!

あんな混沌の世界に帰りたくない。

『自由』は人間の精神を狂わせるのよ。

みんなおかしくなるのよ。

きっとその内、トランスジェンダーは悪魔に成り下がるのよ。

もう悪魔王ルシファーと同じ。配下の堕天使も魔神も全て同じよ!

ルール無用の何でもありの世界。

悪魔の世界。もう。うんざりよね。

私は差別主義者だけど。

もういいの。それでいい。

そうすれば私は自由に縛れる事無く純粋な人間の女性として生きていられるから。

更についでに元六本木ヒルズの所有者に今はなり、大家の金持ちで貴族だったと言う。

東のミカド国出身のガストンと言う名前の青年の父親らしい男はいつものようにー。

私達が堕天使との子供を妊娠するや否や、くっそニコニコと嫌らしく

見える笑顔で「よくやった!」といつもいつもちゃんと褒めてくれた。

そして出産した子供を魔王ルシファー様と私達人間を裏切った

魔神ナナシ様にたくさん献上して生活用のお金を月100円から

10000円もっと稼ぎが良ければ1000万円の人もいたっけ?

あと大家にも大金がある程度入っている。

これでどうにかこうにか食い繋いで迷う人々を助けて

なんとか弱い立場の私達少女や女性達は生き残り。

お互い助け合い、頑張り合って何とか食い繋いだ。

しかしそれは私の望む生き方じゃなかった。

天国も地獄にも行けなさそうなあんな生き方も生きる事さえも

辛すぎて世界も悪魔も人間も全てが嫌だった。

私は魔神ナナシの御妃(おきさき)になって

元人間から神殺しとして生きた幼馴染と暮らしていた。

私はごく普通の少女にも関わらずルシファーの宮殿の『ルシファーパレス』に

移って5年間も暮らしていたけどお互いの夫婦仲は最初から冷めていて。

夫の魔神ナナシはもうただの人間じゃなかった。

彼は悪魔そのものだ。

私は毎日,魔神ナナシを求めてセックスを繰り返して彼の子供を

たくさん出産してデビルテルドレンをこれまで以上に沢山作ってみたけど。

結局人間らしいあの頃のナナシには戻らなかった。

私達の間に人間らしい感情も愛も存在せずただ

お互い身体だけをひたすら求め合って色々な体位でセックスを試してみても。

彼と私の人間と悪魔の(ここで言う所のマリアナ海溝?)

よりも遥かに深い溝は埋まらなかった。

だから私はあのエイリスと言うメシアの涙と呼ばれていた

時空を操る魔獣ホラーの力を借りてあの世界から逃げ出した。

今は人間らしい平和で安定した暮らしが出来ているからそれでいい。

「もう私は。あいつや魔神ナナシが進める『神殺し量産計画』とはもう関係ないし。

あの資料も要らないからギルマン・マーシュに渡しちゃったからもう手元にはない。

だから私は計画の外にいるの。」と呟きつつも彼女は頭を両手で抱えた。

更に彼女はまだしばらく苦悩し続けた。

「もう、私はいいのよ。関係ない。関係ないのよ」

アサヒナ所長はまるで呪文のようにひたすら呟き続けた。

それでも魔神ナナシから直接聞いた計画の話はどうしても消え去る事は無かった。

彼の言葉は未だに彼女の精神を束縛していた。ギルマン・マーシュに資料を渡した。

頭のイカれた変態の東京の元人外ハンターの医者で科学者だった

変な人間の夫婦が創造した新しい悪魔の『堕天使テンタクルズ』

の説明とあとは堕天使テンタクルズ由来のデモニックジーン(悪魔遺伝子)

のサンプルも全てギルマンに渡してやった。

そして数日後。ギルマンは私に『死神ツイスデッドリーパー』の交尾の様子を

捉えた監視カメラの映像を見せられた後に自分の間違いを後で後悔してしまった。

そう、この『死神ツイスデッドリーパー』の交尾の方法やその様子は

とある場所の実験で20代の若いOLの成人女性との生殖行動のパターンと

並行世界(パラレルワールド)の混沌(カオス)の世界

真・女神転生Ⅳfinalのカオスルート)ではまだ15歳の少女だった頃から

大人になって私がいた悪魔達や異教の神々が支配する

『強い者だけが望むだけ変えられる世界』で何度も接触経験のある

『堕天使テンタクルズ』の生殖行動のパターンと完全に一致していた。

この事実に彼女は衝撃を受けた。

つまり『堕天使テンタクルズ』のデモニックジーン(悪魔遺伝子)を

『死神ツイスデッドリーパー』に近い方法かあるいは科学的な遺伝子操作で

強引に組み込まれて『堕天使テンタクルズ』の生殖能力を手に入れた。

そうなったのは全て私のせいなのね?もう考えたくない。

アサヒナ所長はそのまま自室の白いふかふかのベッドの上にうつぶせに寝転がり。

白いふかふかの枕の上に顔うずめてシクシクと泣いた。

それから唯一心を許して自分を助けてくれた

冴島カオルに電話して話をしようか考えた。

が自分の隠し事は言える筈が無く結局止めた。

そしていつまでも誰にも相談せずに独りで全てを抱え込んでいた。

 

