(第27章)生餌

(第27章)生餌
 
「あれ?もう切ったのか?所詮!アンブレラ社の残りカスの君も
人間の女か?案外怖がりだな!僕は生き餌しか食わないのに……」
ジョンは携帯を白い机の上に置いた。
続けてプールで泳いでいるアメリカ人女性を手招きした。
プールから上がり、ジョンの所まで来たアメリカ人女性は。
首筋まで伸びた美しい茶髪に髪の先端がピンと上向きに
カールしたのが特徴的で更に宝石の様な茶色の瞳に
両耳に銀のピアスを付けていた。
そして真っ赤な水着を着ていた。
「シャープ!今回の働きの報酬をやろう!
民主党多数党内幹事のフランシスと大統領、副大統領に
僕が提案した法案のサインの準備や手回しを手伝ってくれた!
早速だが!まずはおっぱいを見せてくれ!」
シャープは胸元の赤い水着のブラジャーの留め金を外した。
すると白い肌に覆われた大きな丸い両乳房が露わとなった。
「椅子に座りたまえ!さあー」
シャープは言われるがまま赤い水着のパンツを履いたまま
椅子に座っているジョンの腹の上にゆっくりと跨った。
次の瞬間、ジョンの茶色の瞳を爛々と水色に輝き始め、
獣の様に僅かに唸った。
「グルルルルッ!」
シャープは慌てず騒がず何故か涼しい顔をしていた。
「いつも野性的ね!素敵よ!」と余裕の笑みさえ浮かべた。
ジョンは水色の瞳を爛々と輝かせ、口を大きく開けた。
続けて口内からニュルッと節のあるピンク色の太い管を1本伸ばした。
そして節のあるピンク色の太い管の先端の細長い針を
シャープのマシュマロの様に柔らかく大きな
丸い右乳房のピンク色の乳首にプスリと突き刺した。
トクン!トクン!トクン!トクン!トクン!トクン!トクン!
間もなくしてシャープは自分の体内から
血液と体液が吸い出されて行くのを感じた。
同時にシャープは性的興奮も感じ続けていた。
シャープは全身が暑くなり、両頬と深い胸の谷間を紅潮させた。
彼女は茶色の瞳をうつろにし、だらしなく口を開けた。
そして荒々しく息を吐き、甲高い喘ぎ声を上げ続けた。
同時にまるで陸に打ち上げられた魚の様にビクン!ビクン!
ビクン!と頻繁に自らの腰を前後に何度も揺らした。
同時に彼女のマシュマロの様に柔らかく丸い両乳房も何度も
プルッ!プルッ!と上下に大きく揺れ続けた。
「ああっ!あああっ!ああっ!はっ!
ああっ!ああっ!あふっ!はあっ!あひっ!」
シャープは静かに目をつぶり、ピクッ!ピクッ!と首を左右に振った。
それはまるで音に反応する鳥の動きに似ていた。
シャープは額にしわを寄せ、気持ちよさそうに微笑んだ。
更にシャープはより一層早く自らの腰を前後に揺らし続けた。
さらに、マシュマロの様に柔らかく
丸い両乳房も上下に一層早く揺らし続けた。
「ああっ!ああっ!あああっ!はあああん!あああっ!ああっ!ああっ!」
シャープは荒々しい息と甲高い喘ぎ声を上げ続けた。
同時にシャープは徐々に全身に力が入らなくなった。
やがて意識ははっきりしているものの力が完全に抜け落ちた。
とうとうシャープはジョンの胸元にドサッと倒れ込んだ。
同時にジョンは首を軽く左右に振ると節のある
緑色の太い管はシュルシュルと口内にあっという間に引っ込んで行った。
続けてジョンは全身の力が抜けて胸元に倒れ込んで来た
シャープを自分が座っていた椅子に座らせた。
彼女はうつろな茶色の瞳でジョンの顔を見た。
「セックスよりも凄い!でもやっぱりセックスしたい!貴方と!」
「いや!それは困る!君もホワイトハウス
民主党下院議員として働く身だろ?」
それか食事を終えたジョンは忠実なメイドのメアリーに客室で
彼女をしばらく休憩させた後に自宅まで護衛付きで送るよう指示を出した。
ジョンはいったん大きな屋敷の自分の部屋に戻った。
黒いスーツと白いシャツと茶色のネクタイを付けて出かける準備をした。
「僕は出かける!先に入ったアナンタと最後の砦を崩しに行く!」
「かしこまりました!シャープさんは護衛付きで自宅へ送り届けます!」
いつものようにメアリーはそう返事した。
ジョンは地下の駐車場で黒い車に乗った。
それから黒い車を運転し、御月製薬北米支部へ向かった。
ジョンはハンドルを強く握った。
僕は選民思想の人間や神は大嫌いだ!
僕はどんな卑怯な手段もいとわないし!躊躇わない!
YHVA!あいつは僕を神の座から引きずり堕とし!
神から悪魔に変えて!何もかも奪いとった!
神から悪魔に貶められ!周りの人々から蔑まれた!
あの時の屈辱は一日たりとも忘れた事は無い!
僕はならず!YHVAを!全ての選民思想者を潰す!
必ず!この屈辱を晴らし!全ての宇宙と世界を懸けた
パワーゲームに勝利し!必ず復讐を果たす!
それから間も無くして車のフロントガラスから御月製薬北米支部
白い建物が見え始めるとジョンはニヤリと笑った。
まだBSAAの強制捜査は始まっていないらしく
BSAAの関係者及びマスコミ関係者もいなかった。
ジョンはBSAAの強制捜査が始まる前に黒い車を地下の駐車場に停めた。
しばらくジョンとは車の中でBSAAが強制捜査を始める時間まで待った。
間も無くして車のデジタル時計は御月製薬北米支部
強制捜査が始まる時間を伝えた。
ジョンは車を降りた。
こうして御月製薬北米支部強制捜査は始まった。
 
