いまさらだが。ゴジラは結局、誰のもの??

こんにちは畑内です。
なんだか最近のゴジラのものか?著作権が妙な事になっています。
 
ゴジラは誰の物か」泥沼裁判に 本多監督の遺族、東宝を訴える。
 
この上記の記事の内容によるとゴジラの関連商品の著作権
巡って本多監督と遺族とニューギン。
の3社を相手取り、裁判抗争に突入したそうです。
どうやらゴジラ裁判の発端はこのニューギンの『CRゴジラ破壊神降臨』
のCMにゴジラが登場している事に関して
2010年6月に監督の著作権を侵害していると
抗議文章を送った事から始まったようです。
そしてニューギンはゴジラ著作権は映画会社の
東宝が管理しているとして東宝と遺族が交渉したけど。
結果は決裂。
今度は東宝が2010年6月に遺族に対して著作権侵害の主張は無効と訴えた。
でも遺族側は2011年に10月3日に遺族がゴジラ本多猪四郎氏のもので
1億2700万円の損害賠償金を求めて
ニューギンや映画会社の東宝さらにゴジラの商品を売っているタカラトミー
加賀電子の4社を東京地検に提訴したそうです。
現在、裁判で争われています。
 
ニューギンは皆さんパチンコの店に良く行く
特撮ファンはご承知の通り、大手のパチンコメーカーである。
あの『CRゴジラ破壊神降臨』のパチンコ台やCMを作っています。
 
東宝はご存じのとおり、ゴジラ全作を配給した偉大なる映画会社。
あとパチンコの商品キャラクター承諾に関わった加賀電子
タカラトミーまで訴えられ、今大変なことになっているようです。
 
この裁判で遺族はこう主張しています。
 
1・パチンコのCM映像は『ゴジラ』という表示の元、
本多監督がゴジラが海中から出現し、吠え、
背びれを光らせ白熱光(放射熱線)を吐くシーンを遺族の許可なく映像化した。
 
2・このCMはゴジラが本来のゴジラ関連の著作物の本質である
好戦的ではない性格の生き物としてのゴジラの表現を相反するように
破壊を好む好戦的な性格の生き物として無断で改変するのは
本多監督の同一系保持侵害になると主張。
 
3・パチンコ台のCMにゴジラが利用されるのは本多監督の意思に反する。
 
結論。
なのでこのゴジラのCM映像はゴジラ(1954年)
の映像脚本及び、ゴジラの映像内で使用された着ぐるみの複製
を遺族の許可なしにそのCM映像を作り出したのは明らかな著作権侵害である。
 
少なくとも今回の裁判はこのニューギンの『CRゴジラ破壊神降臨』
のCMが対象となっています。
 
また一部ではもし遺族の主張が全部でなくとも一部が通るとなると
ゴジラメカゴジラ』と『ゴジラXメガギラスG消滅大作戦』が場合によれば
ウルトラセブン第12話遊星より愛をこめて』
のように封印作品になる可能性もありそうです。
 
その理由は第1に遺族の訴えは映像作品ではなく
第1作の初代ゴジラのぬいぐるみの著作権を主張しているので
いずれもゴジラ第1作をリメイクしている。
ゴジラXメガギラスG消滅大作戦では初代ゴジラ
死なずに生き残ったという設定である。
ゴジラメカゴジラ』の場合はゴジラではゴジラが骨まで
溶けて完全に消滅するシーンを新しい着ぐるみで
溶けたのは肉体だけで骨まで残ったと言う設定がされていた。
要はこの改変されたゴジラの死の結末が問題になり、
封印作品になる可能性もあり得る。
個人的に思ったが平成VSシリーズの
ゴジラVSキングギドラ』も確か結末を強引に改変していたっけ?
封印作品になりそうな気が。
金子俊介監督の
ゴジラモスラキングギドラ』もゴジラの表現の仕方が。
太平洋戦争で亡くなった数知れない怨念の集合体という表現。
これもさすがにまずいような気が
 
僕はさすがにそうはならないとは思う。
(いち特撮ファンとしてそう願いたい)
でも、まさかこの50年以上後にゴジラは誰のものか?
議論が始まるとは思ってもみなかったです。
とりあえず裁判の経過を見守りたいと思います。
何か続報があればゴジラの記事に書きますのでよろしくお願いします。
 
では♪♪