こちら側(バイオ)の世界の現実(リアル)の別の場所での出来事。

チェルシー私立聖ラグクラフト中学高等学校』。

学校内ではガヤガヤと中学生の男子と高校生の女子。

または中学生の女子と高校生の男子が休み時間に思い思いの遊びや友達

との今日の話題の話やスマートフォンツィッター

ラインの交換やメールやツィッターのやり取りに興じていたり。

校外のグラウンドで女子高生と男子高生のグループと女子中学生と

男子高生それぞれの小さなグループの中でバスケットボールや

ドッジボールをして遊んでいた。それから男子高生と女子高生。

男子中学生も女子も何も知らずに『ダゴン密教団』に監視されている

事実も全く知らなかった。そして着々と『ダゴン密教団』の

死神計画の被検者として実験が進んでいた。当然、何10人もの

女子高生と女子中学生の未成年の少女達が被検者として実験が進みつつあった。

それから別の高校生の女子のブリーやアヴィゲイルと近所の友達で

ツィッター仲間だった女子高生がいた。名前はダニエルである。

彼女はトイレで用を足した後に個室のドアを開けて入り口に向かって歩いた。

しかし突然、3個となりの個室のドアが勝手に開いた。

続けて個室のドアから真っ白な触手が

1本だけ伸びていて彼女の胴体に2重に巻き付いた。

更に彼女を個室へと引きずり込み、ドアがバタンとしまった。

彼女は両脚を左右に広げて膝を曲げてM字型になり、便器の上に座り込んでしまった。

彼女のふっくらとした両頬が紅潮し、衣服もいつの間にか消失していた。

更に張りのある大きなメロンサイズの丸い両乳房はプルップルッと

上下左右にマシュマロのように大きく大きく上下左右に揺らし続けた。

そして口を右手で押さえたままぐぐもった声で喘ぎ続けた。

更にダニエルズはキリッとしたやや太く長い眉毛をハの字にした。

彼女は両脚をM字型に広げたまま丸っこい低い鼻をヒクヒクと動かした。

驚きで青い美しい宝石のような瞳を見開き、額にしわを寄せていた。

更に彼女の白い肌の両耳の小さな銀色の玉のイヤリングと

左右に細長く伸びる2対の金髪の前髪を上下左右に

僅かにファサ!ファサ!と揺らし続けた。

間も無くしてダニエルは自らの膣に大量の精子が流れ込むのを感じ続けた。

同時にトイレの個室にいた筈のダニエルの姿は影も形も無くなっていた。

数時間後に学校に彼女の両親が『娘が学校から帰ってこない』と連絡した。

しかし学校側の回答を不審に思った両親はニューヨーク市警に失踪届けを出した。

直ぐに学校周辺や学校内をニューヨーク市警の担当のクラーク刑事は

数人の捜査官と共に現在発生中のこの『チェルシー私立聖ラグクラフト中学高等学校』

の周辺、または学校内で発生している未成年の女子高生と女子中学生の

連続失踪事件の捜査が始まった。直後に『ダゴン密教団』の息のかかった

(と言うより資金から何まで完全に癒着していた。)

教育委員会や校長等や他の資金団体や弁護士団体の圧力によって

(他にも『不正会計も事件性も最初から無かった』と学校の

ホームページ上で声明を発表したり。多くの公金(市民の税金)が

どこへ行ったのか分からないような

杜撰(ずさん)な領収書の発行や文章ミスに。

挙句の果てには『自分達は何も悪い事をしていないと堂々と勝利宣言』をしてしまう。

これらにより更に無理矢理、この未成年の女子中学生と

女子高生の失踪事件も不正会計疑惑の捜査も打ち切りとなった。

当然、クラーク刑事は反発した。

しかし結局は強烈な圧力により。今まで捜査で手に入れた

あらゆる失踪の痕跡とツイートに残されていた全ての動画や

写真のデータも削除され、失踪事件の全て証拠は完全に揉み消されてしまい。

同時に警察幹部や上司の圧力により捜査は打ち切りとなってしまった。  

故に公式の表で捜査が再開される事は二度となかった。

この騒動の顛末はある意味であのNPO団体コラボ問題の事件とよく似ていたのだった。

 

