(第65章)ネオプロメテウス

(第65章)ネオプロメテウス

 

秘密組織ファミリーと魔獣新生多神連合とは違う全く新しい

第3の勢力の組織ネオプロメテウスは表向きは古代生物研究所であるが。

裏では世間一般で知られていない闇の組織である

そのネオプロメテウスの地下研究所と本部はニューヨーク市内郊外の森の中に

それぞれ設置されていた。地下の広大なハイブに類似した超巨大なハチの巣構造の

研究所では日本の東京湾で発見された生カンブリア紀に生息していたと

思われる新種の微生物生命体や東シナ海で発見された生カンブリア紀

古代のぜん虫(ワーム)の生きた個体が厳重に保存されていた。

他にも『変異型賢者の石』の生体サンプルと言ったものが

沢山厳しいセキュリティの管理の元で保存されていた。

他にも生カンブリア紀の古代微小生命体が外気に触れて異常進化した

20cmのカブトガニに類似した古代生物。

また過去にアンブレラ社が開発したBOW(生物兵器)も飼育管理されていた。

ハンターα(アルファ)やリッカーやキメラ等である。

それらの怪物達もまた所属の研究員達や飼育達に世話されていた。

さらに別の地下フロアーでは緑川博士が電話で誰かと話していた。

その別の地下フロアーは巨大な天体観測場のような施設があり。

特殊な技術を用いて巨大な円形の分厚いレンズの窓付きの超巨大な望遠鏡から

『柳星張の宇宙』と『イリスオブジェクト』の観測して様々なデータを

不特定多数の研究員達は膨大なデータを拾得して分析して

スーパコンピューターに保存してと忙しなく動いていた。

またこの秘密地下研究所の『ハイブ』は数年前の御月製薬が保有していた

『ハイブ』の設計図を手に入れて物理的に穴を何年か何十年もかけて作らずに

済むように特殊なこちら側(バイオ)の世界とは違う異空間の地下に建設した。

故に楽をして僅か1年で完成している。

ついでに誰も発見できない理由は目に見えないからである。

このネオプロメテウス所属の『ハイブ』はニューヨーク市内の

御月製薬が保有していたものと全く同じである。

ネオプロメテウスは幾つものウィルス兵器や

プラーガやBOW(生物兵器)を保有していた。

『Tウィルス』

『Gウィルス』

『Tベロニカウィルス』。

『Tアビス』

ウロボロスウィルス』

『プラーガタイプ1』

『プラーガタイプ2』。

『プラーガタイプ3』

『Cウィルス』

『Tポドス』

『プラーガ原種』と『始祖ウィルス』。

『E型特異菌』

『特異菌原種の菌根』。

御月製薬が開発した未知の賢者の石と

ウィルス遺伝子を組み込んだ強化人間。

あるいは新人類創造の為の『Tエリクサー』とさらにその『Tエリクサー』を

ベースに始祖ウィルスとTウィルスに加えて遺伝子改良の『Gウィルス』

と『E型特異菌』の遺伝子を組み込んだ新種のウィルス兵器。

『R型暴走事件』によるローズ『R型』が操る植物型ヒル

『プラントリーチ』を媒介に反メディア団体ケリヴァー及び2次感染による

バイオハザード(生物災害)を引き起こした比較的新しいウィルス兵器。

その力はウロボロスとE型特異菌エヴリンとウィルス並みの脅威となりえた。

元々は『B型ーTエリクサー』と呼ばれていた。

『Tーseducer(シディウサ)』と呼ばれてBSAA欧州本部だった

頃のバイオテロ評議会により。

子供型BOW(生物兵器)『R型』と『プラントリーチ』

と呼ばれ、新たなバイオテロの危険使用ラベルに登録されている。

ついでにバイオハザード(生物災害)の発生はウィルス感染の生存者の男性と

女性の妊娠による妊婦の場合は優先してワクチンを投与事が決定しているので

自分達も取り扱いマニュアルにしっかりと書いてあるのを緑川博士も確認済みである。

またこれらは『Tーseducer(シディウサ)』と呼ばれているが他の資料には

『Tーsedusa(シディウサ)』とのローマ字の誤表記が確認されてすぐに

