シン・サイレントヒルD・C

(第45章)闘いの終わり

(第45章)闘いの終わり リサと共に魔人フランドール、エア、鋼牙は真っ赤な太陽の聖環をくぐった。 その直後、太陽神テスカトリポカと天魔ヴァルティエルが 創造した真っ赤に輝く異空間が完全に消滅した。 3人は目の前が真っ赤に輝いて何も見えなくなっ…

(第44章)夢で終わらせない

(第44章)夢で終わらせない スローモーションのように太陽神テスカトリポカと エア・マドセンはガクン!と身体をくの字に曲げた。 そしてスローモーションが消えて太陽神テスカトリポカとエア・マドセンは 超高速でお互い離れ、左右後方へ弾け飛んで行っ…

(第43章)ギャング・プランク・ガレオン(後編)

(第43章)ギャング・プランク・ガレオン(後編) www.youtube.com 太陽神テスカトリポカはエアの攻撃を受けつつも何とか後退して体勢を立て直した。 続けて一気に勝負を決めるべく燃え盛る獄炎の 大剣レヴァーティンを右から左に目にも止まらぬ速さで振り…

(第42章)ギャング・プランク・ガレオン(前編)

(第42章)ギャング・プランク・ガレオン(前編) www.youtube.com 舞台は『静かなる丘・サイレントヒル』の教会礼拝堂の地下のバベル超結界内部。 丁度、現実(リアル)の正しい時刻から ドラキュラ伯爵の言う通りの『6時30分。』。エア・マドセンは太…

(第41章)別れの時間。さよならはおまじない。

(第41章)別れの時間。さよならはおまじない www.youtube.com 再びイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)の内部。 儀式を成功させたのぴと咲夜と霧島マナ。 『おこさまぷれーと』のメンバーのちゃき、りあら、ゆいにゃは 呆然とした表情で誰もいなくな…

(第40章)ミライギア・インパクト

(第40章)ミライギア・インパクト しばらくして十六夜咲夜はイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)の 中にいる若い女性達がどうなったのか気になり下から覗き込んだ。 するとさっきまで魔王アリオクもどきによって性行為で 魂の中の生命エネルギーを吸…

(第39章)『第3の罪の十字架』

(第39章)『第3の罪の十字架』 のぴは迷いも一切無かったし。最初からこうしようと決めていた。「勿論!私はッ!ゆいにゃとりあらとちゃきとリスナーさんと チャンネル登録者様と!私のお父さん!お母さん!みんな! これから出会う為の沢山の人達の為に…

(第38章)ヴィシュヌ・アバター(分身の魔神)

(第38章)ヴィシュヌ・アバター(分身の魔神) 太陽神テスカトリポカ出現まであと20分前。 www.youtube.com 咲夜が慌てて5本指をまるで小型拳銃のように形作った。 しかしその時、咲夜に向かって伸びて来た魔王アリオクもどきの 口から伸びてきたピン…

(第37章)アリオクもどき

(一週間入院して兵糧攻め作戦の癌治療が終わって病院から退院したので 何事もなかったかのように小説やブログネタの投稿を再開する畑内。では♪スタート♪) (第37章)アリオクもどき 太陽神テスカトリポカ出現まであと29分。 咲夜は止む負えず独りで戦…

(第36章)巣食うもの

(第36章)巣食うもの 「ではお腹に住み着いた寄生虫が腹をぶち破るまで守ってあげる。 と言われたら貴方達は嬉しい事だと思うのかしら?それにね。 そいつは単に自分の家を取られるのが嫌で反撃していただけだったら?」 するとラミエルの言わんとしてい…

(第35章)ラミエル

(第35章)ラミエル 「私の帰るべき場所はお父さんとお母さんのいる家族と『おこさまぷれーと』の メンバー達と動画を見てくれいる不特定多数のリスナーさんや チャンネル登録者様にあとーあとーえーとーえーと。 大勢と活動の拠点になっている『おこさま…

(第34章)有り得たかもしれないもうひとつの結末・バッドエンド

(第34章)有り得たかもしれないもうひとつの結末・バッドエンド 十六夜咲夜(いざよいさくや)はあの真っ赤に輝く コア(核)の内部から大勢の男達の声がした。 私は虚ろな瞳のまま「みんなが呼んでいる」と独り言のようにつぶやいた。 私はコア(核)の…

(第33章)クリス・レッドフィールド選手の槍投げ

(第33章)クリス・レッドフィールド選手の槍投げ 「どうするおつもりですか?」 碇ゲンドウはゼーレの議長のキール・ロレンツに質問した。 「米国第1支部にてプロダクションモデルのヱヴァンゲリヲンの実験」 「つまりS2機関の搭載実験が行われる。パイ…

(第32章)生の宣告者

(第32章)生の宣告者 www.youtube.com 「汝ら人間は神により禁じられた知恵の実を食べ楽園から追放された。 そして人間の男には労働の苦しみを。人間の女には子供を妊娠して出産する際には。 苦痛を与えられた。 そして反メディア団体ケリヴァーの若村秀…

(第31章)終わらない一日

(第31章)終わらない一日 惣流・アスカ・ラングレは自らの強い意志で解放させた『未完成の量産型イリス』 の強大な力を利用して自らの全身の表面に同質のATフィールドを展開させた。 『未完成の量産型イリス』の霊体を増幅させて自己のATフィールドを…