『静かなる丘・サイレントヒル』の一連の超常現象から更に3日経った頃。

ニューヨーク市内のチェルシー地区。午後10時30分頃。

『おこさまぷれーと』の緑担当の『のぴ』はどうしようも無い表情で

アサヒナ探偵事務所の周囲をウロウロしていた。

彼女は地味な茶色の服とフードを頭からしっかりと被り、顔をしたに向けていた。

そしてなるべく周囲に見られないようにした。

彼女は秘密組織ファミリーの調査を終えて何故か大人しく解放されていた。

そして普通なら『おこさまぷれーと』のゆいにゃ。ちゃき。りあら。

しゅがと合流して引き続き、動画撮影を行う筈が3日前から

彼女の肉体にある変化が起こり、人間としての肉体機能の一部が停止してしまい。

人間の常識の物理的法則から外れた存在になっていた。

つまり一番危険な状態である。

『宇宙の賢者の石』の力は全身の細胞を活性化させていた。

それゆえに自分の意志でうまく制御できなかった。

そして自ら力が暴走するのを恐れて仲間の『おこさまぷれーと』と距離を取っていた。

また『宇宙の賢者の石』の力の活性化の副反応により。

もはや人間としての性質も抑制されているらしく。

もはや食事も睡眠も必要なくなってしまったようだ。

だから眠くならないしお腹すらも鳴らない。

なんとか元の普通の人間に戻りたいけど方法が分からないから困っている。

どうすればいいのかもはや途方に暮れている。

また何故か私はスズキ・マルヨなる人物に追われていた。

数日前に暴走してあっと言う間に叩きのめして撃退した気がする。

彼は秘密組織ファミリーのメンバーで幹部らしいがよく知らない。

私は彼らを信用出来ないので転々と場所を移動して隠れている。

自分も訳の分からない未知の力は怖いけど。

少なくともあの怪しさ満点の仁藤夢乃氏に声をかけられたけど。

でもあいつらにも仁藤夢乃氏にも助けは絶対に求めない!!

結局は誰も信用出来ずに傷付けるのを恐れて隠れて彷徨っていた。

アサヒナ探偵事務所はタイムズスクエアーの交差点の隅にあった。

だから彼女は毎日、仲間達やアサヒナ所長やライアン。

その他の人間の出入りを小さな双眼鏡で観察していた。

更に出入りしているギルマン・マーシュも当然知っていた。

それからすぐにのぴは出来るだけ素顔が見えない様にフードをしっかりと被った。

とにかく今は暴走している『宇宙の賢者の石』の力を抑制しないと。

のぴは近くの薬局へ行くと所持しているドル札で何個か薬を少しだけ買った。

これを服用してもほんの少しだけ量を増やしてみたが駄目だった。

もはや普通に人間が使用する睡眠薬精神安定剤も全ての効果は

まるでなく全く活性化を抑えることなど不可能だった。

また時々、サイレンの音が聞こえていきなり周囲が

『静かなる丘・サイレントヒル』の血と錆の裏世界の変わって行く事があった。

またそこに迷い込んだ頭のおかしなツィフェミの悪魔のみたいな奴や

ヴィーガンの鬼女のような正体不明の悪魔や

沢山の正体不明の他の無尽蔵の悪魔達を全て片付けた後に。

またうウウウウウウッ!と言うサイレンと共に現実(リアル)の世界に戻って行った。

のぴは温かい毛布にくるまって眠ろうとしたが全く眠れなかった。

しかもいつまで経っても空腹にはならなかった。

のぴはうーんと起き上がり、ゆっくりと瞼を閉じた。

口を大きく開けたが欠伸は出なかった。

床の上には紫色に輝く氷の塊の大山があっちこっちに落ちていた。

倒した連中の骸だった。しかもお腹が空かないからせっかく電源を

繋ぎっぱなしにして冷蔵庫や冷凍庫を使えるようにして食料を

備蓄しておこうと思っていても結局無駄だった。

しかもここにそんな都合の良いものはないのでどの道、意味などなかった。

だからもうコンセントは抜いて食料は一切入れていない。

挙句にはトイレさえも今の私には必要ないらしい。

これはこれで深刻だと思っている。

それからのぴは無理矢理にでも眠ろうとそのまま毛布にくるまり猫のようになった。

しかし彼女は3日前の睡を最後にその次の日以降は全く眠れずにいたのだった。

 

(第61章に続く)