BSAA北米支部はお詫びと修正分をネットの公式で公開した。

またガルヴァスター・D・スカーレット博士によると誘惑と言う

正しい英語の意味は『Tーseduction(セダクション)だと指摘した。

それだと『性的に誘惑する事(そそのかし)。婦人誘拐。

人間を誘惑するもの。あるいは魅力の事』だそうだが。

一応は『seduction(セダクション)』も誘惑者や女たらしの意味もあるそうだ。

結果的には。もとい最終的には全ての関係資料にはちゃんと正しい英語表記で

『Tーseducer(シディウサ)』と表記は完全に統一された。

つまり『暴君の誘惑者』『女たらし』と言う意味である訳である。

他にも『色魔』と言う意味もあるそうだ。あとついでにだが。

シェリー・バーキンの血液サンプルから体内に微量に残っているGウィルスと

A型Tーエリクサーの遺伝子を融合させた新種の正体不明のウィルスの

サンプルも存在していて一応厳重に冷凍保存されている。

B型Tーエリクサーは投与した生物のあるいは同胞の魔獣ホラーの

新陳代謝を増やす事で高い再生能力を得ていた。

そのネオプロメテウスの『ハイブ・極秘研究所』は御月製薬が

所有する『ハイブ』と同じくおよそ500名のスタッフ、技術者。

科学者が純粋な人間。人間体の魔獣ホラーと元ラブ&ピースの愛と平和の

秘密組織所属の人間。異教の神々と賢い悪魔達がお互い協力していた。

そして極秘研究所内『ハイブ』の構造は以下の通りである。

研究所はアシナガバチの巣の構造になっていて。内部は複雑だった。

研究所のハイブの入り口は分厚い扉になっていてその先には階段があった。

そして地下に続く道路の先には大小の様々な実験室があり。

極秘研究所の中枢には最高機密保管庫があった。

勿論、そこに全てのウィルスサンプルや賢者の石や宇宙の賢者の石が

大量の機密が門外不出のコンテナや棚がたくさん並んだ広大な部屋があり。

その隣には『新種の微生物』や『ぜん虫(ワーム)』の

生態サンプルが標本として保存されていた。

さらに地下へ続く螺旋階段には広い迷路のような複雑な廊下があり。

大勢の人々が忙しなく行き来していた。

また大小の実験室には。

人体実験用の十字架の形をしたベッドが部屋の中央にあり。

被験者の両手両足を縛る分厚い革のベルトと両手足を縛るベルトがあった。

実験室の奥には『実験体入り口』と書かれた自動で開く扉があった。

他のもう一つの実験室には大きな普通のベッドが置かれていた。

大きな銀の台車があり、いくつかの注射器と薬液の入ったカプセルが置かれていた。

また他の主任研究員や幹部個人の研究室も完備されていた。

標本室を通り抜けて中央の最高機密保管庫を殺菌室を通ってから

何人かの研究員と大幹部のアレックス・パパリオスと電話していた

緑川博士も1人づつ無菌室に入り十分殺菌して行ったのだった。

そこは正方四角形部屋で大量の様々なサンプルの資料が保管されていた。

さらにこちらもやはり極秘研究所ハイブの各部署はそれぞれ働いている職員達が

それぞれの生活区域を勝手に離れない

対策として小さな多角形の区画に分断されており。

相互の連絡が複雑で迷路状の構造になっている。

そしてたまにここに来たばかりの純粋な人間や魔獣ホラーの人間体が

この対策に嵌ってしまい。普段の生活区域の簡単だった部屋の

構造を出た瞬間に道に迷ってしまい。

迷路から抜け出せずに実験室にたどり着か無くて遅刻する事が度々あった。

生物保管庫の上層部のコントロールと全体の極秘管理ステーションに

連絡して案内して貰うか。マップを右腕の端末機のメールに送られて。

何とかたどり着く者もいるが辿り付かずに上級ホラーや

上司に叱られる事が良くあったのだった。

またハイブの最下層には巨大なコロシアムがあった。

更にコロシアムの最下層にの先端近くには例の天体観測所の

ような長四角の巨大な研究施設の別館があった。

並行世界(パラレルワールド)や『柳星張の宇宙』や

『その他の宇宙の未知の人型オブジェクト』を観察する様々な