(第30章)絶対恐怖領域からの現実逃避者

(第30章)絶対恐怖領域からの現実逃避者 「誰も傷つかないのに・・・みんな幸せなのに・・・・ どうして?どうしてだよッ!!」 「そうよ!早くここから出してよ!」 「こんな場所耐えられへん!」 「現実に帰って早く毎日動画を出さなあかんし!アイドル…

2022年の新年最初。1月9日(日曜日)小説の投稿 (第29章)かえるのうた

2022年の新年最初。1月9日(日曜日)小説の投稿 (第29章)かえるのうた のぴがイリスオブジェクトの真っ赤なコア(核)に侵入してから1時間後。 彼女の目の前の視界は真っ暗だった。 やがてゆっくりと瞼を開けた。 すると目の前に日本の異様な光景…

(第28章)儀式の始まり(ブログの2021年今年最後の小説投稿)

(ブログの2021年今年最後の小説投稿) (第28章)儀式の始まり のぴとドラキュラ伯爵とクリスは天空を自然に見上げると 鳥と貝を合成させた人型の巨大生物が見えた。 それか既に虚無空間のディラックの海の暗黒空間にすでに完成した(と思われる) ル…

(第27章)『STEVEN』(今日から毎週水曜日と土曜日に続きを投稿)

(第27章)『STEVEN』 『STEVEN』はそこまで説明すると大きく一呼吸を置いた。 そしてゆっくりの椅子の背にもたれかかった。 再び口を開いて説明を再開した。 「ほとんどの大勢の悪魔や妖精。人間。堕天使達は消滅したかに見えたが。しかし。 辛くも生き延…

(第26章)死神の失脚

(第26章)死神の失脚 阿門法師も大河もスティーブンもピアーズもハンターγ(ガンマ)達に 食われそうになったハガネの騎士達を助ける為。大河は牙浪剣で切り裂き、 次々とハンターγ(ガンマ)を消滅させた。 スティーブンもゴールドガーを連射してハンタ…

(第25章)『死』を招き世界を破滅させる満月

(第25章)『死』を招き世界を破滅させる満月 『死』そのものを操る権利は一切無い!軽々しく口で『死ね』『殺す』と 言っただけで他人が軽く簡単に死なないのは『死』そのものを操れないからだ! 人間が『死』を手にしたら?どうなると思う?想像してみろ…

(第24章)包帯の少女

(第24章)包帯の少女 「酷過ぎるよ・・・・こんなの・・・・ごめん・・・助けられない・・・・」 のぴは小さくつぶやき顔面蒼白のまま顔を俯いた。 ドラキュラ伯爵はパン!と手を叩き、のぴの正気を取り戻して周囲の空気を換えた。 「残念だが。彼女を助…

(第23章)若村秀和の人類補完計画

(第23章)若村秀和の人類補完計画 第3の陛下と名乗る謎の存在が残したメモを読み終わったクリスと ドラキュラ伯爵はのぴを連れて若村の研究所を通り、細長い洞穴を進んで行った。 その内に最初の若村の研究所奥のもう一つの長四角の研究所が見えた。 分…

(第22章)創造神イリス

(第22章)創造神イリス のぴはクリスがそんな経験をしていた事に驚いていたものの。 それよりも若村秀和が鏡の中に出入りしてこんな恐ろしい研究を していた事に背筋がぞっとした。恐ろしい男だと本気で思った。 そう、あの狂信者の男も他人の奥さんに酷…

(第21章)楽園なる新世界

(第21章)楽園なる新世界 ドラキュラ伯爵の警告を受けて無言で赤い光に触らないように注意しながら のぴとクリスは近付いた。その赤い光に包まれた四角い広場には オレンジ色の液体の水溜まりがあっちこっちに広がっていた。 さらにたくさんの女性ものの…

(第20章)菌根

(第20章)菌根 のぴはクリスとドラキュラ伯爵の説明を受けつつも周囲を見た。 どうやらそこは『最果ての死の砂漠』の地下洞窟らしい。 そこは全体的にまるで子宮の形をした広大な空間が広がっていた。 壁や天井は黒結晶の岩石や小石で覆われていた。 さら…

(第19章)正義は少しでも歪んだら悪に堕ちる。そして権力は滅びる。

(第19章)正義は少しでも歪んだら悪に堕ちる。そして権力は滅びる。 ニューヨーク市内のハドソン川沿いの西14丁目の22番目埠頭倉庫。 そこは現実(リアル)の世界の建物の中。そこには黒いスーツや 赤いスーツを着た男女の議員達が別の部屋の隅に怯え…

(第18章)最果ての死の砂漠

(第18章)最果ての死の砂漠 ゆあてゃんは神崎の条件を飲み、OKするとスマートフォンをいじる音が何回かした。 無線の声を聞いていたピアーズは無線から 聞こえた全ての彼女達を助けてやりたかった。 しかしながら自分が死者であるが故に生者に対しては何…

(第17章)無自覚な悪意と『死』を欲する人々

(第17章)無自覚な悪意と『死』を欲する人々 大河は素早く起き上がった。そして真っ赤な瞳で死神ホラー・タナトスの 頭上の真っ赤な天使の輪を見ると狼の仮面の内側で大河は悔しそうな表情をした。 「クソっ!間に合わなかったか!!七つのラッパの赤き光…

(第16章)操作される生命の時間

(第16章)操作される生命の時間 生と死の境の三途の川。 「では!そうさせて貰おう!!」 死神ホラー・タナトスは力強く叫んだ。 間も無くして死神ホラー・タナトスは無数の牙ある口を 大きく開けて上空から降り注いで来た人間の魂を吸い込み始めた。 そ…