御月製薬北米支部の玄関前には大量の
BSAAの特殊車両車が停まり始めていた。
やがて特殊車両から対ホラー用の武器や
防具を武装した特殊部隊300部隊と
BSAA医療部隊2部隊が降りてきて御月製薬北米支部の周囲の
白い建物をグルリと囲い、厳重に警備した。
また玄関前には銀色の柵が設置され、玄関から柵の外側には
今回の御月製薬不正を知った新聞社やテレビ局のマスコミ達がまるで
生きた人間の生肉を狙うゾンビ軍団のようにぞろぞろ群がり、
BSAA関係者や御月製薬の幹部や社員達に執拗に取材を申し込んでいた。
突入部隊の鋼牙、烈花、クエント、ジルの4人は
『特ダネスクープ御月製薬の非道な人体実験の実態!』
と言う名の生きた生肉を求めて貪欲に
御月製薬の玄関前に群がるゾンビと化した
マスコミ軍団や御月製薬の幹部や社員がいない裏口のドアに立っていた。
「いよいよだな!」
「この先が例の極秘研究施設のハイブに通じる道だ!」
「貴方が最初に侵入したルートね!」
「そうだ!俺はここから入って……ハイブの見取り図を手に入れ、
中には入ってはいないが入口の分厚い扉は見つけた!」
烈花は小さなモニター画面に表示された
地下極秘研究所のハイブの見取り図を表示した。
「これが……ハイブ?」
「たまげたな。いつの間にこんなのを地下に?」
「分らないわ!もしかしたらアンブレラ社が
崩壊するかなり前から建造されたものかも?」
「まるでアシナガバチの巣の様ですね」
クエント、烈花、鋼牙、ジルは食い入るように
モニター画面に表示されている
極秘地下研究所ハイブの見取り図を見ていた。
ザルバの余りにも大規模な施設に驚くやら
呆れるやら複雑な表情を浮かべた。
この極秘研究所ハイブはおよそ
500名のスタッフ、技術者、科学者が働いていたと言う。
現在はBSAAによる業務停止命令により、全員、家へ帰っている。
しかし一人だけカオリ社長のみは自宅に帰っていないようだ。
この極秘研究所のハイブの何処かに
彼女がいるかも知れないとマツダ代表は見ていた。
烈花がモニター画面をタップした。
今自分達がいる入口の分厚い扉の先には長い階段があり、
その先には大小の様々な実験室があった。
更に地下へ続く道路の先には大きな標本室があり、
研究所の中枢には最高機密物保管庫があるようだ。
「大体こんな風に部屋があるんだ!」
烈花は最高機密物保管庫ともうひとつ生物兵器保管庫がある事を伝えた。
しかも奇妙なことにここだけ何故かコロシアムの形をしており、
一つだけコンテナが置かれているらしい。
「もしかしたらハンターEYはあそこに!」
「多分!そうね!」
「もしかしたら罠か?我々への挑戦でしょう!」
「そして肝心の最高機密の巨大な部屋に
幽閉されているって言う破壊の神は何処に?」
「最高機密保管庫よりも更に地下にもう一つだけ大きなコロシアムがある。
勿論セキュリティは厳重だと言う事が分かっているから……恐らく……」
烈花はハイブの最下層にあるコロシアムをトントン指で叩いた。
 
(第28章に続く)