データを採取する為に研究員達は忙しなくそこで働いていた。

それから緑川博士は極秘研究所ハイブの

中枢には最高機密保管庫の中へと入って行った。

彼女は予定していた大きな実験室での人体実験の準備を始めた。

他の研究員の男性達との準備を終えて一息ついた。

彼女は大きくため息を付いた。

それから近くの鏡で疲れた自分の顔を見た。

首筋まで伸びた茶髪のショートボブの髪型。

額まで覆う刺客の茶髪の前髪。

キリッとした茶色の細長い眉毛。

ぱっちりとした茶色の瞳。

丸っこい低い鼻。

ピンク色の唇。

ふっくらとした両頬。

紫色のTシャツと赤い服を着ていた。

黒い長いブーツを履いていたのだが鏡の関係で見えなかった。

彼女は鏡を見て踵を返すと休んでいた自分の研究室から出た。

それから緑川博士は情報室に入り、外の情報を知る為に目の前の

大きな薄いテレビのリモコンを付けて

電源を入れて近くの赤い革のソファーに腰かけた。

テレビ画面には地上の情報が独自のニュースとして報道されていた。

今回の情報ニュースには例の仁藤夢乃氏のCOLABOを支援している共産党員が

盗撮の容疑で逮捕されたニュースだった。

しかもその共産党員は過去に参議院に出馬し。

なおかつ共産党の日本の千葉県委幹部だったらしい。間抜けな男ね。

彼女は心の底から鼻で笑った。さらに続きのニュースには

日本の赤い羽根の共同募金が3年間も最近、不正会計疑惑と

監査請求をネットの探偵にされてしまい。

しかも監査結果が請求した本人が納得しなかった為。

不信監査として住民訴訟を行うようだ。

勿論、東京都もピンチだそうだ。

勿論、20件の訴訟が行われて『静かなる丘・サイレントヒル

一連の超常現象と同じ位の話題がネット上を覆っていた。

またネットではBONDOだかのプロジェクトへの助成金内容を

しれっと修正して逆に批判されて言い訳していると言うのも話題になっていた

緑川博士は昨日パソコンのインターネットの動画で見たことを思い出した。

いずれは多額の追徴課税が出るのも時間の問題だったね。

他にも予想外の人物を引きずり出したとの事出も話題になっていたのも思い出した。

確か165万円で訴えるとかなんとか。

でも逆に反撃したとか。

あと日本メディアは取り上げなかったがこのアメリカ合衆国

初め海外のメディアの記事がネットに取り上げられていた。

これらの全ての海外の海外メディアも一応、緑川博士は休みの合間に読んでいた。

他にもキリスト系の牧師が女性とキメセクをした事で麻薬違反で

逮捕されていた件のCOLABOが沖縄基地のデモに保護活動女性を参加させた件に

関して海外メディアは単純なジェンダーの問題ではなく。

慈善事業及び民主的デモの信用を失墜させていると強く批判しているようだ。

そして海外ではCLABOの活動はとうとう慈善・貧困ビジネス

呼ばれるようになったようだ。

所詮自分の欲望は表で善いように誤魔化して裏では卑怯で

金欲や選民思想の支配欲で貧困の少女達の思想を支配しようとしていた。

やっている事はオズウェル・E・スペンサーとアルバート・ウェスカーのような

非論理的な優れた人間の女性を選び、残りの男性や反対している同性の女性や

キャラクターを差別して排他するやり方はもはや潰されるべくして

いずれは城滅して行くだろうと最終的に結論付けた。

もう性別で差別している時点でもう終わっているのだろう。

男だと言う理由で取材を断ったからね。緑川博士は壁のデジタル時計を見た。

「もはやあの団体は誰にも救えないでしょう。言葉だけではね。

彼女はゆっくりとソファーから立ち上がりリモコンのスイッチで電源を切った。

「さーてと。彼女らはくれぐれも人間には気おつけないとね。

唯一神YHVA。反メディア団体ケリヴァー。そして機械天使サムエル。

彼らのような末路を人間に観測されないようにしないとね。

あっ!もう手遅れかしら?うふふふふふふふっ!」

 

ニューヨーク市内のニューヨーク湾の自由の女神のあるリバディ島の見える漁港近くの

釣り用の木製の橋の上にたまたま神崎りょうすうけと待ち合わせのデートの為に

そこでニューヨークの海と遠くの水平線を眺めながら待ちぼうけていた。

既に周りは暗くなっていた。その時ゴボゴボと木の橋の近くの海面が大きく泡立った。

サマー・メイブリーは何だろう?と好奇心に駆られてその木製の橋の下から

ニューヨークの海の透明な海面から更に

暗黒の海面の底を四つん這いにして覗き込んだ。

彼女は茶色の瞳を輝かせて目を凝らしてみつめ続けていた。

しかし最初に泡立った以外は特に変化は無かった。

サマーは海面の底に金属の塊らしきものが見えたので。

とうとうサマーは右腕を捲り上げて手を入れた。

そして金属の塊らしきものに触れた瞬間にサマーの右腕を何かが素早くよじ登り。

たちまち彼女の全身を包み込み全ての衣服を焼いて消化して喰い尽くして全裸にした。

そしてサマーを完全に飲み込んだ得体の知れない金属の不定形な液体は

彼女の華奢な身体を木製の端から高々と持ち上げた。

同時に銀色の金属の身体を半流体の柱に変形して夜空まで高く昇った。

同時に銀色の不定形な金属の液体の中で不幸にも囚われた

サマー・メイブリーは全裸のまま性を貪り喰らう忌まわしい化け物から

逃れようと不毛な努力を続けていた。

サマー・メイブリーは激しい性的興奮に駆られた。

彼女のベリーショートヘアの金髪はフワッフワッと上下に揺らし続けた。

キリッとした細長い茶色の眉毛をハの字にして額にしわを寄せて行った。

丸っこい高い鼻をヒクヒクと動かして

ふっくらとした両頬と深い胸の谷間を紅潮させた。

彼女は灰色の瞳を虚ろにしてとうとう性的快楽の抵抗を止めた。

サマーはピンク色の唇を震わせて精一杯大きく口を開けた。

更に張りのあるスイカサイズの白い肌の大きな丸い両乳房はピンク色の乳輪と

屹立した乳首もなぜか刺激されたまま目にも止まらぬ速さで上下左右に

まるでコマのようにプルプルと回転して揺れ続けていた。

彼女は液体状の金属の化け物の身体に背中から半分沈められながらも。

両脚を硬くなった左右の金属の塊によって左右に押し上げられ。

同時にサマーメイブリーは甲高い声で長々と喘ぎ続けた。

間も無くしてて性的興奮の絶頂に達して失神した。

 

それから得体の知れない金属の液体状の怪物に襲われてサマーが失神して

木製の長四角板で出来た橋の上に倒れているのをたまたま1人の女性が通りかかった。

丁度、NPO団体テラセイブの仕事を終えて帰宅途中の道に居合わせた

クレア・レッドフィールドだった。

彼女は目の前で起こっている奇妙かつ悍ましい光景を目にしても

クレアは直ぐに戦闘態勢になり、冷静にホルスターからハンドガンを取り出した。

そして両手で慣れた手つきでハンドガンの銃口を液体状の不定形の怪物に向けた。

うっ!こいつ!何?あのネットのツィッターとかで噂になった『ダゴン密教団』

ショゴス???新型のBOW(生物兵器)?大変!まさか!

ニューヨーク市内にバイオテロリストが潜んでいるの?クソっ!

 

(第66章に続く)